No.393662

とある【正義】を持っているヒーロー 第5話

作者さん

にじファンより
詳しくはプロローグ1作品説明にて

2012-03-18 11:01:25 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:802   閲覧ユーザー数:777

【麻帆良学園 女子寮 管理人室】

 

   「しかし……なんだな……あのクラスの中学生……中学生には見えんかったな。」

  

今時の女子中学生は一体どうなっているんだろうか。

 

   「ふむ……む……このクラスの名簿にある名前……なぜあいつの名前が……」

   

   (エヴァ…あいつキティって呼んだらきれるんだよね……

   あいつも人ならざる者だし…しかしこの写真からして本人……

   確かナギがここに縛り付けたとか聞いた事もあるが……事実だったか……)

 

やれやれという表情になる。

 

  (昔一度懲らしめたことがあるが俺を追いかけてばかりで

   ナギを倒せば話を聞いてやると言ったきり会ってなかったが……)

 

   「吸血鬼……か……長く生きられるっていうのも考えようだな……」

 

覚は少し考えたが途中で面倒くさくなった。

それに考えても仕方がない。むなしくなるだけだ。

 

   「まぁいい……あいつが俺に会いに来ないのならば会う必要はないな……」

   (仲良くなりすぎても駄目だしな……不老不死ってのは)

 

覚の言葉はなぜか覚の心の中で響いた。

 

   「今夜の警備か刹那とかと警備の場所違うんだっけか……てか刹那以外の他は誰なんだか……」

 

そう言えば刹那以外の人物の紹介がされていなかった

 

   「あのクラスで戦闘ができそうな奴は何人かいたけど……」

 

果たしてどんな奴らなのであろうか……

 

 

【夜中】

 

   「はぁ~警備とか楽すぎるね……というか俺ほどの者が苦しむ事など少ない……」

 

やや自意識過剰

 

   「ここは俺の兵隊さんたちに頑張ってもらおうかな……」

 

そして覚は銃型の、あのとき手に入れたディェンドライバーを取り出し……

 

   「変身!」 『ディエェェンドゥ!』

 

ディエンドライバーから青い何かが飛び出し覚の姿を変える。

 

   「さぁ、でてこい……俺の兵隊さん達」

 

覚はディエンドライバーにカードをいれてトリガーを引いた

 

  『ライオトルゥパァァァズ!』

 

すると3人(?)の何かが覚の前方に出現した

 

   「さぁ、行ってこいお前達…」

 

そしてその3人は分かれてどこかへ向かっていった……

 

   「さて、これでだいぶ楽……んぉっと」

   「うおっと……凄いな噂どうりだね」

 

覚がライオトルーパーズを送り出した瞬間後ろから攻撃があり

覚はとっさによけて攻撃を返した。当たらぬように。

 

   「いきなり背後をとるなんて、今の時間にはよろしくないよ……おや?君はどこかで見た事あるね……」

   「ああ、私は2-Aの……」

   「ああ、『かな』じゃない方だっけ!」

   「普通に名前を言ってくれないか?」

   「はっはは、失礼したね、真名ちゃんだったか」

   「『ちゃん』はよしてくれ……」

   「そうだな……俺も人の名前に『ちゃん』とかつけるのは好きではないな……」

   「噂どうりだと思ったらそうでもないみたいだね」

   「どのような噂が流れているのかは考えれば想像つくが……俺の事はじいさんには他言無用と言ったんだがなぁ……」

   「高畑先生から聞いたのさ」

   「タカミチ……後で罰を与えねばな……」

   「ふむ……」

   「まぁいい……面倒ごとは嫌いなのでこれにてさらばだ……」

   「あっ、ちょっと待ってくれ……」

   「またない!じゃな」

 

そして覚はその場を去って行った……

 

 

【数時間後 少し離れた場所】

 

   「兵隊さんたちが戻ってきたか……ふむ……首尾は上々……お疲れさんと……」

 

覚がこういうと3人は消えていった……

 

   「飛んでるやつらですら壁などを使えばどうにでもなる……ライオトルーパーにすら勝てぬ悪魔には興味はわかない……」

 

覚は警備に対する興味を失った……いや……

 

   「刹那と仲良くなるには警備というのもいいかもしれんがな……」

 

そう言って覚は管理人室へ帰って行った……

 

   

続く


 
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