No.222259

恋姫外史・あるところに一刀第26と2/3話

アキナスさん

女達の戦いが始まります・・・

2011-06-12 12:38:57 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:11075   閲覧ユーザー数:8230

そこには重い空気が漂っていた

 

部屋の中は薄暗い

 

そんな中

 

「ポンですわ!」

 

カシッ!

 

麗羽が声と共に牌を右へ寄せる

 

ここは女達の意地を賭けた真剣勝負の場

 

何故このような事になったか?

 

それは二週間ほど前に遡る・・・・・

 

 

 

 

 

白蓮が一刀と関係を持った事はその日の内に城中に広まった

 

理由は簡単

 

事が終わった直後に出て行ったねねが帰ってきて、現場を目撃されたからだ

 

そして城中の人間に言いふらした

 

「白蓮殿が北郷一刀に犯されたのですぞ~~!!」

 

とわめきちらしながら・・・

 

こうして前回華雄が知っていたように、一刀に近しい女たちにもあっと言うまに広まった

 

そして

 

「お姉ちゃんたちが一番付き合い長いのに~~!」

 

「何で普通が先に抱かれる訳~~!!」

 

「・・・納得できませんね」

 

「白蓮さんのような貧相な体を抱くほど飢えていたなら何故!ワタクシに言ってくださらなかったんですの!?」

 

「麗羽様から見たらほとんどの人が貧相になりそうだけどなあ・・・」

 

「うん、そうかも・・・」

 

「・・・・」

 

「恋殿!このような変態に近づいてはなりません!!」

 

「七乃、皆何故あんなに騒いでいるのかや?」

 

「美羽さまにはまだ早いお話ですから・・・」

 

「・・・・むう」

 

と、女たちは次々と一刀に詰め寄っていった(一部除く)

 

そして一刀はこう言い出した

 

「だったら勝負で、俺と夜を過ごす権利を獲得するってのはどうだ?」

 

そして全員の予定を合わせるためと、練習期間として二週間経った今

 

第一回北郷一刀争奪麻雀大会が開かれていたのだった・・・・

ちなみに参加選手は5人

 

麗羽、恋、天和、地和、人和である(華雄は既に経験済みなので参加せず。ちなみにその事は選手達のモチベーションを削ぐとして秘密にしていた)

 

しかし4人までしか卓につけないので最初にジャンケン対決が行われた

 

その結果

 

「・・・一生の不覚」

 

人和が負けて、残りの4人で勝負となった

 

そして状況は・・・

 

「ツモですわ!!」

 

強運で牌を揃えていく麗羽

 

「それチー!」

 

「あ、それポンだ~~」

 

ダテに役満の名前が付いていない、駆け引きとテクニックで攻める天和、地和

 

そして

 

「・・・・・」

 

ほとんど初心者で、上がることは出来ないが野生の勘で全く振り込まない恋

 

それぞれの打ち方一つ一つに気迫が篭っていた

 

そしてゲームは進んで行く・・・・・

最終局、天和のリードで場は動いた

 

「リーチですわ!!」

 

宣言し、点棒を出す麗羽

 

その一順後

 

「リーチ!!」

 

地和もリーチを宣言そして

 

「お姉ちゃんもリーチ」

 

天和もリーチ

 

これで場にリーチが出ていないのは恋のみとなった

 

「・・・・・」

 

トン、と表情を変えず、恋は打ちつづける

 

そして2順して

 

「・・・・ロン」

 

「「「え?」」」

 

パタン、と麗羽の捨てた牌で上がった恋

 

その役は・・・

 

「す、四暗刻ですって!!」

 

麗羽が驚きの声を上げる

 

と言う訳で、恋の逆転勝利で大会の幕は下りた

 

後に恋に一刀が聞いたところによると

 

「・・・役が覚えやすかった」

 

との理由で最初から暗刻ばかり狙っていたのだと言う

 

それで振り込まない恋の勘と運

 

バクチ打ちになったら黒シャツの坊やでも勝てないんじゃないか?

 

などと一刀は思ったのだった・・・・

そして夜、一刀の部屋

 

恋と一刀はベッドに隣併せで座っていた

 

「んで、どうする?」

 

一刀の質問に恋は

 

「・・・寝る」

 

眠たげな目をこすってベッドに入る

 

「・・・もしかして、ただ寝るだけか?」

 

「・・・?」

 

恋はベッドの中で首を傾げる

 

それ以外に何があるのか?と言う感じで

 

「・・・一緒に寝る・・・違う?」

 

「いや、まあ間違ってないんだが・・・」

 

一刀の言葉にあいかわらず首を傾げる恋

 

どうやら夜を過ごすと言う意味を、本当に過ごすとしか考えていなかったらしい

 

「・・・まあ、いいか」

 

一刀はそう呟くと、自分もベッドに入った

 

恋は一刀に抱きつく

 

そして一刀も恋の頭に手をやり、そのまま頭を撫でる

 

「・・・寝る」

 

「ああ、お休み」

 

そう言って二人は目をつぶり、寝息を立て始めた

 

 

 

その寝顔は

 

 

 

本当に幸せそうな

 

 

 

寝顔であった・・・・・

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです

 

ゲームでしかやっていない、役なども簡単なのしか知らないのにやってしまった麻雀ネタ

 

本当はもっとネタを盛り込みたかったんですけどね・・・・

 

次はどうしよう?などと考えながら、それでは次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「ノヴァサイザー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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