No.219621

恋姫外史・あるところに一刀第9話

アキナスさん

ようやく話が進みます

そう、アレの始まりです・・・

2011-05-30 16:34:09 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:10740   閲覧ユーザー数:8016

洛陽は、復興しつつあった。

 

もっともそれをやってのけたのは、帝達ではなく董卓たちだったが・・・

 

張三姉妹も、収入が増えてきたと喜びの声を上げていた。

 

そんなやっと平和になってきた洛陽に、危機が迫っていた

 

霊帝崩御

 

この流れから来る物と言えば・・・・・・

 

 

 

 

 

「なんなのよ!これは!!」

 

文書を読み、詠が憤慨する

 

その文書にはこう書いてあった。

 

(暴政を敷き、洛陽の民を苦しめる董卓を討て!!)

 

言いがかりも甚だしい内容である

 

しかし、問題はこの檄文が各地の諸侯の下に送られてしまっていると言うことである。

 

「・・・・生贄に選ばれた巫女とその仲間達って所だな」

 

「サラッと言ってんじゃないわよ!!」

 

「んなこと言っても事実だろ?」

 

ぐぅと言って押し黙る詠

 

「・・・詠ちゃん」

 

「月、大丈夫だからね」

 

心配そうな月を励ます詠

 

「んで、どうするよ?逃げる準備するか?」

 

「ふざけてんの?!」

 

「そうです!ふざけんなです!」

 

一刀の言葉に詠、陳宮の両軍師が怒りを露わにする。

 

「最悪の事態を想定しただけなんだが・・・・」

 

悪びれもなくそう言う一刀

 

「・・・・それは本当に最終手段、まずは戦うわよ!」

 

「・・・・あいよ」

 

「血が騒ぐな・・・」

 

「せやな、やったるか!」

 

「恋どのがいれば何も問題ないのです!」

 

「へぅ・・・みんな気をつけて」

 

と、それぞれが決意を固めていた時

 

ぐぅーーー・・・・・・

 

間抜けな腹の音が響いた。

 

「・・・お腹すいた」

 

「・・・・・まずは腹ごしらえするか」

 

緊張感が四散したその場の全員が、一刀の言葉に首を縦に振った・・・・・

「・・・と言う訳だ、お前達どうする?」

 

一刀は帰ってきた張三姉妹と話し合っていた。

 

「・・・一刀さんは」

 

「戦うに決まってんだろ」

 

当然とばかりに人和に言う一刀

 

「もしも今のうちに逃げるってんなら、俺が貰って使ってなかった給料もくれてやるけど」

 

「「「・・・・・・・」」」

 

三姉妹は押し黙った。

 

「・・・1日だけ、時間をくれませんか?」

 

「いいぞ。じゃあ明日またくるから、それまでに決めといてくれ」

 

そう言って一刀は席を立った。

 

 

 

 

そして翌日、三姉妹の一刀への返答は

 

「・・・ここに残ります」

 

「危ねえぞ?」

 

「わかってないわね・・・」

 

やれやれと言った感じで地和がそう言った。

 

「ちぃ達がココで歌って、街の人達の不安をやわらげてあげるって言ってんのよ!」

 

「・・・素晴らしい芸人魂だ」

 

一刀は素直に褒めた。

 

「・・・ついでだから、あんたが帰ってくるのも待っててあげる」

 

「ちぃちゃん素直じゃないな~~。頑張ってね、一刀」

 

「・・・信じてますから」

 

三姉妹のその言葉に

 

「いい女だな、お前達」

 

一刀は微笑んだ・・・・・

そして、攻めて来るであろう連合軍との戦いに向けて準備は進んでいった。

 

そして、その中一刀は思っていた。

 

(連合軍の奴らが正義の為だと信じて戦うヤツだろうと、富や名声の為に戦うヤツだろうと、そんな事はどうでもいい)

 

一刀の思いは只一つ

 

(俺はやりたいようにやるだけ、そして今やりたいことは攻めてくる奴らに一泡、いや、三泡くらいは吹かしてやるっつーことだ!)

 

そんな中、連合軍襲来の報告

 

一刀は華雄、霞と共に要所汜水関へ向かう

 

今、歴史は大きく動こうとしていた・・・・・

第九話投稿です

 

やって参りました反董卓連合

 

一刀はどのような活躍をみせるのか(獅子奮迅でないことは確かだ・・・)

 

それでは次回に・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「瞬殺のぉ、ファイナルブリットォオオオ!!」

 

 

 

 

 


 
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