No.125986

Between the light and the dark 第一章ークズハの姉弟

まめごさん

ティエンランシリーズ第五巻。
クズハの王子アオイたちの物語。

「ティエンランへご挨拶にいってくれ。勅命だ」

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2010-02-22 11:40:59 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:488   閲覧ユーザー数:477

厚い枕を背に持たせて、男が一人、寝台の宮に凭れている。その脇には細身の男と、華奢な女が立っていた。

「陛下、早くこの忌まわしい寝台から起き上がれるようになって下さいまし」

涙に濡れた声を上げているのは、この国の王妃だ。

よくいうぜ、全く。

「わたしもフヨウさまと同じ気持ちですよ、兄上。国王はやはり兄上にしか勤まりますまい」

励ますように、慰めるように、ほほ笑みながらその隣の男が言う。

おーおー。さすがキツネの弟。

「心労をかけて申し訳ないね。フヨウ、ミカゲ。わたしも一刻も早くこの部屋から出たいものだが」

悲しげな笑顔を作って寝台上の男、つまり国王がため息をついた。

「そろそろアオイに王位を譲る準備をした方が良いのだろうか」

ミカゲの眉がぴくりと動く。

キツネめ。煽ってどうする。

「今はご養生することだけをお考えください、兄上。この国も、フヨウさまも、アオイさまも、キキョウさまも、わたしが精一杯お守りしますから」

「いつもすまないね、ミカゲ」

「兄上、それは言わない約束でしょう」

三文芝居にイランの体が痒くなってきた時。王妃と王弟は静かに礼をして、名残惜しそうに部屋を出て行った。

「いいぞ。降りてこい」

先程の湿っぽい声とは全く異なる声がした。天井裏からイランとカナンが音もなく降りる。

「毎度思うのだが、曲芸師みたいだなあ」

呑気に笑うクズハの国王陛下の頭をポスンと叩いた。

「笑ってる場合か。久しぶりに顔出したらこんな様だ」

「痛いな。病人に何をする」

いい歳の男とは思えない仕草で口を尖らせた。

「で、調べてくれたか」

「調べた。お前の弟と嫁は、毎晩寝台の上で腰振っている」

国王は目を丸くした。

「何だそれは。新しい舞踊か」

「阿保か」

「ああ、やっぱりなー。フヨウの奴め、わたしの何がいけなかったというのだ。あんなに月の下で愛を語らい、花の下で愛し合ったというのに!」

空に手を掲げ、悶える男にイランは呆れた声を出す。

「その性格がいけなかったんじゃないのか」

二人の会話をクルクル聞いていたカナンが、あの、と手を上げた。

「陛下さんのお体を拝見してもいいですか」

「ああ、オウバイ。こいつはカナンという。薬に関しては一流だ」

「始めまして」

「こちらこそ」

早速、カナンは寝台によじ登って、オウバイの目をこじ開けたり、口の匂いを嗅いだり、舌を引っ張り出したりしていた。その様子をイランは腕を組んでじっと見ている。

「間違いなく毒を飲まされていますね。ここまで来たら一時的に治っても、完治することは難しいです」

「そんなにひどいのか」

「はい」

オウバイの寝着を直しながら、カナンが頷いた。

「まあ、それは覚悟していたのだが」

問題はキキョウとアオイだ、とオウバイが王の顔になって言った。

「どうせ弟の、ミカゲの狙いは王座だろう。王妃を手に入れたとしても、邪魔なのはわたしの子供たちだ。そこでだ」

イランを見やった。

「依頼で君を呼んだんだよ、イラン。子供たちをどこぞへ逃がしてやってほしい」

「なんの為に」

「安全の為だ。この城の中は…お前も雰囲気で分かっただろう、弟についている臣下の方が圧倒的に多い。膿を出そうと放置していたわたしも悪いのだがね。あの子たちに手を出されたらわたしは…」

「金は取るぞ」

「勿論。いくらだ」

黙って指三本だしたイランに国王は微笑んだ。

「殺生だね、我が友よ。お友達割引はないのか」

****

 

 

「お友達だったんですか」

「単なる知人だ」

クズハの色町で知り合ったとイランは言った。

王さまと闇者の頭が、何でそんなとこで知り合うの。思ったものの口には出さなかった。

色町行くくらいなら、ワカちゃんに手をだしてあげればいいのに。

同じ衆に属する仲のいい少女の切ない想いをカナンは知っている。

「悪いが一旦、里に戻ってくれないか。おれはここを探る」

依頼を引き受ける為には、里の本家当主の許可がいる。今は他の任務に当たっている仲間にも知らせなければならない。

「了解しました」

城の屋根上にて話していたイランは、ゆっくりと立ち上がった。背後には巨大な月が夜空に浮かんでいる。

「頼んだぞ」

頷いて跳ねるように飛び降りた。壁や塔を蹴って重力を調節しながら、地に降り立つ。そして東に向かって駆けだした。

走りながら、あの人も難儀な人だとカナンは首をかしげる。

本家を嫌って滅多に寄り付かないのは、当主の娘との恋仲を引き裂かれたからだと聞いた。本家衆の頭、ヒサメと犬猿の仲なのはそれが原因だとも。イランは何も言わない。が、狭い里の中で噂はまことしやかに生きていた。

その話を聞いた時、ワカは大層傷付いた顔で、ため息をついた。

「今でもその人が好きなのかナ…」

そのくせ、ワカにも思わせぶりな態度を取る。

ある時、市場で風鈴をもらった。異国の涼を促すものらしい。

「イランの部屋に付けてやろうカ」

「あの人、いつもイライラしてますもんね」

そして実行に移している時、本人に見つかった。カナンはさっさと消えて庭先から様子を窺っていたが、ワカはイランに捕まった。

「おーまーえーはー」

スパーンと気持ちのいい音がした。

「何を企んでいる!」

「いっ…イランがいつもイライラしているから、この音で癒されるだろうと思っテ…!」

「おれがいつもイライラしているのはお前らのせいだ!このボケナス四人衆!」

そのまま襟首を掴まれてポーイと庭に放られた。

が、風鈴は外されるわけでもなく、壊されるわけでもなく、四季が巡っても可愛らしい音を軒先で鳴らしている。

「あの鈴の音が好キ」

嬉しそうに、幸せそうにワカは小さく笑った。

「とても好きなノ」

恋愛のことは、カナンは良く分からない。別にしたいとも思わない。巣と呼ばれる家の一室で一人、薬草を練っている作業が至福の時間だった。

それでも、ワカの顔には心が痛んだ。

叶うといいな。いつか。

森の中、木の間を器用に飛び移りながらカナンはひっそりと笑った。

****

 

 

弾ける音に女官たちは飛び上った。おそるおそるこちらの様子を窺っている。

「暇だな」

湯呑を壁に投げつけた後、アオイはゆっくりと椅子の背もたれに寄りかかった。

「笑わせてみろよ」

五人の女たちは怯えたように固まっている。その様子が一層嗜虐心を強めることを分かっていないのか。

「何か芸でもして、ぼくを笑わせてみろ」

裸踊りでもさせてみようか。女たちはさぞかし屈辱だろう。

その時、扉が叩かれた。入ってきたのは父の側近、ツキヤマだった。

「ツキヤマ。どうした?久し振りじゃないか」

先程の態度は一転、アオイが花のような笑顔で老人に駆け寄る。女官たちのホッとした気配が伝わってきた。

「父さまはどうなのだ。まさか悪化したんじゃないだろうな」

じゃれつくようにツキヤマの手を取る。父に近い人間は尻尾を振って愛想を振りまくに限る。老人は相好を崩して少年を見た。

「ここしばらくは大分良いですよ。明日にでも見舞ってください。陛下もさぞかし喜ばれるでしょう」

「うん!」

ふと、その横にいる女に気が付いた。長い黒髪に白い肌。目の下に墨をポツンと落としたような黒子がある。紅い口紅がやけに目に付いた。

「ツキヤマ、この人は?」

「これから殿下に付く者です」

「ふうん」

「シランと申します」

女はゆっくりと頭を下げた。サラサラと黒髪が零れる。

「では、わたしはこれで」

老人が退出したのを見届けて、アオイは再び椅子に座る。女官たちはそそくさと割れた湯呑を片付けていた。

「お前でもいいや。暇だからぼくを笑わせろ」

ふんぞり返って命令すると、シランという名の女はちらりとこちらを見た。そして部屋の中を歩きだした。壁を叩いたり窓の外を覗きこんだりしている。その内、アオイは命令を無視されていることに気が付いた。

「おい、お前。主の命が聞けないのか。それとも耳がないのか。ぼくを笑わせろと…」

「うるさいわねえ」

一瞬、何を言われたのか分からなかった。何、こいつ。今、何を言った、こいつ。

「そんなに笑いたきゃ、笑わせてやるわよ。あたし、ガキには興味ないの」

スタスタとアオイの元にやってくると、手を伸ばした。

「なっ、何を…ギャーッハッハッハ!」

脇の下を猛烈にくすぐられ、アオイは悲鳴に近い笑い声を上げた。

違う、違う!ぼくの望んでいた事は、こんなんじゃない!

「やめ…!おいこら!もういいから…だはははは!」

身悶えても女の攻撃は緩まない。

「ごめんなさい!もう言いません!やーめーてー!」

椅子から転げ落ち、荒い息遣いを整えているアオイを見下して、シランはフンと鼻を鳴らした。

「素直でよろしい」

「なにをするんだこの無礼者!」

渾身の怒鳴り声は再び無視された。笑いをこらえている女官に話しかけている。

「食事はいつもここで取るの?」

「いえ…。食堂でご家族とお取りになります」

身体がかっと熱くなった。下僕のくせに。お前ら全員下僕のくせに、主を無視して。

怒りのまま椅子横の剣を引っ掴んで、女に襲いかかった。叩ききってやる!

女官が悲鳴を上げる、シランが振り向く、そして。

刃は素手で止められた。人差し指と中指の間にぎっちりと挟まったまま動かない。

「ちょっとー。あぶないでしょう、もう」

「だ、誰だ、お前!」

押しても引いても無駄だった。恐怖が背中を這ってゆく。こんな人間、初めて見た。

「すでに名乗ったわよね」

女の手が払うように離れた。勢いでアオイがよろめく。

「シランよ」

重心を右に傾けて、左手を腰に当てた女は、えらそうに顎を上げた。

****

 

 

髪は女の命よねー。

女官たちに自慢の薄桃色の髪を櫛梳られながら、うっとりとキキョウは手鏡をみている。

ああ、今日もわたしは美しい。

「キキョウさまの御髪はとてもきれい」

「まるで光輝くようですわ」

降り注ぐ柔らかい声も、キキョウのご機嫌を麗わせてくれる。

満足げに微笑みながら長椅子に寝そべった。シャラシャラと音をたてて、髪の毛が流れてゆく。

「イシー。今日の衣は、あの乳白色のがいいなー」

「昨夜、お衣装を決められたではないですか」

女官の声に

「だって、気分じゃなくなったのだもの」

結局、身支度を済ませ終わったのは朝餉の直前だった。

「もう、お前たちがモタモタするから、時間がかかってしまったじゃないの」

申し訳ありません、と一斉に頭を下げる女官たちを睨みつけて、部屋を出た。しずしずとイシたちを引き連れて食堂へと向かう。

王女に生まれて良かったとキキョウは思う。身に付けるものは最高級のもの、耳に届くのは心地ち良い賛美の声、どうせ王位は叔父か弟が引き継ぐから責任もない。

見目麗しいものに取り囲まれて、大切に育てられた自分は、これからもこの温室から出ることもなく生きていくだろう。

食堂の扉を開けると、叔父と母と弟に朝の挨拶をする。

「おはよう、小さな王女。今日は一段ときれいだね」

「おはようございます、叔父さま。叔父さまこそ衣と帯の組み合わせが見事ですわ」

「キキョウ、このお寝坊さん。髪飾りがとても似合っていてよ」

「ありがとうございます。お母さまの首飾りもとても素敵」

「姉さま、おはようございます。その衣、とてもお似合いですね」

「まあ、アオイ。今日も可愛いわたしの弟」

お互いを褒め合う行為は、自分の気持ちを穏やかにしてくれる手段に過ぎない。スラスラと勝手に口から出くる。

箸を運びながら、母と和やかに話している叔父をチラリと見た。あの人は、いつも優しくて笑顔一つでわたしの心を波立たせる。

ミカゲの口から紡がれる賞賛の声は、母や弟と違いキキョウの胸の深い所をキュンと射抜いてしまうのだった。

わたしが成人すればあの叔父は、少しは自分のことを見てくれるのだろうか。本で読んだ物語のように、情熱的で甘い言葉を囁いてくれるだろうか。きっとそうに違いない。だって、わたしはこんなに美しいのだもの。手に入らないものはないはずだ。

ぼんやりと空想の世界に入ったまま、自室の扉を開けると、見知らぬ男が窓の縁に腰かけていた。

「よお」

薄茶の髪を後ろで一括りにし、ひょろりとした目付きの悪い男だった。

状況を理解できないキキョウの頭はグルグルと試行錯誤し、ある結論に達した。

「痴れ者!」

大声で男を指差しても、後ろの女官は目を見合わせているだけだ。

「お前たち、なにをグズグズしているの!王族の部屋に不届き者が現れたのよ!すぐに警備兵を…!」

「あの、殿下」

遠慮がちにイシが小さな声を上げた。落ち着かせるためか、キキョウの腕に手をかける。

それを思い切り振り払った。気安く触るんじゃないわよ、下賤のものが!

「先程、申し上げたはずですが…。陛下の命で、しばらく一人の男が付く様になるとツキヤマさまから言付かっていると…。聞いてらっしゃらなかったのですか」

「聞いてないわよ、そんな話!」

「あんまりギャンギャン喚くなよー。顔が崩れるぞ」

耳に小指を突っ込みながら、男が心底うるさそうに言った。

「な…な…!」

なにこの無礼者!

「誰!」

「名乗るほどのものじゃございませんがー、一応名乗っとこうかな」

男は耳から出した小指に、ふっと息をかけた。何するのよ、わたしの部屋で!

「アカンだ」

よろしくー。おどけたように、男はチャッと手を上げた。

****

 

 

目の前でせっせと筆を動かすオウバイの手をイランはじっと見ている。

「ティエンランかー。わたしも同行したいくらいだよ。あそこの女王は美しく思慮深いことで有名だ」

「どうだかな」

数年前のまだ少女だった頃の娘をイランは知っている。そこらにいるようなチビだった。噂とは怖いものだ。勝手に尾ひれをつけてうようよと漂う。

「さあ、これが親書だ。もう一度契約内容を確認しようか」

傍にいる老人がうやうやしく王の書した紙を螺鈿細工の長箱に入れる。

「おれたちはティエンランへ王子と王女を連れてゆき、その宮廷へ保護を求める。金は三百。オウバイはその間…」

「この城の中を片付けておくよ。なに、どうせ間もない命だ。見事に散らしてみせるよ」

「散ってどうすんだ。雇い主が死ねば、契約は無効になるんだぞ」

「その時は、このツキヤマが代行人になる。老獪な爺さんは中々やってくれるぞ。なあ、ツキヤマ」

ひっそり控えている老人は静かに笑った。

「そこまで言うなら、もっと早くに実行すれば良かったんじゃねえか。それにさっさと根源を消せば、話は早いだろう」

「分かってないな、君は」

宮に立てかけている枕に凭れてオウバイは苦笑する。

「可愛い子供たちを盾に取られて身動きができるか。それに…」

ふっと遠くを見た。

「君は信じていた者に裏切られた時の衝撃を、体験したことがあるかい。無気力になるんだ。怒りは後からやってくる。どう復讐してやろうかとね」

イランは目を逸らした。

「わたしには、わたしのやり方がある。まあ、ともあれ君がきてくれたおかげで、助かった。愛しているよ、イラン。可愛い子供たちの次に」

にっこり笑うオウバイに、ぶっすりイランは返す。

「愛していらねえ。…と、その可愛い子供たちが来たようだぞ」

幼くもブリブリと怒った気が二つ、こちらに向かっている。

「丁度いいねえ。紹介しよう」

のんびり笑った知人は、その途端に父の顔に変貌した。

****

 

 

腹立ちの余り顔を顰めていたアオイは、遠くに姉の姿に気づいて慌てて笑顔を取り繕った。

姉も然りである。

「どうしたのです、姉さま。父さまのお見舞いですか」

「ええ。とても心配になってしまったの」

そのくせ二人とも足は止めない。

「珍しいですね、お一人とは。いつも引き連れている女官たちはどうなさったのです」

アオイはこれ見よがしにゾロゾロと下僕を引き連れる、姉の行為を内心馬鹿にしていた。

まるで己の地位を確認して、満悦しているようだ。

「あまりにもトロトロしているので、おいて来たわ」

「怠慢な女官たちですね」

「全くよ」

俊敏さを誇示するように、姉と弟はほとんど競るように父の部屋へと向かっている。

ぼくが一番に寝室に入る。いいえわたしよ。

無言の攻防戦は、弟の勝利に終わった。

「父さま!」

無邪気にアオイが会いたくて堪りませんでしたー!とばかりに扉を開けると、姉も負けじと可愛らしい声を上げた。

「お父さま、具合は良くて?」

とっても心配だったのー!と言外に含ませて。

「ああ、わたしの可愛い子供たち。久しぶりではないか、その顔をもっとよく見せておくれ」

子供らしい歓声をあげて、アオイが寝台によじ登ると、姉は優雅に縁に腰かけた。

「父さま、もうお外に出られるの?ぼく、寂しくて死にそうだったよ」

かすりも思っていないけど。

「わたしも毎日、月神さまにお祈りしているのよ。はやくお父さまが良くなりますようにって」

嘘だね。絶対嘘だ。

「なんて心優しいのだろう、わたしの子ギツネたちは。だが、悲しいお知らせがある」

なんだ?

アオイはきょとんとしてへばりついていた父から身を起こした。姉も目を丸くしている。王に訴えようとした生意気な女官への憤りはコロリと消えている。

「そこにある親書を持って」

寝台横の卓に黒い長箱が置いてある。紅い紐で括られていた。

「そこにいる男たちと共に」

寝台横に立っている男に気が付いた。長身のすらりとした青年で、年の頃は二十代後半。黒髪で短髪の、端正な顔をした男だった。いつの間にかその後ろにもう一人の男と、例の生意気な女官が立っている。思わず悲鳴を上げそうになった。

「ティエンランへご挨拶にいってくれ。勅命だ」

アオイは仰天の余り、引っくり返った。姉も同様、寝台から滑り落ちた。

 


 
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