No.403580

IS 世界を守る者 EP9 再会

ギアルさん

愛すべき人との再会。

それはもの凄く嬉しいものである。

2012-04-06 15:57:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3070   閲覧ユーザー数:2875

ジンヤがセシリアに真実を教えてから翌日。

 

教室ではある話でもちきりだった。

 

「そう言えば、今日2組に転校生が来るらしいよ」

 

「確か、その人中国の代表候補生だってさ」

 

ジンヤと一夏もそれについて話していた。

 

「中国の代表候補生か…一夏、愛しいあの子かもな?」

 

「100%とそうだと限らないな…」

 

「その情報古いよ」

 

ドアの方から声が聞こえると、そこにはツインテールをした女子が寄りかかっていた。

 

「鈴、それはカッコつけのつもりか?」

 

「どっちにしろ、似合わないだろ」

 

「分かっているわよ!それぐらい!でも決めてみたいの!」

 

ツインテールの女子は膨れっ面になるがすぐに笑顔になる。

 

「でも、変わっていないわね。一夏」

 

「そうだな、鈴」

 

「それでは、一夏君。愛しい鈴ちゃんとハグしてこい!」

 

ジンヤはそう言うと、一夏を後ろから蹴り飛ばして、一夏は鈴とぶつかって一夏は鈴を押し倒す状態になった。

 

「ちょ、一夏!恥ずかしいわよ!!……でも、もう少しこのままでいて///」

 

「ああ……鈴、大好きだよ」

 

「いや~熱いですね。それでは邪魔者は去るとしますか」

 

そう言うと、ジンヤは教室のドアを閉めた。

 

「ね、ねえ神崎くん…織斑くんとあの転校生の関係って…」

 

1人の女子生徒はそう言うと、ジンヤは答えた。

 

「彼女は中国の代表候補生、凰鈴音。一夏の彼女」

 

ジンヤがそう言うと…

 

「「「えー!!彼女ぉぉぉ?!」」」

 

「因みにだが…」

 

するとジンヤは懐から拳銃を取り出すと言った。

 

「あの2人の仲は超ラブラブ。BSAA公認のカップルだ、2人の仲を裂くなら許さんぞ!」

 

「「「終わった~私達の初恋が~~~~」」」

 

「「「ふにゃぁぁぁっぁぁ公認のカップル?!」」」

 

すると、1人の女子がジンヤに聞いた。

 

「と、ところで神崎くんは彼女とか居ない…」

 

「居ないよ」

 

それを聞いた時、彼女たちの目の色が変わった。

 

(((神崎くんにはチャンスが有る!)))

 

(((絶対、神崎くんを手に入れる!!)))

 

(ジンヤさんは絶対渡しませんわ!)

 

セシリアや女子達は新しいターゲットにジンヤを狙った。

 

なお箒は…

 

(一夏の彼女だと?!許さんぞ!一夏ぁぁぁぁ!!)

 

嫉妬で怒り狂っていた。

 

そして、時を一気に越えて放課後のアリーナではセシリアとジンヤが訓練していた。

 

「なるほど、流石はイギリスの代表候補生様だね」

 

「いや、これぐらいは当然ですわ///」

 

「それじゃあ、接近戦用の武器を出して」

 

「ええ、ちょっと待ってくださいね…」

 

セシリアは接近戦用のショートブレード、インターセプターを呼び出した。

 

ただ、初心者用の手段で出して、時間が掛かっていた。

 

「時間は掛かりすぎだよ…まあ、それよりバトルアックス!」

 

ジンヤは左腕を上げて叫ぶと、ジャンボットの使用武器のバトルアックスを召喚すると、それを持った。

 

「それでは、掛かって来い」

 

「分かりましたわ(ISスーツすら着ていないから、怪我をしないように)」

 

すると、ジンヤが消えたと思ったら瞬時にセシリアの前に接近していてバトルアックスを振り下ろした。

 

「!何時の間に」

 

何とか、インターセプターでバトルアックスの攻撃を防いだ。

 

そして、ジンヤは一旦距離を取った。

 

「手を抜くと、負けちゃうよ?」

 

「ええ、ではわたくしも本気で行きますわ!」

 

そして、インターセプターとバトルアックスの接近戦が始まった。

 

「やるじゃん、やるじゃ~ん」

 

ジンヤはバトルアックスを高速で回していた。

 

「(一気に決着をつけますわ!)ハァ!」

 

セシリアはインターセプターでジンヤに突きを繰り出すが瞬時にその突きをバトルアックスで吹き飛ばした。

 

「残念だったね」

 

「くやしいですわ…でもジンヤさんは強いですね」

 

「それじゃあ、今日はこの辺にしておいて、明日はライフルを使った訓練をするよ」

 

「え、もうですか?」

 

ジンヤは頷きながら言った。

 

「訓練と体をいじめるのは違うもんだよ。まあ、やりすぎはダメだよ」

 

「そういうものでしょうか?」

 

「そういうものだよ」

 

そう言うと、ジンヤは何かを思い出したかのように言った。

 

「そう言えば、暮らしや遊びの中にも強くなれる修行があるという言葉があってね…まあ、無茶はダメ。自分で考えるのも修行の1つだよ」

 

「そうですか…それではまた明日、お願いしますわ」

 

そう言うと、セシリアは去っていった。

 

すると、ジンヤは思っていた。

 

(そう言えば、兄さんの訓練は酷かったな…)

 

ジンヤの兄、ラウが行なった訓練は…

 

『ジンヤ、逃げるな!男なら立ち向かえ!!』

 

『無理だって!』

 

ラウはBSAA最新車両のガンピットに乗り、ジンヤを追い掛け回していた。

 

(アレは酷かった…)

 

ジンヤは嫌な事を思い出しながらも療に帰っていった。

 

 


 
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