No.389274

真・恋姫†夢想 夢演義 『第二回!どきっ!?笑ってはいけない二十四時in恋姫!』 その四話

狭乃 狼さん

笑ってはいけない二十四時、その五回目ですw

ラストまでは後二話ぐらい・・・を、今の所見ているわたしですw

あ、そうそう。

続きを表示

2012-03-09 20:28:53 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:4950   閲覧ユーザー数:4088

 

 笑ってはいけない二十四時in恋姫、その第二回が開始されてから間もなく八時間程が経過しようとしていた。

 現在の時刻、PM19:50。

 

 一同は現在、遅めの夕食をとるために食堂へとその足を向けていた。

 

 「あー、やっと飯かー。も、腹へってしょうがない」

 「だねー。前回の時は確か、丈二さんが飯作っていたけど、今回もやっぱりそうなのかな?」

 「さあ……って、なんだ?あれ」

 『あれ?』

 

 食堂へと向かう廊下を歩いているとき、最初にそれに気づいたのは関平だった。

 

 「なんか白い塊が廊下に……ぶふっくくくくくっ!」

 

 【じゃじゃーん♪関平ー、アウトー】

 どどどどどどっ!

 『にゃーっ!』ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりっとな♪『あがががががっ!』

 どどどどどっ!

 

 「何をそんな、急に笑ってるんだよ」

 「関平、それ何なんだ」

 「……ん」

 

 オシオキの足つぼマッサージを受けてぐったりしている関平に、笑ってしまったその原因を、よせばいいのに聞く残りの三人。で、関平が彼らに向かって言葉少なに差し出したのは。

 

 【翠専用(と書かれた)オムツ】

  

 『くくくくくっ!』

 

 【ババーン♪一刀ー、鴉ー、アウトー】 

 どどどどどどどどっ! 

 『にゃー!』ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ!『い゛い゛ーーーーーーっ!?』どどどどどどっ!

 

 「……山羊さん、よく耐えたね」

 「まあ、危なかったけどね。もし、これにひなりんの名前が書かれていたら、やばかったかもしれないけど」

 「……その時は違う意味でやばい事になりそうな気がするけど」

 

 

 

 そしてやって来ました、めひいこ警察署内の大食堂。

 

 「おお。結構広いな、この食堂」 

 「だな。下手な大学の食堂より広いんじゃあないか?」

 「福利厚生もしっかりしているのが、ここの売りなものでね。じゃあ、その辺に適当座って、好きなものを好きに注文するといい。ああ、それから一つ」

 「ん?な、なんですか?」

 「そんなに警戒せんでも。えっと、とりあえず、食事の時間はこれから一時間をとるけど、その間に限り、笑った場合でも足つぼとか鞭は発生しないんで、ゆっくりくつろいでくれな」

 『マジで?!よかったあ~、これでちょっとだけ気が抜ける~』

 

 食事中は笑ってもいつもどおりの足つぼマッサージや鞭による尻叩きはなし、とう狼の言葉を聴き、心底からの喜びを満面の笑顔で表現する一同。

 

 「それじゃあみんな、これから一時間、十分に英気を養っておいてくれ」

 『ほーい♪』

 

 狼がそう言って去って言った後、一同は早速メニューを片手にあれこれと談笑を始めつつ、注文するメニューをそれぞれに決めていく。

 

 「じゃあ、みんなの注文が決まったところで、えーっと。あ、そこのおねえさーん」

 「は、ハイ!」

 『って、な、凪?!何してるの、こんな所で?!』

 「そ、その、食堂の、お姉さん役で……」

 『つか、凪の割烹着姿……萌え!』

  

 そう。一刀が声をかけて呼んだ、割烹着姿のその人物は、魏の三羽烏の一人である楽進こと凪であった。

 

 「へー。凪、その割烹着姿、とってもよく似合ってるじゃあないか。うん、可愛いよ」

 「そんあ、隊長……えと、あ、ありがとうございます……。ごほん、それで、ご注文、でしょうか」

 「あ、うん。えーっと」

 「あ、すいません、隊長。お食事のご注文は、直接カウンターのほうに行って、そこにいるモノに頼んでいただけますか?」 

 「へ?凪…ウェイトレスさんじゃあ」

 「いえ。私はただの食堂のお姉さんで、それ以上でもそれ以下でもありません」

 「……つまりは、居るだけってこと?」

 「はい」

 

 何だその設定は、と。凪の説明を聞いて思わず、訳が分からん事をするなあ、などと言いつつ、和やかに笑った四人。

 

 「まあ、そう言う事ならしょうがないか。じゃあ、注文しに行くか」

 

 で、揃って歩いていったその先に居たのはというと。

 

 「あーら、皆さんおそろいで。よーこそ、貂蝉ちゃんのお・み・せ・に♪うふん」

 『おうえ~……』

 

 漢女と書いて化け物と読むその物体が、凪同様の割烹着姿で、カウンター越しに居たりしてw

 

 「ああ、ご主人様もみんなも、お決まりな反応ばっかり。たまには違うリアクションしてくれてもいいじゃあないのよお」

 「……違うリアクション、って?」

 「貂蝉ちゃん可愛い、とか」

 『絶対それはないから!』

 「こら貂蝉!いつまでも遊んでんな!早く注文よこせおら!」

 

 くねくねいやいや、四人のきれいに揃ったその反応に、貂蝉がハンカチ咥えてそんな風にしていると、その背後からそんな少々乱暴な声が聞こえてきた。

 

 「あ、龍々さん」

 「龍々?」

 「あ、彼とも一刀は初めてだっけ?あいつも管理者の一人でさ、自称、熱を操る料理人、なんだそうだ」

 「腕も言うだけあって確かでな。あの丈二さんが認める位に、な」

 「へえ。そりゃあ楽しみだ。あ、じゃあ俺は中華丼セットな」

 「私は紹興酒たっぷり利かせた唐揚げ定食」

 「俺は麻婆豆腐と天津飯」

 「ラーメンライス大盛り!」

 

 といった感じで、それぞれがぞれぞれに注文をし、それから待つこと十分ほど。

 

 

 

 「はあーい。お食事お待たせ~」

 「お、来た来た」

 「おほっ、こりゃあ旨そうだ」

 「あ、そうそう。ご主人様たち、狼ちゃんからこの食堂のルールって聞いているかしら?」

 「るーる?」

 「そ。……こうして出されたものは、何があろうと残しちゃだーめ。もし残したら」

 「……もし残したら?」

 「私がく・ち・う・つ・し、で、食べさせてあげちゃう♪うふん」

 『絶対に残しませんとも!』

 

 で。食事を開始し、全員が一口食べたその瞬間。

 

 「……あんまあああああああ……なんだこの中華丼、馬鹿みたいに甘い……う、胸焼けしそ」

 「がらあーーーーーーーっ!?辛っ!からからからっ!くち、口の中が焼けるうーーーっ!」

 「あ、甘い麻婆って、初めて食ったよ……おうえ」

 「ラーメンが苦いって、おかしいだろ、これ。しかもライスが、も、ただの赤い山なんですけど……だめだ。水じゃあ追いつかん!氷!氷!」

 

 と、そんな感じで悶絶する四人。

 

 実は、彼らはまったくもって知る由もないのだが、食事の時間が始まって以降、彼らが笑ったその回数に応じて、料理人である龍々の手で砂糖やら唐辛子やらを大量に、内緒で料理に混入していた、と。まあ、そういうわけなのであるw

 

 で、もちろん四人としては、怒り心頭にこんなもの食えるかと、貂蝉やそれらを作った張本人である龍々へとくってかかろうとするのだが。

 

 「ゲーム中、署内で定められたルールは絶対だ。……貂蝉の口移しと、普通に食べるの、どっちがいい?」

 「ぬぐぐぐ……」

 「食べないって選択肢も……無し?」

 「無し」

 

 そんなこんなで。

 

 結局、空腹には誰も勝つことは出来ず、悪戦苦闘しながらも、何とかすべてを胃袋へと収めた、四人のつわもの達であった。

 

 「……理不尽にも程があるだろ、これ……うっぷ」

 「あー、ばだぐぢがびりびりずる」

 「はい、山羊さんこれ、氷。水よりはこっちのがいいよ」

 「も、気の休まる時間なんて、やっぱりないんだな……」

 

 まあ、そういうことですね。

 

 

 

 「みんなー。食事は思う存分、堪能できたかねー?」

 『……そっりゃあ、もう!(怒#』

 

 あんまり嬉しくない食事を済ませ、それぞれがぐったりとしているそこへ、にこやかに戻ってきた狼。

 

 「さ、それじゃあゲーム復帰と行くよー。といっても、移動はしないんだけどね」

 「……ここでなんかあるの?」

 「新人研修生の諸君らを労うその為に、先輩達が自慢の芸を披露してくれる事になった。諸君、思う存分、楽しんでくれたまえ」

 『……うわ、来た。宴会ネタ』  

 

 ハイ、良くある定例ネタのお時間ですw

 

 「それではトップバッター、張り切って逝って見よーう♪」

 

 ガタンッ。

 『なんだ?!急に照明落ちたぞ!?』 

 

 狼のスタート宣言と共に、突然真っ暗になる食堂内。そして、

 《~♪》

 「……これ……ピアノの音……か?曲は、白鳥の湖?」

 「素晴らしい音色だ……誰が演奏してんだ?」

 

 素晴らしき旋律の奏でられる中、一同がそれにうっとりと聞き惚れていると、全員の目の前、何時の間にか設置されていたステージ上に、スポットライトが当てられる。 

 その光に照らされて現われたる演奏者は。

 「俺、再び降臨(にかっ)」

 『って!丈二さんかよ!?』

 【ばばーん♪一刀ー、鴉ー、アウトー】

 どどどどどどっ!

 『にゃー!美以たちもお腹空いたにゃー!』『にゃー!』

 ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ!!

 『腹が減ってもパワー変わら、ずっーーーーーーーー!!』

 どどどどどどどっ!

 

 「では、丈二。まず一発目の宴会芸、彼らにしっかり、見せてあげてくれたまえ」

 「うむ。卑弥呼!例のものを!」

 「承知したぞ」

 『漢女二匹目来たーっ!』

 

 丈二に促されてなにやらカートを押してその場に現れたのは、前漢女道亜細亜方面継承者、卑弥呼である。その卑弥呼、押してきたカートを生贄組の四人のその目の前に止める。

 

 「なんだこりゃ?おひつに……どんぶり?」

 「さて。それでは……いただきます」

  

 かかかっ、と。どんぶりをその手に、四人のその眼前にこれでもかという位に近づいて、ひたすら白いメシを無言でかき込んでいく丈二。

 

 「え……ーっと。これはどう、反応して良いんだろう」

 「あ、一杯目が空になった」

 

 がぱっ!ちゃっちゃっちゃ。じー……かかかかかかっ!

 

 「近い近い近い近い近い近い」

 「そんな、そこまで至近距離で食べなくても」

 「……(ずずいっ)」

 

 何を誰に言われようと、徹頭徹尾、終始無言を貫いて、さらに四人へと顔を寄せながら、ご飯をかきこみ続ける、アロハにサングラスのマッチョ。

 

 「……~っっっ、も、だめ、ぷははははっ!」

 「ひっ、ひっ、ちょ、お願いだから、せめてもう一寸離れて……!」

 

 【ばばーん。一刀ー、黒山羊ー、アウトー】

 だだだだだっ!

 「げ。また鞭に変わった」(ぱしいんっっ!)「のあっ!」

 「頼むから股間にだけは当てないで!」(すぱあんっ!)「だいっ!」

 だだだだだっ!

 

 「む。メシが打ち止めか。仕方ない、今回はここまでだ。諸君……I'll be back」

 『……もう、来なくても良いです……』

 

 すたすたと。どこぞのサイボーグ宜しくその場を悠然と立ち去っていく丈二であった。

  

 

 

 「それでは、続いての演者をご紹介!かもーん!すたあああだすとおっ!あーんど、瓜月さあああん!」

 

 狼の紹介により、その場に軽快な足取りで現れたるは、

 「スターダストでーす!」

 「瓜月でーす!」

 「二人合わせて」

 『はうはうでーす!』

 

 一人は全体的に少しチャラい感じのした、犬と鳥の始末人こと、スターダスト。そしてもう一人は、白い燕尾服に黒い手袋を持って登場、どこかの変態眼鏡に似た顔の瓜月、だった。

 でもって、二人が始めたそのネタはというと。

 

 「さあ、それじゃあみんな、はうはうの「当た○前体操」、はっじまるよー!」

  

 『当た○前体操~♪』

 「しっぺ、デコピン、馬場チョップ!……痛ぇよ!」

 『当た○前体操~♪』

 

 『くはははは……っ!!』【既に笑いましたがこのまま続けます】

 

 「ラブラブカップル、ラブラブカップル……消し飛べ!」

 『当た○前体操~♪』 

 「俺のターンドロー!、俺のターンドロー!……反則!」

 『当た○前体操~♪』

 「モンスター召喚、モンスター召喚……それも反則!」

 『当た○前体操~♪』

 「北郷一刀、北郷一刀……種馬!」

 『当た○前体操~♪』

 「北郷一刀、北郷一刀……モゲロや!!(`□´)p」

 『当た○前体操~♪』

 「クソ犬、クソ鳥、おのれ等……燃やすぞ!」

 『当た○前体操~♪』

 

 「以上、はうはうの当た○前体操でした!それでは!」

 

 【ババーン♪全員、アウトー】

 だだだだだっ!

 「く、まだ鞭のままか……って」

 『だはははははっ!!め、めーりんてばナニを顔に付け……っ!だはははははっ!!』

 「そ、それにソッチのお前さんは、azuか?なんだ、その、虹色アフロは!あは、あは、あははははは!」

 「るっせい!これには色々事情があるんだよ!あんのアホ上司!開発が期限に間に合わなかったからって、その罰にこんな事俺にさせやがってえ~!後で覚えてやがれよお~!」

 

 笑った時にいつも登場黒尽くめ、ではなく、今回に限りそこに現れたのは、顔に鼻眼鏡装備冥琳、アーンド管理者一の技術開発研究者、azu、でしたw

 

 まあ、とりあえず、冥琳さん。鞭でやったってくださいw

 

 「ふんっ!」「ふぎゃっ!」「はあっ!」「あうっ!」「せいっ!」「おほうっ!」「むんっ!」「でえっ!」

 「うう……冥琳の鞭なら、我々にはご褒美です……」 

 「だから、そういう事言うから鴉は」

 

  でもっても一つ。

 

 【ばばーん♪全員、アウトー】

 「あ、そか。冥琳見て笑った分が」

 どどどどどどっ!

 『にゃー!』

 「南蛮’sの復活?!」

 ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ!!

 『あ゛っーーーーーーーーーー!』

 どどどどどどどっ! 

 

 

 「さあて。次の出し物は『ピーポーピーポー!』な、なんだ!?」

 

 宴会の行なわれているその最中、突如として食堂に鳴り響いたそのサイレン。

 

 『緊急事態発生、緊急事態発生。署内の拘置所に拘留中だった超S級危険生物が、牢破りを行い建物内へと脱走。至急、捕獲されたし』

 

 「げ。あんにゃろ、まーた逃げやがったか!」

 「なになに?何がどうしたの?!」 

 「……諸君、聞いての通りの緊急事態が起こってしまった。取り急ぎ、ソイツの捕獲のため、全署内は緊急警備体制へと移る。諸君も俺と一緒に、対象の捕獲に向かう」

 「それはいいけど、その、超S級危険生物って、どんな奴なんだ?」

 「……黒山羊、鴉、そして関平。ソイツは、お前らもよおっく、知ってる、俺らの仇敵、だよ」

 『へ?まさか』

 

 「そう。犯したエロ犯罪は数知れず!彼奴が泣かせた女子は星の数!女の癖に女が何より大好きな、あのど変態犬、『ヒトヤ』だ!」

 「うーわ」

 

 ということで。

 

 急遽始まった、メンバー達によるヒトヤ追跡劇。

 

 さて、彼らは無事、脱獄したヒトヤを捕まえる事が出来るのか?

 

 それとも、その最中にも容赦なく襲い掛かってくる、笑いの死神の鎌の餌食となってしまうのか?

 

 次回、衝撃の展開を待て!w

 

 

 

 つづく

 

 

 

 あとちょっと。

 

 後二回くらいで、ネタを全部消化・・・出来るはずw

 

 と言うわけで。

 

 今回は名前だけのご出演と相成りました、

 

 瓜月さん、  

 azuさん、

 ヒトヤさん、

 

 以上、順不同のお三方、ご出演、ありがとう御座いました。

 

 さあそれでは次回は、脱走したヒトヤ犬捕縛大作戦に、めひいこ警察全署が揺れる!

 

 大騒動とカオス間違いなしの次回、どうぞお楽しみに!

 

 それでは、再見~!( ゜∀゜)ゞ

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
23
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択