No.414641

超次元ゲイムネプテューヌmk2+ BlackFateその8

執筆のモチベーションがわきやしねぇ…。
誰かユニギア(ノワネプ、ブラネプでも可)の甘ったるい物書いてくれないかなー(チラッ

2012-04-27 00:27:12 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1034   閲覧ユーザー数:991

~日本一ががすとと戯れてるついでにネロとユニがイチャイチャしてる頃 ルウィー市街~

 

「着いたわねー。ルウィー。」

「着いたですー。」

「………………。」

 

ネプギアが目に見えて落ち込む様を視界に入れようともせずアイエフとコンパがルウィー中心に建つ塔を眺める。

ネプギアが落ち込んでいる理由は一つ。ネロが誘拐(ネロにとっては任意同行)されたからだ。

リゾート地区から戻り、ケイからユニとネロがリーンボックスに向かったことを知った途端、まるで某絶望先生のような表情をして絶望した。

ネプギアにとってはラステイションのゲイムキャラとついでに女神候補生の協力を得たという利点よりネロがいないという欠点の方が大きいようだ。

アイエフとコンパはもう既に慰めることや突っ込むことを諦めている。

アイエフ愛用のハリセンもボロボロだったりもする。

 

「さて、とりあえず教会行って女神候補生かゲイムキャラ拉致りましょうか。」

「完全に悪役のやることですよ、あいちゃん。」

「どーせ女神候補生なんて言って聞くような連中じゃないでしょ。コレ含めて。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「…否定できないです。ごめんなさいですぎあちゃん。」

 

ついにコレ扱いされるネプギアだが、アイエフとコンパの言葉は一切耳に入っていない様子。

ぶつぶつ言うぐらいならまだましだが本当に何も言わず陰気くさい雰囲気を漂わせるだけなのでネプギアがいつもより紫色に見えている。

ここに居ても始まらない、ということでアイエフがネプギアの襟元を掴み、ネプギアを引きづりながら二人(+一人)はルウィー教会に向かった。

 

 

~ルウィー教会 謁見の間~

 

「どーもー、失礼しまー「くくっ……きさまごときがわれにかなうとでもいうか…」」

 

教会の扉を蹴り開け(両手塞がっていたのよbyアイエフ)、二人が最初に聞いた声はあろうことか中二病(アイエフ)染みた言葉。

一瞬反応したアイエフと冷めた目のコンパ。趣味の違いがはっきりと露呈している。

 

「ふっ。この圧倒的美少女絶対神ラムさまにかかればあんたみたいな魔王はわんぱんよわんぱん!」

「おろかな…。このまおうのちから、ぞんぶんにあじあわせてやろう。」

 

二人の少女(というより幼女)が互いに杖を構え、今にも戦いが始まるかと思った時――――――

 

羅幻雪花氣掌(らげんせっかきしょう)!」

 

横から弁当型帽子を被った女性が滑るように現れ、肘打ちで争う二人を吹き飛ばした。

あんまりな急展開にアイエフとコンパは何も言えずに固まることしかできなかった。

 

 

「あ、プラネテューヌの方々ですね。どうも、こんにちは。」

 

アイエフとコンパ(ついでにネプギア)を見つけ、まるで何事もなかったかのように挨拶を始める女性。

もう激流に身を任せ同化すればいいんじゃないか。そう二人は思い始めていた。

 

「どうも…。」

「こんにちはですー。」

「今日はよくルウィーにおいでくださいました。あ、私はルウィー教祖、西沢ミナと申します。以後お見知りおきを。ネプギアさん、アイエフさん、コンパさん。ケイさんから話は伺っていますよ。」

「あーいや、その前に、アレは……」

 

アイエフが指さしたのは、ミナに吹き飛ばされた幼女二人。

壁に体がめり込み、臓器が破壊されたか吐血までしている。どう見ても大丈夫な様子ではない。

 

「ああ、大丈夫です。一分ぐらいあれば治りますから。」

「そういう問題じゃあ……」

「そうでした。あの方達はルウィーの女神候補生、ロム様とラム様です。ピンクの方がロム様、水色の方がラム様です。」

 

若干血まみれでわかりにくいが、二人の着る似たコートの節々が水色とピンク色で別れている。それが判断材料というのは教祖としてどうなんだろう、とアイエフは思っていた。

 

~幼女二人が血を出すほど激しいことをされている頃 リーンボックス教会~

 

 

「……」

「……」

「……はぁ。』

 

ラステイションの教会よりやや緑がかった雰囲気のリーンボックスの謁見の間。

二人の少女(どちらかと言えば片方は女性)が睨み合い、ユニがため息を付きながらその様子を眺めていた。

二人の内片方は勿論ネロ。ストレートロングの黒髪が威嚇しているようにウェーブがかっている。髪ってそういうものだっただろうか。

もう片方はネロより幾分か高い身長に紅いツインテールとついでにゴシック的衣装が特徴的な女性、ケイヴだった。

 

この睨み合いの原因は非常に単純。ネロの存在そのものである。

リーンボックス特命課(簡単に言えば秘密警察)であるケイヴは勿論ゲイムギョウ界の女神及び女神候補生の名前ぐらいは押さえている。が、勿論ネロなんて名前はケイヴの知識には存在しない。

そんな正体不明の女神(?)がユニを連れてゲイムキャラの回収に来たなんて言い出せば怪しむのは当然。そんな態度に極度の人間嫌いのネロがキレた、というなんとも一方的な原因である。

 

「……」

「……」

 

徐々に居心地が悪くなるユニ。ネロからは「ねーさんなら味方してくれる」と、ケイヴからは「お前の妹だろ、なんとかしろ」という意思の視線が向けられている(気がしている)ようで、物凄く逃げ出す算段を考えているようだ。

 

「……死にたいか、人間」

「驕るなよ、女神」

 

ついに双方武器を抜き、完全に一触即発の空気になってしまった。ユニはもう逃げ出そうとしている。

二人の間を多量の殺気が交錯し始めた途端だった。

 

「へーい!みんなのヒーロー日本一ちゃんがキマシタヨー!」

 

教会の扉が大きく開かれ、特徴的な大声が響いた。

その場の全員が意識を入口に立つ人物、日本一に向けた。

 

「あっれ。女神様方。何臨戦態勢入っちゃってるんですか?何かありました?」

「いいところに来たわね日本一!ネロを止めて!」

「貴様!こいつを殺す、手伝え!」

「え、何。何!?日本一ちゃんちょっと状況がわかりませんよ!?」

 

突然ネロとユニから正反対の命令を受け、脳内容量が一瞬で埋まり混乱する日本一。

それを見かねたユニが自ら二人に割って入った。

 

「はー…。はいはいストップストップ。そろそろ収まんなさい。」

「ねーさん…!?」

「……。」

「え、何、なに…?」

 

ユニが間に入って二人を止める。

元々迎撃のつもりのケイヴはあっさりと引き、銃をしまう。

ネロも不満そうに右腕を機械的な鉄機腕から通常の細腕に戻した。

 

「あんたら…っつーかネロだけど、教会関係者同士で争ってどうすんのよ。しかもこんなしょーもない理由で。」

「ですが、こいつは…!」

「うっさい。黙ってなさい。」

「……はい。」

 

「妹の躾けぐらいちゃんとしたらどうだ。」

「うぐっ、耳が痛いわね…。」

 

ネロを治めたと思ったらケイヴからの一言が入る。

日本一はいまだ状況が読み込めていない様子。

この時、ユニは悟った。【私が一番苦労人になりそうだ】と。

 

 

「…。さて。ようやく話が進められそうだな。ちょうど奴も到着した。」

 

気を取り直してケイヴが話を初めた。と同時に、謁見の間の奥から別の人影が現れた。

蒼のロングに、音符が入った瞳。若干怯えた表情に、ネロ以外の二人は見覚えがあった。

 

「5pb.…!?」

「リーンボックスのカリスマアイドル歌手の?」

「その5pb.だ。残念だがプライベートではあのようにカリスマも何もないがな。」

「……!!!」

 

全員からの視線に耐え切れなくなったのか、5pb.と呼ばれた少女は扉の後ろに隠れ、顔だけ出して様子をうかがい始めた。

 

「とまぁ、あのように非常に臆病な上口下手でな。有能ではあるがあれが玉に傷というやつだ。」

「で、アレが何の役に立つの?」

「奴は音のスペシャリストだ。音に関することではゲイムギョウ界に右に出る者はいない、と私は思っていてな。」

「……!!!」【僕はそんなすごいものじゃないよぉ(;ω;)】

 

扉の裏から5pb.の涙目の顔と共に文と顔文字が描かれたホワイトボードが現れる。

可愛らしくデフォルメされた文字が、何とも言えない緊張感の無さを醸し出している。

 

「…で、アレが何の役に立つとねーさんの質問の答えはどうした」

「ゲイムキャラはあ奴曰く特殊な音を出しているそうだ。私はゲイムキャラの場所を知っているわけではないからな。道案内がてら連れて行くと良い。」

「……!?」【Σ(゚Д゚ )珍しく後の仕事未定だと思ったらそういうこと!?】

「そういうことだ。気張れよ5pb.やればできる子だ。」

「……。」【そんなこと言われてもぉ…(´・ω・`)】

 

あわてながら扉から出たり引っ込んだりする様が何とも微笑ましいが、ネロとユニは寧ろ呆れていた。

 

「まぁ、そういうわけで5pb.を連れて行っていくといい。大まかな位置は大陸南の火山地帯だ。そこまでいけばわかるだろう。」

「……まぁ、ありがと。病気の教祖にもよろしく言っといて。」

「…。」

「何か知らないけどお世話になりましたー。」

 

ユニと日本一は礼儀正しく、ネロはいまだ不満そうに教会を後にした。

三人を見送ったケイヴは―――

 

「お前も行け。」

「……!!???!?」

 

5pb.を掴み、教会の外に投げ飛ばした。

直後、外から「あっだぁああ!!?」や「大丈夫日本一!?」とか「ねーさんに当たってたら殺していた」と楽しそうな声が聞こえていた。

その様子をケイヴは少し微笑みながら、聞いていた。

何とも、楽しそうな女神一行だ、と。

~本日のキャラ紹介~

 

5pb.

リーンボックスにおける人気トップのカリスマアイドル。音楽を聴く趣味があれば必ず知っているであろう有名でもある。

所謂絶対音感持ちであり、音に関することではゲイムギョウ界に右に出る者はいないという。

が、本人が臆病、口下手かつ人見知りなため大量の人前に立つライヴなどは出来ずにレコーディングや音楽ラジオなどで活動している。

 能力名:【伍色の音】音を自在に操ることができ、防音騒音なんでもござれ。また、音による対象への効果も自由自在なためその気になれば自分の歌を聞く相手全てを洗脳することなんかもできる。

が、本人にそんな度胸はない。

 

 

日本一

ゲイムギョウ界をまたにかける(自称)正義のヒーロー。なのだが、現在は活動を中止し、ある理由でがすとを殺すために世界中を駆け巡っている。

正義感に溺れ折れやすいタイプに見えるが、割とメンタルは固く強めの自己犠牲精神も持ち合わせている。がすとと会うたびに自分のやっていることに疑問を感じているが、休止していてもヒーローは心配されないような対象であるべきを信条に常に明るく振舞っている。

 能力名:【正義の武器庫】自分が望む武器を(多少の制限はあるが)生成して使用することができる。本人が手持ちの剣状のレーザーが出る銃を愛用しているためあまり出番はない。

 

 

がすと

日本一に追われている謎の幼女。

幼い外見とは正反対にかなり残虐な精神を持ち、自分と同年代(?)の幼女を何の遠慮もなく殺害し、ホムンクルスの素材にしたりする。見かけに騙されてはいけないパターン。

日本一とは過去相棒だったらしい。そして日本一と同い年という噂も。

ラステイションスラムでの人造女神計画【ラグナロク】参加者に似たような口調の人物がいたが関連は不明。


 
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