No.146889

飛天の御使い~第弐幕~

eni_meelさん

恋姫†無双の二次創作です。
反董卓連合編です。
相変わらず、いつまでたっても文章力と表現力は
向上しません。
拙い未熟な作品ですが

続きを表示

2010-05-31 23:21:46 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:6392   閲覧ユーザー数:5449

はじめに

 

この作品の主人公はチート性能です。

 

キャラ崩壊、セリフ崩壊の部分があることも

 

あるとは思いますが、ご了承ください。

 

汜水関side

 

「華雄将軍、連合の先陣が進軍を開始しました。」

 

その報告に城壁から連合軍へと視線をやると、先陣を切ってくる少隊に見てため息を吐く。

 

「連合軍の先陣の割には随分と小勢のようだな。何処の軍だ?」

 

不機嫌そうな声で問いかける。

 

「はっ、斥候の報告では最近売り出し中の北郷義勇軍だそうです。」

 

その報告に口の端を微かに吊り上げる。

 

「ほう、あの『闘神』と噂されてる猛将達率いる軍か。それは重畳。ならば真正面から討って出て『董卓軍の猛将華雄ここにあり』と連合軍の総大将に見せ付けてやろうではないか。」

 

華雄のその言葉に部下たちは「応」と答え士気をあげる。

 

「全軍出撃準備!先陣の北郷軍を蹴散らして敵軍中央の袁家の牙門旗を墜とすぞ。」

 

檄を飛ばし出陣しようとする華雄に迫る影が一つ。

 

「ちょ・・・・待ちぃや華雄!賈詡っちの命令は汜水関の死守やで!?それなのに出撃してどないすんねん!」

 

呆れたように言ってくるのはもう一人の守将「張遼」。そんな張遼の言葉に

 

「ふん、亀のように甲羅に縮こまるのは性にあわん。」

 

と答えた。

 

「だからって総大将の命令に背いて突っ走ってええんか?・・・そりゃ料簡が違いすぎるやろ」

 

と呆れながら突っ込む。そんな張遼の言葉に反論するように

 

「違わん、これは現場の判断だ。・・・それに敵を殲滅すれば軍規など何ほどのものでもない。それにな張遼、戦に逸る兵の気持ちを抑えることなど出来ん。その戦意こそ、我が軍の力となっているのだから。」

 

そう力強く宣言する。その言葉にイラつきを覚えつつ根気よく

 

「どうしても出撃するんか?」

 

諭そうとするが、

 

「くどい。貴様は後生大事に命令を守り功名の場所を逃せばいい。私は私の好きにやる。」

 

全く聞く耳を持たない。そんな態度に諦めがついたのか

 

「分かった。ほんならウチは虎牢関に退く、それでもええな?」

 

突き放すように告げるが、華雄は一言

 

「勝手にしろ」

 

そう吐き捨てて歩いていった。そんな華雄の後姿を見ながらやれやれと頭を振りボソっと呟く。

 

「猪、ここに極まれりやな。戦は戦意だけでやるもんやない。現実を見ぃひんあんたには多分明日はこーへんやろうな。・・・・・・・さらば華雄、先にあの世で待っとき。ウチもいつかそっちにいくさかい。・・・・・誰かおるか!」

 

その言葉に反応し兵が寄ってくる。

 

「ウチの部隊は虎牢関に退く。残念やが汜水関で連合を足止め出来んようになったからな。」

 

そういうと兵達は混乱したが、なんとなく事情が分かったのか

 

「華雄将軍の暴走、ですか?」

 

と尋ねてくる。その言葉に短く「そうや」と答えてから

 

「ただし、一方的に華雄を責め立てることは出来ん。・・・暴走を止められんかったウチにも責任があるからな。ただ・・・その責任を果たすために華雄とともに戦うよりも、ウチは虎牢関に退き月っち、董卓様を守ることでその責を全うしたいと思う。」

 

と続けた。

 

「みんな、ついて来てくれるか?」

 

そういう張遼の問いに

 

「もちろんです。我ら張遼隊、どこへなりとも将軍にお供致します。」

 

と力強く答える。その言葉を聞いた張遼は満面の笑みで

 

「あんがとな。ほんならすぐに退こか。部隊の移動準備、ちゃっちゃと済ますで。」

 

そう指示を飛ばす。そうして、張遼隊は汜水関を撤退し虎牢関へと向かった。

 

 

一刃side

 

「汜水関開門。敵軍突出してきました。旗印は漆黒の『華』旗です。」

 

守将は猛将で名高い華雄か。砦に篭られるよりは出てくてくれた分、幾分マシだな。

 

「袁紹殿に伝令を。我らは華雄の軍と交戦に入ると。」

 

そう伝令兵に指示を出す。敵軍の数はこちらよりも多いがそれも想定の範囲。軍を率いる将が華雄一人と言うことは華雄を討ち取れば軍は瓦解するだろうと予測し

 

「愛紗、鈴々、二人は兵を率いてやつらを半包囲しろ。俺は華雄を討つ。」

 

そう指示をして、向かってくる華雄のもとへ向かう。

 

「董卓軍の華雄将軍とお見受けする。我は北郷義勇軍の一刃。暴政に苦しむ民草のため私怨はないが、ここで討ち取らせてもらう。覚悟せよ。」

 

華雄に向かいそう宣言する。華雄は憤怒の表情でこちらを睨み

 

「でっち上げの大義で我らを陥れようとする下賎な輩なんぞに、私は負けん。」

 

そう言って、華雄は金剛爆斧で薙ぎ払うが、そこに一刃の姿はない。

 

「それほどの重量武器なら攻撃の種類は多くない。薙ぎ払うか振り下ろすかの二つ。至極読みやすい。」

 

背後から聞こえる静かな呟きに意識をまわす前に、華雄の身体は斬り裂かれていた。

 

「お・・の・・・・・れ、無念。」

 

辺りは一瞬沈黙に包まれるが、

 

「敵将華雄、北郷軍の一刃が討ち取った!」

 

勝ち名乗りをあげると華雄の兵達は瓦解し始める。抵抗はほとんどなくなり四散していった。

 

「よし、このまま関に突入し汜水関を制圧するぞ。」

 

そういうと愛紗と鈴々を筆頭に汜水関制圧へと向かう。

 

 

曹操side

 

「驚いたわね。」

 

前曲の戦況を見ていた私は思わず感嘆の息を漏らした。そこで見たものは倍近くある数の軍を相手に一方的とも言える勝利を収めた北郷軍だった。

 

「さすがは『闘神』と呼ばれる猛将率いる軍だわね。こうも一方的に勝つなんて。」

 

そう呟き視線を後ろに移す。

 

「春蘭、あなた彼らと戦って勝てそう?」

 

後ろで険しい顔をしていた春蘭に尋ねる。

 

「あの者たち、とくに一刃と名乗る男の武は私より遥かに強い。奴を仕留めようと思ったら秋蘭、季衣の三人がかりでも難しいかと。」

 

そう冷静に分析する。その言葉に私は思わず笑みを浮かべる。

 

好敵手の出現を喜ぶかのように。

 

 

孫権side

 

「北郷軍が華雄を討ち取ったようですね。」

 

そう報告する周喩の眼は戦場を見据えたままだ。

 

「やつらは今後、呉の難敵になるやもしれんな。」

 

遠くない将来、敵として相対するかもしれない相手をその目に置きながら。

 

「・・・・興覇。」

 

後ろに控えている甘寧を呼ぶ。

 

「あとは任せる。虎牢関攻略を念頭に置き、兵を無駄に損なうなよ。」

 

そう指示を飛ばして天幕へと戻るため踵を返す。

 

「蓮華様はお出にならないので?」

 

そう問うてくる周喩に対し、振り向かずに

 

「雑兵を掃除するのに私の指揮が必要か?」

 

そう問い返す。それを聞いた周喩はフッと笑みをこぼし

 

「いいえ。ならば後はわたくしが指揮を執りましょう。

 

ごゆるりとお休みください。」

 

そう告げた周喩を尻目に天幕へともどった。その後姿を見つめながら聞こえない声でそっと

 

「威風はあり、しかし覇気は孫策には及ばずか。」

 

周喩はそう呟くのであった。

 

 

 

同刻・函谷関

 

 

「守りが手薄で助かったな。」

 

そう呟きながら、関を通過し洛陽へ向かう。

 

そこに広がるは守衛の兵たちの意識を手放した姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

頼む、間に合ってくれよ。

 

 

あとがき

 

反董卓連合 汜水関編です。真・恋姫と無印混ぜまくってます。

 

あと、やはり表現力がないので戦闘の描写は無理だということがわかりました。

 

以降の話については最低限に留めておきたいと思います。

 

拙い文章でなおかつ分かりにくい表現の作品を読んでいただき感謝いたします。

 

少しでも文書力向上に努めてまいりたいと思いますので

 

今後ともよろしくお願いします。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
44
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択