No.420262

真説・恋姫†演義 仲帝記 第三十羽「小蟲は虚飾の大鵬にすがりて昔日の栄を望み、運命の波紋世に広がる、のこと」

狭乃 狼さん

お久しぶりで御座います!

似非駄文作家の挟乃狼、久方更新は仲帝記、その新章突入回で御座います!

陽人の戦い、つまりは反董卓連合の戦いが終り、諸侯が各々の領地へと戻って半年後。

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2012-05-08 19:20:38 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:7214   閲覧ユーザー数:6042

 小石を水面に投げ入れれば、当然のように波紋が生まれる。

 その波紋は、放って置けば普通はすぐに広がり、小さいものならば瞬く間に掻き消え、水面は再び何事も無かったかのように穏やかなそれへと戻ってしまう。

 しかし。

 もし、小石を投げ入れて生まれた波紋が消える前に、さらなる石を続けて投げ入れたら、一体どうなるであろうか?

 次々と投げ入れられた石は次々と新たな波紋を生み、絶えることなく続いていくそれによって、水面は大きく揺らぎ続け、やがてその揺らぎを水面全体に行き渡らせて行く。

 

 その水面とは、歴史。

 

 緩やかな流れの中にあった歴史という名の大河が、一つ所に生まれた小さな波紋の連続作用によって、わずかばかりとはいえその流れに変化が生じたとき、それはやがて無視出来ないほどの大きな歪みと変化を起こす。

 

 時は後漢末。

 陽人の戦い、すなわち反董卓連合の戦いが終結し、諸侯が各々の領地へと戻って半年が過ぎた頃。その、最初の小さな波は、大陸は北部、冀州は南皮の地に投げ入れられた。

 

 その一石を投じたのは、かつて、南陽の地より主君の手によってかの地を追われた、ある一人の官吏。

 

 それが、南皮の太守で袁術の異母姉でもある袁紹の下へと身を寄せた事が、大陸に、かつての戦国時代を髣髴とさせる群雄割拠の時代を齎す、その最初の波紋を生み出す事になるのである……。

 

 

 

 第三十羽「小蟲は虚飾の大鵬にすがりて昔日の栄を望み、運命の波紋世に広がる、のこと」

 

 

 袁遺。

 字は伯業といい、袁術や袁紹にとっては歳の離れた従兄弟にあたる人物で、袁術の母袁逢の代から南陽にてよく働き、学識深く文才に溢れる俊英と、評価の高かった人物である。

 だが、それは世間一般に流れている、彼の表面的な評価でしかなく、彼のその本来の性を良く知る者であれば、まず間違いなく、口を揃えてこう評価する。

 袁伯業はその性小物にて、小賢しい知恵こそあるものの、目先の欲にすぐ囚われてしまう、小悪党にもなれない小人物である、と。

 

 「これはこれは伯業さん。ずいぶんとお久しぶりですわ。相変わらず貧相な顔をなさってますわねえ」

 「それは仕方ありませんよ。私の影など元からかなり薄いですし、なによりこうして麗羽殿の前に出れば、誰でもさらにかすんでしまいますからな。さすがは袁家の正当なる主、袁本初さまのなんと神々しいことかと、常々思っておりますよ」

 「おーっほっほっほっほ!よっく分かっていらっしゃいましてよ、伯業さん。おーっほっほっほ!」

 『……』

 

 袁遺のそんな空々しいまでのおべんちゃらを真に受け、これ以上無いほどに上機嫌となりいつもの高笑いをする、そんな袁紹のことを、彼女の配下で袁紹軍の二枚看板である顔良と文醜は半ば呆れた顔で、乾いた笑いを零していた。

 

 「ところで本初殿?此度、私がこちらに来て思った事が少しあるのですが、具申させていただいて宜しいでしょうかな?」

 「ええ、構いませんわ。遠慮なく言ってみて下さいな」

 「では」

 

 袁遺が袁紹に対して行った献策、それを聞いた瞬間、袁紹は喜色満面でそれを受け入れ、顔良と文醜に即座にそれを行うよう指示を出した。その献策に対して、顔良は一抹の不安をその場で覚えたのだが、彼女を急かす文醜の声によってそれ以上その場で考えを巡らす事が出来ず、足早に出て行く同僚を追ってその場から退出していった。

 そして、顔良は後に後悔する。

 玉座にふんぞり返って相変わらず上機嫌に笑っている袁紹と、謁見の間を出て行く顔良と文醜二人のことを、袁遺が口の端を僅かに上げてほくそ笑みながら見ていた事にこの時気が付けていたのなら、後々、あのような事にはならなかったのに、と。

 

 そして、それとほぼ時同じくして、南皮のすぐ南に位置する、劉備一行の治める平原県にも、一つの石が投げ入れられようとしていた。

 

 

 

 「賊討伐の為の援軍の要請、ですか」

 「はい。先頃兗州牧である曹孟徳殿によって討伐された、青州黄巾党の残党と思わしき一団が、我らの領地である徐州に入って暴虐の限りを尽くしております」

 

 玉座に座る劉備の眼前にてその頭を垂れているのは、年若いというより、童女にしか見えない容姿をした、髪の毛が白一色に染まった人物。

 徐州の牧、陶謙の配下を名乗る孫乾、字を公佑という。

  

 「我が主君である陶恭祖も、徐州の兵の総力を挙げてこれに抗しておりますが、如何せん、徐州の兵は戦から遠のく事甚だしく、みな弱兵ばかりにて、日頃苦戦を強いられております。そこで、付近の牧や太守の方々に援軍を要請して回って居るのですが、中々にどこからも良き返事を貰う事ができませんでした」

 「……」

 「そこで今回、大徳として世に知られる劉玄徳様であれば、我らのお力になっていただけるのではないかと、そう思って遠路、この地までまかりこしました次第に御座います」

 

 饒舌に。自分達の領地の事をそう語り、周辺事情などを鑑みた結果、黄河を渡ってわざわざ劉備の元へと援軍要請に来た事を、孫乾がつらつらと語って聞かせる。

 

 「……お話は分かりました。ですが、私達が抱える兵は、どう見積もっても五千程度が良い所です。そのような寡兵で援軍に赴いたとして、上手くご期待に応えられるものかどうか。……それに、身内の恥を晒すようで恐縮ですが、今、私の所には、将の位置に居る者が、ここにいる張翼徳ただ一人だけですので、人材的にも戦力の不足を呈しているのが現状です」

 「はて?これは異な事を。玄徳公の下にはもうお一方、美髪公の名高い関雲長殿が居られたはずでは?」

 「その、愛紗ちゃん、いえ、関雲長は現在、諸事情より将の位を剥奪し、一兵卒となっているんです」

 「なんと。あの武神と名高い関雲長殿が、一兵卒と。一体何がおありに」

 「……そのあたりは、話せば長くなりますから、この場では一言だけ。罪と罰。……それで、詮索はご勘弁ください」

 

 劉備の言う、関羽の罪と罰。それは勿論、かつての反董卓連合での戦いの場で関羽が行なったものに対する、それである。

 董卓が善人で、洛陽で横暴を働いていると言うのは真っ赤な嘘の情報である、という真実を、如何に主君のためとは言え黙殺した諸葛亮については、龐統を助命する代わりに諸葛亮を追放すると言うことで、そちらについては穏便に決着をつけられた。

 しかし、その諸葛亮の虚言に踊らされたとは言え、結果的には董卓軍の諸将や兵たちを怒らせ、自軍に壊滅的な被害を出す、その直接の原因を作ったのは、関羽が虎牢関に向けて放った、董卓を侮蔑する内容の文である。

 無知ゆえの失態とは言え、それについて何の罰も与えないのは、内に対しても外に対しても示しがつかない。故に、自身にも十分な罰を賜るようにと、その関羽自身から言われた劉備は、彼女の将軍位を剥奪して一兵卒に落とすことで、その罰としたのであった。

 

 「……なるほど。では、こういうのは如何でしょう?その雲長殿に今一度、将軍への復帰をする機、というものを、此度の我らへの援軍を任せることで、お与えになると言うのは?」

 「……桃香さま。私も、公佑さんのご意見に賛成したしましゅ。愛紗さんはこのまま兵卒にして置くのは勿体無い人物でしゅ。何卒、愛紗さんに名誉挽回の機をあげてくだしゃい」

 「鈴々も雛里に賛成なのだ!桃香おねえちゃん!鈴々からもお願いするのだ!」

 「……雛里ちゃん……鈴々ちゃん……そう、だね。愛紗ちゃんも、もう十分罪を償えたと思うし、公佑さん、先ほどのお話、お受けさせていただきます」

 「流石は劉玄徳公。公明なるご判断にございますな」

 

 そうして、関羽に復職の為の機会が与えられ、その彼女が単身、自らそれだけで良いと望んだ僅か五百の兵と供に、孫乾の道案内を受けて徐州へと出立したちょうどその頃。

 

 また別の一石が、漢の都である洛陽にも、投じられようとしていた。

 

 

 

 「仔燕(こえん)姉さま~?最近~、つまらないと思いません~?」

 「……占卜の最中よ。ちょっと静かにして、仔雀(こじゃく)。明日の私の男運は……大凶……うきーっ!」

 

 そこは洛陽城中のとある一室。

 床に寝そべり、部屋中をごろごろと転がる、黒を基調とした巫女服姿の少女と、同じ部屋の片隅に祭壇のようなものを作り、何やら必死で占いを行なっている、こちらは白を基調とした巫女服姿の少女がいた。

 

 「きゃはははっ!仔燕姉さまの占いって~、男絡みなら良く当たりますもんね~。よっ!この万年男日照り!何時になったら潤う日は来るのかしらね~。きゃははははっ!」

 「……るっさい!それはあんたも一緒でしょうが!あー!むしゃくしゃするっ!」

 

 占いの結果が最悪なものと出たことで、白い巫女服の少女李傕、字を稚然は、手に持っていた占いの道具を思い切り壁に投げつけ、頭をかきむしりながら叫ぶ。それを端で見ていた黒い巫女服の少女郭汜は、その李傕の様子を腹を抱えて笑ってみていた。

 この二人、李傕も郭汜も、元は董卓の配下だった人物で、先の陽人の戦いでは洛陽を離れ、漢の旧都である長安の防備を任されていた。そして、戦いが連合側の勝利に終わり、董卓が公的には死んだことにされたその後は、この地に禁軍の将として残った張遼の副官として、彼女らもまたここに残っていた。

 

 「……たく、月様が袁術とかいう小娘に殺されてこっち、碌な事がありゃしない。禁軍の仕事は退屈だし、あたしの男運までどっかいっちゃうし」

 「子燕姉さまの男運が無いのは前からでしょ?」

 「……子雀……あんた、喧嘩売ってんの?」

 「あたいは事実を述べただけよ~。きゃははは。……でもまあ、確かに姉さまの言うとおり、月ちゃんが死んでからどうにも、つまらなくなっちゃったわよね~……」

 

 実はこの二人、董卓が本当は死んでは居らず、賈駆と共にその名を捨てて、袁術の下で今も生きている事を知らないのである。何故なら、洛陽に連合が到着し、劉協や他の者達が連合軍を迎えていたその時には、長安において西涼軍を相手に奮闘していたからである。

 その後、なんとか西涼軍を撃退した二人が洛陽に戻ると、すでにそちらでの戦いは終結しており、連合はすでに解散、董卓軍の諸将も張遼以外は誰もそこに残っておらず、二人は皇帝である劉協に請われるまま、禁軍の将軍となった張遼の配下となった。

 この時、張遼は二人にも事の真相を教えようとしたのであるが、それを李粛が制したのである。

 

 「人の口に戸は立てられぬもの。あまり真実を知る人間を増やしすぎれば、どこからすべてが露見するか分かりません。……敵を欺くにはまず味方から、とも言います。李将軍と郭将軍には申し訳無いですが、お二人には仲頴殿の事はあえて伏せておくほうが得策でしょう」

 

 そう少々哀しげに張遼のことを説いた李粛のことを、皇帝である劉協もまた推したため、結局、二人に真実が教えられることは無かったのである。

 

 「李将軍、郭将軍。お客様がお見えです。お通ししてよろしいでしょうか?」

 

 ふいに。部屋の外から聞こえてきた、女中と思しき者の声。

 

 「客?私たちに?一体どこの誰?」

 「張済、と。ご本人は名乗っておられますが」

 「張済だあ?……あのオヤジ、今頃何しにきやがった。……どうすんの?子燕姉さま」

 「……玄関払いするわけにも行かないでしょ。何しろ、私たち二人とも、揃ってあいつには大きな借りがあるんだしね」

 「……ちぇ。つまんねえのに借りを作っちまったよなあ。おい、張済のジジイをここに案内してやりな」

 「はい」

 

 この時、張済に会わなければ。

 如何に過去に恩義ある人物とはいえ、張済に協力して、いや、させられていなければ。

 李傕も郭汜も、史書にその名を天下の大罪人として残すことは無かった、と。とある人物の遺した記録には、そう記されている。

  

 そして、それとはまた別の次なる一石が、淮南の孫堅の下にも投じられていた。

 

 

 

 「こいつはまた、随分と久しぶりな顔が来たもんだ。壮健そうでなによりだ、蔡徳珪」

 「文台殿もご健勝の由。まこと、喜ばしいことですわ」

 

 孫堅の現在の拠点である寿春の城を、現荊州の牧である劉表の正妻にしてその名代である蔡瑁が、何の事前通達もないまま、突如として訪れていた。

 

 「で、どうだい?景升坊やの、旦那の容態の方は?華佗にゃあもう診て貰ったんだろ?」

 「ええ、三月ほど前に。……公路殿が探し当ててくれた華元化殿に、良人の病状の方、診ていただくことは出来ましたが……」

 「……駄目……だったのかい?」

 「……」

 

 こくん、と。ただ黙したまま、蔡瑁は孫堅の言葉に力なく頷く。

 

 「せめてもう後三月、早く診て貰うことが出来ていたら、僅かながらも可能性はあったそうですが、折り悪く、その頃は別の患者を看る為、遥か会稽の南、越の地まで出向いていたそうで」

 「……越族の所、だって?アイツの行動範囲が大陸全土に及んでいるのは聞いていたが、まさかそこまで足を伸ばすとはねえ。医に貴賎と境は無し、とか言っていたが、それは本当のようだねえ」

 「……良人は後、半年も持てば良い所だと、元化の御仁は仰っておられました。……その間に、何とかつつがなく、荊州の後継を決めておかねばいけないのですが、そこで一つ、問題が起こりまして」

 「問題?」

 「はい。我が良人、劉景升には二人の子が居ります。一人は、妾腹の子で良人の長子である琦。今一人は、私の子である琮」

 「……まさか、とは思うが。長幼の順を入れ替えて、自分の子を跡継ぎにしたいから、あたしに助力をしろ、とか言うじゃあないだろうね?」

 

 お家騒動なんていう物は、何時の時代でも何処であろうと、それなりの家柄にある家であれば起きるもの。荊州ではまさに、そのお家騒動の典型的な事態が、現在進行形で進んでおり、劉表の妾で今は既に他界した陳氏の生んだ劉琦という名の長男を推す派と、正妻である蔡瑁が生んだ劉琮という長女を推す派とに分かれ、今もって水面下で互いに牽制しあっている。

 

 「それこそまさか、です。私は別に、荊州の次なる牧に我が子がなろうがなるまいが、それはどちらでも良いのです。問題と言うのは、この後継争いに乗じて、反乱を起こそうとしている者が居る、ということなのです」

 「……主家のお家騒動を良いことに、火事場泥棒をしようって魂胆かい。で?そいつは何処の誰なんだい?」

 「江夏の現太守、黄祖です」

 「ふーん。黄祖、ねえ。名前ぐらいは知っているが、実際はどういう奴なんだい?」

 「……人当りは良い男です。ですが、基本的には尊大で、己の地位を鼻にかけ、身分低い者を蔑ろにする、そんな男です。……ただ、戦、特に守りの戦にかけては彼の右に出る者は中々居ないのが、アレが江夏太守を務めるその際たる理由です」 

 

 荊州江夏郡太守、黄祖。字は不明で、性別は男。年は四十を越えた辺り位の、痩身というより華奢な体付きをした、表面的には人当りの好い人物。というぐらいしか、孫堅は黄祖について知らず、蔡瑁に対して彼の詳しい人となりやその器量などを聞き、その上で、改めて蔡瑁の寿春への来訪目的を訪ねた。

 それに対し、蔡瑁は黄祖の欠点と長所、それぞれを聞かせて後、孫堅に対して本来の目的を告げた。 

 

 「琦君と麗藍(れいらん)…琮のどちらが次の牧に決まるにせよ、そうなる前に身中の虫は排除しておきたいのです。文台殿には、私の率いる黄祖討伐軍の援軍をお願いいたしたく、こうしてお願いに上がりました次第です」

 

 深々と。その頭を孫堅に対して下げ、荊州への出兵を要請した蔡瑁であった。

 

 そして、それとほぼ同じ頃、汝南に居る袁術達の下でも、とある場所に投じられた一石に寄る波紋が、静かにその広がりを見せようとしていた……。

 

 ~続く~

 

 

 輝「はい!というわけで、暫くぶりの仲帝記、その第三十羽をお送りしました!」

 命「いやあ、本当に、この後書きも久しぶりじゃのう。・・・忘れられて居らねばよいが」

 輝「父さんてば、本当に、ここ最近は超!スランプ状態に陥ってたからねえ。実際、ssを書こうとしてPCの前に座っても、中々手が動かなくてというか、動かす気になれなかったらしいわ」

 命「それでもまあ、こうして久々に更新できたわけじゃし、ちょっとは泥沼から出ることが出来たかのう?・・・ところで、その親父殿は何処に居るのじゃ?」

 輝「・・・あっち」

 

 狼「・・・・・・・・・・・・・・・・うがーーーーーーーーっ!書けねえええええええっ!モチベーションさん帰って来てーーーーーーー!!」

 

 命「・・・結局、まだ相当深いようじゃな、スランプ」

 輝「しゃーない。後で肩でも揉んでやるか」

 命「では、妾は手ずから茶でも入れてやろうかの。と言うことで、今回はここまで」

 輝「次の更新もまた遅くなると思いますが、まあ、気長に待ったってやってくださいませ」

 命「それでは皆の衆、今回もまた色々コメント、待っておるからの?」

 輝「勿論、最低限のマナーは守った奴でお願いしますね?でないと、ガラス細工並の父さんの神経、簡単にぽっきり逝っちゃいかねませんから♪」

 

 輝&命『それでは皆さん、再見~♪』

 

 


 
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