No.354830

桃香(会いたい)

カイさん

この作品は、萌将伝の展開を予想して書いた物です。
※本編修行編とは、関係有りません

2011-12-29 23:55:34 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:7325   閲覧ユーザー数:5915

桃香(ぼー)

 

???「香・・・様・・・」

 

桃香(ぼー)

 

???「桃香様!!」」

 

桃香「ひゃい!?な、何愛紗ちゃん!?」

 

愛紗「何では有りません!!さっきから呼んでいるではないですか!!」

 

桃香「あっ、そうだったの?ゴメンね」

 

愛紗「確りして下さい、ご主人様が居ないんですから」

 

桃香「・・・」

 

そう、一刀は月や詠達と共に最低限の兵を、連れて一月前、都に行ったのである

 

 

桃香「ご主人様・・・」

 

愛紗「そう言えば、もう一月になるんですね」

 

桃香(ご主人様・・・)

一月前

一刀「それじゃあ行ってくるよ」

 

桃香「ご主人様・・・」

 

一刀「桃香、蜀を頼んだよ」

 

桃香「うん!」

 

一刀「愛紗・・・蜀を、皆を頼んだ」

 

愛紗「御意・・・お任せください」

 

月「ご主人様、そろそろ時間です」

 

詠「早くしなさい」

 

一刀「判ったよ」

 

そう言って一刀は、馬に乗る

 

 

一刀「行ってくる」

 

鈴々「お兄ちゃん!いってらっしゃいなのだ!!」

 

朱里「道中お気をつけて」

 

雛里(コクコク)

 

鈴々達は手を振って一刀を見送った

愛紗「ああは言って見た物の、仕事は恐らく終ってないのだろうな」

 

そう呟きながら、愛紗が桃香の部屋の扉を開けようとした時

 

 

愛紗「うん?」

 

ガリガリ

 

愛紗「何だこの音?」

 

コンコン

 

愛紗「桃香様?居ますか?」

 

ガチャ

 

愛紗「桃香様」

 

愛紗が扉を開けて中に入ると其処には

 

 

桃香「・・・」

 

ガリガリガリガリ

 

愛紗「桃香様?」

 

部屋の壁を爪でガリガリと搔いている桃香がいた

桃香「えーん、あいしゃちゃ~ん」

 

愛紗「ど、どうしたんですか!?桃香様!?」

 

桃香「えーん」

 

桃香は泣きながら愛紗に抱きつく

 

 

桃香「都に行ったご主人様に会いたいよ~(T-T)」

 

愛紗「桃香様・・・」

 

愛紗は桃香が、泣いている理由を直ぐに理解する

 

 

愛紗「確かに、こんなに長くご主人様と離れた事は無いですからね」

 

ザーザー

 

桃香「!?」

 

桃香が窓を見ると、雨が降っていた

ガチャガギャ!

 

桃香「もう我慢できない!?私会いに行く!?」

 

桃香は、窓を開け様としていた

 

 

愛紗「桃香様今は夜です!?雨が降ってます!?寝巻きのまま!?」

 

ツッコミを入れてないで止めろよと、言いたくなるが、言わなければならない空気であった

三日後

一刀「それで抑え切れずに此処まで連れて来た、と#」

 

愛紗「うっ・・・」

 

今一刀の前には、正座した愛紗が居た

 

 

一刀「何か言い訳が有るか?愛紗#」

 

愛紗「ありません」

 

結局愛紗が折れて、桃香の我が侭を聞いたのであった

 

 

桃香「えへへ~♪ご主人様~♪」

 

桃香は、一刀の腕に抱き付いていた

一刀「たく、お前等といい、雪蓮といい」

 

桃香「雪蓮さん?雪蓮さんが来たの?」

 

一刀「うん?ああ、ちょっと前に此処に来てなあ、此処に屋敷立てたいって、言って来てなあ」

 

愛紗「まさか認可したんですか!?」

 

一刀「ああ」

 

桃香「えー!?何で!?」

 

一刀「蓮華の為だろうな、自分が近くに居たら、何時までも比べられるかも知れないからだろうな」

 

一刀は理由を話しながら、桃香を腕から離す

 

 

桃香「ご主人様、私達もここに屋敷立てたい!!」

 

愛紗「と!?桃香様!?何を言い出すんですか!?」

 

一刀「愛紗の言うとうりだ、蜀を留守にするなんて真似「良いんじゃない」詠?」

 

お茶を持ってきた詠と月が、会話に混ざる

 

 

詠「蜀の事は若い連中に任せて、こっちに回って貰ってよ、唯でさえ手が足りないんだから」

 

月「私も賛成です、都の状態は悪いままですから、人手を増やして貰えないでしょうか?」

 

一刀「うーん」

 

一刀は、腕組みをして考え事を始めた

一刀「はぁー桃香・愛紗、二・三日泊まったら、蜀に戻って皆に相談してみてくれないか」

 

桃香「ご主人様!!」

 

愛紗「お任せください!!」

 

その後桃香と愛紗は都に泊まり、蜀に戻っていったのだった


 
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