No.139761

漆黒の狂戦士と薄幸の魔王<決戦・1>

流狼人さん

小説家になろうで改訂版を書いています。ご覧になってみてください。

2010-04-29 21:03:17 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3036   閲覧ユーザー数:2691

 

 

 

 

 

火ぶたは切って落とされようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーーーーーッホッホッホッホ!!田舎者の董卓さん?さっさと降伏しませんこと?」

 

 

 

 

「悪いですが、其れは出来ません。この戦いで傷つき、故郷に帰れなくなった兵達の為にも・・・私を慕ってくれる家族の為にも・・・ですから私は最後まで戦い抜きます!!皆さん!共に参りましょう!!」

 

 

 

 

 

「っく!負け惜しみを!!まぁ良いですわ。皆さん!!!ケチョンケチョンにして上げなさい!!」

 

 

 

 

 

 

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

 

 

 

 

 

 

時の声は上がり、ここに戦いの幕が上がった。

 

両軍激突したのだった・・・・・・・・十万VS三十万の決戦である。

 

 

 

 

 

馬嵯禍も敵・孫策軍に衝突・・・・字の如く孫策軍が空に舞い上がるのだった。

 

 

 

 

次々と蹂躙される・・そんな中・・・・一騎・・・孫策が巨人に向かっていた。

 

 

 

 

 

ある一種の賭け・・・自分にもしものことがあっても妹の孫権がいる。其れを踏まえて巨人に挑みかかったのであった・・・・それが滅亡の合図とも知れずに。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁああ!!」と馬嵯禍に剣を振るうも最小限の動きでかわされてしまい、逆に

 

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

と巨剣を頭に落され様としていた・・・しかし

 

 

 

 

 

 

 

 

”事、成れり”

 

 

 

 

 

 

 

 

巨剣を上手く逸らし、有ろう事かその巨剣の上に飛び乗ったのである。

 

驚いた馬嵯禍は少し動けなかった・・・・その刹那

 

 

 

 

ザシュッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

馬嵯禍の首に切られ・・・そこからどす黒い血が舞い上がった。

 

これこそ孫策、捨て身の策であった。

 

これにより巨人は地に落ちた。

 

其の瞬間・・連合より大きな歓声が上がった。

 

 

<side周瑜>

「ふぅ。どうにかなったか。」

 

 

 

 

一つの賭け。雪蓮からの提案の中でもこれほどバカげた物はないだろ。だがこれで、我が軍の名は上がり袁術から独立への一歩にな「■■■■■■■■■■■■■」っえ?

 

 

 

 

 

なん・・・・・だと!!!

 

 

 

side end

 

 

 

巨人は立ち上がった。

 

 

 

 

 

首に傷跡すら残っていなかった。

 

 

 

 

 

 

静まり返る戦場。敵はおろか味方すら開いた口が塞がらないことが起きた。死者が蘇ったのだ。

 

 

 

「っ!そういえば?確か伝説の中に・・・」ふと月は思い出した。そう、確か”曰く、命がけの試練、十二関門も突破し十二の命を与えられた者”と紹介されていた。つまり・・・まだ、生きているのだと

 

 

だが、孫策にとっては最悪其の物だった。しかし、今は味方と合流しよう。そう考えた矢先・・・脇腹に衝撃が来たのだった。目に見えるのは無骨な巨剣。

 

 

 

 

 

あぁ、これか

 

 

 

 

 

 

そう思った瞬間・・・空を舞った孫策。向かうは幸いにも自軍の陣・・・・・しかし着地点は最悪にも柵であった。涼州は騎馬民族の国。故に対策として作っといた馬返し付きの馬防柵であった。

 

兵たちも気づき君主の壁になろうとしたが・・・

 

 

 

 

 

 

グサッッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

音が・・・鮮血が舞った

 

 

 

 

陣からは悲鳴が聞こえた。孫策の胸に柵が刺さっており、だれだ見ても助からない・・・悟る他無かった。

 

 

 

 

「姉上!!」「雪蓮!!!」血達磨になった孫策に近寄った。しかし、孫策はまともに喋ることすら出来なくなっていた。

 

 

 

 

「間違えた。あれに手を出すべきではなかったか。」そう孫策は懺悔していた。そして、最後に力を振り絞り、

 

 

 

 

「蓮華・・・あとを・・任せる・・・わ・・冥琳も・・・・蓮・・・ふ・・・おね・・・い・・」そこまで伝えると・・・孫策の目から生気が、光が消え手が地に落ちたのだった。

 

「あ・・・・姉上ーーーーー!!」「せ、雪蓮ーーーーーーー!!」二人の悲鳴が戦場を支配した。

 

 

 

 

その二人を見つめる馬嵯禍。やはり女子の悲鳴は乾いた心に響くのだろう。だが剣を構えなければならない。孫策の兵達が顔を歪ませ・泣きながら殺気立っていたのだから。

 

 

 

すると、孫権は孫策の剣<南海覇王>を持つと兵達に激を飛ばした。

 

 

 

 

「聞け!!孫の将兵よ!!我が仲間よ!!今、我らが王は天へと召された!!だが、ここで勝たねば王に申し訳が立たぬ!!孫の将兵よ!!我が仲間よ!!今こそ天に叫べ!!今こそ天に願え!!その声と願いを聞き我は今、修羅とならん!!王はかの巨人を殺して見せた!ならば今度、我らで何度も何度も

命乞いするまで殺して見せようぞ!!全軍突撃!!」

 

 

 

オオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

孫権の号令と共に兵達が雄叫びをあげ、巨人に向かって突撃をしていく。

 

 

 

悲しみの怒号程、哀れなものはない。だが、その暴力は他に比べれば月と鼈。唯の虐殺劇になろう。しかし、比べ物にもならない暴力を個に持つ怪物がいることを忘れてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人・馬嵯禍は剣を構えた。其の構えは・・・かの不死の毒龍”ヒュドラ”を一瞬に葬った弓にして究極の剣技。装填するは自らの魂を四つ。狙いは突撃する兵達<つわものたち>。人々よ、見よ!大戦士の妙技を!!

 

 

 

 

 

 

「_____射殺すナイン___百頭ライブズ___」

 

 

 

 

 

 

 

豪!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

その音から一筋の光が見え、さらに四つに分かれ・・・・・・・孫権軍を蹂躙して行った。

 

 

 

少し短いでしょうか?

感想待っています。恐らく次はGW以降なのでお楽しみにー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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