No.205174

蓮華(約束)

カイさん

皆さん!!お待たせして申し訳御座いません!!
パソコンの調子が悪くてなかなか投稿出来ませんでした。
なので今回は、皆さんに気に入ってもらえるように、何時もの5倍頑張りました。

2011-03-06 01:02:19 投稿 / 全13ページ    総閲覧数:8392   閲覧ユーザー数:6610

今蓮華は、思春と一緒にある場所に向かっている

 

孫堅文台の墓のある場所である

蓮華「悪いわね思春、忙しいのに護衛を頼んで」

思春「いえ、蓮華様の為ならこのくらい」

蓮華「本当なら、一刀と一緒に来るハズだったんだけど」

 

そう、蓮華は一刀と来るはずだったのだが、朝は早く一刀の部屋を訪ねたが、誰も居なかったのである

 

思春「まったく!あのバカは、何処に行ったのだ!!」

蓮華「思春、母様に会いに行くんだから、怒らないで」

思春「あっ!?も、申し訳御座いません蓮華様」

と、思春が頭を下げる

 

蓮華「ふふ、もう直ぐ謝るんだから、あっ見えてきたわ」

思春「あっはい、それにしても晴れてよかったですね」

蓮華「そうね、母様の命日に雨だったら嫌だもの」

今日は、初代呉の王にして蓮華の母である孫堅文台の命日である

蓮華「あら?誰か居るわね?」

墓の前に、人影が見えた。

 

思春「ん?あれは、北郷?」

そう、今孫堅の墓の前で立っているのは、一刀である

 

蓮華「何してるのかしら?かず「会いに来るのが遅くなってしまいましたね」え!?」

突然一刀が、孫堅の墓に話しかけた。

 

一刀「今日此処に来たのは、あなたにお願いしたいことがあるからです」

一刀は、真剣な顔で話しかけていた。そんな一刀の姿を、蓮華と思春の二人は、物陰に隠れて黙ってみていた。

 

一刀「一方的に話すのを許してくださいね」

そして、一度頭を下げた。

 

思春(北郷・・・いったい何を?)

と、思春が思っていると一刀の言った言葉に驚いて目を見開いた。

一刀「蓮華と、結婚させてください」

蓮華・思春「「!?!?!?」」

 

一刀が此処に孫堅に会いに来たのは、この言葉を伝えるためである

 

一刀「俺は、祭さんような武術は無いし、冥琳みたいに軍略に長けている訳でもありません、ですが!!俺は絶対に蓮華の傍に居ます、蓮華が死ぬまでずっと守りますだから!!・・・」

そこまで話した一刀が、途中で話すのをやめてまた頭を下げてしまう、そしてまた顔を上げて

 

一刀「いや、口先ならいくらでも言えます、だからこれからの俺を見ていてください、そして蓮華を、これからの呉を引っ張っていく皆を見守っていてください」

 

                     お母さん

そう言い残し一刀は、城に帰っていった

思春「・・・蓮華・・・様」

どう言葉を掛けたらいいか分からない思春が蓮華のほうを見ると

 

思春「ッ!?」

思春は、息を呑んだ何故なら

 

蓮華「グスッ、う、うう」

蓮華が、大粒の涙を流していたからである

 

思春「蓮華、様」

蓮華(母様、私は、こんなに幸せになっていいのでしょうか?)

その夜蓮華は、一刀に呼ばれて城壁の上に来ていた

 

一刀「急に呼んでゴメンネ」

蓮華「どうしたの急に?」

一刀「蓮華に、受け取って欲しい物があるんだ」

一刀は、そう言うと同時にズボンのポケットに手を入れる

 

蓮華「私に?」

一刀「うん、ちょっと左手を出してくれる」

言われるままに蓮華は、左手をだす

すると一刀は、蓮華の薬指に指輪をはめる

 

蓮華「一刀!?これって」

一刀「俺の世界では、婚約したい人に指輪を送るんだよ」

そう、一刀が渡した指輪は、婚約指輪である。

一刀「蓮華」

一刀は、蓮華の両肩に手を置いて

 

一刀「俺と、結婚してくれ」

蓮華「か、一刀・・・うん」

蓮華は、口元を押さえて泣き出してしまった。

しばらくの間なき続けていた蓮華が、落ち着きを取り戻して

蓮華「ねえ、一刀」

一刀「うん?何?」

蓮華「私もね、貴方に伝えたい事が、あるの」

蓮華がそう言い終わると、顔を上げて

 

蓮華「ちょっと、しゃがんでくれる?」

一刀「しゃがむ?」

言われたとおりに一刀がしゃがむと、蓮華がそっと自分のお腹に一刀の頭を押し付ける

 

一刀「れっ!?蓮華」

突然の事で驚く一刀に、蓮華は気にせず話を続ける

蓮華「わかる?一刀」

                       此処に命があるの

その言葉の意味を、一刀は直ぐに理解する

 

一刀「えっ!!蓮華!!それって」

蓮華「うん」

何時もの優しい笑顔で、一言だけ

 

蓮華「出来たの、赤ちゃん」

その言葉を聴いた一刀は、そっと蓮華を抱きしめた

 

蓮華「一刀?」

一刀「絶対に、幸せにするからね」

蓮華「うん、約束だかね」

 

そして二人は、口付けをする、優しい風と月の光が二人を祝福していた。

あとがき

 

皆さん本当にお待たせしました。蓮華のもしもシリーズ如何だったでしょうか?

 

それでは、久しぶりにクイズです

今回のこの作品ゲームではなく、アニメのワンシーンを参考にして作りました。

さて私が参考にしたアニメは、何でしょう?

 

ヒント90年代のアニメです

 


 
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