第4話 力試し
俺たちは今プラネテューヌのギルドにいる。クエストボードの前で何を受けようか迷っている3人。なんか言い争ってるなあー。ちなみに俺はクエストボードから少し離れた、ソファーと長テーブルのセットで待機中。いやー、この前見よう見まねで使ってみた技。ゲームでしか見てないけどね!その技についてなのだけど以外に簡単にできたため、今回のクエストでは別の技を使ってみたいと思ってるんですよ。
ちょっとここらで俺の武器について紹介するぜー!この前の戦闘のあと家でネプテューヌが「武器見せてー!」といってきたので見せることにしたのです。実はおれ自身武器を見てないんだー。無意識のうちに武器をしまっちゃたからね。いざ見よ!これぞ俺の武器!テッテッテテーン!勢いよくというわけにはいかないがゆっくりと鞘から出してゆく。うおー、かっこいい。真っ白な刀身の真ん中に走る黒い線。
「すっごくきれいです!」
「確かにこれはすごいわねー」
「いいなー、かっこいいー!」
とこんな感じの感想である。初期武器にしてはかっこよすぎね?ま、そんなことはおいて、今、現在いまだに言い争っている三人。
「アイちゃん!どうして大型モンスター10連続狩りがダメなの!?」
「何で死に急ぐようなまねしなきゃいけないのよ!」
「そうです!ねぷねぷそんなクエスト選んでも疲れるだけですよ。」
そうだぞー、いってやれー二人とも。彼女を今ここで止めずどこで止める!こんな戦いに意味はない!...さっきの言葉訂正させてくれ。意味あるけど疲れる!そんだけ!はい!終了!ん、なんか二人の様子がおかしいぞ。
「何を言ってるの二人とも、これはチャンスなんだよ!」
「「チャンス?」」
「私だって何も考えずこんな大変なクエスト選ばないよ。実はね.........................ってことだよ!」
「ねぷ子、ナイスよ!」
「ねぷねぷは天才ですー!」
何で納得してんだ?...ってことはまさか!!こちらに笑顔で向かってくるネプテューヌたち。全身にいやな汗が流れる。俺1人で全部倒すのはさすがに無理です。どうしよう...よし!逃げるしかない!ソファーから勢いよくたちあがりギルドからの脱出を試みる俺。そんな俺をいつの間にか取り囲む三人。
「「「どこ行くの?」」」
「ドコモイカナイヨ」
「ふーん、ま、いいわ。タイチ、今日のクエストは「大型モンスター10連続だろ」あら、聞いてたの。なら話は早いわ。早速行きましょ!」
「タイチさんぐずぐずしてないで早くいくです!」
「何でお前らさっきまで嫌がって「タイチそれは女の子の秘密だよ!」...秘密?」
秘密か、気になるなー。ま、いっか。とりあえず、クエストは速く終わらせよ!
ダンジョンへ移動中
「ついたのはいいけどモンスターをどうやって十匹も探し出すんだ」
「探しだすんじゃなくてこっちから呼び出すのよ」
「そんな便利な道具があるのか?」
「便利ではないかも...連戦だし」
「三人ともー使うですよー」
コンパがそう言い、小さなベルを片手で軽く振る。
カラン、カランー
そんな音でくるのか?そんなことを思っているといつの間にか俺らの前には大きな牛っぽいモンスターがいた。
「へえー来るんだ...でっか!!」
「確かにこのサイズはでかいわね」
さすがアイエフ。これで「こんなのちっこいよ!」とか言われたらたまったもんじゃない。しかし本当にでかい。大きさはアルバト〇オンぐらいかな。形はぜんぜん違うけどね!ま、とりあえず構えるか。俺が剣に手を添えるのと同時にコンパとアイエフも武器を構える。
「ネプテューヌどうした?腹でも「変身!!」...はい?」
その瞬間、光がネプテューヌを包み込む。うおー!すげー!そんなことできるのか、気になる変身後は?まぶしい光が消えてやっと目を開けられるようになった俺。
「どうかしたの、タイチ?」
先ほどまでネプテューヌがいたところにはスタイルのよい女の子がたっていた。けどなんか見覚えあるなー。
「もしかしてネプテューヌ?」
「ええ、そうよ」
「変身前はかわいかったけど、変身後はきれいになるのかー」
「そ、そう、あ、ありがとう」
顔を赤くするネプテューヌ。
「けど、顔を赤くするところはかわいいな!」
「え、え、かわ、かわいい?私が?」
さらに顔を赤くするネプテューヌ。このときのネプテューヌも抱きしめたいけど今やったら二人に殺される!
「よ、よし、行くぞお前ら....あれ?」
「タイチ!遅いわよ!」
気付いたらいつの間にかモンスターの足元を銃で攻撃してるアイエフ。同じく足元を狙うコンパ。またまた同じくモンスターの足元を剣でなぎ払うネプテューヌ。モンスターがリンチ状態になっているなー。俺、いらなくね?
「キャッ!」
おっと、なぜか状況が一転している。さっきまでリンチ状態だったモンスターが痺れを切らしたのかマジ切れして暴れまわっている。というかあのままじゃネプテューヌが危ない。彼女は不意を衝かれて、いきなりの後ろからの攻撃に対応しきれていないらしい。あれじゃ吹き飛ばされる。
「させるか!」
俺は全力で彼女の元へ走る。走るというか、若干空中に浮いている...これは走ってるじゃなくてジャンプだ!
「大丈夫か!」
「ええ」
何で顔真っ赤なんだ?俺の体勢は彼女を抱えながら走っている。さっきの場所じゃ危ないからちょっとはなれたところでやっと着地。これは長時間やると酔いそうだな。
「タイチ、お、降ろしてくれない?」
「え...わっ!ご、ごめん!」
俺は彼女を助ける際、なぜかお姫様抱っこをしていたらしい。本能って怖いね!だから顔真っ赤にしてたのかー。
「キャッ!」
今度はアイエフが狙われていた。モンスターのスピードが思ってた以上に速く対応できていないらしい。何で初戦の相手がこうも厄介なんだ。考えてる暇はないか...再び地面を蹴る俺。もちろんネプテューヌはちゃんと後ろで待機してるよ。
「ぎりぎりセーフだな」
「タ、タイチ」
ネプテューヌのいる場所に到着。あれ、何でまたお姫様抱っこなんだ?無意識のうちにしてるな、こりゃ。
「キャッ!」
今のはコンパだな、というかさっきからあのモンスター突撃しかしてないな。あほなのか?そんなこと考えてる暇じゃない。けどなんか変だなー。
「危ない、危ない」
「た、助かったです」
またまた姫様抱っこ。 いやーもういい加減疲れたから終わらせよ。今度は今までチャンスを邪魔した俺に向かってくるモンスター。剣をすばやく抜く。モンスターのほうはさっきまでリンチ状態であったためかなり弱っている。
「一気に終わらせてやる!」
地面を蹴り斜め前に飛ぶ。モンスターの頭上より少し手前で一回転、その勢いで剣をおもいっきり振り下ろす。
「力閃オロシ!」
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
正面から真っ二つに割れるモンスター。血とか出ないんだ。不思議だなーこの世界。軽く背伸びをする俺。
「やっと、終わっ「「「終わってないわよ(です)!」」」...そうだった」
数時間経過
「今度こそ終わったー」
全員がその場に座り込む。あの後牛みたいなやつより強いやつが来たのだが、いままでのミスはどこえやらうまく連携を取り倒していく3人。最後にはネプテューヌが必殺技を繰り出した。確かネプテューンブレイクだっけ、めっちゃかっこよかったなー。そんな感じで倒した数はコンパが1匹、アイエフが2匹、ネプテューヌが3匹、俺が4匹である。今回の戦闘で彼女たちとの連携も若干だがとれてきた。
ダンジョンの出口に移動中
俺の前には笑顔で身体を俺の方向を向いて歩いているネプテューヌ。後ろ歩きってやつだ。後ろの二人は疲れたのか何も話さない。
「変身後の私はどうだったー?」
「美人できれいだったなー」
「う、うん、ありがとう」
「ネプテューヌ後ろ歩きしてたら頭打つぞ」
「大丈、キャッ!」
言わんこっちゃない。すばやくネプテューヌの右手をとりそのまま背中に左手を回し抱きとめる。
「まったく危ないじゃないか!...けどよかった。もしネプテューヌが頭を打って俺たちのことを忘れてたら、みんな悲しむに決まってる....もっと自分の身体は大切にしろよ。俺にとってお前はすでにかけがえのない人なんだから」
「う、うわぁぁぁぁぁぁん!」
「ど、どうした、ネプテューヌ、何で泣いてるんだ?俺なんか、わ、悪いことしたか?」
「う、う、違うの、私のことこんなにも思っていてくれてるなんて思ってなくて...うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
そっか。この子はいっつも不安でいっぱいだったのかもしれないな。自分が何者かわからない恐怖におびえてたのかな。そうだとしたら
「ネプテューヌ、お前が何者であろうかなんて関係ない。俺はぜったいにお前のこと見捨てない。絶対にお前のことを守ってやる!」
「そうね、私たちだって ねぷ子が何者だって関係ないわよ。私たちはパーティーなんだから!」
「そうです!ねぷねぷはねぷねぷです!私たちは一心同体です!」
「み、みんな、ありがとう...うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
「ほら、泣くなって」
絶対に俺が守ってやるんだ。たとえこの身が滅びようが絶対に彼女たちを守ってみせる!
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第4話でございます。
これも戦闘もんですね。
その名も大型モンスター10連続狩り!
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