No.205399

魏乃章 曹仁伝

宇和さん

曹仁を恋姫風に・・ssです。

短文・醜悪等様々問題あり。
御馬鹿悲哀ss?

2011-03-06 23:29:59 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:3381   閲覧ユーザー数:2950

注意 

はわわ娘が相当ポンコツ?です。

ファンの人は了承の上お進みください。

設定

 

北郷は呉将の設定。

三国同盟後、呉の荊州総督に就任してます。

荊州には蜀(朱里)魏(曹仁)の総督もいます。

「次は魏・蜀代表との三国会議か」

 

赤壁の戦いの後、三国同盟が組まれ戦いは中華から消えた。

そこに残されたのは平和と笑顔・・そして荒れ果てた国の残骸だった。

 

長年の戦乱で国の基本は失われていた。

法は失われ、官人が矜持を忘れ・・なによりも民の国への信頼が失われていた。

 

・・国を立て直す事が急務だった。

やっと手にした平和と笑顔を守るためにも。

 

そのため呉の皆もそれぞれ各地に散らばり。

俺も呉の荊州総督として日々、事務仕事に追われていた。

 

「えーと、この部屋だよな」

 

三国の各武将の努力のおかげか。

徐々が各地は落ち着きを取り戻しつつあった。

 

「入るよ~」

 

俺が駐屯してる荊州も全体的に穏やかに暮らしていた。

 

「ふざけてんじゃねええぞ!!はわわ~女!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「はわわ~!!」

 

まあ・・俺のこの扉の奥だけ異なるようだが。

「はわわ~じゃねえ!!はわわ女!!この件は俺に任せとけばいいんだよ!!」

「はわわ~そ、そんな私の意見もきいてくさしゃい」

 

なんか~魏と蜀の荊州総督殿が喧嘩してるな・・。

まあ・・喧嘩と言うより一方的に朱里が曹仁さんに怒鳴られてる感じだけど。

 

「お前の舌足らずの意見なんてきいてられっかよ」

「はわわ・・そんな酷いです」

 

それにしても・・曹仁さんいつもと違ってずいぶん荒い口調だな~。

ちょっとヤクザっぽくってすごい迫力・・昔カツアゲされかけたトラウマ思い出しそう。

 

「酷くねえ!!!」

「ひぐっ・・」

 

そういえば曹仁さんの妹の曹純さんが華琳と共に許に戻る際に俺に。

 

『今は温厚ですけど、あの人は元暴れん坊だから・・怒らせたら駄目ですよ』

そんな注意してくれたのを思い出す・・。

 

「・・(治安の悪いこの時代に暴れん坊って・・俺の世界とはレベルがちがう暴れっぷりなんだろうな)」

正直、俺はヘタレなので関わりたくない。

でも、朱里が今にも泣き出しそうなので仕方なく口を挟む。

 

「えーと・・曹仁さん」

そう声をかけた途端。

 

「ああん~なんだ!!」

曹仁さんが怒声を挙げるが・・。

 

「あっ・・ほ、北郷殿!」

俺の姿を見て驚く。

 

「ひ、ひぐっ・・~ほ、北郷さん~」

そんな曹仁を横目に、朱里がぐずりながら近づいてきた。

 

「よしよし・・こわくないこわくない」

朱里を俺は頭をなであやす。

 

「い、いや・・その~声を荒げて、すまない北郷殿」

そんな朱里を見ながら・・曹仁さんが俺に頭を下げる。

 

「いや・・気にしないでいいよ」

俺がそういうも・・曹仁さんは申し訳なさそうな顔を続ける。

 

「ひっ、ひぐぅ~」

朱里も愚図り続けている。

 

「そ、それで、温厚な曹仁さんがあんなに怒るなんて・・なにがあったの?」

そんな嫌な雰囲気を切り替えるため・・俺は話を切り出す。

 

「い、いや・・それが」

曹仁さんが朱里のほうをちらりと見る、朱里の前では喋り難い事があるのだろう。

 

「朱里・・悪いけど」

俺は朱里の頭を撫でるのをやめる。

 

「ひぐっ・・は、はい」

朱里もすぐ察したようで、多少愚図りながらも部屋から出て行ってくれた。

 

「これでいいかな?」

 

「あ、ああ・・配慮感謝する」

曹仁がばつの悪そうな顔をしながらもうなずく。

 

「それでどうして・・?」

 

「その・・まあ、諸葛殿とここ一月色々あってな」

そういいながら曹仁さんはポツポツと話し始める。

一ヶ月前

 

「では・・諸葛殿この件はこれでいいですね?」

曹仁が竹巻を仕舞ながら報告の確認をとる。

 

「はわわ~そ、その」

「なにか疑問でも?」

朱里がおどおどと手を挙げたので・・曹仁が訝しげに朱里をみる。

 

「しょ、しょのでしゅね!」

「諸葛殿・・あわてず落ち着いて話してください」

その視線に朱里があわてだしたが、曹仁がやさしく話しかける。

 

「はわわ!!しゅ、しゅみません!!」

「い、いや・・わざわざ謝らなくてもよろしいですよ」

がっ・・それが逆効果になり、朱里が余計テンパリだす。

 

「はわわ~!しゅ、しゅみません!!」

「いえ・・」

 

「はわわ~!しゅ、しゅみません!しゅみません!」

「いえ・・ですから」

後は「負」のループだった・・。

 

「しゅみません!しゅみません!しゅみません!」

「・・(怒)」

20日前

 

 

「諸葛殿・・民の顔もおだやかになってきましたな」

「そ、そうですね」

町を朱里と視察中の曹仁は率直な意見を口にし、それに朱里が答える。

 

「残酷な戦いでしたからね・・余計平和が嬉しいのでしょう」

「そ、そうですね」

10日前の失敗に懲りた曹仁は朱里を焦らせない様、なるべくゆっくりと話しかける。

 

「これからはこの民の顔を守る政治をせねばなりませんな」

「そ、そうですね」

それに朱里も前に比べれば落ち着いて返答している。

 

「そのために・・まだまだ未熟者ですが私も・・」

「そ、そうですね」

頑張ります・・そう曹仁が続けようとした途中で朱里が返答する。

悪すぎるタイミングで。

 

「・・・・・」

「・・・・・」

・・・・・。

 

「え、え~と・・おっ、諸葛殿・・あの点心なかなかうまそうですね」

「そ、そうですね」

曹仁は無理やり新たな話題をみつけ振る・・残念な真実が明らかにならないように。

 

「よければいっしょにどうですか・・私が料金を払いますから」

「そ、そうですね」

・・朱里から若干合わない返答が出たのは、『そうですね』に合わない質問をした曹仁が悪い。

 

「・・・・」

「・・・・」

・・・・。

 

数秒後

我慢できなかったようで・・曹仁は愚かにも真実を知ろうとする。

「・・諸葛殿は男性ですよね」

「そ、そうですね」

 

そして・・残念な真実が明らかになった。

「・・(怒怒)」

10日前

 

「はわわ~!!」

「・・(怒怒怒怒)」

 

5日前

「で、でしゅ!」

「・・(怒怒怒怒怒怒怒怒)」

 

3日前

「そ、そうですね」

「(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒)」

 

1日前

「はわわ~!!で、でしゅ~!!」

「(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒!!!!)」

そして・・北郷が会議室にくる1時間前。

 

「というわけで・・今回の件は私の案を基本に進めて行こうかと」

「はわわ~あ、あの~」

 

二人は北郷が来る前に、荊州の魏と蜀の領域に跨る河川の水利問題を話し合っていた。

 

「・・諸葛殿どうしました?」

「あのですね・・こ、この点なんですが」

 

「そこがどうしましたか?」

「いえ・・ですね」

 

「はい」

「そのですね」

 

「はい」

「ちょっとですね」

 

「・・」

「はわわ~!!」

 

「・・・・」

「そのーー」

 

「・・・・・・」

「な、なんでもないでしゅ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

結果は誰にでも予想できた。

そう・・曹仁には事前に心の準備ができていたはずだ。

 

 

とはいえ・・。

 

 

 

 

「ふざけてんじゃねええぞ!!はわわ~女!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

曹仁がこうなったのを責めるのはあまりにも酷だろう・・。

「でっ・・今に至ると」

俺がそういうと曹仁さんがうなずく。

 

「・・諸葛殿に悪意がないのは分かってるんだが」

曹仁さんは・・ほんとに申し訳なさそうな顔する。

 

「いや・・気持ちは分かるよ」

「そ、そうなのか?北郷殿と諸葛殿は仲がよさそうだが?」

 

「俺は曹仁さん以上に朱里といっしょにいるからね・・似たようなことは一杯味わったよ」

曹仁×3の朱里との思い出を振り返り北郷が達観しきった顔をする・・。

とはいえ、そんな事で達観した顔はニヒルでもなんでもなく、残念なほどの悲哀に満ちていた。

 

「ほ、北郷殿は、よく我慢できるな」

曹仁はその表情に若干引きながらも理由をたずねる。

 

「まあ、俺は呉でもっと手ごわい娘たちを相手にしてたからね~我慢は慣れてるよ・・」

そういった北郷は頭の中で呉の人々・・愛する者たちの姿を思い浮かべていた。

 

 

「ゾクッ!!!」なぜか背筋が凍えていた・・。

曹仁が元不良という史実記載をみて・・。

オドオドする少女に我慢しきれず怒鳴る姿を思い浮かべてしまい・・。

それを元に継ぎ接ぎ継ぎ接ぎしssを作りました。

 

まあ、なぜか最後は突発的に思いついた・・悲哀ネタをオチにしてしまい。

統一感のないssになりましたがw


 
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