No.134760

友情の電撃(ザケル)ドリームタッグトーナメント小ネタ集~雷句杯争奪戦編~

ノワールさん

・2体の魔物の子がタッグを組んで戦うモードです。
・最初は4チームだけですが、ガッシュコレクションを集めるとキャラが増えて全12チームになります。
・4戦目を終えた後にミニゲームが行われ、これをクリアしないと5戦目以降に進む事は出来ません。
・相手のチームはランダムでタッグを組みますので、同じキャラと何度か闘う事もあります。
・最終戦で勝った方の魔物とパートナーのエンディングが見られます。

続きを表示

2010-04-06 17:41:06 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2155   閲覧ユーザー数:2127

<やさしい王様チーム(ガッシュ&ティオ)>

・最後の相手。

 抜群のチームワークとコンビネーションで勝ち抜いて来たやさしい王様チームを待っていた対戦相手は…。

 

「フン、貴様等か…」

「ブラゴ!!」

「ううう…ティオ、どうしてあんたはガッシュちゃんと一緒のチームなの…?」

「ええええええ!?パ、パティ!?」

 

 最終戦の相手チームはブラゴと……パティのタッグだった。

 

「私だって…私だってガッシュちゃんと一緒のチームになりたかったのに…うううっ…」

「ヒイイイイ…怖いゲロ、怖いゲロ~対戦相手よりブラゴが怖いゲロ~」

 

 ひたすらすすり泣くパティと怖がるビョンコ。

 いつもなら嫉妬でティオに襲い掛かりそうなパティとは思えない有様だ。

 

「チッ…何故オレがこんな奴と…」

(はぁ…怖がられるのも仕方無いわね…ゾフィスとの戦いの時を考えたら…)

 

 苛立つブラゴとパティ(とビョンコ)を気の毒に思うシェリー。

 

「ウヌウ…パティとビョンコが可哀想なのだ…」

「いくら味方でもブラゴは怖いわよ…私、ガッシュと清麿で本当に良かった…」

「パティはブラゴの強さを目の当たりにしていたからな」

「何だか無理矢理チームを組まされたみたいに見えるわね」

 パティ(とビョンコ)に同情するやさしい王様チームであった……。

 

 

<最強格闘チーム(ウォンレイ&テッド)>

・VS魔界のライバルチーム

 バリーとキース、魔界ではライバル同士だったという強い魔物2人のタッグと戦う事になった。

 バトルは3本勝負で2本先取した方が勝ち、相手チームはバリーが3戦共出場する事になった。

 

「ケッ、戦いに女は必要無え!」

「私の事はいい…だが、リィエンへの侮辱は許さんぞ!!」

 

 バリーの相手を侮辱した発言にウォンレイは静かに怒りの炎を燃やす。

 

「ハアアアア!!」

 

 試合開始直後、ウォンレイはバリーの頭上に跳躍して攻撃を仕掛ける。

 

「ガル・レドルク!」

「グッ!」

 

 体をドリル状に回転させた強烈な蹴りをバリーの腹に叩き込む。

 

「ゴウ・レドルク!」

「グオッ!」

 

 更に強化した右足から繰り出す強烈な蹴りで追い討ちをかける。

 

「この…ふざけるな―!!」

「ぐああっ!!」

 

 バリーの拳が地面を破壊し、飛び散った破片がウォンレイに直撃する。

 

「グスタフ!」

「ゾニス!」

「リィエン!」

「レルド!」

 

 バリーの角から放たれた光線を盾で受け止めるウォンレイ。

 

「ドルゾニス!!」

「ゴウ・バウレン!!」

「くっ…なんという威力だ…」

「ぐうっ…この野郎!!」

 

 強化された互いの拳が正面から激突し、相討ちになる。

 

「まだだ…リィエン!!」

「ガンズ・バウレン!!」

「何!?グオオオオオ!!」

「私には守るべき人がいる…」

 

 ウォンレイは弾丸のような速さで放たれる連続拳をバリーに炸裂させて勝利した。

 

「てめえは以前、王になる事より女を捜す方が大事だとぬかしやがったな!!カボチャ頭!!」

「うるせえアリンコ頭!チェリッシュをバカにしたお前は絶対に許せねえ!!」

 

 以前もバリーと激突した事があるテッドは激しい怒りを爆発させる。

 

「セカン・ナグル!!」

「うおおおお!!」

「チッ…この野郎…!!」

 

 テッドのジャブ、ストレート、フック、ブロー、アッパーが矢継ぎ早にバリーにヒットする。

 

「サーズ・ナグル!!」

「ブロォオオオオオ!!!」

「ぐううっ…!」

 

 更に一段階強化されたテッドの肉体から繰り出されるコークスクリューパンチがバリーの腹に直撃する。

 

「調子に乗ってんじゃねえ!!フン!オラァ!デヤァ!」

「ぐっ!ぐおおおっ…!」

 

 バリーの拳の連打とショルダータックルがテッドにヒットする。

 

「ドルゾニス!!」

「オラアアア!!」

「うわあああ!」

 

 ドリル状になった光で強化されたバリーの右拳がテッドを吹き飛ばした。

 

「く、くっそう…」

「まだだテッド!フォルス・ナグル!!」

「よっしゃあ!!ウォオオオオオ!!」

「ホウ…そうこなくちゃ面白く無え!!」

「油断するなよ、バリー」

 

 テッドの肉体が強化され、段違いのパワーとスピードでバリーに迫る。

 

「テーッド!今だ!」

「いっくぜえええええ!!はぁあああああ!!」

 

 テッドは目にも留まらない高速の動きで四方八方からバリーにパンチを繰り出した。

 

「ゾルシルド!くっ、防ぎきれんか…」

「何だと!?グッ、くそったれがああああああ!!」

 

 巨大な盾をものともせず、超必殺術フォルス・ラッシュがバリーに炸裂しテッドの逆転勝利が決まった瞬間だった。

 

「ま、こんなもんよ!」

 

 ウォンレイ&テッドはバリーに2連勝し、ストレート勝ちで勝利を収めた。

 

 

<黒の電撃チーム(ガッシュ&ブラゴ)>

・VSアクショ~ンVチーム

 ビクトリーム&キースという「バカだが笑えるが強い」魔物のタッグと戦う事になった。

 

「ホウ…これは楽しめそうな相手だ。貴様等に相応しい葬送曲を聞かせてやろう…ベートーベン、第九…」

 

 キースは持っている杖を指揮者のタクトの様に構える。

 

「ウェ――ンヘン、ヒョ――ンフェン、ヒョンロンペンチョン、フェンチョンペンチャン、ピョ~~ロフッ!」

 

 キースは杖をデタラメに振り回し、突然大声で歌い始めた。

 

「戦闘前に歌だと…?チッ、何を考えてやがる…」

「こ、これは…デタラメな歌詞だけど…ベートーベン交響曲第九番、別名『歓喜の歌』…?」

「ウェーディン、ロンフォン、パンチョンペンチャンポイノイロンロンピーペプ!」

 

 キースは尚も歌い続ける…歌唱に熱中している今、対戦相手であるブラゴとシェリーも眼中に無い。

 

「…………ブラゴ!手を前に!」

「フン…」

 

 シェリーの肩が怒りで震え、黒い本から放たれる光が強さを増す。

 ブラゴはキースのいる方向へ右手を向けた。

 

「レイス!」

「オギャーン!」

 

 空気を圧縮し球状にした弾をキースに撃ち込む。

 

「リオル・レイス!!」

「オギャーン!!」

 

 ブラゴの両手から螺旋状に回転を加えたレイスがキースに炸裂する。

 

「ギガノ・レイス!!」

「オギャーン!!!」

 

 黒い重力風を纏った強力な重力弾がキースに直撃する。

 

「ベートーベンを侮辱しないで!!」

「き、貴様等…歌唱の邪魔をしおって…しかもかなり効いたぞ…」

 

 強烈なツッコミを喰らってもしぶとく立ち上がるキース。

 

「ブラゴ、さっさと片付けましょう…こんな奴の相手をしていたら疲れるだけだわ…」

「ああ。言われるまでも無い」

 

 その後、ブラゴとシェリーはキースを一方的にボコボコにして勝利した。

 

(ウヌウ…やはりブラゴは強いのだ…)

(敵じゃなくて良かった…)

 

 ブラゴとシェリーの強さを改めて思い知ったガッシュと清麿だった。

 

 

<おてんば娘チーム(ティオ&パティ)>

・最後の相手は…?

 いがみ合うのかと思いきや、予想外に息の合ったコンビネーションで勝ち抜いて来たおてんば娘チーム。

 そんな彼女達の最終戦の対戦相手は…。

 

「ガッシュ!清麿!……とキャンチョメ、フォルゴレ」

「オイオイ、私達はおまけかい?」

「フォルゴレをバカにするな―!!」

「うるさいわね!こっちはウォンレイやブラゴが相手かと思って緊張していたのに何であんた達なのよ!」

 

 キャンチョメとフォルゴレに怒鳴り散らすティオ。

 

「ああっ、運命は何て残酷なの!愛し合う2人が敵同士になって戦わなくてはいけないなんて!」

「ウヌウ…あいしあう2人とは誰と誰の事なのだ?」

「んも~ガッシュちゃんたら照れ屋さんなんだから~v」

「パティ…ガッシュは全然分かっていませんよ…」

「言うだけムダだゲロ…」

 

 自分の世界に入っているパティに一応ツッコミを入れるウルルと完全に呆れているビョンコ。

 

「あんた達なんかさっさと倒してやるからかかって来なさいよ!ジェララララララ!!!」

「怨怒霊――!!!ケチョンケチョンにしてやる――!!!」

 

 ティオとパティは世にも恐ろしい形相でキャンチョメとフォルゴレに怒鳴りつける。

 

「ウワーン!!怖いよ怖いよ―!!」

「ヒイイイイイ!!ま、待ってくれキャンチョメ~」

 

 キャンチョメとフォルゴレは逃げてしまった…。

 

「ええっと…清麿くん、どうしよう?」

「もうどうでもいいよ…」

 

 すっかり周りに呆れ果てている清麿と恵。

 

「ガッシュ、どう?女の子のパワー、思い知った?」

「ガッシュちゃ~ん♪たっぷり可愛がってあげるわv」

 

 あっさりと元の顔に戻るティオとパティ。

 

「ヌアア…もうやめてくれなのだ…いじめないでほしいのだ~」

 

 ガッシュはティオとパティを見てすっかり怯えている。

 

「もう、失礼ねえ…そんな事しないわよ」

「そうよガッシュちゃん、もう私達が優勝したんだからv」

「ヌウ…本当かのう?」

「本当よ♪ガッシュちゃん、ブリとケーキをあげるわv」

 

 パティはリボンが付いたブリと高級そうなケーキをどこからか取り出し、ガッシュに差し出す。

 

「オオ!ありがとうなのだ!」

「エヘへ…どういたしまして♪」

 

 ガッシュにお礼を言われ、パティは満面の笑顔で答える。

 

「じゃあ私はサイフォジオかけてあげるわ」

「ティオ、私はケガしておらぬが…」

「いいからじっとしてなさいよ。恵!お願い!」

「はいはい…サイフォジオ!」

 

 ティオは回復の剣でガッシュを回復した。

 

「オオ!ティオ、ありがとうなのだ!」

「こ、これ位お安い御用よ…」

 

 ガッシュにお礼を言われたティオは少し顔を赤らめる。

 

「やっとガッシュも怯えなくなったな」

「そうね、ああなったティオは本当に怖いものね…」

「それにパティまでいるんじゃな…ある意味ブラゴより怖いぞ…」

「本当ね。でも今の3人を見ていると、とてもそうには見えないわね」

「ああ…全くだ」

 

 仲良くしているガッシュとティオとパティを見て微笑む清麿と恵だった。

 

 

 終わり。

 

 

<あとがき>

実際にゲームでもやさしい王様チームの最後の相手はブラゴとパティです…多分ライバル扱いだと思います。

ビョンコがいるのはパティの技と魔物アシストに彼が出て来るのがあるからです。

ドリームタッグトーナメントはゲーム自体は面白いのですが、使用出来るキャラの数が少ないのが不満ですね…もっと増やして欲しかったです。

例えばツァオロン、ベルギム・E・O、パムーン、ゾフィス、レイン、モモン、チェリッシュ、ロデュウ、パピプリオ、リオウ、ザルチムとか。

あと、ストーリーが薄かったのも気になりました…基本的にお祭りみたいなものですから仕方無いですけど。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択