No.338654

ポッキーの日記念

咲香さん

英日&仏日
ポッキーの日にリア友に送り付けたメール

2011-11-23 23:20:27 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:972   閲覧ユーザー数:971

ちなみに件名

「ポッキーの日記念。ヘタを知ってる腐女子さんに無差別に送りつけよう企画!(ひとりでww)」

 

~英日~

「……ポッキーの日」

アーサーの言葉に、菊は一瞬硬直して、それから笑った。

「えぇ。数字の一がポッキーに似ていることから、ポッキーの日と言われています」

「そうか」

「はい」

菊は静かに息を吐き出した。

どうやら、定番のゲームについては知らないらしい。

ところで、とアーサーが話題を変えようとして、菊はアーサーに視線を戻した。

「ポッキーを使う、伝統的なゲームがあるとか?」

「はい!?」

「ここにポッキーがある!」

「どうしてあるんですか!」

「本田とポッキーゲームするためだ」

「……貴方って人は」

嬉々としてパッケージを開けたアーサーがポッキーをくわえる。

わざわざチョコのついていない方を口に含んだのは、一体どういう意味だろう。

菊は現実逃避を試みたが、アーサーは菊に視線を向けたまま動かない。

黙っていれば格好いいのに、と溜息をついて、菊は「一度だけですよ」と前置いてそれをくわえた。

予想以上に近い距離に、思わず心臓が跳ねる。

アーサーが無言で目許を和ませたのを至近距離で見て、菊は思わず心中で叫んだ。

(嗚呼! 卑怯です!)

はやく食べてしまえばいいものを、ゆっくりと食べ進むアーサーに文句を言いたくても、菊の口内にあるポッキーが邪魔をする。

菊は何かに捕まったように動けなかった。

あと一口、というところでアーサーが止まる。

菊の様子を伺うような所作に、菊は呆れた。

(本当に、変な所でフェリシアーノ君をどうこう言えないくらいヘタレさんなんですから)

眼前のアーサーの首に手を回して、菊はポッキーを巻き込みながら一瞬だけ触れて、離れた。

「ふふ。マヌケ面ですよ、アーサーさん?」

「お、おま……」

嘘だ。

一瞬で離れてしまったことが残念だなんて、嘘だ。

アーサーに抱きしめられて、互いの顔が見えなくなる。

「サンキュー、菊」

(本当に卑怯な人っ!)

こんな時ばかり、名前を呼ぶだなんて。

 

 

 

 

~仏日~

「日本って、本当に……」

それだけ言って笑いを噛み殺したフランスに、日本は「笑うなら笑ってください」と返した。

若干膨れているのは気のせいではないだろう。

「だって、普段ツツシマヤカな日本がポッキーゲーム! ポッキーゲームって!」

「うーるーさーいーでーす!」

「笑えって言ったの日本でしょ」

笑いを引かせて、フランスは机の上に山積みのポッキーを見た。

ポッキーの日ということであの有名なお菓子メーカー直々に日本国に贈られたその山を見た日本の目が死んでいく。

「甘いものは嫌いではないのですが……」

それと別に段ボール二つ分ほどある。

……全く笑えない。

「じゃあ、早速ポッキーゲームでも」

「はい?」

「うわぁ、目が死んでるよ、日本」

「二人で一本を食べるより、二人で一箱ずつ食べた方が早いです、確実に」

「あぁ、そこ? そこなんだ……」

「まぁ、最後の一箱くらいなら」

フランスが日本を見直して、顔を輝かせた。

「やった! お兄さん頑張って食べよう!」

(貴方は私の“お兄さん”なんですかね)

嘘だ。

名前を呼ばれなかったことが寂しいなんて、嘘だ。

モグモグと口一杯にポッキーを頬張るフランスに、日本は呆れて笑った。

(本当に卑怯な人っ!)

普段は大人なくせに、こんな時だけ子供みたいだなんて。

 

 

 

オチが同じなのはワザとです。

えぇ、敢えてです。

文章力の限界じゃありませんww

仕事中に書いてたのは内緒ですw

今日が休みなら……!

もっとCP一杯書けたのにっ!

まぁ、増えたらまた送り付ければいいかww

他人の迷惑は考えたくもありません!!

 

 

このあと、多忙に襲われて結局この2CPで終了(´・ω・`)


 
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