No.422848

記憶のライダー01 Mの邂逅/ここは風都!?

秋良さん

この小説は、仮面ライダーW世界をベースに、
様々な要素を混ぜた小説となっております。

原作キャラ登場、別作品とのクロス、
オリジナル設定多数となっているので、

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2012-05-14 20:24:18 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1460   閲覧ユーザー数:1426

 

「ふぃ~、買えて良かったよ、ロストドライバー!

さぁて、食玩のガイアメモリでも一緒に買っときますか!」

ライダー、ラノベやアニメなんかが大好きな僕は

今日再販されたロストドライバーをデパートに買いにきて、首尾よく購入に成功。

そして食玩のガイアメモリを手に取ったとき、とんでもないことが起きた。

いきなり地面が揺れだしたのだ。

「な、なんだ!地震!?うわっ、足元が!!」

そして、足元の床に穴が開いて僕は落ちていった。

 

記憶のライダー・第一話:Mの始まり/ここは風都!?

 

「う、うぅん…」

デパートの床に開いた穴から落下したあと、気がついたら僕はとんでもないところにいた。

「…ここ、どこ?ってあのタワーは!?」

そこにあったのは巨大な風車のついたタワー。つまりここは。

「…風都、なの?」

そしてその時、遠くから悲鳴が聞こえてきた!

「ッ!なんだ!?…まさか!」

僕はそちらのほうへと走っていった。

 

とあるスタジアムの横の広場。そこでは、T-REXドーパントが破壊活動を続けていた。

 

「ハハハハハ!俺という選手を採用しなかった球団など必要ない!崩れてしまえ!」

破壊を続けるドーパント。しかしそこへ駆けつける一人の男が。

 

「おっとそこまでだ、ドーパント」

そしてドーパントとスタジアムの間に立ちはだかる。

「復讐なんて、やっても空しいだけだろうが!」

「うるさい!邪魔をするならお前も噛み砕いてやる!」

そう叫び、牙をむく

「ちっ、やっぱ話は聞かねぇか…仕方ねぇ、フィリップ!」

『ああ、翔太郎。行くよ』

[CYCLONE!]

「頼むぜ、相棒」

[JOKER!]

「「変身!!」」

[CYCLONE!][JOKER!]

 

地球の声、ガイアウィスパーと共に彼らは変身した。風都を守る「仮面ライダー」に

 

「貴様らは!?」

「俺たちは」

「二人で一人の仮面ライダー」

『さぁ、お前の罪を、数えろ!』

 

そのスタジアムの近くの物陰でその戦いを見ていた僕は、その光景を目撃していた。

「あれが、本物のダブル…」

すると、僕の持っているバッグの中から、

[MEMORY!]というガイアウィスパーが鳴り響く!

「え…!?メモリーメモリ?こんなのは持ってなかったはずだけど・・・まさか。」

 

そして僕は、バッグの中から剥き身で入っていたロストドライバーを取り出した。

「ちゃんと箱に入っていたはずなのに出てる。

 それに材質も金属になってる…試してみるか…変身!」

[MEMORY!]

そして僕の周りを地球の記憶が取り巻き、僕も変身を遂げていた。

まるで地球の記憶の結晶のような緑のクリスタルカラーの装甲の、

仮面ライダージョーカーのような姿のライダーへ。

「これが…仮面ライダーの力。よし!」

僕は、その姿でドーパントとダブルの方へと駆けていった。

 

「どうしたどうした!?風都を守る仮面ライダーとやらの実力は、その程度のものか!!」

そのころWは、T-REXドーパントのパワーに圧倒されていた。

「クッ、こいつ、明らかに今までのドーパントより強ぇぞ、フィリップ!」

「これは…メモリとの適合率が高いのか?実に興味深い。」

「フィリップぅ~!今はンなことはいいだろうが!とっとと対抗策を考えてくれ!」

そんなコントを繰り広げながらT-REXの攻撃をかわし続けるW。

しかし、WにT-REXの尾が振り下ろされる!

「やべぇ、かわし切れねぇ!」

「させません!」

その声とともに、横合いから緑に輝く腕が伸びドーパントの尾を弾き飛ばした。

「お、お前は?」

 

「お、お前は?」

翔太郎さんがこっちを見て呆然としている。まぁ、当たり前だけど。

「大丈夫ですか、W!」

「僕たちのことを知っている…一体、何者なんだい?君は」

「僕は通りすがりの仮面ライダー…じゃなかった、仮面ライダーメモリー!

 あなたたちに協力します!」

僕はドーパントを殴り飛ばしつつ、ダブルに呼びかけた。

「メモリー…『記憶』の記憶?おもしろい」

「だからどうでもいいだろフィリップ!メモリー、協力助かる!行くぜ!」

「はい、行きますよ!」

そう答えつつ、僕はひとつの疑問を感じていた。

(なんで、僕にはこのメモリの力が判るんだ…?)

 

そうこうしているうちに、Wの本領が発揮される。

「メモリチェンジだ、フィリップ!」

「このドーパントの硬さには、このメモリだ」

[HEAT!][METAL!]

ガイアウィスパーと共にWのカラーリングが変更され、メモリチェンジが完了した。

 

「仮面ライダーダブル・ヒートメタルか。だったらこっちも!」

そう言い、僕はマキシマムスロットの『ウェポンスロット』にメモリーメモリ一度セット。

[メモリー!]

すると、グリーンクリスタルカラーのエンジンブレード、

『メモリーブレード』が降って来て僕の横に刺さった。

「一気に決めましょう、ダブル!」

「ああ、行くぜフィリップ!」

「オーケー、翔太郎。メモリブレイクだ!」

W、メモリー双方の武器にガイアメモリを装填。

[METAL!MAXIMUMDRIVE!]

[MEMORY!MAXIMUMDRIVE!]

 

『メタルブランディング!』

「メモリーデリーター!」

ダブルが炎を纏ったメタルシャフトでドーパントを吹き飛ばし、

それをメモリーが緑色の閃光を放つメモリーブレードで叩き斬る。

「ぐあぁぁぁぁぁぁ…」

 

T-REXドーパントを倒した僕は、Wに声をかける。

「やりましたね、翔太郎さん、フィリップさん」

「おい、お前なんで俺たちの事知ってるんだ?」

「それに、そのメモリとロストドライバーはどうしたんだい?」

「ああ、そうですね。まずは、変身を解除します。」

そして、変身をといた僕は二人に自己紹介をした。

「僕の名前は、星雄 聡里(ほしお さとり)です。はじめまして、仮面ライダーダブル。

そして、これからよろしくお願いします」

 

こうして、地球の記憶を巡る「本来とは違う」Wの物語が始まった。

 

To Be Continued...

 

 
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