No.140805

『偽・悲恋姫†異聞録』26

絶影さん

GW企画!午後の便投下!

いよいよ三羽烏が出撃です!

Night様の方で幽さんの絵をイラストレーターの方が

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2010-05-04 18:24:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:9094   閲覧ユーザー数:7367

 

 

走る、敵将に向かいただただ前へ、退かず、恐れず、愚直に真直ぐを押し通す

それが私に出来ること、いや私にはそれしか出来ない

 

真桜のように起用に兵を動かすことも、沙和のように兵の士気を大きく上げて鼓舞することも

私が出来る事は己の戦う姿を見せて兵たちに勇気を、戦う力を与えることだけだ

 

だからただ真直ぐに、私は退かないそれこそが私の役目

 

そんな私の気持ちを、想いを見透かしたように敵将の言葉が私に突き刺さる。

 

『一番いらないアンタから』

 

貴様に何がわかるっ!私が出来ることなどこれしか無い、だがそれでも私を必要としてくれているんだ

敵将は、私を通して隊長を穢した。それどころか私の大切な仲間までも・・・許さない、絶対に

私の命に代えてでもあの敵将は私が倒す

 

「私だけでなく、私の仲間まで侮辱したこと後悔させてやるっ!」

 

凪の右手に輝く光の塊が集まっていく、気弾を使った放長撃遠からの攻撃

溜めを短くした分威力は弱いが連射が利く、これで間合いを詰め打撃戦に持っていく

敵が持っている武器は戟だ、相手の間合いより更にもぐりこみ私の拳を打ち込んでやる

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

人差し指で私を誘うように、貴様のその行為を悔やませてやる、喰らえ!!

 

気合と共に数発の気弾を走りながら敵将目掛けて連続で飛ばし、真直ぐ距離を詰めていく

 

弾幕を防御した時、一気に私の打撃を打ち込むっ!

 

 


 
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