[桂花side]
赤壁の戦いを終え、魏・蜀・呉は三国同盟を組み、そして今は
宴を開いている。とても先ほどまで殺し合いをしていたとは思
えないほどに盛り上がっている。
(だけど、アイツがいない・・・・)
そう思ったら、心が落ち着かない。
なんで?と思ったが、それはもう認めてしまったからかも
しれない。
『私の想いと・・・アイツが背負っているモノを・・・・』
私はアイツを町中探したがどこにもいなかった、そしてなぜか
アイツは川のほとりにいるような気がして、走った。
私はハァハァと息を整えながら、アイツのもとに向かった。
[一刀side]
俺は川のほとりに来ていた。
なぜ、こんなところに来ているかというと
(やっぱり、もうこれ以上はもたないかな)
俺は今までのことを走馬灯のように思い出してみた
(最初に趙雲・稟・風に助けてもらったよな~、まあ殺されかけたが。
そのあとすぐに、華琳・春蘭・秋蘭に拾ってもらってさ、食料のことを
聞きに行ったら、いきなり桂花に罵られて、初陣の時に季衣に出会ってさ
城で暴れてるって聞いて行ってみたら、流琉と喧嘩してて、凪・真桜・沙和は
初めての直属の部下だったんだよな~)
「なんで・・・・今なんだよ・・・」
それを呟いたところで意味はないのに
[桂花side]
「なんで・・・・今なんだよ・・・」
私はアイツの言葉を聞き、足を止めた。
私はアイツの言っている意味が理解できなかった。
いや、理解したくなかったのだろう。
アイツの考えてることがもし、私の考えていることと同じなら、
どんなに辛いのだろう、そう思ってしまう。
そんなことを考えていると、一瞬木が揺れ動いた気がしたが、気のせいだろう。
[???side]
「隊長・・・隊長・・・アナタって人は」ボソボソ
そんなことを呟いていると、気が付いたら木を殴っていた。
あぶない、あぶない。せっかくバレないように尾行してるっていうのに。
(アナタは笑っている顔が素敵なのに、そんな顔はやめてください。)
[一刀side]
「そういや、あれは華佗に頼んだしまかせるか」
~回想~ 「なあ、華佗」
「なんだ御使い殿」
「天の御使いはやめろって。お前に頼みがある」
「わかった、北郷殿。俺にできることがあったら任せろ」
「あぁ、お前以外に頼める奴なんかいない。呉の黄蓋・周瑜を
助けてほしい!」
「黄蓋殿は今、魏にいるじゃないか。しかも、俺は医者だがお前に
とっては敵なんだろ?、周瑜は。お前にとって、利があるとは
思えないが。」
「これは天の知識なんだが、その二人は赤壁の戦いの後に死ぬ
んだ。敵だってさ、家族や身の周りに大切な人がいるだろ、
だからだよ。」
「俺は今、感動している!!。我が針にかけて誓おう、そして俺のこと
を真名で呼んでくれ、俺の真名は「あぁ、そうそう」どうしたんだ」
「いや、褒美として天の国の医学を覚えてる限り記してみた本さ。
これでより多くの人を救ってくれ。」
「………っ、いいのか!。ありがとう、これと五斗米道があれば、
まさに無敵。この恩は必ず返すからな、北郷殿。」
「…今回だけでいいって・・・」
思い返してみると毎日が新鮮だったのかもしれない、それだけで
笑みがこぼれた。
(そういや、草むらからいつもツンツンな猫耳軍師のネコミミがちらつい
ている、これは呼ばないと失礼かな?)
「お~い、桂花」
あとがき とりあえず、前半はここまでです。
処女作なんで自信がないんですよねorz ???っていうのは誰かわかりましたか?
絶対にわからいと思いますよ、だって名前がないんですからww
???はちなみに前半しか出る予定はないんですが、このお話が終えた後に???目線で
書く予定ですのでお楽しみに
最後に誤字脱字がありましたら、おしえてくださいね ノシ
追記、コメントをくれるとやる気が出ます!
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