No.153861

異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A`S 6話下

RYOさん

交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。

そして物語はA`Sへ・・・

2010-06-27 23:21:34 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:3426   閲覧ユーザー数:3089

 

 

yukito side

 

プレシアさんがリンディさんを高町夫妻への挨拶に誘う。リンディさんも一緒に来ることになって俺達は翠屋に向かった。リンディさんとプレシアさんは意外と仲がよさそうに見える。

 

プレシアさんとリンディさんは店内に入っていって桃子さんと士郎さんに挨拶をするようだ。

 

翠屋でお茶している俺達ですが一つ困ったことが。

 

「えへへ~。お兄ちゃ~ん。」

 

「あ・・あははは。」

 

なぜかアリシアに気に入られてしまいました。

 

なぜだ!?あんな怪しさMAXの行動をしていた俺のどこが気に入ったのだ!?あれか?面白いお兄ちゃんだとでも思われたのか?

 

だとしたらもうちょっとアリシアは危機感を持ったほうが良いと思う。

 

「む~。ユキくん!」

 

「な・・なんでしょうかなのはちゃん。」

 

なのはちゃんが少々むくれている。

 

「何時までアリシアちゃんとくっついてるの!?」

 

「いや。これは俺がしたことじゃ・・・」

 

「ユキトお兄ちゃんはわたしと一緒に居たほうがいいよねー?」

 

「ユキくん!」

 

OK落ち着こうなのはさん素数を数えるんだ。素数は(ry

 

「えっと。アリサ、すずか、フェイト助けて。」

 

俺はアリサたちに助けを求めてみる。

 

「良いじゃない。アリシアちゃんと一緒に居れて。初めて会ったときも口説いてたでしょ?」

 

「アリサ!それは冗だ「ユキくん?」・・・はい?」

 

なのはの方を向くとなのはが笑っている。いや、正確には笑いながら怒っているってところか。ただ・・・

 

「どういうことなのかな?かな?」

 

二次創作であるような迫力が無い。なんて言えばいいのか。怒ってはいる。ただ、微笑ましい?って感じ?竜宮レナのセリフを言っているのに全く怖くない。

 

なのはちゃんの現状を見て魔王化から1歩でも遠ざかったかと思うと、嬉し涙が出た。

 

「ふぇ!?ど、どうしたの!?ユキくん!?」

 

「あ~!なのはお姉ちゃんユキト兄ちゃんのこと泣かした!大丈夫?お兄ちゃん。」

 

泣いたらなのはちゃんとアリシアが心配してきた。イカンイカン。

 

「大丈夫だよ。なのはお姉ちゃんには何にもされてないからね~。」

 

「む~。ホントに?」

 

「ホントホント。」

 

「ユキくん。」

 

アリシアを宥めているとなのはちゃんが話しかけてくる。

 

「わたし!何かしちゃったかな!?」

 

不安そうな何かに怯えているような雰囲気が出ている。

 

「何もしてないよ。今のはなのはちゃんのせいじゃないから。」

 

「・・・・・本当に?」

 

「ああ。本当だよ。」

 

「よかった。」

 

会話が終わるとなのはちゃんの雰囲気は元に戻る。

 

何だったんだ?

 

そう思う前に俺達のところにアースラの船員と思しき人が来てフェイトに箱を渡していった。

 

確かこれフェイトの制服だよな?

 

「これ、何だろう?」

 

「解らないけど、開けてみよう!フェイトちゃん!」

 

「うん。」

 

フェイトは箱を開ける。

 

「ええっ!?」

 

「これって!」

 

「聖祥学校の制服・・・だよな?」

 

俺は驚いたようなセリフを言った。中には思っていた通り制服が入っていた。

 

 

「母さん。」

 

俺達はプレシアさん達に話しを聞いてみようと翠屋の中に入る。

 

「あら?フェイトどうしたの?」

 

プレシアさんが振り返ってそう言う。

 

「あの・・・これ・・・」

 

そう言ってフェイトは制服を見せる。

 

「制服がどうかしたのかしら?」

 

プレシアさんは不思議そうに言う。

 

「転向手続きは済ませておいたから、週明けからなのはさんのクラスメイトね♪」

 

「あの・・・私聞いてないんですけど。」

 

フェイトの言葉を聞いたプレシアさんがリンディさんを見ながら言う。

 

「リンディ、言ってなかったの?」

 

「うふふ。ごめんなさいねフェイトさん。驚かせようと思って言わなかったの。」

 

「全く、あなたは。私から言っておくって言ってたのはこれがしたかったからなのね。」

 

プレシアさんは少々呆れ気味に言う。

 

「サプライズ成功ね♪」

 

リンディさんは茶目っ気たっぷりにそう言った。

 

似合うから困る。

 

 

週明け。今日はフェイトが転入してくる日だ。

 

俺達は先生の話を少々にやけながら聞いている

 

「海外からの転校生です。フェイトさんどうぞ。」

 

「は、はい!」

 

言われてフェイトが入ってくる。

 

もちろん黒板消しトラップや足元に縄が張っていたりもしない。と言うか転校早々にそんなことをされたら登校拒否するわ。

 

フェイトの自己紹介も終わって休み時間になる。

 

「まあ、分かっていたことなんだけど。」

 

「あはは。フェイトちゃん人気だね。」

 

「でも、これはちょっと大変かも。」

 

止めにいこうか迷ったけど行かない事にした。アリサが行くだろうし。俺がフェイトの事を知らなかったらあの集団に混じってるだろうなと思ってしまって行くに行けなくなってしまった。

 

 

昼休み。

 

俺達はいつもの場所に向かっている。いつもと違うことはフェイトが居ることだろう。

 

俺達は他愛も無いことを話していたが、曲がり角でそれは起こった。

 

「あははは・・うわっ!?」

 

「きゃっ!?」

 

男の子2人が曲がり角から出てきて1人がフェイトにぶつかる。

 

男の子は体勢を立て直すがフェイトは倒れてしまう。

 

「危ない!」

 

俺はとっさにフェイト抱きかかえようとする。

 

「うぉ!?」

 

フェイトを抱きかかえて体勢を立て直そうと一歩後ろに下がろうとするとなぜか床が濡れていた!

 

滑る俺。さらにフェイトの重みで体が傾く。

 

「いてっ!」

 

背中から倒れる。受身を取ったのでどこも怪我をしていない。

 

フェイトも同様だったようだ。男の子たちが謝ってきた。

 

フェイトはもちろん俺も許してその場は収まった。

 

「いやー危なかったな~。な?フェイト。」

 

「えっ?あ、うん。そうだね。」

 

「?」

 

その時は気にしなかったが後になってあれが原因の一つだった事がわかった。

 

side out

 

 

FATE side

 

雪人。私の友達。なのはの友達。

 

会ったことは無いはずだった。少なくともビデオメール以外では。

 

それなのに会った瞬間知っている感じがした。

 

母さんもそう感じたらしい。ユエと間違えたしね?

 

今回もそうだった。私が雪人と一緒に倒れた時になぜか雪人から嗅いだことのある匂いがした。

 

何の匂いか忘れたけれど知っている匂いがした。

 

あれは何の匂いだったっけ?

 

「いやー危なかったな~。な?フェイト。」

 

「えっ?あ、うん。そうだね。」

 

いきなり雪人に声をかけられて私はその疑問を忘れてしまった。

 

 

あとがき

 

こんにちは。作者です。

 

今回は戦闘シーンは無しということで。

 

日常編ですが複線を2つほど張ってみました。複線は良いね。うまく張れるかは別として。

 

フェイトちゃんが犬っぽいですね(笑)。匂いって。

 

数々の小説で犬っぽいと言われているフェイトちゃん。もちろん犬っぽさを発揮してもらおうかと思います。

 

 

それでは今日はこの辺りで。じゃあね~バイバ~イ!

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
14
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択