No.186578

軍師†無双 ~策がなかなか決まらない~ その11

飛翔白麗してーなー

2010-11-25 21:41:40 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:10014   閲覧ユーザー数:7397

 

 

穏です~。

 

 

濡れちゃいました~。

 

 

 

 

反北郷連合が組まれ約一月が経過した。

 

 

連合軍は焦っていた。

 

 

汜水関を突破できないことに。

 

 

一撃離脱を繰り返す北郷軍に徐々に数を減らされていく連合軍。

 

 

大将の袁紹軍自ら出陣することもあったが無駄に終わった。

 

 

愛紗や鈴々のことを罵ることもあったが北郷軍は動かなかった。

 

 

「ふふふー、ここで出て行ったら劉備さんがどうなるかわかりませんよー?」

 

 

孔明の脅迫だった。

 

 

それを聞いた二人はおとなしくする代わりに連合軍で憂さ晴らしをした。

 

 

手強い一撃離脱となった。

 

 

ある時、愛紗と対峙する霞の姿があった。

 

 

「北郷が暴政を布いてるんはホンマなんか?」

「我々がこちら側にいるのが証拠だ」

「そっか…………退けー!」

 

 

このことを軍師に報告した愛紗。

すると軍師たちは何か作戦を考えついた。

 

 

そして洛陽に使者を送った。

 

 

 

 

「北郷様、汜水関より書簡が届いております」

「おっ、ありがとう」

 

 

それを受け取った一刀は軍師たちを呼び出した。

 

 

「なるほどな……」

「これで連合軍もおしまいですねー」

「さっそく謁見と上奏文の準備をするのです」

「虎牢関にも使者を出しておきましょう。一気にかたをつけるわ」

「俺は?」

『遊んでろ』

「はい……」

 

 

蔑ろになれているかのように見えるがこれも軍師たちの策。

陛下を味方につけることがこの漢王朝では大きな意味を持つのである。

 

 

その役目に一刀はぴったりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後、汜水関には虎牢関の兵士が集まっていた。

 

 

「久しぶり朱里ちゃん、会いたかったよ」

「ひ、ひひ雛里ちゃん! わ、私もだよぅ……」

 

 

尻すぼみになる朱里もいた。

 

 

 

 

「次に董卓か孫策が先鋒の時が狙いね」

「そうですねぇ~。士気を上げるために我々虎牢関にいた軍で行きましょう~」

「あわわ、それがいいと思います」

 

 

虎牢関で戦いの無かった兵士たちに活を入れるために一度戦わせようというのだ。

本番を前に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ秋蘭、董卓軍と孫策軍の被害が少ないと思わない?」

「…………確かに孫策軍は初めから少なかった気がしますね」

「ええ。董卓軍はここ最近の被害が大きく減っているわ」

「まさか!?」

「気をつけた方がいいわね」

「御意」

 

 

華琳は土壇場で何かに気付くことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、董卓軍が先鋒となった日、動きがあった。

 

 

「さあ、今日こそは私と戦え!」

「軍師殿たちの情報では華雄に渡してはいけないとのことだったな…………鈴々!」

「おうなのだ!」

「華雄の相手を頼んだ! …………殺すなよ」

「わかったのだ!」

 

 

最後はボソッと言う愛紗。

 

 

「いた! 張遼!」

「関羽か! すまんな。連合に入ったからには身動きとれんのや!」

「分かっている。これを受け取れ!」

 

 

愛紗は胸の谷間から書簡を霞に渡す。

 

 

「なんやこれ?」

「ここでは言えない。一旦退いてくれ」

「……わかった。全軍退けー!」

 

 

こうして準備は整った。

 

 

 

 

<おまけ?>

 

 

天の御遣いが現れないまま三国同盟は結ばれた。

 

 

各国とも親しいとは言えないが戦争が起きない程度に平和になった。

 

 

そんな乙女たちに生じる新たな問題。

 

 

「ええっと、この人じゃなきゃダメ?」

 

困惑する蜀の王。

 

「王としては分かっているわ。でも、もう少し待ってほしい」

 

踏ん切りがつかない呉の王。

 

「この程度で私と釣り合うと思っているのかしら? 甘いわね。出直しなさい」

 

理想が高すぎる魏の王。

 

 

乙女たちの前に現れた壁、それは跡取り問題。

 

 

そんな彼女たちの前に一筋の流星が……

 

 

 

 

 

婚活†無双 ~理想の旦那が見つからない~


 
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