No.210143

けいふぁにゃん ~ちびちびにゃんこ演義~ にゃんの三

狭乃 狼さん

タイトル変えた。
特に意味はないw

相も変わらず妄想(欲望)駄々漏れw

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2011-04-05 19:36:23 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:16526   閲覧ユーザー数:12808

 

 私の名前はけいふぁにゃん。

 

 今日も今日とて、大好きなご主人様のおひざで、うとうと日向ぼっこの真っ最中。

 

 ・・・うにゃ。きもちいいのにゃ♪

 

 ぽかぽかお日様のいい香り。・・・ご主人様のおひざは天国にゃん♪

 

 「・・・うにゃ?」

 

 なんか気配を感じたので、そっちのほうを見てみたにゃ。

 

 「・・・じ~~~~」

 

 ・・・なんか、思いっきりうらやましそ~にしてるのがいたにゃ。あれって確か、”ししゅん”じゃなかったかにゃ?

 

 「にゃ?!」

 

 ささっ!

 

 ・・・なんか、こうそくで隠れたにゃ。

 

 ・・・・・・・・・・・あ。また見てる。

 

 「・・・・・・じ~~~~~~~~~~~~~」

 

 ・・・ご主人様は気づいてないにゃ。・・・しょうがない。気になって寝れないから、何してるのか聞いてくるにゃん。

 

 ぴょん、と。ご主人様のおひざから降りて、ん~、っと。ちょっとのびをしてから、ししゅんのところにてくてくあるく。

 

 「(びくっ!)」さささっっっ!!

 

 あ、また隠れた。・・・いったい何してるにゃん。

 

 てこてこそっちへと歩いていくと、壁の裏のところにツンとすまして立ってるししゅんが居たにゃう。

 

 「・・・あんた、いったい何してるにゃ?」

 

 「け、けいふぁか?いやべつに、ただ立っていただけだぞ?ご主人のおひざに乗れるお前がうらやましいとか、わたしもご主人のおひざで寝てみたいとかはかけらも思ってないからにゃ?!」

 

 「・・・顔をそんな真っ赤にして言ったって、ちっとも説得力がないにゃ」

 

 「あう///」

 

 目はきょろきょろしてるし、しっぽはちっとも落ち着いてないし。

 

 「・・・別に遠慮しなくてもいいのに。・・・ご主人様が好きなら、けいふぁといっしょに甘えるにゃん」

 

 「や!だから別に御主人のことが好きとかではなくてだな!だからその」

 

 にゃあにゃあいいわけがましいわね、このへたれ猫。

 

 鈴音のししゅんといったら、この界隈ではかなり名の知れたはんたーなのに。”にゃん殺拳のみんめい”と並んで、狩りのすぺしゃりすとにゃんだけど。

 

 「ほら。いつまでもにゃあにゃあいってないで、ご主人様のところに行って甘えてくるにゃん。・・・今日ぐらいはご主人様のおひざを譲ってやるにゃ」

 

 にゃん。けいふぁはいいにゃんこだもの。たまにはともだちにゆずるくらいのどりょうは持ってるのにゃ。・・・かりんのやつだけはべつだけど。

 

 「いやだからわたしはだな!」

 

 「えーい!いーからさっさといくにゃ!にゃんこはどきょうにゃ!」

 

 「にゃあーーーー!!」

 

 

 で。

 

 

 「ごろごろごろ・・・・・・・ふにゃあ~ん♪」

 

 ごしゅじんさまのおひざで、ごろごろいってるししゅんの姿が、そこにあったりするわけで。

 

 「よしよし。・・・ほんとに甘えんぼだな、ししゅんは」

 

 「にゃあ~♪」

 

 ・・・なんか、ちょっとだけ腹立ってきたかも。にゃう!(ぐいぐい)

 

 ししゅんを押しのけ、ご主人様のおひざに乗る私。

 

 「お?どうしたけいふぁ?こ、こら、そんな無理して乗ってくるなよ?!」

 

 「にゃ!(おいけいふぁ!今日は私に譲ってくれるんじゃなかったのか?!)」

 

 「にゃ~あ(・・・記憶にございません。ご主人様のおひざはやっぱ私のなの~)」

 

 「にゃにゃあ!(きさま・・・。この鈴音のししゅんをおこらせたいか?!)」

 

 「にゃあ~(ごしゅじんさま~。ししゅんがいじわるするにゃあ~)」

 

 すりすり甘えて媚を売る。ごしゅじんさま、これに弱いからね~。

 

 「まったく、けいふぁもほんとにあまえんぼだな。・・・ほら、ししゅんはこっちにおいで」

 

 「にゃ!」

 

 あ。ししゅんがもう片方のおひざに乗った。・・・まいっか。それぐらい譲歩してやりましょ。

 

 

 ある一日のうららかな午後。

 

 

 ししゅんといっしょに、ご主人様のおひざで日向ぼっこを続けました。

 

 

 『にゃあ~お♪』

 

  

 おしまい。

 

 


 
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