No.140834

真恋姫無双 蓮華と小蓮の呉のオバケのお勉強

Thyleさん

今回は呉のオバケのお勉強編です。
時間ができましたので、即書ける本編を書きました。
これで、貴方も人生に役に立たない知識が広がります。

最近、チチの話が多いような……

2010-05-04 21:03:45 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1613   閲覧ユーザー数:1530

<蓮華と小蓮の呉のオバケのお勉強講座>

 

 

 

 

 

 

          <はじめに>

 

 

 

 

                今回は、呉のオバケについての話です。

                (Q、Q、Q~ボク~はオバQ~♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<蓮華と小蓮の呉のオバケのお勉強講座>

 

蓮華「春は曙、夏はバケモノという江戸時代の川柳がありますが時代を先取りしてオバケの話をします」

一刀「なんでまだ夏でもないのにオバケの話」

蓮華「作者が以前ブログで書いた話を焼き直しできるから」

一刀「・・・・(汗)」

 

蓮華「さて、気を取り直して三国時代は戦乱の時代だから色々な怪異があったの

   その中で特に一番オバケの話が多いのが実は呉(ウチ)なの」

一刀「何故?」

蓮華「呉のある地域は中央からみれば文明が遅れた地域とみなされ

   オバケだけではなく他の人とは異なる身体的特徴などが色々と語り継がれているの」

小蓮「一番有名なのはオネーサマの瞳が蒼いことや古の西楚の覇王項羽などは

   双瞳(瞳が二つに分かれている)だったり、配下の陳武なんかは赤目と言われているの」

一刀「つまり迷信を信じやすい地域では他の人たちとは違う身体的特徴により

   統率を図ったというわけだな」

 

蓮華「そういうこと。日本でも九州の縄文時代に出土された人骨をみると

   人為的に変形された頭蓋骨が出土されたりしているの。

   このように未開の地域では人と違う特徴が英雄に必要な条件でもあったの」

小蓮「それより呉のオバケ話とは何?」

 

蓮華「それは、呉郡四姓(朱氏、陸氏、張氏、顧氏)の一人である朱桓にまつわる話なの」

一刀「ああ、あの領民にはすごい優しいが、病気的に気性が激しい人」

蓮華「そう。その朱桓の婢の奇怪な行動なんだけど……

   秦の時代に南方に「落頭民」という部族がいて、彼らは首を身体から離して飛ばすこと

   が出来たといわれているの。その婢はその部族の血を引いていたと言われているの」

 

小蓮「何なのそれ」

蓮華「彼女は夜になると耳を翼のようにして頭を飛ばし朝になるともとに戻るの。

   その為家人がいぶかしんで明かりをつけたらその女の首はなく死んでいると思ったら

   身体はやや冷たいが心臓は動いてそうなの。

   そので家人は首まで布団をかけたそうなの。

   そしたら明け方になると首は戻ってきて体に付こうとしたが布団が邪魔して付けず、

   首は地面に落ち悲しげに嘆息して今にも死にそうな様子だったの。

 

   そこで、家人は布団をはがすと首は飛び上がって身体に付き何事もなかったように

   彼女は寝息を立ていたそうなの。さそがの豪胆な朱桓も気味悪がってその婢を自由

   にしたのうなの」

 

 

 

 

 

 

一刀「そのような話は西洋にもあるぞ。

   妖怪チョンチョンというヤツで頭だけで耳を翼のようにして飛ぶんだ。

   そして、術者がソロモンの印を描くと地面に落ち絶命するが次の夜には復活して

   術者を襲うんだ」

小蓮「確か、古キリストでは天使の絵もいまのような赤ん坊に翼を生やしたものではなく

   頭に翼がついているものだったんだよね」

一刀「そう。落頭民に関しては『三才図会』のダイジャバ国に手足を飛ばす部族がいるとされ

   漢の武帝の時代にこの国に使者がおくられたそうなんだ。

   多分このダイジャバ国の漢字からインド辺りの国が推測され、この話が東西洋に伝わり

   このような伝承ができたと考えられるんだ」

 

小蓮「それより にっひひひ、オネーサマはオバケより朱桓の方が怖いのよね」

一刀「なにそれ?蓮華はオバケより人が怖いの?」

蓮華「私だってオバケは怖いわよ。しかし、朱桓の方が実害があるから怖いのよ」

小蓮「そうそう。朱桓は呉郡四姓の実力者の一人であることは脅威なんだけど……」

蓮華「そう私が派遣した将を惨殺したけど、功績や将才を惜しんで無罪にしたのだけど……」

 

小蓮「病気を理由に出朝をしなかったけど、復帰した際に朱桓はオネーサマにあるお願いしたの」

蓮華「そのお願いというのが『私の胸を触らせてくれ』という意味不明な願いなの」

小蓮「まあ、朱桓が女だからオネーサマは別にいいと思い

   身を乗り出して触らせたんだけどね。そしたら……」

蓮華「そしたら朱桓は

   『臣は今日、天然の虎のチチを触りました』とかほざいたのよ!

   まったくセクハラよ」

一刀「……天然か、それは怪異だな……おにーさんにちょ―と、見せてごらん」

思春「(チリーン)」

 

 

 


 
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