No.228039

二人の御使い 天の御使い・偽りの御使い 3話

sinさん

こんなに長く作ったの初めてです!

他の方からすると短いかもしれませんが…
宜しければ見てやってください

続きを表示

2011-07-15 06:06:23 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:1143   閲覧ユーザー数:1046

 

 

この物語は、キャラクターの性格が多少違ったり

本来のお話から大分違っていたり

オリジナルキャラクターが出てきたり

チートキャラだったりしますが

それでも大丈夫と言って頂けるなら見てやって下さい

 

誤字脱字その他もろもろ如何せん素人なので不十分な所が目立つかもしれませんが

暖かい目で見守って頂けると嬉しいです

 

 

 

 

 

 

この物語は二人の御使いの物語である

 

 

 

 

孫堅を助けて留まっていた土地から5日、私達はとある場所に向かい移動を続けていた

 

蒼真「薺、兵たちの様子はどうだ?」

 

私の横に居る薺の方を見ながら聞いてみる

 

薺「はい、私達の兵は全く問題が無いのですが。やはり…」

 

薺はそう言うと横目で後ろを見た、まあ問題が有るとしたら彼らだろうな

 

孫堅「大丈夫ですか?怪我は痛みませんか?」

 

兵1「は、はい、大丈夫です。」

 

孫堅「そうですか、傷が痛むようでしたら何時でも言って下さいね」

 

兵2「申し訳ありません…我々が不甲斐無いばかりに、孫堅様にご迷惑を掛けてしまいって……」

 

孫堅「そんな事ありません、私の不注意で貴方達をこんな目にあわせてしまったのですから…謝らなくてはならないのは私のほうです」

 

兵達「「「「孫堅様…」」」」

 

と、まあ孫堅の兵が負傷しているおかげで思った以上に一日一日の移動距離が其処まで進まないのだ。やはり怪我人が居れば、なかなか思っているようにはいかないか…………

 

蒼真「この近くに森が有ったな、仕方ないが今日はそこで寝るとしよう」

 

まだ進もうと思えば出来るのだろうが、流石にけが人が居る中で、夜移動するのは危険だ……前回移動しようとしたら孫堅が五月蝿かったからな

 

薺「宜しいのですか?」

 

蒼真「なにがだ?」

 

薺「予定よりも大分遅れているので、食料が持たないかもしれません…」

 

確かに薺の言う事にも一理ある。予想以上に進んでいないために食料の計算が大分狂ってきてはいる

 

蒼真「仕方あるまい、無い物をねだる事はできないからな。幸い森の中なら水の確保も出来るし、魚も取れるかもしれない………………それに」

 

薺「それに?」

 

蒼真「それに、最近食いたくても中々食えなかった『肉』があるかもしれん!!」

 

そう、前回寄った所はあまり食料が有る所ではなく。食料自体の確保し難かったからな……

 

薺「はあ…それ程食べたかったのですか?」

 

蒼真「ああ、時たま無性に食べたくなる…………」

 

流石に野菜ばかりの食事だと体力も余り回復している気にならん、たまには腹一杯肉を食いたくもなるだろ……

そんな事を薺と話していると森が見えてきた

 

蒼真「お前達、今日は森の中で拓けた場所があれば其処で野営をする。各自行動しろ!」

 

兵達「「「「「は!」」」」」

 

何が有るか分から無いからな、周囲への警戒も含めて食料を探してくるか、一旦何所かで休憩するか……

そんな事を考えていると

 

兵「輝流様!」

 

蒼真「どうした?」

 

兵「拓けた場所が有りましたのですが、いかがなさいますか?」

 

蒼真「なら其処で休むとしよう、周囲への警戒も怠るな」

 

兵「は!」

 

そう言うと兵達は食事の支度をする者と周囲の様子を見て来る者に分かれて行動を始めた

さてと、取り敢えず私も食料を探しに行くか

 

蒼真「薺、孫堅、食料を探しに行くぞ」

 

薺「はい!」

 

孫堅「え、ええ」

 

孫堅は自分の兵が心配なのだろう、余り此処を離れたくは無いらしい

 

蒼真「孫堅自分の兵が気になるのは分かるが、自分の立場も考えるんだな」

 

孫堅「ええ……分かってるわ」

 

蒼真「気になるなら旨い物でm「蒼真様!」どうした」

 

薺の方を向くと薺は空を見上げていた

 

孫堅「こんな時間に流れ星?」

 

まだ星が見えるには早い時間だ……だが実際私の目にも流れ星は見えている

私達はその流れ星を目で追っていると

 

薺「この近くに落ちましたか?」

 

孫堅「のように見えたけど…」

 

周りを見てみると兵達も見ていた様だ

 

蒼真「……お前達はこのまま野営の準備をしていろ!薺、孫堅!付いて来い見に行くぞ!」

 

私はそう言うと駆けていた

 

薺「お、お待ち下さい蒼真様!」

 

孫堅「え?あ、ちょっとまって下さい二人とも!」

 

二人も私の後に続いて駆け出した

なぜだ?何故だか急がなくてはいけない気がしている自分が居る、何故だかは分からないしかし………

 

蒼真「行けば分かる、か……」

 

この森の中に何が待っているのか

 

 

 

 

 

 

大分走って来はしたが、一向に何も見つからない

 

薺「蒼真様、そろそろ戻られた方がよろしいかと……」

 

気付けば薄暗くなってきていた

 

孫堅「暗くなって森を歩くのは危険ですよ」

 

薺「………それは貴女だけじゃ…」ボソ

 

孫堅「高順ちゃん、今何気に酷い事言わなかった?」

 

薺「気のせい」

 

二人の間に微妙な空気が流れ始めたが……別に放っておいても大丈夫だろう

 

蒼真「やれやれ…(コツ)ん?」

 

足に何か蹴飛ばした感じがして下を見てみると

小さな棒状の物が落ちていた

 

蒼真「………」

 

私はそれを手にとって観察してみた、棒の両端は黒く棒全体は透明だがその中に黒い棒が入っていた

 

私は周囲を改めて見渡してみた、よく見ると周りの草がある一定の方角に倒れていた。地面をよく観察してみると足跡の様な物が幾つかある

『コレ』を拾った付近に足跡が三人分、そして離れてはいるが其れを囲むように複数の足跡、そして一定の方向に倒れている草や折れている枝……

 

蒼真「まさか……」

 

私の考えが1つの考えに辿り着いた瞬間

 

「きゃーーー!!」

 

僅かだが確かに悲鳴が聞こえた

 

蒼真「薺!孫堅!下らない事してないで行くぞ!!」

 

薺「はい!」

 

孫堅「は!」

 

二人も聞こえていたのだろう、私が声を掛けたときには眼つきが変わっていた

 

私はそう言うと声の聞こえた方に駆け出していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空が明るいのに流れ星が見えたこと自体珍しいのに、その流れ星が落ちたとなれば気になって見に行きたくなると言うもの。私達は流れ星が落ちたと思われる場所を探して森の中を進んでいた。すると其処には一人の青年が倒れていた

 

?「流れ星とは人の形をしているのでしょうか?」

 

?「そんな訳はあるまい」

 

しかしこの青年の着ている服は一体なんなのだ?見たことも無い服装をしている

 

?「何処かの貴族さんですかね~?」

 

確かにそう考えるのが妥当だが、貴族の者が護衛も付けずに一人で居るものだろうか?

 

私達が考えていると……

 

 

 

 

?「よう、嬢ちゃんたち珍しい物持ってるじゃねえか」

 

賊に囲まれてしまっていました

 

?「なっ!」

 

賊1「妙な光が見えたかと思って来てみたら見た事も無い服を着て寝てるガキに女3人とはついてるぜ」

 

賊2「嬢ちゃん達、悪い事は言わないからよ」

 

賊3「俺達とイイ事して遊ぼうぜ」

 

賊達「「「「「ぎゃっははは!!!!」」」」」

 

私とした事が、青年に気を取られてこのような奴らに囲まれるとは……

 

?(二人とも、私が合図したら走って逃げますぞ)

 

?(でもこの人はどうするんですか?)

 

?(私が担いで行くから二人は逃げる事だけ考えよ)

 

はっきり言ってこの人数なら私一人でどうにかなるのだが、二人に危険が及ぶかも知れないし、この青年も気を失ったままでは流石に分が悪い……

 

賊1「どうした?誰が最初に遊んでくれるか決まったか?」

 

賊達「「「「「ぎゃっははは!!!!」」」」」

 

?「いまだ!!!」

 

そう言って私は青年を担ぐと走り出した

 

 

 

 

 

?「でこうなってると」

 

私達は森の中を走り回っていた

 

?「はぁ…はぁ……星殿…何が…こうなって……いるん…ですか?」

 

ふむ、稟も流石に息が上がり始めているな

 

?「星ちゃん…はぁ…その人は……はぁ…まだ…起きま…せんか」

 

風も流石に限界か…

 

星「うむ、まだ気がつく様子は無いようだ」

 

稟「もう…私達は…はぁ…はぁ……限界…です」

 

仕方ないか…

私は走るのを止めて青年を木にもたれさせた

 

風「はぁ…はぁ……星…ちゃん?」

 

星「風、稟よ其処から動かぬよう」

 

このままでは結局何時かは捕まってしまう………ならば

 

星「なに、あのような賊等に遅れは取らぬ」

 

風達から離れ槍を構え周囲を見渡した、恐らく相手の人数は30人程度……風や稟達の方に行かせなければ何も問題はあるまい…

 

賊1「追いかけっこは終りか?おいおい、なんだ嬢ちゃんそんなおっかない物持って」

 

賊2「そんな物置いて楽しい事しようぜ」

 

まったくもって五月蝿い連中だ

 

星「なに、蝿のように五月蝿いおぬし達と楽しい事をしてあげようと思ったゆえ」

 

挑発をしているのに連中は一向に武器を構えない……何故?

 

賊1「なんだやっと素直になったのか……でもそれは必要ねえよな?」

 

なんだ…何故奴らはこんなに余裕があるのだ?……………!?

 

星「まさか!」

 

私が振り向くと

 

稟「すみませぬ星殿…」

 

風「ごめんなのですよ~」

 

其処には風と稟に剣を向けている賊が居た

 

星「くっ!卑怯な!!」

 

賊4「卑怯?俺達に気付かなかった自分が悪いんだろ?」

 

二人に剣を向けている男が笑いながら勝ち誇った顔をしていた

 

賊1「そう言う訳だからよ、武器をこっちによこしな」

 

二人を人質に捕られていては攻撃が出来ない、青年には何も向けられていないとは言え、気が付いたとしてもこの状況を打破出来るとは限らない……どうしたものか

 

賊3「早く武器を捨てやがれ!!この二人が如何なってもいいのか!!!」

 

考えている私に痺れを切らしたのか、風達の近くに居る賊が吼えてきた

 

星「くっ……」

 

私は武器を目の前の賊に向って投げた

 

賊1「そうそう、素直な女は好きだぜ?お前ら!押さえつけろ!!!」

 

そう叫ぶのを待っていたと言わんばかりに賊共が私に寄って来た

 

風「星ちゃん!!」

 

稟「星殿!!」

 

賊1「ぎゃっははははは」

 

星「くっ」

 

私が諦め掛けたその時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『動くな』

 

 

 

 

 

 

 

その声と共に空から何かが降ってきた

 

 

 

 

 

 

 

空から降ってきたのが人だと理解した時には、私に向かって来ていた賊の身体が切られ既に死んでいた

 

星「貴方はいったい…」

 

黒の外装を着ているが、背中しか見えないので顔を見ることが出来ない

 

賊1「なんだよ…テメエなんなんだよ!?」

 

目の前で起きた事が信じ難いのか剣を抜き、大声で叫んでいる

 

蒼真「さあな、どうでもいい事だろ……」

 

男の手には普通の物より遥かに大きな槍を持っていた、よく見ると形も変わっている

 

賊2「なんだよコイツ…」

 

賊3「殺される…」

 

賊達に動揺が見え始めた、仕方あるまい私に向って行った仲間が突然死ねば恐怖も覚えよう…

それにしても、本当にこの者は一体何者なのだ?恐らく相当の武の持主なんだろう、それにしては一度も気配を感じなかったが。どうやって来たと言うのだ?

 

蒼真「………」

 

男は無言で賊1に向き合った

 

賊1「う、動くんじゃねえ!そ、そいつ等が如何なってもいいのか!?」

 

男は賊1の指す方を見た、風と稟が捕まっている

 

賊4「そ、そうだ!う、動くとこいつ等をこ、殺すぞ!!」

 

蒼真「…………」

 

確かに二人が捕まったままでは手が出せない、私の槍も賊の足元に有るし…どうすると言うのだ?

 

賊1「分かったらさっさt「嬢ちゃん達」っておい!」

 

男は賊を無視して喋り出した、顔は外装を被っている為見えない…

 

蒼真「…嬢ちゃん達悪いが、少しの間目を閉じていて貰ってもいいかな?」

 

男にそう言われ風と凜は顔を見合わせ、目を閉じた

一体何をしようと言うのだ?男と風達までの距離は約10m

 

星「助けてもらってすまぬが、風達に危害が及ぶのは流石に困るのだが…」

 

賊4「う、動くんじゃねえ!」

 

蒼真「…何か言い残す事は有るか?」

 

あまり賊を刺激する事を言って欲しくないのだが…

 

賊4「ど、如何いう意味だ!んな事より。う、動くn『ヒュン』…え?」

 

今私は男の動きを確かに見ていた、だが…

 

賊1「は?」

 

賊4の持っていた剣は折られていた、いや切られていたと言った方がいいのだろうか……

剣筋が見えなかった、其れほどまでに早い動きで切ったのだろうか?いや、何よりあれ程離れているのに一体どうやって……

 

賊4「てめよk……」

 

蒼真「黙ってろ」

 

男は一瞬で移動したかと思うと賊4を拳で吹き飛ばしていた

 

賊達「「「「「…………」」」」」

 

蒼真「次は誰の番だ?」

 

男がそう言ってまた私の方に歩いてくると…

 

賊達「「「「「に、にげろーー!!!」」」」」

 

賊達は蜘蛛の子を散らしたように逃げ始めた

 

賊1「て、てめえら!逃げんじゃねえ!!『ザク』え?」

 

賊の片足には先ほど死んだ賊の剣が刺さっていた

 

賊1「ぎ、ぎゃーーーーーー」

 

そして賊の前には男が賊達の剣を持って立っていた

 

蒼真「なあ、おっさん」

 

賊1「い、痛い!助けてくれ!!!」

 

蒼真「楽しい事したかったんだろ?」

 

賊1「そんな事よりコレを抜いてくれ!!!」

 

剣は足を貫通して地面にも刺さっていた

 

蒼真「人の話は聞こうぜ?」

 

そう言ってもう片方の足にも剣を突き刺した

 

賊1「ぎゃーーーーーーーーーーーー」

 

蒼真「……もういいか、おっさんが自分で剣を抜けたらおっさんの勝ちだ」

 

賊1「ほ、本当か!?助けてくれるのか!?」

 

蒼真「ああ、じゃあな…がんばれよ」

 

男はそう言うと私の方に歩いてきた

 

蒼真「怪我は無いか?」

 

星「あ、ああ。すまぬこの様な賊程度に遅れを取ってしまった…」

 

本来であればこの様な奴らすぐさま倒してやったものを…

 

蒼真「なに、人質を捕られていたのなら仕方あるまい」

 

そう言って男は私の槍を差し出してきた、そう言えば先ほど投げたままであったな

 

星「しかし、本当に助かった。なんとお礼を言えばいいものか…」

 

薺「蒼真様、後始末完了致しました」

 

何所からか女性が二人ほど出てきた、仲間が居たのか………あの二人も相当の武の持主なのだろう、後始末と言うのは恐らく……

 

蒼真「ああ、ご苦労様……よろしかったら私達と共に来ないか?」

 

星「と言いますと?」

 

蒼真「近くに野営をする準備をしていてな、食事の準備も出来ている頃だろう…それにその少年を何所で休めた方が良いのではないのかな?」

 

そう言えば忘れる所でした

 

星「そうですな、すまぬがお願いできるだろうか?」

 

蒼真「ああ……孫堅その少年を連れて行ってくれ」

 

孫堅「そう言う事は私にすぐ言うんですか…」

 

ため息を付いているが、青年の方へ向かって行き肩に担いだ

 

蒼真「嬢ちゃん達ももう目を開けてもいいぞ」

 

風「もういいのですか~?」

 

二人は目を開けると私を見て

 

風「星ちゃーん!」

 

稟「星殿―!」

 

抱きついてきた、良かった怪我は無いようです

 

風「ごめんなのですよ~」

 

稟「私達のせいで星殿にご迷惑をお掛けしました」

 

星「なに、気にする事ではない、私がもっと早く倒しておけば良かったものを…すまなかった」

 

そう言って私は二人を抱きしめるのだった

 

 

 

 

 

 

 

蒼真「さて、そろそろ移動しても良いかな?」

 

風「さっきはありがとうなのですよ」

 

稟「どうもありがとうございました」

 

蒼真「お礼は良いから移動したいんだが…」

 

男は待ちくたびれたと言わんばかりに急かして来た

 

星「ああすまぬ、では行くとしよう」

 

そう言って私達は男達の後に続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は男に近づき小さな声で疑問を聞いてみた

 

星「すまないが先ほどの賊に言った事って」

 

蒼真「…剣を抜けば其処から出血が酷くて死ぬだろうな」

 

やはり…恐らく賊は混乱していて理解出来ていないのだろう

 

蒼真「本人の望んだ通り中々楽しい事だろ?」

 

本当にこの男に付いて行っても大丈夫なのでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は天幕の場所に行き、少年は輝流殿が担いで行ったので。私達は孫堅殿達と食事を頂く事にした

因みに先ほど来る間に皆自己紹介はしておいた

 

 

 

?「ん、んん…此処はどこだ?」

 

気が付くと見た事も無い天井が有る、よく見ると周りの景色も見たことが無い…と言うか今俺は何所に居るんだ?

 

?「見た目からしてテントみたいだけど…………ちょっとまて、俺は昨日確かに寮で寝たぞ?」

 

どうなってんだ?気が付くとテントの中って!?及川のたちの悪い悪戯か!?

色々と考えていると…

 

蒼真「眼が覚めたか」

 

男が立っていた

 

?「………」

 

真っ黒、全身真っ黒…他に言様が無いぐらい真っ黒だ、なに何かの撮影?取り敢えず聞いてみるか

 

?「すみません、何かの撮影ですか?」

 

蒼真「…名前は?」

 

うわ、思いっきり無視されたよ、機嫌を損ねても嫌だから素直に答えておこう

 

?「北郷一刀って言います」

 

蒼真「………………………」

 

なんか凄い沈黙なんだけど!?

俺不味い事でも言ったのかな?いや待て、ただ普通に自己紹介しただけじゃないか。怒られる原因なんて無い筈だ

 

蒼真「少年、一度しか言わないからよく聞け」

 

行き成り命令口調ですか、しかも名前聞いといて言わないし

 

一刀「なんですか?」

 

蒼真「簡単に説明すると此処はまだ中国であって中国ではない、今は漢王朝の時代、君の持っている常識が通じない事だらけだ、後注意しなければならないのはこの世界には『真名』と言うものがあるから気をつけた方が良いぞ。以上だ」

 

一刀「………は?」

 

今この男は何て?中国?漢王朝?だめだ、頭が付いてきてない

 

一刀「すみません、如何いうことでしょうか?」

 

蒼真「言葉の意味は自分の目で見たほうが良いだろう、だが今日は取り敢えず一人付けて置くからソイツに色々と聞くが良い」

 

そう言って男は外に出て行こうとした

 

蒼真「そうだ、後でお礼を言っておけ」

 

一刀「お礼?」

 

蒼真「少年の命を救ってくれた恩人にな」

 

それだけ言うと男は出て行った

 

一刀「……………だめだ、理解できない」

 

取り敢えずは一人誰か来てくれるって言うんだからその人に色々と教えてもらうとしよう……

 

一刀「分かり易く説明してくれる人だったら良いんだけどな~」

 

しかし俺はこの時はまだ知らなかった、色々と驚く事になる事になろうとは…

 

 

 

 

 

 

蒼真「薺」

 

薺「はい!」

 

蒼真「先ほどの賊達、黄色い布を持っていたな」

 

薺「はい」

 

蒼真「予想以上に早かったな……」

 

薺「お兄様…」

 

蒼真「彼女達に使いを出してくれ……『機は熟した、当初の予定通り行動せよ』と」

 

薺「ついに動き出されるのですね」

 

蒼真「いやまだ早い、乱世はまだ産声を上げたばかりだ。当面は今まで通り様子を見る…だが、何時でも動けるようにと伝えてくれ」

 

薺「分かりました、全員に伝えたら宜しいんですか?」

 

蒼真「いや彼女達はまだ伝えなくていい」

 

薺「と言いますと?」

 

蒼真「伝えるのは今諸国を回っている彼女達と数人だけでいい」

 

薺「了解いたしました」

 

蒼真「兵たちによろしく伝えてくれ」

 

薺「はい、皆喜んで行動してくれるはずです」

 

そう言うと少女は姿を消した

 

蒼真「私も急いで戻らなければ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命の歯車が回り始める

 

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは、

おやすみなさい

 

 

 

どうもsinです

 

 

 

今回も仕事中にネタを沢山考えていたけど帰って来たら忘れていた作者でございます

 

 

前回『高順』を新たに出しましたが、投稿してから気付きました……真名読めない!スミマセン読めませんですたよね?本当にスミマセン、え?読めたって?

読める人は博識ですね!と言うか読めないのは私だけでしたのでしょうか?

そんなこんなで『高順』の真名は『薺・ナズナ』と読みます、覚えてあげてくださいね

 

 

 

 

ところで、今回は如何でしたでしょうか?いつも以上に長編だったと思うんですが…普通なのかな?仕事終わりに書こうとすると体力を使い切ってしまっていて中々書けないんですよね、PCの前にも余り座りませんし……言い訳ですね!知ってました

でも作者頑張りました!私頑張った!!!

 

 

 

* 仕事終わりの夜中に書いていたせいでテンションが可笑しくなっています

 

 

 

 

 

 

こんな作者ですが頑張って書いていますので、感想、コメント、指摘などドンドンしてやって下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまらない予告を

『……ノープラン!と言うか忘れた!!』

どーもスミマセン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクター届いた!!!

こ、恋姫が、恋姫がほぼ等身大にww!!

大迫力だ!!!!

写真は後日ブログにて後悔予定!!

恋姫じゃないかもしれないけどねwwww

ユルシテ!!!

 

 

 


 
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