No.126228

真・恋姫無双二次創作SS~盲目の御遣い(仮)~

自分の作品初投稿になります。
駄文ではありますが、色々と意見や感想や質問、『ここはこうしたらいいんじゃねえの』的な事がありましたらコメントしていただけると嬉しいです。

2010-02-23 09:48:21 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:30609   閲覧ユーザー数:24704

 

 

 

 

 

〇この作品(という名の駄文)を読む前の諸注意

 

 ・主人公はオリキャラです

 

 ・基本、『真・恋姫✝無双』呉√に準拠してます。

 

 ・作者に三国志の知識はほとんど御座いません。(恋姫シリーズをプレイしたのみです)

 

 ・ずぶの素人故、解りにくいところが多々あると思いますが、そういう点は遠慮なく質問してく  ださい。出来うる限り答えます。

  

 ・遅筆且つやる気にムラがあるので定期的な更新は難しいと思いますが完結させるつもりは満々

  なのでそこの所よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

季節は春。夜の帳には所狭しと星たちが瞬いている。

 

そんな黒天の下、頭上を仰ぎみる人影が二つ。

 

一つは、弓と矢筒を携えた、雪のような白い髪の女性。

 

もう一つは、黄金色の剣を携えた、桜のような桃色の髪の女性。

 

双方共に、街中を行けば男が十中八九振り返るであろう美貌と体躯の持ち主であった。

 

「ふぅ・・・・もう春も近いというのに、まだ肌寒いのう」

 

「気候が狂ってるんじゃないかしら。・・・・世の中の動きに呼応して」

 

「・・・・確かに、最近の世の中の動きは少々狂い始めておりますからな」

 

「官匪の圧政、盗賊の横行。飢饉の兆候も出始めているようだし。・・・・世も末よ、ホント」

 

「うむ、しかも王朝では宦官が好き勝手やっておる。・・・・盗賊にでもなって好きに生きたいと望む奴が出るのも分からんでもないな」

 

「真面目に生きるのが嫌になる、か。・・・・ま、でも大乱は望むところよ。乱に乗じれば私の野望も達成しやすくなるもの」

 

「全くじゃな」

 

「今は袁術の客将に甘んじてるけど。・・・・乱世の兆しが見え始めた今、早く独立しないとね」

 

「堅殿が死んだ後、うまうまと我等を組み入れたつもりじゃろうが・・・・いい加減、奴等の下で働くのも飽きてきたしの」

 

「そういうこと。 だけど、まだまだ私達の力は脆弱。・・・・何か切っ掛けがあれば良いんだけど」

 

「切っ掛けか。・・・・そういえば策殿、こんな噂があるのを知って居るか?」

 

「どんな噂よ?」

 

「『黒天を切り裂き飛来する一筋の流星。其は天の御遣いを乗せ、この乱世に安寧を齎す。』・・・・管輅という占い師の占いじゃな」

 

「管輅って、あの似非占い師として名高い?胡散臭いわね~」

 

「そういう胡散臭い占いを信じてしまう程に、世の中が乱れとるということだろう」

 

「縋りたいって気持ち、分からなくも無いけどね。でも、あんまりよろしくないんじゃない?そういうのって」

 

「妖言風説の類じゃからな、じゃが仕方無かろうて。明日がどうなるか、明後日がそうなるか、とんと見えぬ時代じゃからな」

 

「ホント、世も末だこと」

 

「うむ。・・・・さて策殿。偵察も終了した。そろそろ帰ろう」

 

「そうね。さっさと帰らないと冥琳に―――――――」

 

そう言って、『策殿』と呼ばれた女性が帰路へ就こうとした、その時。

 

 

――――――――――ィン

 

 

「・・・・何、この音?」

 

突如聞こえた異音に、『策殿』は周囲を見回し、

 

「策殿、儂の後ろに!!」

 

白髪の女性は矢筒から矢を取り出し弓を構え、

 

「大丈夫よ、祭。あなたこそ気を付けて」

 

そう言って『策殿』もまた、剣を手に辺りを探る。

 

そこには先刻までの穏やかな空気など欠片も存在せず、戦場のそれへと豹変していた。

 

「盗賊か、妖か・・・・何にせよ来るなら来なさい。殺してあげるから・・・・」

 

 

 

――――――――ィィィィン

 

 

 

徐々に異音は大きくなり、

 

 

 

―――――ィィィィィィィン!!

 

 

 

「何・・・・これ・・・・・・・・?」

 

 

 

視界は白光で遮られていく。

 

 

 

 

――ィィィィィィィィィィン!!!!!!

 

 

 

「策殿っ!!!!」

 

 

 

そして、その輝きが頂点に達したかと思うと、突如何事も無かったかのように視界は晴れ渡り、

 

 

 

「何だったのよ、今の。・・・・・・ん?」

 

 

 

いや、確かに『何かが』起こっていた。

 

「策殿、大丈・・・・どうなされた?」

 

「あそこに人が倒れてるのよ」

 

「何?」

 

視線でその指先を辿ると、確かに人が倒れていた。

 

「さっきまであそこに人なんていなかったわよね?」

 

「うむ。・・・・あ奴が妖か?」

 

「行ってみましょう」

 

そう言うや否や走り出した彼女の背中を、白髪の女性は呆れながら追いかけるのだった。

 

 

 

 

 

SIDE『孫策』

 

近寄ってみれば、そこにいたのは青年であった。

 

傍らにはこの青年の物であろう荷物も落ちている。

 

形からして、二胡か何かだろうか?

 

兎に角、弦楽器の類なのは間違いない。

 

顔を覗き込んでみると、どうやら深く眠っているようだった。

 

年齢はおそらく自分と同年代。

 

無造作に伸びた黒髪を後ろで束ねている。

 

鮮やかな青の履物に、見たことのない拵えの靴。

 

そして最も目を惹いたのが、青年が着ていた純白の上着であった。

 

(こんなに綺麗な白い布なんて初めて見たわね・・・・)

 

そんな感想を抱きながら青年の様子を観察していると、祭がやっと追い付いてきた。

 

『老い耄れをこき使うな』なんてどの口が言うのかしら。

 

いっつも戦場では先陣を切りたがるくせに。

 

それはそうと今はこの男ね。

 

さっきまではこの場にいなかった。

 

だけど気が付いたらいた。

 

さっきの光と何かしら関係があると考えるのが妥当でしょうね。

 

さっき祭が言っていた『天の御遣い』の占い通りになった、とも言えるけれど・・・・

 

 

「取り敢えず、連れて帰りましょう」

 

 

どっちだって構わない。

 

本物ならば私達で保護する。

 

偽物ならば私の手で殺す。

 

どちらにしたって、損はない。

 

 

後書きです、ハイ。

 

まだ全然物語が始まってませんが、今一生懸命書いてる最中なのでもうちょっと待ってください。

 

(ホントすんません。思い切りが必要と思い、出来ているところまでうpしてみました)

 

何せ『書いてみよう』と思い至ったのが夕べなものでして・・・・

 

頭の中の妄想を形にするって、難しいですね。

 

プロの作家さんとか、俺がいつも読んでるものTINAMIのクリエイタ―さんとか、

本当に凄いと思います。

 

では、次の更新でお会いしましょう。

 

どうか気が向いたら見てやってください。

 

 
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