No.336257

恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第11話

ssnowwさん

普通の人ルート11話です。

槍とうじょー

2011-11-18 20:58:47 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4362   閲覧ユーザー数:3695

 

 

前回までのあらすじ

 

1 やったー同盟くんだぜ

 

2 やったー帰ってきたぜ

 

3 やったー問題解決だぜ

 

 

 

 

 

 

 

一刀side

 

 

 

兵糧の問題を解決した俺は、普段の生活を楽しんでいた。

 

ちなみに今は警備隊の仕事に混じって街を歩いている。

 

街は平和そのもので、警備隊に厄介になる人の方が少ない。

 

という事で歩き回ってると、例の槍を作ってもらった職人さんが駆け寄ってきた。

 

「御つかぁい様ぁ~!」

 

「ん?職人さんか?」

 

「はい!例の槍完成しました。工場に置いてあるので行きましょう」

 

「あぁ。わかったよ」

 

という事で俺は職人さんの工場に向かった。

 

 

~職人さんの工場

 

 

「これでございます。私の持っている力をすべて出し切らせてもらいました」

 

「ほう・・・凄いな。十字槍か、長さも、重さも俺が頼んだとうりだ」

 

「はい。名は『十天』と言います。

 天の御使いの天と、御使い様の牙門旗の十文字を合わせました」

 

「十天か・・・良い名だ。感謝するよ、職人さん」

 

「いえ、こちらとしても良い仕事をさせて貰いました」

 

 

そして、一刀は新しい武器を手に、城へ戻った。

 

部屋に帰った俺は悩む・・・。

 

・・・普通の槍と刀じゃ、春蘭とかと戦ったら折れちゃうからな~、どうしようか・・・。

 

「・・・おぉ!!」

 

そこで俺は思いついた。確か凪が氣を使っていたな・・・。あれって確か肉体強化とか武器を堅く

 

出来なかったっけ・・・?確か筋肉ダルマには才能は在るって言われてたっけ?

 

『ご主人様には氣の才能があるわよん♪』

 

『氣?氣ってあの凪が使ってた奴か?』

 

『そうよん♪氣が使いこなせれば、肉体強化や武器の強化とか・・・楽進ちゃんみたいに

 飛ばすのは、難しいけどね』

 

「誰か、氣が使える人いないかなー?」

 

と城内を探し回っていると、俺は思い出した。確か渚がこんなこと言ってたな・・・。

 

『私、昔は全然戦えなかったんですよ』

 

『ん?十分に将と戦える実力をもってるよね?』

 

『今は氣を使えるようになったので、ある程度は戦えます』

 

『氣か・・・、もし機会があったら俺にも教えてくれよ』

 

『肉体強化や武器の強化だったら私でも教えられますから』

 

『ありがとうな~約束だぞ』

 

という会話を思い出した。そうだ渚が使えるじゃないか!と思った俺は渚の部屋へと駆け出した。

 

 

~渚の部屋

 

「失礼するよ~」

 

「ん?あ一刀様!・・・どうしたんですか?」

 

「あぁ、確か渚ってさ氣が使えるって言ってたよね?

 それを俺に教えてほしいんだ」

 

「いきなりどうしたんですか?」

 

「いやね、俺の武器って刀も槍も細いでしょ。だから力が強い相手と戦ったら

 折れちゃいそうなんだ。だから武器強化が出来るって言っていた氣を習いたいと思ったんだが

 駄目か?」

 

「別に構いませんよ!・・・・一刀様と二人きり・・・」

 

「じゃあよろしくたのむな!」

 

「はい!喜んで!」

 

という事で一刀は氣の修行を始める。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・修行中・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

修行を始めて数週間、渚に教え始めてもらい、大分氣も使えるようになった。

 

凪のように飛ばすことは出来ないが、大幅な身体強化と武器の硬度化も出来るようになった。

 

これでもう武器の心配は要らないだろう。ただし、何時間も連続して使えるわけじゃない。

 

とこんな感じで修行を続けていた俺に兵が近づいてくる。

 

「北郷様」

 

「ん?どうしたの?」

 

「北郷様に逢いたいと言う三人の女が来ておりますが・・・

 いつもなら追い返す所を何故か必死なので・・・北郷様にご報告をと思いまして」

 

「その女たちの髪は何色だった?

 桃色と青と紫でございます」

 

「そうか・・・今すぐ会いに行こう、俺の部屋まで通してくれ」

 

「御意」

 

・・・天和、地和、人和、やっと来てくれたか。

 

俺は、自分の部屋へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

人和side

 

 

私達3人は旅をしながら各地で歌を歌いながら歩き回っていた。

 

毎日の収入も少なく、貧乏だったけれど、3人で楽しく歌うことが出来て幸せだった。

 

・・・でも、その幸せは長くは続かなかった。

 

ある日、いつものように歌を歌い終えかたづけをしていると一人の若い男が話しかけてきて

 

「皆さんの歌、感動しました。どうぞ、これ使ってください!」

 

「え・・・あ、ちょっと」

 

それだけ言うと、男はどこかへ走り去っていった。

 

そこから私達の苦しみが始まった。

 

その本は何かの妖術がいろいろ書いてあるらしく、そこには

 

『声を大きくする妖術』が書いてあった。大勢の人たちに私達の歌を聞いてもらうために

 

使おうと姉さん二人が言った。試してみると、その妖術は成功し、私達の歌を聴いて

 

くれる人たちも、とても増えた。そこまでは良かった。そこまでは・・・

 

ある日、姉さんが大勢の人を盛り上げるためにこう言った。

 

『大陸を取るよ~!!』

 

その言葉を発した瞬間、大勢の人たちの雰囲気がいきなり変わった。

 

私達はそのときお客さんの様子に気付くことは出来なかった。

 

ある日お客さんの代表格の人がきて、

 

『あなた方の城を用意しました』といきなり言い出した。

 

わけの分からないまま付いていくと、城が見えてきた。

 

確かこの城はここの太守の城だったはず・・・と思いながら入っていくと

 

中では死体こそ無かったが血で真っ赤に染まっていた。

 

私は怖くなって、お客さんの代表の人に

 

『これは、どういうことですか!?』と聞くと、

 

『あなた方のために城を用意したんですよ。

 ここでゆっくりしていてください。大陸をあなた方に差し上げます』

 

といって、部屋から出て行った。恐らく、この城は太守の城を襲って奪ったのだろう・・・。

 

その日から私達は城から一歩も外へ出ることが出来なくなった。

 

いろんなところから沢山の報告がやってくる。

 

どこの城を奪った。どこの太守を倒した。どこの軍勢を殲滅した・・・。

 

身近にいる人に聞いてみると、私達のお客さん達は、黄巾党と名乗り、各地で

 

反乱を起こしているらしい。

 

そんな報告を聞いても、私達には何も出来ない。そんな無力感を感じながら数ヶ月をすごした。

 

だんだんと報告の回数が減ってくる。内容も悪くなっていった。

 

どこの味方が殲滅された。とか言うのばかり。もうお仕舞いなんだなと思った。

 

このまま私達は主犯としてつかまり、殺される。半ば諦めていた時。

 

兵の一人が私に、私達にこういった

 

「城の周りには官軍が溢れかえっています。

 恐らくこの城ももう駄目でしょう。でも、貴方達には死んでほしくない。

 いまから私達が囮になります。その隙にこの城を脱出してください」

 

「え・・・でも」

 

「構いません。私達は貴方を守りたいんです」

 

何も言い返せなかった。私達は城を出た。

 

食べるものも無い、行く宛ても無い、私が悩んでいると、姉さんがこう言った。

 

「御使い様の所へ、一刀さんの所へ行こう」

 

御使い・・・前に私達が幽州へ行ったときに合った、天の御使い、

 

あのひとは私達にこう言った。

 

『君達のことは応援しているから頑張ってくれよ。

 それと・・・君達ではどうにもならない事が起こったら、遠慮なく俺を頼ってきてくれ』

 

と・・・。

 

 

そして私達は幽州へ向かった。馬には乗れたので、城の馬を連れてきていた。

 

 

幽州に着いた。

 

私達は一目散に城へ向かった。しかしというかやはりというか、城兵に止められた

 

「御使い様に逢いたいだと?御使い様はいま仕事中だ。

 あわせるわけにはいかない」

 

「そんな・・・お願いします!」

 

と、何回も土下座し兵に頼んでいると、城からもう一人の兵がやってきて、

 

「御使い様からで通すようにとの事だ。付いて来い」

 

私達3人は兵士の言うとうりについていった。

 

 

部屋の前に着く。そこには・・・

 

「久しぶりだね、3人とも」

 

見覚えのある白い服を纏った男性がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修行開始!

 

3姉妹が来ました!

 

あ、忘れてました

 

風と凛はすでに曹操軍に仕官してある設定です。

 

今回はこれぐらいです。

 

駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

次の話は3姉妹が仲間になります。

 

 

 

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
27
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択