No.219995

真・恋姫†無双 真公孫伝 ~雲と蓮と御遣いと~

処女作です。
よかったら見ていってください。

2011-06-01 12:10:37 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:17343   閲覧ユーザー数:11501

 

 

この作品は恋姫無双の二次創作です。

 

三国志の二次創作である恋姫無双に、さらに作者が創作を加えたものであるため

 

人物設定の違いや時系列の違い。時代背景的な変更もありますので

 

その辺りは、なにとぞご容赦をお願いいたします。

 

上記をご理解の上、興味をお持ちの方は 次へ をクリックし、先にお進みください。

 

 

 

 

後漢末期。漢王朝の衰退から始まる、群雄割拠の時代。

 

漢王朝の衰退が日に日に明確になっていく時代。

まじめに働くことが馬鹿らしくなり、盗賊になる者も出てくる混沌とした世界。

 

この話はそんな時代背景から始まる。

 

 

 

幽州啄郡。大陸の北東に位置する州。その本城の城壁の上で、酒を酌み交わしながら語り合っている、ふたつの人影があった。

 

公孫賛「天の御遣い~?」

 

 

二つの影のうちのひとつ。もとい、一人が疑いの眼差しを、対面する席に座っている人物に向ける。

 

趙雲「左様。[白き衣を纏った天の御遣いが、流星と共に舞い降りる]と、民の間では専らの噂ですが・・・。おや、白蓮殿。胡散臭そうなもの見る顔をされるとは、少々意外でしたな。」

 

 

公孫賛「だってなあ・・?今の世の中、そういう噂を信じたい気持も分かるけど、民が私じゃなくて噂に希望を持つんだぞ?私はむしろ、その事実に絶望したいよ・・」

 

赤みがかった髪の女の子、公孫賛はそう言いながら卓に突っ伏した。さすがと言うべきか、手に持っていた杯からは一滴も酒がこぼれていなかった。

 

趙雲「なるほど、そういうことでしたか。しかし、あながち噂では無いかもしれませんぞ?」

 

そう言ってもう一人の女の子、趙雲が夜空を見上げる。それに倣い公孫賛も夜空を見上げた。二人の視界には、夜空に輝く満天の星。

 

公孫賛「星がそんな噂を信じるなんて意外だな」

 

趙雲「いえ、これだけの星があれば、ひとつぐらいは流れてきてもおかしくないと思いましてな」

 

公孫賛「・・・確かに」

 

そんなことは無いと分かってはいるが、この夜空を見て、趙雲の言に反論できる者はそういないだろう。それほどまでに夜空に輝く星は綺麗だった。

 

 

{作られた外史――}

 

 

公孫賛「ん?星、なにか言ったか?」

 

趙雲「いえ。私はなにも言っておりませんが?」

 

公孫賛「でも、今確かに――」

 

 

{それは新しい物語の始まり}

 

公孫賛「まただ・・・」

 

 

{終端を迎えた物語も

望まれれば再び突端が開かれて新生する}

 

 

最初は微かな声だったが、段々はっきりと聞こえてくる。

男の声か女の声かはっきりしないが、声が聞こえてくる。

 

 

{物語は己の世界の中では無限大――}

{そして閉じられた外史の行き先は、ひとえに貴方の心次第――}

 

 

趙雲「む?あれは・・・白蓮殿!空になにか――」

 

趙雲の声に従って無意識に顔を上げると――

 

公孫賛「・・・流星」

 

夜空に一筋の流星が。

こちらに落ちてくるのが見える。

具体的に言うと、公孫賛と趙雲が今まさに酒を酌み交わしている、城壁の上へと。

 

{さあ}

 

公孫賛「・・え?いや、ちょっと待っ・・!」

 

{外史の突端を開きましょう――}

 

 

謎の声を聞き、視界が真っ白に染まったところで、公孫賛の意識は途切れた。

 

 

 

 

真・恋姫†無双 真白蓮伝 ~雲と蓮と御遣いと~ 序章

 

 

[あとがき]

 

 

このたび初めて小説を投稿させていただきます。

※この喋り方はかなり丁寧に喋っている方で、現実の作者はかなり口が悪いです。

 

さて、真・恋姫†無双 真白蓮伝 ~雲と蓮と御遣いと~ 序章を書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

まだ序章のみなので、感想を聞かれてもお困りになられるかもしれませんが、些細な感情でもコメントしていただければ幸いと思います。

 

この作品は作者が創作物をさらに創作した作品なので、違和感を覚える場面もあると思います。

できれば、‘恋姫の世界だからなぁ・・・’とスルーしてあげてください。おねがいします。

 

続きを書くかは未定です。

 

反響がそれなりにあれば、書くかもしれません。

 

頑張ります。どうぞよろしく。

 

 

 

 
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