No.392136

灰色の立派な魔法使い(マギステル・マギ) 第一夜 時を越えた破壊者 前編

銀ユリヤさん

ネギま!は1話から、Dグレはアレンがティキ・ミックにイノセンスを壊された後からです。
なので、アジア支部には行きません。
それがいやな人はお帰り下さって結構です。

以前は『小説家になろう』で投稿していましたが、禁止作品によりこっちに移すことにしました。

2012-03-15 22:20:48 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7103   閲覧ユーザー数:6988

 

 エクソシストそれは神に・・・イノセンスに選ばれた神の使途のことである。

これは、神に選ばれ自分の左腕にイノセンスを宿す白髪の少年、アレン・ウォーカーと、その仲間達がクロス・マリアン元帥を探すべく日本の江戸へ向かい、途中におきた、スーマンの咎堕ち・アレンのイノセンスの消滅から江戸への到着までに起きたIFにより流れが変わったそんな物語である。

 

 

サイド[???]

 

 

 「(・・・ココは・・・どこだ・・・僕はどうなったんだ)」

 

 

目の前が真っ暗で何も見えない、・・・あぁ目蓋を閉じているからか。

何故だろうさっきまで体中が痛かったのに、いまは痛くないや。

 

 

 「(・・・やっぱり僕・・・死んだのかな?)」

 

 

そう思いながら僕は重い目蓋をあげたその先にあったのは・・・

 

 

 「此処・・・どこだ?(本当に)」

 

 

目を閉じる前に見た竹林ではなく、見知らぬ森だった。

 

 

   灰色の立派な魔法使い(マギステル・マギ)

 

 

サイド[アレン]

 

 どうも!アレン・ウォーカーです!!エクソシストをやっています。・・・現実逃避はやめよう。僕はさっきノアに会いスーマンを殺され、自分のイノセンスまで壊されて、心臓まで貫かれもう死んでもおかしくなかったはずなのに、今こうして生きている。さっきまでの痛みも嘘のように無かった。立ち上がった僕はさらに気がついた、

 

 

 「!!・・・左腕が、直ってる。」

 

 

本当に嘘のようだ。さっき有った事が本当に嘘のようだ。

 

 

 「こうしちゃいられない。早くリナリー達と合流しなくちゃ。」

 

 

僕はどっちに向かっているかも分からずに歩き出した。とにかく前へ進まなくちゃ、僕の頭の中にはそれしかなかった。しばらくしても森は続いた、僕はある言葉が頭をよぎった。

 

 

「(もしかしなくても・・・迷った!?)」

 

 

元々迷っていたんじゃと言うツッコミは無しのほうで。

 

 

        ズドーン

 

 

いきなり凄い音がした。僕はその音の元へと走った。駆けつけた先で見たものは

 

 

 

 サイド[刹那]

 

 

くっ、数が多すぎる。もう20分ほど斬っているのに一行に減る様子が無い鬼たち。今日は調子がいいのでと龍宮を他の所へ向かわせたのが仇となったか。近くに魔法先生もいないし、はっきり言ってまずい状況だった。それでも諦めずに私は『夕凪』を振るう。

 

 

 「神鳴流奥義・・・斬空閃!」

 

 

その一太刀でかなりの鬼を還したが、まだそれなりの数はいる。その時だった疲労が崇り、足を滑らし転んでしまった。

 

 

 「きゃぅ」

 

 

そんな声漏らしてしまいすぐに立て直そうとしたとき、すでに鬼たちは私の目の前に立っていた。

 

 

 『はっはっはっは。なかなかがんばったやないか神鳴流の娘』

 『でも、コレだけの数にたった一人で立ち向かうのは無謀だったな』

 『それでもここまで頑張ったのはほめたるで!』

 

 

鬼たちの中でも強そうな三体が前に出て喋りだした。私から見て右側の鬼は他の鬼たちより小さいが、その身長ほどもある三叉の槍を、左側の鬼は2寸ほどの双剣で一本角、そして真ん中の鬼は1番大きく金棒を持ってまさに鬼だった。三体ともまったく隙が無い、少しでも動いたら命は無いだろうと思った。

 

 

 『あんたには悪いけどこっちも呼ばれた身。悪いけど・・・死んでもらうで!』

 

 

真ん中の鬼が金棒を振り上げ、私に向かって振り下ろしてきた。

 

 

 「(・・・もうむりや・・・護ってあげられなくてゴメンね・・・このちゃん)」

 

 

私は目を瞑り金棒が振り下ろされるのを待った。その時、

 

 

 「イノセンス・・・発動!!」

 

 

   グウォーン

 

 

 『『『『『うわぁーーー』』』』』

 『うおぉっ、なっなんや』

 

 

鬼たちが喚き、引き下がる音がした。私は恐る恐る目を開けると、

 

 

『おっお前、何もんや!』

 

 

そこには、白い髪の少年の後姿があった。だがそれよりも目に映ったのは彼の左腕

 

 

「・・・あなたたちの敵です。・・・悪いですけど破壊させていただきます。」

 

 

彼の左腕は、彼の身長よりの長く銀色に光り、手は爪のように鋭くなっていて、甲には緑色に光る十字架のようなものが付いている。

でも見た目はまるで、悪魔の腕のようだった。

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
7

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択