No.303333

寂しがり屋の女の子の為に…… 零話

DOWANNGOさん

こんにちわ~
『学園✝無双』でアンケートをした結果連載が決定しました。
今日は記念すべき一話目です。
駄文ですがよろしくお願いします。
では、始まり~

2011-09-19 13:22:56 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:7145   閲覧ユーザー数:5973

一人の男がある部屋の前で右往左往している。

理由は簡単だ。彼の妻が自分の子供を産んでいるからだ。

 

「ああ……こう言う時に俺はなんと無力なんだ……」

 

それを聞いて傍に居た男は噴き出しこう言った。

 

「慌て過ぎですよ。

もう少し静かにしましょう」

 

「だってよぉ……」

 

「はぁ……」

 

実はもうこのやり取りは既に今回で十回目である。

右往左往している男性の近くに居る男は何とか右往左往している男性を落ち着かせようと

何度もこのやり取りをしている。

そして、その十回目のやり取りが終わり少し経って……

 

「オギャー!オギャー!」

 

「っ!」

 

部屋の中からから赤ん坊の産声が聞こえてくる。

右往左往していた男はそれを聞いて部屋の中に入る。

 

「香!」

 

「あなた……」

 

部屋の中では女性が自分の子供を抱いていた。

男は女性に駆け寄る。

 

「香!良くやったぞ!」

 

「ええ……あなた、ようやくあなたの子を産めました……

ところで、この子の名は考えているのですか?」

 

「ああ、もう思いついてる。

この子の名は……」

 

男が自分の子の名を言おうとすると外が騒がしくなる。

 

「どうしたんだ?」

 

「さぁ……」

 

二人が首を傾げていると一人の兵士が部屋に入って来る。

 

「大変です!麒麟と鳳凰がここに現れました!」

 

「何!?この大陸に聖人が出ると言うのか!?」

 

「はっ!詳しい話しは麒麟と鳳凰が話すと……」

 

「分かった。私が行こう」

 

「香、すぐに帰って来るからな……」

 

「はい……」

 

男は兵士を連れて部屋から出ていく。

中庭

 

 

中庭には麒麟と鳳凰が居た。

 

「麒麟!鳳凰!一体どうしたと言うのだ!

瑞鳥と瑞獣である貴殿達が人間の世に何の用なのだ!」

 

その男は自分が出し得る覇気を全力で出す。

その覇気は並の兵士ならば動けなくなる程の覇気である。

だが、麒麟と鳳凰はその覇気にももろともせずに答えた。

 

『この乱世を治める者が生まれたことを知らせに来たのだ』

 

「何?」

 

『麒麟の言う通りだ。

汝の息子がこの乱世を治める。

我等は汝の子の為にを持ってきたのだ。

手を出すが良い』

 

男は手を差し出す。

すると、光が二つ現れ男の手に光が収まる。

そして、光が消えて二振りの刀が現れる。

 

「大陸ではあまり見ない物だな?」

 

『良いのだよ。一振りは人を殺す物。もう一つは殺さない物だ。

汝の子が十になったら我等が言ったことを汝の子に伝えるのだ」

 

「分かった」

 

『人間の親にしては珍しいな。

自分の子が危険なことに巻き込まれるかもしれんのに

その様な答えを出せるとは』

 

「私の子の生き方は私の子が決めることだ。

私が決めることじゃない」

 

『珍しい人間だ……

では、我等は失礼しよう。

麒麟、行くぞ』

 

『うむ、ではの……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊帝殿』

部屋

 

 

「戻ったぞ」

 

「あなた!」

 

霊帝が女性の居る部屋に戻ると女性が抱きついてきた。

 

「大丈夫だ。

それより、俺達の子は?」

 

「あそこに……」

 

寝台の方を見ると安らかな表情で寝ている。

それを見て霊帝が安堵した表情を浮かべる。

そして、子供の近くまで歩き子供の頭を撫でる。

そして、麒麟と鳳凰が言ったことを語り始める。

 

「麒麟と鳳凰はこの子を大陸の乱世を治める者になると言っていた。

そして、この刀を俺に預けた」

 

霊帝は麒麟と鳳凰が預けた刀を見せる。

それを見た女性は静かに霊帝に質問する。

 

「……あなたはどうするつもりですか?」

 

「……それはこの子が決めることさ。

この子が十になったら麒麟と鳳凰が話したことをこの子に話す。

その時に決めさせるさ……」

 

「そうですか……

そう言えばこの子の名はどうするのですか?」

 

「ああ、この子の名は『弁』字は『気焔』真名は『一刀』だ」

後書き

 

うう……何だか駄文になっちゃいました……

まぁ、駄文作者だから仕方ないんですけどね……

字なんですけど調べても出なかったので自分で適当に付けました。

次回は十年経った時代から始まります。

いつになったら華琳達と会えるんでしょうか……自分は勢いで書いてるので

予想がつきません……

まぁ、頑張ります。

では、また次回。


 
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