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真・恋姫†無双 外伝 蓮樹伝 第三章 前編 - A.part -

注意:オリキャラ成分がたくさん含まれています。オリ主でメインで進みます!一刀君がオリ設定もなってもかまわないという方はどうぞっ!

一刀君……特殊事情でサブメインとして出ています。

オリ設定満載ですが、よろしくお願いします。

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2010-06-25 23:46:14 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1801   閲覧ユーザー数:1613

 

 

 

 

 

真・恋姫†無双 外伝 蓮の元に降りし御遣い

 

 

 

第三章  『光と闇』

 

 

 

 

 

 

天水へと援軍に向かう時雨軍は、霞を先頭にして行軍していた。

 

 

「うへー……自分で言うのも何やけど、うちの騎馬隊についてこれるなんて相当な行軍速度やな」

 

「戦場では、足は欠かせへん。だから、最初に騎馬隊を重きにおいて調錬させたおかげや」

 

 

樹夜は肌で戦場の空気を感じていた。何故か、懐かしく感じる血の匂い。

それは、闇の末裔である血がそう感じさせたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「伝令!! 先行していた斥候より、前方に三里の場所に黒山賊の布陣を発見との事です!!」

 

「伝令、御苦労や」

 

 

周魴こと音霧は、樹夜に進言する。

 

 

 

「樹夜君、天水を襲っているのは頭角を現しはじめた張燕だと思うの。

 黒山賊っていう賊の頭領。最近では黄巾党を裏で操っているって事も

 細作から情報が入ってたし、烏合の衆だけど慎重に行動したほうがいいかも」

 

「んー、そやなぁ。陣形は衡軛の陣で行くとして……

 

 弓兵隊で、敵を散り散りにさせて陣形が崩れて突撃してきた所を

 騎馬隊で一当てして転進。敵後方に迂回して敵の退路を断ってもらうおか……

 歩兵隊と俺達は敵を包囲して殲滅って所やろか?」

 

 

「そうですね。愛里さんが、暴走しない限り大丈夫です……」

 

「まぁ、愛里は暴れとっても冷静さは失わへんから安心や。鬼の目にも涙っていうけど、

 戦場では……」

 

 

樹夜が続きを言おうとしたら、後ろから覇気を感じた。そこには、愛里がいた。

 

 

「樹夜様、何をおっしゃろうとしてたのですか?」

 

 

目が笑っていない……音霧は、樹夜の胸元に隠れてしまう。

それは、火に油を注ぐ行為となってしまってるが樹夜は気付かない。

 

 

「てめぇ、そんな羨ましい事していいと思ってんのか? 後で、『お話し』しないとな……

 そうだろ、音霧?」

 

「愛里。漢中に帰ったら、お願い聞いてあげるから許したってや」

 

「まぁ、樹夜様がそうおっしゃるなら……ふふふっ、絶対ですよ?」

 

樹夜は、とにかく今やることにしか頭向ける事しかできなかったので、

後々の事は考えてなく後悔するには遅かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒山賊と思しき部隊の砂塵を視認できた所で、作戦開始の号令を発する。

 

 

 

「魅月は弓兵隊を率いて敵と距離を詰めた後に、

 一斉射撃で矢の雨降らせるんや!!敵が陣形を崩したら、歩兵隊の後方に移動や!!」

 

 

「御意!!」

 

 

「睡蓮と霞は弓兵隊が下がり次第、騎馬隊を率いて一当てしてもらう!

 敵が釣れたら、敵後方に移動しぃ! 敵の退路を断ち挟撃をかけるんや!」

 

 

「御意!!」

 

「応!!」

 

 

「諸葛謹隊は俺達と一緒に釣れた敵兵を包囲でき次第、

 突撃をかけ殲滅にしにいくで!!」

 

 

「御意!!」

 

 

「これより、天の御使い 時雨 樹夜が号令を発す!!

 

 人から堕ちたる獣なぞ、恐れる事なかれ!!

 

 誇り高き志を持つ我らに、敵は無し!!

 

 

 慢心する事なかれ、油断は死を招く!!

 

 生還こそ最大の勝利と思え!!

 

 

 さぁ、天罰の時は来たれり!!

 

 

 

 全軍、抜刀!!」

 

 

 

 

 

「「「「「「おおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

戦場に、兵達の咆哮が響き渡る。

 

 

 

 

 

 

‐黒山賊の陣営‐

 

 

 

「それにしても、今回は上玉な女がしこたまいるらしいぜっ」

 

「ほんとかよ!? 頭が一人占めするんじゃねぇのか?」

 

「親分の命令じゃ、生死とは問わねぇってさ!」

 

「捕まえた所で、何しようが大丈夫ってことか!!」

 

 

 

黒山賊の子分達が、下卑た笑いを浮かべて話をしている。

自分達の命が風前之灯とも知らずに……

 

 

 

 

‐天水‐

 

 

 

 

「まだ……まだ耐えるのよ……絶対に援軍は来るわ……」

 

「大丈夫だよ、詠ちゃん。きっと、霞さんがもうすぐ連れて来れるよ……」

 

 

か弱き主は、勝気な軍師を励ましていた。

 

 

「くっ、次の襲撃が来たら打って出るしかないのか……」

 

 

不屈の武人は部下達をみるが、皆が満身相違の体で限界に来ている事を悟る。

 

その時、天下無双と謳われし飛将軍は感じた。

 

 

「……援軍、来た」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‐黒山賊の陣営‐

 

 

「んっ、何か聞こえねぇか?」

 

「何にも聞こえねぇよ。空耳だろ? うぅ、上玉の女となんて滅多に無い機会だぜ!」

 

 

風が止み、辺りが静けさを覆う。

嵐の前の静けさだったのかもしれない。

 

 

「妾の部下達よ!! 樹夜様の敵は、我々の敵だ!! 決して逃がすな!!」

 

 弓兵、かまぇえええい!!」

 

 

 

賊は、何も気付かずに酒を飲みつつ行軍している。

好機と見た魅月は号令を発した。

 

 

「うてぇええええ!!」

 

 

ビシュッ、ビシュッという風切り音を鳴らせながら、矢の雨となり敵陣を襲う。

下卑た笑いを浮かべた男達は、頭に矢を生やして倒れる。

 

 

「てきし…うぐはっ……」

 

 

賊は顔を引き攣らせ、声を上げようとするがすでに遅い。

矢の雨が止むと同時に、砂塵を巻き起こしながら騎馬隊が襲いかかる。

 

 

「うぉらああああああぁあ、神速の張遼様のお通りやぁ!!

 腰ぬけ共、ささっとかかってこんかい!!」

 

「私は貴様達のせいで樹夜との時間を邪魔され……機嫌が悪い。

 だが、安心しろ。一撃の元で地獄に送ってやる!!」

 

 

霞は豪快に偃月刀を振り回し、襲いかかる雑兵を蹴散らしてゆく。

孫堅の通った道は、無残にも虎の爪に切り裂かれた屍が散らばっている。

 

 

「どおやら、一当てに成功かな?

 まぁ、それ以上に暴れとるみたいやから後退の指示だしとこか」

 

 

樹夜は騎馬隊が作戦通りに一当てした所を確認すると、銅鑼の指示を出す。

 

 

「後退の銅鑼を鳴らすんや!!」

 

「御意!!」

 

 

戦場に、銅鑼が鳴り響いた。

 

 

「ふむ、まだ満足はしていないが……樹夜の指示だからな……」

 

「ほな、騎馬隊は今から後退するでー!! 

 敵兵を釣りつつ頃合いを計って、敵後方に迂回して回るんや!!」

 

『応!!』

 

 

ようやく、賊は釣られた事に気付いたが遅かった。

諸葛謹が率いる歩兵隊と樹夜が率いる親衛隊に、すでに包囲されており逃げ場などない。

 

 

 

「てめぇら!!! 樹夜様に褒められる為には、何をすればいい!!!」

 

『はっ!!!それは、生きて帰る事です!!!』

 

「そのとぉおおおおりぃ!!! 諸葛謹隊、突撃ぃいいいい!!!」

 

『うぉおおおおおおおお!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時雨軍の歩兵隊と黒山賊がぶつかっている時、敵の後方で霞と睡蓮が率いる騎馬隊が

呂布隊と合流を果たす。

 

 

 

「恋!!」

 

「霞……おかえり。みんな、心配してた」

 

「さっき、みんなの所に伝令を向かわせたから大丈夫や。これで、安心するやろ♪」

 

「ふむ。では自己紹介は後に回して、戦場に戻るぞ」

 

「恋は引き続き、門の警備を頼むわ。まだ、油断大敵やからな」

 

「んっ……」

 

 

コクリと頷くと、霞は呟く。

 

 

「んじゃ、最後の詰めに行こか」

 

 

敵の退路を断つ為に、敵後方から挟撃をかける。

 

 

敵に逃げ場なし、それは底なし沼のようにもがけばもがく沈んでゆく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだよっ!? これはよぉおおお!! 援軍とかきいてねぇぞ!!

 しかも、なんで増援はこねぇんだよぉぉおお!!」

 

 

張燕は愚痴りながら、戦場を放棄し逃亡しようとしている。

だが、目の前に現れたのは天の御使いである時雨 樹夜だった。

 

 

「脅かすんじゃねぇよ!! 俺は、張燕様だぞ? 死にたくなきゃ、どきやがれぇえ!!」

 

 

樹夜に向かって叫びながら斬りかかって来る。

しかし、無表情の樹夜は動じずに刀を振るった。

 

 

「うぼぁぁ……」

 

 

まさしく、一刀両断である。

 

 

「はぁ~、情けない奴やな。己の力量もわきまえんとあかんで……獣に堕ちた、成れの果てか……

 

 天の御使い、時雨 樹夜が!! 敵将、張燕!!!討ち取ったりぃぃいい!!!」 

 

 

それは、戦場へと波の様に伝わっていく。

賊は指揮を失い混乱に陥り、逃げ出す者や降伏する者が後を絶たない

 

 

「もぅ、樹夜さん。めっ、ですよ。太守様なんですから、あまり無理しちゃだめですよ?」

 

「そうです! お姉さん達から離れないで下さいね!」

 

 

雪華と音霧が隊を引き連れてやってきた。

 

 

「今度から、気ぃつける……心配してくれて、ありがとう。

 漢中に帰ったら、ご褒美やな♪」

 

「「ボンッ!!……」」

 

 

二人は顔を真っ赤にさせ、その場で顔を俯いてしまう。

 

 

「あぁ、樹夜様!! やっと、降伏してきた兵士の処理が終わりましたよ」

 

「御苦労さま、ありがとうな」

 

「ふにゃぁ~…」

 

 

なでなでと愛里の頭を撫でる。

愛里は樹夜に体を任せるようにしなだれかかっている。

 

 

「はぁ……敵兵を蹴散らし終わったから来たちゅーのに……」

 

 

霞と睡蓮は挟撃を成功させ、敵兵の掃討に成功して樹夜の元に戻って来たのである。

 

 

「うぅ、満足せん!! やはり、樹夜しか私を満足させる者はおらん!!」

 

「睡蓮も御苦労さま。漢中にかえったら、一緒に酒でも飲もか」

 

「うむ、樹夜の部屋で二人きりで……」

 

 

睡蓮は恥ずかしいのか、最後の方は小さく呟く。

霞はどこにつっこんでいいのかわからず、とりあえず董卓の元に案内する事にした。

 

 

「樹夜、今から玉座に案内するからついてきぃ」

 

「んっ、了解や」

 

 

樹夜は兵に指示を出しておき、時雨軍の重臣だけを連れて霞についていく。

 

 

 

 

 

何故、張燕に増援こなかったというと……

 

それは、各地で黄巾党と黒山賊の討伐が行われていたからだった。

 

 

 

 

袁紹による大題的な討伐戦によって、

西河・太原・上常を平定したことで并州を統治下に置く。

 

これにより、黄巾党と黒山賊は甚大な被害が出て勢力を落とし始める事になった。

 

 

 

賊達は南下して逃れようとするが……

 

曹操が潁川にて包囲し、これを難なく圧勝にて討伐を成功させる。

 

 

 

 

 

 

劉備は公孫賛の下で寡兵として黄巾党の討伐に奮戦し、結果として平原の太守を任せられる。

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの勢力は、この乱を機に領地を伸ばしていく事になった。

 

賊達は張燕などにつく事で死を恐れて、多数の逃亡者や降伏者が出た事により散り散りになっていく。

 

 

 

 

 

 

黄巾党党首は行方不明だったが、天水にて時雨軍による賊討伐の際に

 

実質的に黄巾党と黒山賊を仕切っていた張燕が討たれた事により

 

黄巾の乱は終結する。

 

 

 

 

 

-天水-

 

 

 

 

天水では援軍に駆け付けた時雨軍が民に温かく迎えられ、

 

董卓による、時雨軍への感謝の宴が開かれていた。

 

 

 

「今回は援軍に来てくださり、真にありがとうございました」

 

「んっ、困った時はお互い様やからな。あんまりきぃつかわんでええよ」

 

 

賈駆は天の御使いとやらの言動が、あまりお人好しすぎて呆れている。

 

 

「はぁ~……」

 

 

畏まった挨拶は終わり、皆が席につく。

 

 

「改めて自己紹介させてもうで。俺の名は、姓は時雨、名は樹夜や

 字とか真名はないけど名がそれに当たる。呼び方は時雨か樹夜って呼んでな」

 

「へぅぅぅぅ……///。それでは、私の真名もお預かりください。月と申します」

 

「ちょっと!? 月!!」

 

「詠ちゃん!! 命の恩人で天の御使い様なんだよ? だから、真名を預けないと失礼だよ」

 

「月……ごめんなさい……私の真名は詠よ。樹夜!! 月に手を出したら、許さないからねっ!!」

 

「お、おぅ」

 

 

樹夜は詠の剣幕にすこし引いてしまった。

 

何とか代表の挨拶が終わり、それぞれが挨拶をする。

 

 

「私の名は、姓は張、名は魯、字は公祺と言います。真名は、雪華と申します。以後、よろしくお願いしますね」

 

「私は名は知ってると思うが、姓は孫、名は堅、字は文台だ。真名は、睡蓮だ。九死に一生を得た身だが、今は時雨軍の将をやっている」

 

「私の名は、姓は諸葛、名は謹、字は子瑜と言います。真名は、愛里です。よろしくお願いします」

 

「妾の名は、姓は呂、名は岱、字は定公じゃ。真名は、魅月と言う。樹夜様を主として将をやっておる。よろしく頼む」

 

「ボクの名は、姓は周、名は魴、字は子魚と言います。真名は、音霧です。どうぞよろしくです」

 

 

時雨軍の面々が挨拶を終えると董卓軍の面々も自己紹介をし、これからの事を話し始めた。

 

 

「それで、あんた達はいつまで滞在するの?」

 

「そやなぁ……、翌朝には出立せんといけんかな」

 

「そうなんですか……少し残念ですね……」

 

「はい、ボク達は未だ太守が変わって間もない所なので……」

 

 

月は、寂しそうな表情で顔を俯ける。そこで、樹夜は何気なく月の頭を撫ぜた。

 

 

「まぁ、あれや。互いに隣同士やから、会えん事も無いから安心しぃ。また、困った事があったら助けに行ったるさかいに……」

 

「へぅぅぅ……///」

 

「こらぁああああ!!! なに、月にふれてんのよっ!!」

 

「げふぁっ!」

 

 

詠からの鋭い蹴りが樹夜の太腿に直撃する。

 

周囲の空気が冷たくなっていた。それは、時雨軍の面々の殺気だった表情である。

 

 

「てめぇよぉ、ちぃっとばかし『お話し』が必要みてぇだな……」

 

 

愛里は時雨軍の中でも樹夜を凄く慕っていたので、殺気立っていた。

他の面々も慕っているものが多いので行動には移さないが視線が刺々しい。

 

 

「いつつっ……愛里、大丈夫や。俺は怪我しとらんから、こっちおいで」

 

「はっ、はいぃ……てめぇ、ここは樹夜様に免じて許してやるが次は無いからな」

 

 

樹夜が起き上り、愛里を抱き寄せて落ち着かせた。

猫の様に、樹夜の胸元で甘える。

 

 

「詠ちゃん、蹴ったりしちゃ駄目だよ!!」

 

 

本日、二度目の月の雷が落ちた。

詠は月には逆らえないのもあったが、さすがに悪いと思い樹夜に謝る。

 

 

「はぃ……樹夜、ごめんなさい」

 

「気にせんでええよ。詠は、友達想いなだけやんか」

 

「ちょっ……///」

 

 

樹夜は詠を落ち着かせる為に撫ぜたが、逆に詠自身は顔を赤くして上にてんぱっていた。

だが、樹夜は気付かない。殺気から嫉妬の視線に変わり、樹夜に向けられている事を。

 

その後に飲めや食えやのドンチャン騒ぎとなり、樹夜は多数から酌をさせられていた。

 

 

「ふぅ……もぅ、時間も遅いから寝室を用意するわ」

 

「んっ、ありがと」

 

 

詠は侍女達に時雨軍の面々を部屋に案内する事を命じる。

その後に、詠は政務室に戻って残業を軽くこなし眠りつにいた。

 

 

 

 

日も明け、明朝を迎える。

時雨軍は天水の門に集合しており、董卓達と別れの挨拶をしていた。

 

 

「それじゃ、俺達は帰るんやけど……何かあったら、絶対に使者を送ってな?

 あと、詠にはこれを渡しておくわ。」

 

 

樹夜は詠に竹簡を渡すと、一言だけ付けくわえる。

 

 

「その竹簡は、もし張譲が訪ねてきたら……その後にでも、開けて読んでな。

 まだ、はっきりせんから……今は開ける事を勧められんのやけど、ごめんやで」

 

「ううん、いいわ。命の恩人でもある樹夜から情報だし、貰えるだけ助かるわ」

 

 

詠は素直に感謝の意を示す。

 

 

「はぃ。樹夜さん、本当にありがとうございます。また、みなさんで天水に来てくださいね」

 

「おぅ、今度は皆連れて遊びに行くで♪」

 

 

平和な約束が果たされるには、果てしない道のりが待っている事を……樹夜だけは知っている。

この事を心の内に秘めて、月達を必ず救う決意をするのであった。

 

 

 

お知らせ

 

全体で前編A・B 中編A・B 後編A・B で3章を書きたいと思います。

 

おまけ

 

次回、ついに黄巾党の護衛として着いてきた劉辟・何儀・黄邵を出したいと思います!

 

拠点ネタとして考えてるのは、時雨軍の姉的な方達と妹的な方達の樹夜争奪戦の様な物を考えてます。

各個人の拠点ネタは、話の軸に乗り始めてからにしたいと思います。

 

 

 

 

 


 
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