No.332940

真説・恋姫†演義 仲帝記 第六羽「闇に沈みし従者は虚ろとなり、主は己が光にて従者を照らさんとす」

狭乃 狼さん

仲帝記、その六話目の更新です。

ども、狭乃狼でございますw

七乃さんの矯正、なんとか形にはなりましたが、

続きを表示

2011-11-11 18:19:54 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:11063   閲覧ユーザー数:8570

 

 虚ろなる者。

 

 それは一体どちらだったのか。

 

 世界を知らず、また、大空を自由に羽ばたける美しき羽が、自身のその背にあることをも知らなかった、その無垢なれど無知だった少女か。

 

 それとも、籠の中にて囀る小鳥を何より愛し、それのみに身も心もすべてを注ぎ続けた、その(よこし)まなれど知恵ある者か。

 

 操り人形(マリオネット)は自らその糸を断ち、己が意思にて歩く事を覚えて人間(ひと)となり。人形師(パペッティア)は、その思いもよらなかった事実に、ただただ愕然とする。

 

 人間となった操り人形と、人形を失った人間。

 

 その瞬間、何も無かったのは、後者だった。人間となった人形は、自らその歩くべき道を見出していたのに対し、人形を失った人間は、そこから先の道を完全に見失った。

 

 やがて夜の帳が訪れ、周りから灯りが一切無くなっても、その知恵ある者は動かなかった。いや、動けなかった。……夜の闇に包まれるでもなく、その者の心は、すでに深い闇に閉ざされたから。

 

 陽が再び東の空にその姿を現し、その者を温かな光で照らそうとも、完全なる闇の中に取り込まれたその者は、一切の光を見出す事ができず、独り、自室と言う名の殻に篭って、かつて送った悦楽の日々をその夢とし、外界との接触を完全に絶った。

 

 たとえ、かつて自分が愛した、一人の人間となったその少女が、自身の部屋を幾度と無く訪れ、涙ながらに何を訴えようとも。その者――張勲は一切それに応えようとする事無く、過去の、自身の言う言葉のみを聞いていた頃の少女、袁術のその愛らしき泣き顔に思いを馳せ、全てを閉め切り一切の光を拒絶した、まるで彼女のその心そのものの様な暗く闇に包まれた部屋の中で、無表情なまま、無機質な笑みだけをこぼし続けたのであった……。

 

 

 第六羽「闇に沈みし従者は虚ろとなり、主は己が光にて従者を照らさんとす」

 

 

 一週間。

 

 それだけの時間が、あの日から既に経過していた。あの日、街中にて世の中の現実という物をはじめて知った袁術が、一刀から提案されたとある策の事を考えているうち、ふと、その彼女の脳裏によぎった一つの疑問。それが、その切欠となった。

 

 自身の姉的存在であり、いつもその傍に居て世話をしてくれていた、袁術にとって側近中の側近といって良い存在、張勲。その彼女が、実は自分を単なる愛玩人形としか見ておらず、そしてその状態を維持するその為に、自分の目と耳を常に塞ぎ、無知で愚鈍な幼子のままにしていた……かもしれないと言うことに。

 

 彼女はもう、居ても立っても居られなくなった。そんなことは無い。あの張勲に限って、いつも優しいあの七乃(あね)に限って、そんなことは絶対に無いのだと。心中ではそう信じようとしているのに、彼女の脳裏には疑問と疑念が次々と浮かび上がってくる。

 

 ならば、直接聞けば良いと、彼女はそう思い、一目散に城を目指して駆け出した。

 

 だがいざ城に戻って、姿の見えなかった自分を探して狼狽している張勲のその姿を見ると、やはり先の疑問は何かの間違いだったのかもと思い、彼女は直前になってそれを問い質すことを躊躇した。その代り、自分の好物である蜂蜜やその他の豪華な物品に使っている資金を、街の、特に裏通りのスラムに住む者たちのために使ってくれるよう、彼女に懇願した。そしてさらに、この南陽と言う地を正しい状態にもって行きたいから、それに手を貸してくれとも。

 

 その瞬間だった。

 

 「……え、えーっと。あ、わ、わたしちょっと用事を思い出しましたので、席を外しますね?!秋水さん、巴さん、美紗ちゃん、お嬢様をお願いしますね?!そ、それじゃ!!」

 「な、七乃!?」

 

 それだけ早口にまくしたてた後、張勲は逃げるようにしてその場を去っていった。まるで、信じられないようなものを、信じたくないものを見たような、そんな瞳を、一瞬だけ彼女に見せて。

 

 ……決定的と言ってよかった。

 

 やはり彼女は、自分を都合の良い人形としか見て居なかった。張勲のその態度を見て、そう確信した袁術は、その声は押し殺したままに、そして声の代わりに瞳から涙だけを出して……泣いた。

 

 

 その日以降、部屋に閉じこもり始めた張勲の下に、彼女は毎日足しげく通い、自分を一“個”としての人間である袁公路として認め、その上で自分の話を聞いて欲しい、と。張勲の部屋の外から、その声をかけ続け始めた。諸葛玄らが例の計画を水面下で進め始めたその傍らで、彼女は彼女自身で選んだその役割を、自身のその想いの全てを込めて、張勲の説得に挑み続けた。

 

 そして一週間。結果は、全くといって良いほど芳しくなかった。早朝から夜遅くまで、彼女はひたむきに張勲の部屋の前まで訪れ、中に居るであろう彼女に声をかけ続けた。

 

 早朝。

 

 「七乃~。朝飯を持ってきたぞ~?一緒に食べてくりゃれ~」

 

 午前の勉強後。

 

 「七乃~。妾のいつもの下着が見当たらんのじゃ~。そなたならば知っておるじゃろう~?教えてくれぬかや~?」

 

 昼食時。

 

 「七乃~。もう昼じゃぞ~?今日の昼食は街一番の食堂のものじゃ~!早う出て来んと妾がすべて食べてしまうぞや~?」

 

 午後の運動後。

 

 「七乃~……。おやつ……じゃぞ?七乃が好きと言っていた、特製の桃饅じゃぞ?……さ、冷めたら美味くない、ぞえ?」

 

 夕食時。

 

 「な、七、乃……?その、夕飯じゃ、ぞ?……ここに置いて置くでな?きちんと、食べてくりゃれ?」

 

 そして就寝前。

 

 「七乃……?その、も、もう寝た……かや?……お、おやすみ、じゃ。あ、明日また、顔を見に来るでな?」

 

 ……そんな事を、毎日、決まった時間に、張勲の部屋の前に一人で来ては、ずっと、繰り返し声をかけ続けた。扉の前で、床に両手両足をつけ、外聞も何もかなぐり捨てて、懇願もした。わざとらしく派手に転んでみせ、泣き叫んでみたりもした。時には、涙ながらに、夜尿を訴えもした。中に居る彼女の気を引くため、思いつく限りにありとあらゆる事を行った。

 

 しかしそれでも、張勲が彼女の呼びかけに応えて部屋から出てくることは、何時まで経っても無かった。……七日目となったこの日には、袁術の方も、もう精根尽き果てたような顔つきに迄なっていたが、それでも彼女は、彼女が今でも大好きな、実の姉以上とも想っている張勲に必死に声をかけ、名を呼び続けるのだった。

 

 

    

  

 「そうですか。張勲さんはまだ……」

 「ええ……。美羽嬢が毎日、その声をかけに行ってますけど、まったく反応が無いらしく……。正直、見ていていたたまれなくなって来ていますよ……」

 

 張勲が部屋に篭って七日目の、その同日。件の計画の一端である、郡内各地から宴席への給仕と言う名目で民達を集めるために街を離れていた紀霊が、この日久しぶりの帰還を果たし、街の裏通りにある、諸葛玄の家にその顔を見せていた。

 

 ちなみに、そこには家の主である諸葛玄はもちろんの事、ここで間借りをしている一刀、そして陳蘭もその姿を見せていた。

 

 「いっそのこと、扉を破って強引に外へ連れ出した方が良いんじゃあないの?」

 「と、千州君は簡単に言いますけどねえ。それはそれで、むしろその後が怖いですよ」

 「……っていうと?」

 「正直言って、今の七乃ちゃんはかなり危うい状態になっていますからねえ。もし、このままの状態で強引に外へと連れ出したりして、万が一の事をされても、ねえ?」

 「……万が一って、なんだって言うんですか?秋水さん」

 「公路さんと、心中でも図りやしないかってことさ」

 

 精神的に鬱になった人間ほど、突発的に何を仕出かすか分からない。特に、張勲のように信じていた人物や事柄に裏切られた(と、本人は思い込んでいる)者ほど、その反動として現れる行動は顕著である。

 

 「だからと言って、このまま美羽様がおやつれになっていくところなど、私は見ておられません!……いっそのこと、友である私が、彼女を一思いに……!!」

 「巴ちゃんも早まった事を考えない。……まったく、美羽嬢の事が絡むとちょっと思い込みが激しくなるんですから。そういう意味では、貴女も七乃ちゃんとよく似ていますよねえ」

 「……その、面目、ありません……」 

 

 しゅん、と。諸葛玄からその短絡的な思考と発言を指摘され、その頬を自身の髪と同じぐらいに紅く染めて縮こまる紀霊であった。

 

 「……だけどこのままじゃあほんとに埒が明かないですよ、秋水さん」

 「ですよねえ。はてさて、一体どうしたものか……」

 「……やっぱり、力ずくで連れ出しましょう」

 「……北郷君?」

 「北郷さん?」 

 「ちょ、本気か?!」

 

 それまでほとんど発言をせず、何かしら思案に耽っていた一刀がポツリと漏らしたその一言に、三人は揃って驚嘆の声を上げ、眉間にしわを寄せた一刀のその顔を一斉に注視する。

 

 「流石にもう限界でしょう。公路さんが精神的に参って倒れるような事になる前に、少々強引にでも連れ出して、張勲さんを説き伏せるべきでしょう。説得は俺がやりますから、みなさんで彼女を引っ張り出してください。……それと、公路さんに……」

 「……分かりました。なら、僕が美羽嬢についていましょう。巴ちゃん、七乃ちゃんの方はお願いしますよ?」

 「お任せを、秋水殿」 

 

 そして、同日の午後。

 

 

 かりかりかり……。

 

 何かをひたすら削るその音が、薄暗いその室内に静かに響いている。

 

 「……うふふ。さあ、お嬢様~?今度はどのようなお召し物にしましょうかね~?」

 

 その音を発している源からは、そんなとても上機嫌な声も同時に聞こえてくる。そこに、今度は部屋の外から、とても凛とした感じの声が中に居るその人物めがけて、怒号にも似た調子で響く。

 

 「七乃!!聞こえているんでしょう!?一体何時までそうして閉じこもっている気なの!!いい加減に外に出てきなさい!美羽様も貴女をずっと待ち続けているんですよ!?」

 「……なんだかおかしなことを言う人が居ますねえ~。だって、“私の”お嬢様は“ここ”に居ますものね~。ね~、お嬢様~?」

 

 その声の主は、自身の手元に向かってそう呟いた。その手の中にある、その人物にとっての“本物”に向かって。

 

 「……そう。どうあっても出てくる気は無いと、そう言うのね?……なら、力ずくでも外に出てもらうわ。……せいあっ!!」

 「……え?ふえええっっっっ!?」 

 

 部屋の外からその声がしたその一瞬後、どがあっ!と、大きな破壊音と共に部屋の扉が真っ二つになりつつ、室内へと吹き飛んできた。

 

 「え?え?え?なに?!なんなんですかあっ?!……って、と、巴、さん……?」

 「……まったく。碌に食事も摂らず、部屋に篭りっぱなしになって、一体貴女はこれまで……って、これは、美羽さ……ま?」

 

 扉をその手の中の己が武器、三尖刀でもって真っ二つに断ち割ったその人物、紀霊が中に入ってその目にしたものは、部屋中所狭しと並んでいる、袁術の姿をした木彫りの人形であった。 

 

 「……もしかして、ここ数日の間、ずっとこれを造っていたの、貴女?」

 「……何を言っているんですか、巴さんは?造るだなんてそんな事。……これは全部、私の愛しい美羽さまじゃあないですか。ね~、お嬢様~」

 「……はあ。なるほど、あれからずっと、そうして現実から逃げて、木彫りの美羽様を本物の美羽様と思い込んで、自分を慰めていたって訳。……本当ならここで言いたいことはたくさんあるけど、それは全部後にするわ。……ほら!とっととこっち来なさい!!本物の美羽さまの所に行くわよ!!」 

 「ちょ!?巴さん何するんですか?!お、お嬢様~!」

 

 ずるずると。その手の中の木彫りの袁術人形をしっかりと抱きしめ、そして部屋中に散乱しているそれらに対しても、必死になってその腕を伸ばし、袁術の名を叫びながら、紀霊によってあえなくそこから連れ出されていく張勲。……ほとんど半狂乱の悲鳴を、城中に響かせながら。

 

 

 そうして、張勲が引きずられるようにして紀霊に連れて来られたのは、街の、それも裏通りの方にあるちょっとした広場であった。そこでは、幾人かの少年少女が、一人の金髪の少女を中心にしてそこら中を駆け回り、楽しそうな声を上げながら遊んでいた。

 

 「ほら、七乃。着きましたよ」

 「……こんな貧民街に人を連れてきて、何をさせようって言うんですか。はあ、早く“私の”お嬢様の所に戻りたいですよ……。ねえ、お嬢様?」

 

 城から外に出て、街の大通りを歩き始めた頃には、流石に悲鳴を上げる事だけは無くなっていたものの、相も変わらずその手の中の木彫り人形を袁術本人だと思い込んだまま、張勲はぶつぶつとその人形に声をかけ続けていた。

 

 「……美羽様ならほら、あそこに居られますよ、七乃」

 「……何処にですか?私の目には小汚い格好をして、泥だらけになってはしゃいでいる、私の全然知らない赤の他人しか見えませんよ?」

 「……だったら、貴女の知ってる今までの公路さんは、全部、偽者だったんでしょうね」

 「え?……えと、どちら様……でしょうか?」

 

 ふいに。自身の背後から聞こえてきたその声の方へと、その視線を転じた張勲の目に映ったのは、白い袍を着た一人の青年だった。

 

 「始めまして、張勲さん。俺は北郷一刀って言います。姓が北郷で名が一刀です。字は持っていません」

 「はあ。これは、どうも。……えと、その……北郷、さん?さっきのは一体どう言う……」

 「どうも何も、言ったまんまの意味ですよ。貴女が今まで見ていたのは、袁公路と言う名前をしただけの、“貴女自身が作り出した”、ただの虚像だったってことです。……その手の中の、物言わぬ人形と同じでね」

 「……ただの、虚像……」

 

 張勲のその心の奥底にあった何かに、一刀のその言葉が触れたのだろうか。……張勲は一刀のその台詞を聞きながら、自身のその手の中の木彫り人形と、広場の中央で楽しそうにはしゃぎ回る袁術とを、交互に、そして何度も見比べていた。

 

 「……公路さんと出会ってまだ間もない俺が、彼女の事をさもよく知っているかのように語るっていうのもやっぱり気が引けますから、俺からは一言だけ問わせてもらいます」

 「?」

 「……張勲さん。貴女が本当に愛して止まないのは、袁公路と言う名の“人間”ですか?それとも、同じ名前をしただけの、ただの“人形”なんですか?」

 「……わた、し、は……」

 

 わなわなと。一刀の口から紡がれるその言葉の一言一句を噛み締めながら、張勲はその体を小刻みに震わせ始めていた。そこに。

 

 「……七乃?そこに居るのは七乃かや?」

 「お嬢、さま……」

 

 広場で子供達に囲まれていた袁術が、一刀らと共に居る張勲の姿に気付き、そのすぐ傍へと駆け寄って来た。

 

 

 「七乃!良かったのじゃ~!部屋から出てきたのじゃな?!どうじゃ?!どこか具合の悪い所はないかえ?!七日もの間、碌に食も摂っておらんかったじゃろう?腹は空いておらんか?!良ければ妾のおやつを……ぬおっ!?しまった、先ほど皆に配ってしまったばかりじゃった!!」

 「……ん……で……」

 「ん?どうしたのじゃ、七乃?やはり、どこか具合が」

 「……どうしてですか!?どうしてお嬢様は私をお責めにならないんですか!?今の今までご自身を人形としか見ていなかった、人形としか扱ってこなかったこの七乃めを!どうしてお嬢様はそんなに心配してくださるのですか!?」

 

 ただ無垢に、そして純粋に、自身の身を案じる袁術の、その今までと全く変わらない言動に、張勲は思わず叫び、そして問いていた。

 

 どうせなら、もっと自分を責めてくれと。いっその事、自分のことなど嫌いだ、もう二度と顔も見たくない、そう言ってくれと。

 

 ……自身のその目の前で、その、突然に上がった悲痛な声に思わず目を見開き唖然とする袁術の、その澄んだ瞳の輝きに抗うかのように、その視線を地面に向けたまま。

 

 「……のう、七乃?難しいことは抜きして、一つだけ、妾に聞かせてくれぬか?……七乃は、今でも、妾の事が好きかや?」

 「……」

 

 こくり、と。言葉にはせず、ただ静かに頷く張勲。

 

 「で、あればの?妾がこれから七乃に望むのは、じゃ。……七乃が妾の事を好いてくれるのであれば、それと同じだけ、妾の好きな者達も好いて欲しい。……それだけじゃ」

 「で、でも、私は、私は今まで、お嬢様の事」

 「過ぎたことなぞもう良いのじゃ。七乃がこれからも、妾の“大好きな七乃”で居てくれくれるのであればの」

 「お、嬢、さま……っ!!……ふ、ふえっ、ふええええ……っっ」

 

 その双眸から、滝の様な涙を流して袁術にしがみつき、その場で泣き崩れる張勲。そんな張勲を優しい微笑で見つめながら、幼子をあやすかのようにしてその髪をなでる袁術。……辺りが夕日の赤に染まり行く中、その主従、いや、“姉妹”は、今日と言う日をもって、本当の意味での、固い絆を結んだのであった。

 

 そして、それから半月経ったその日。

 

 袁術の主催によって行われる、一族の者達を労うためという名目の宴が、宛の城内にて行われる日がついにやって来た。袁術と共にその場に同席するのは、張勲と諸葛玄、そして、諸葛玄の従者という形で同行した、北郷一刀。

 

 袁家の重鎮である老人たちは、目の前に山の様な酒と料理が運ばれてくる中、これから自分達の身に起きる事態など全く知る由もなく、上機嫌でその宴の時を待っていたのであった……。

 

 ~続く~

 

 

 狼「はい、皆さんどうも。作者の駄作家こと狭乃狼です」

 輝「輝里でーす。皆さんお元気ですか~?」

 命「命じゃ。さて、今日も楽しく後書き行ってみるかの?」

 

 狼「にしても、今回は本気で難産だったw」

 輝「自分の殻に閉じこもった人間の説得。・・・難しいよねえ」

 命「じゃがそれでも何とか形になったではないか。親父殿、ご苦労様じゃったの」

 狼「慰めサンキュウ♪・・・とはいえ、だ。これで七乃さんの性格そのものが変わるわけじゃあないからねえ。・・・今後の課題は、如何に彼女を腹黒のまま、それでいて美羽LOVEな状態で、上手く活かして行けるか、だな」

 輝「……立ち直っても、彼女は彼女ってことね(笑」

 

 命「次回はいよいよ、一刀の策が発動するときじゃの」

 輝「上手く行くのは行くんだろうけど、問題はその場で、一刀さんが何をしようとしているのかって事よ」

 狼「まあその辺は次回をお楽しみに、ってことで。それではみなさん、また次回」

 輝「真説・恋姫†演義 仲帝記、その第七羽にて、またお目にかかりましょう」

 命「ではみなの衆?今回もたくさんのコメント、楽しみに待っておるからの?」

 

 狼&輝&命『それではみなさん、再見~!』

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
79
10

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択