No.212275

真・恋姫夢想 夢演義 腐の競演編

狭乃 狼さん

どーもー。

ラウンジにてうたまるさんと話してて思いついたものです。

内容はタイトルどおりなんで、

続きを表示

2011-04-18 09:33:09 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:15879   閲覧ユーザー数:12631

 それは、某所の某庵。

 

 

 さらさらさらさらさらさらさら・・・・・・・・・。

 

 

 ただもくもくと。

 

 一心不乱に紙に筆を走らせる二人の少女がいた。

 

 一人は金髪のショートカット。

 

 もう一人は、青い髪をしたツインテール。

 

 「・・・・・・雛里ちゃん。そっちは後どのくらい?」

 

 「・・・・・・まだ半分以上だよ、朱里ちゃん」

 

 「・・・・・・そっか」

 

 「うん・・・・・・・」

 

 さらさらさらさらさらさらさら・・・・・・・・・。

 

 相手を見ず、筆を走らせながら二言三言話しただけで、少女たちは再び作業を続行する。

 

 もくもくもくもくもく。

 

 さらさらさらさらさら。

 

 それ以外の会話は一切無いまま、ただ筆が紙の上を踊る音だけが、その室内を支配していた。

 

 

 「朱里~?雛里~?作業はど~お?」

  

 そんな空気の部屋に、ひょっこりとその人物は姿を現した。

 

 その艶やかな黒髪を、赤いリボンで縛ってツインテールにした、蒼い瞳のつり目の少女。

 

 「はわわ!か、輝里さん?!」

 

 「あわわ。か、輝里しゃんでしゅ。あう、かんじゃった」

 

 「あはは~。変わらずだね、二人とも。はいこれ、陣中見舞いだよ~」

 

 ひょい、と。輝里と呼ばれたその少女-徐庶、字を元直は、二人の前にひとつの包みを差し出した。

 

 「わ。ありがとうございます~」

 

 「お饅頭だよ朱里ちゃん。ちょっと、息抜きにお茶しよっか?」

 

 「そうだね、雛里ちゃん」

 

 かちゃかちゃと。近くの別の机においてあった茶器一式を、雛里、と呼ばれた少女-龐統、字を士元が、あわあわ言いながらそろえ始める。

 

 その間、もう一方の金髪の少女、朱里こと諸葛亮、字を孔明が、輝里から受け取った包みを机の上に広げていく。

 

 「・・・で?二人とも、次の新刊本、もう出来上がったの?」

 

 「はわっ!?」「あわっ!?」

 

 どっきぃ!!

 

 輝里のその言葉に、顔を真っ青にしたまま、文字通り飛び上がって反応を示す二人。

 

 「・・・まだ?」

 

 「はわわ!しょ、しょのでしゅね?!お話はできてるんでしゅけど!」

 

 「あわわ。え、えと、その。なかなか忙しくて時間のほうがその」

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・ま、だ、なのね?」

 

 『・・・・・・・・・・・・・・・・はい』

 

 

 「輝里ちゃん~?二人をあんまりいじめちゃだめですよ~?」

 

 「!!む。・・・翡翠・・・」

 

 「はわわ!お姉ちゃん?!」

 

 「翡翠さん!」

 

 にこにこと。笑顔とともに現れたのは、きれいな金髪を三つ編みにした、とても物静かそうに見える女性だった。

 

 「久しぶりね~、朱里。元気でやってた?」

 

 「うん!お姉ちゃんも元気そうで良かった!」

 

 「あわわ。翡翠さん、おひさしぶりでしゅ。あわ!」

 

 「うふふ。雛里も相変わらずね。・・・・・・輝里ちゃん?どうかしたの?」

 

 「・・・なんでも」

 

 ぷい、と。その翡翠という女性-朱里こと諸葛亮の姉である、諸葛瑾、字を子瑜から、なぜか不機嫌そうにその視線をそらす輝里。

 

 「・・・もしかして、まだ、昔のことを引っ張ってるの?」

 

 「(かちん!)・・・昔のこと、ですって?言っとくけどね、今だって現在進行中なんだからね!”あの件”については!!」

 

 「・・・輝里ちゃんてば、結構根に持つのね。大体、あの件については、私は全然悪くないですからね?」

 

 「・・・上等じゃない。なら、久々に、じっくりたっぷり、語り合おうじゃないの」

 

 「・・・いいわよ?受けてたってあげる。うふふふ」

 

 ふふふふふふふふふふふふふ。

 

 その顔を付き合わせ、妙な笑顔で笑いあう輝里と翡翠。

 

 「・・・・・・あわわ。ど、どうするの?朱里ちゃん」

 

 「・・・・・・放っとくしかないと思う・・・・・」

 

 で。

 

 そんな風に他人事のように言っていた二人も、結局翡翠と輝里の二人に巻き込まれ、その大論争は始まった。

 

 

 

 -ここからは、台詞のみでお送りします-

 

 

 輝「だーかーら!過去の人物の(色々)を想像しつつするからこそのでしょうが!」

 

 翡「何をいってるの?!現代に生きる人々から、(色々)を学んでこその、私たちの活動でしょう!」

 

 輝「私が言ってるのは、あまりにも現実的で世俗的過ぎるってこと!」

 

 翡「現実的で世俗的だからこそ!人はその関係にやきもき出来るんです!」

 

 朱「はわわ!二人とも落ち着いてよ~!」

 

 雛「あわわ。でもでも、古の英傑さんたちの方が、たくさん妄想をかき立てられると思いますけど」

 

 輝「さすが雛里!よく言った!」

 

 翡「・・・ちょっと雛里ちゃん?貴女も私に何かオハナシがあるのかしら?(ゴゴゴゴゴ)」

 

 朱「はわわ!お、お姉ちゃんの後ろに何か影が見えるよ~!!(がたぶるがたぶる)」

 

 雛「あわわわわわ!わ、わたひは特に無いれふ~!!あわっ!?(がたがたぶるぶる)」

 

 輝「翡翠~?いくら形勢が不利だからって、雛里に当たるのは良くないとおもうけど~(にやにや)」

 

 翡「む?!・・・それじゃあ聞くけど、現在の人物が駄目って言うんなら、輝里ちゃんは一刀くんを、その対象にしたことは無いのよね?(にっこり)」

 

 輝「(ぎく)・・・・・そ、そんなこと、あ、アルワケナイデショウ?私ハ項羽×劉邦一筋デスモノ(汗汗)。そ、そういう翡翠はどうなのよ!一刀さんを八百一のネタにしたなんてことは」

 

 翡「ないですよ?だって一刀くんは私の・・・ごにょごにょ・・・だし・・・ぁぅぁぅ///」

 

 輝「む?!わ、わたしだって一刀さんとはそのごにょごにょ・・・だもん///」

 

 翡「むむ?!・・・そういえば、一刀くん、は、裸に前掛けだけとか、そういうの好きなのよね。だってこの間・・・・・・すっごい喜んでくれたし」

 

 輝「は!裸に前掛けだけって・・・!!・・・そ、そんなに凄かったの?その、反応のほう」

 

 翡「・・・うん///」

 

 輝「・・・そ、そっか。・・・わ、わたしも、そのうちやってみようかな?・・・ん?」

 

 朱「・・・はわわ!ご、ご主人様と誰かの八百一・・・!!///も、萌え・・・!!」

 

 雛「あわわ。・・・萌え///」

 

 輝・翡『ちょっとそこの二人!何を想像してるの!?』

 

 朱・雛『はわ(あわ)!!』

 

 

 

 ・・・とまあ。

 

 これ以上はさすがに長くなりそうなので割愛するが(おそらく三十ページ以上はかかるかとw)、四人の少女たちによるその激論は、結局夜通しぶっ続けで行われ、気がつけばもう太陽がてっぺんまで昇っていたそうである。

 

 

 ちなみに。

 

 

 朱里と雛里の二人が、冒頭にて必死に書いていたモノだが、結局即売会には間に合わず、二人の新刊本は落ちたそうである(笑。

 

 「はわわ・・・(泣)次は、がんばろうね・・・」

 

 「あわわ・・・(泣)そうだね・・・・」

 

 

 

 いいとばっちりを食らった二人であったとさ(笑。

 

 

 

 おしまい。

 

 

 腐は嫌いだ。

 

 

 と、そういう人が結構たくさんいるとは思いますが、こんなネタを投稿してみたりしました。

 

 いやもちろん、僕自身もリアルなそっち系はNOですよ?

 

 でも、話のネタとしては使いがってがいいんですよね~w

 

 

 ということで、

 

 ラウンジでうたまる氏と話していて思いついたこれ。

 

 

 輝里と翡翠に腐談義をさせてみたくて書いてみたんだけど、

 

 あんまりはっきりしたこと書くとやばいかなー、とおもいまして。

 

 ちょっとソフトめにして置きました。

 

 

 ちょっとでも面白いと思っていただけたら、それ以上は望みませんので。

 

 では、今度はツン√の更新にてお会いしましょう。

 

 

 再見~www


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
37
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択