注・今回の乱はこれ以上ないくらいに
あらゆる意味で壊れています。
さあ、野郎ども!!覚悟はいいか?
キーやん『さて、横島さんの捜索を再開しましょうか』
サっちゃん『せやな。早く見つけんと』
二人『面白イベントを見逃してしまう!!』
そして二人は捜索を始めた。
キーやん『おっ!横っちがおったで』
サっちゃん『どれどれ』
音姫「弟君ーー!!何なのこの本はーー!!」
横島「堪忍やーー!!しょうがないんや、男のロマンなんやーー!!」
音姫「し、しかも胸が大きな本ばかり#」
横島「そ、それは……」
音姫は正座をさせた横島の前で唸っていた。
音姫「うう~~、どうせお姉ちゃんは……」
そう言いながら音姫は自分の胸に手をやった。
由姫「あれ?こんな所にも隠してあるよ」
クローゼットを捜していた由姫は数冊の本を取り出した。
横島「なぬ?其処に隠した覚えは」
音姫「…由姫ちゃん、どんな本?」
由姫「こんな本だよ」
由姫から受け取った本を見て音姫は絶句した。
音姫『可愛い妹』『妹と留守番』『妹と禁断の…』『お兄ちゃん大好き』
タイトルを読み上げながら音姫はワナワナと震えていた。
横島「な、何じゃそれはーー!!そんな本を買った覚えは無いぞ!!」
由姫「兄さん、言い訳は男らしくないですよ♪」(計画通り)
音姫「お、お、弟君……」
横島「違うんやーー!!ワイは無実やーー!!」
音姫「どうしてお姉ちゃんモノがないのーー!!」
キーやん『どうやら彼はこの世界の横島さんのようですね』
サっちゃん『そのようやな』
キーやん『じゃあ次に行きますか』
サっちゃん『もちっと見て行きたいんやがな』
サっちゃん『この世界はどうや?』
キーやん『居ましたね、さて今度は』
化粧を済ませ、ウィッグを付けると其処には絶世の美少女が居た。
このみ「た、大変であります隊長!タ、タダくんが綺麗すぎるであります///」
環「うふふ、可愛いわよタダ坊♪」
其処にはゴスロリ衣装で女装させられた横島が居た。
横島「も、もう勘弁してくれーー、ワイが何をしたーー!!」
どんなに泣き叫ぼうとも横島を逃がす気は環にはさらさら無かった。
環「あ、ああ……やーーん、タダ坊ってば何でこんなに可愛いの♪」
このみ「あーー!タマお姉ちゃんズルイ!このみもーー!!」
二人に挟まれた横島は色々とたまったものではない。
横島「こ、こら!タマ姉もこのみもそんなにくっつかれると…ああ、柔らかいモンが腕に……」
そうしていると扉がいきなり開いた。
シルファ「これは一体何の騒ぎれすか!!」
部屋に怒鳴りこんだシルファが見たのは絡み合った三人、特に真ん中の横島であった。
シルファ「な、な、な?」
横島「シルファちゃん…こ、これはその…」
シルファ「ご、ご、ご主人様はお、女の人らったれすか…」
横島「違ーーう!!」
シルファ「騙されたれすーー!!」
シルファは叫びながら部屋から出て行った。
横島「シルファちゃーーん!!」
環「ねえ、タダ坊」
横島「なんだよ」
環「やっぱり…取っちゃおか?」
そう言いながら笑みを浮かべる環の手にはハサミが光っていた。
横島「いーーーやーー!!」
キーやん『此処も違うようですね』
サっちゃん『ほな、次行こか』
キーやん『今度はどうでしょう?』
サっちゃん『お!おったで』
あこ「ん~~~、ちゅばちゅば」
横島「む~~、ぷはあっ!あ、あこ姉いいかげんに…」
りこ「こら忠夫、今度は私の番だぞ」
横島「だ、だから…むぷっ」
りこ「ちゅばちゅば、うむっ…れろれろ」
あこ「あーー!!舌入れたーー!!忠夫、私も!!」
キーやん『こ、此処は色々と危険ですね』
サっちゃん『次行こ、次!』
キーやん『さて、今度は?』
サっちゃん『何か嫌な予感がするんやけど』
かなめ「つぐみ、しっかりと押さえていなさいよ」
つぐみ「OK♪さあただお、覚悟はいい?」
ただお「嫌だーー!!勘弁してくれ、ねーちゃーーん!!」
サっちゃん『次ーーーーーーーーーーー!!』
キーやん『今度は大丈夫でしょうか?』
サっちゃん『さあ?どうやろ』
横島「いーやーじゃー!やめてくれーー!!」
○羽「こら、騒がないの」
横島「美神さーん、おキヌちゃーん、小竜姫さまーー!!助けてーー!!」
サっちゃん『おっ、当たりか!?』
鷲○「大丈夫大丈夫。天○殿も通った道なんだから」
横島「安心できるかーー!!心眼、何とかせんかーい!!」
心眼『すまぬ横島。お前の体から離されては何とも出来ん』
テーブルの上に置かれた心眼は申し訳なさそうに呟いた。
○羽「さあ、最後にその邪魔な一枚を」
横島「嫌ーー!!これだけはーー!!」
サっちゃん『心眼がおるしなんや触れてはいかん世界のようやな』
キーやん『そうですね。では次に』
キーやん『さて、此処は?』
サっちゃん『どうやろな?』
横島「美神さんやおキヌちゃん達、元気にしてるかな?」
サっちゃん『お?』
アラストール『やはり帰りたいか?』
シャナ「ふん、帰りたければ帰ればいいじゃない」
横島「シャナ、俺が帰ったらやっぱり寂しいか?」
シャナ「バ、バッカじゃない!寂しい訳ないでしょ、せいせいするわよ///」
心眼『安心せよ、このままお前達を見捨てて帰るようなまねはこの男はせぬ』
サっちゃん『あちゃー。またハズレや』
横島「そういう事、心配するな」
横島はそう笑いながらシャナの頭を撫でた。
シャナ「な、なななななななな///何してんのよアンタは///」
横島「照れない照れない」
シャナ「て、て、照れてなんて無いわよ///」
横島「真っ赤な顔をして言っても説得力無いぞ」
シャナ「うう、うるさいうるさいうるさーーい!!」
心眼『成長せぬ二人だな』
アラストール『まったく』
キーやん『ザーーーーーー!!』(グラニュー糖)
サっちゃん『ザーーーーーー!!』(黒糖)
キーやん『ま、まだ口の中が甘いです』
さっちゃん『ワイもや。今度は』
なな「ご主人さまー。お散歩行こ、お散歩」
横島「散歩?仕方ね―な―」
たまみ「えー。ご主人さまはたまみとお昼寝するんだよ」
くるみ「違うの!くるみとおやつを食べるの!」
みか「おこちゃまは黙ってなさい。ご主人様はー、私とー、ラブラブにー…」
あかね「みーかー姉―さーん」
みか「ひいっ!わかった、わかったわよ。だから狩猟本能よみがえらさないで」
横島「こらこら、みんな仲良くしろよ」
るる「るるたちはみんな、なかよしらお」
もも「です」
つばさ「ボクたちはご主人様の守護天使なんだよ」
みどり「みんなご主人様が大好きなのれす」
らん「この気持ちは何時までも変わることはありません」
あゆみ「そう。12人いても気持ちは一つ」
ゆき「ご主人様がご主人様であるかぎり」
12人『この身に代えてもお守りします!!』
横島「みんな、ありがとな」
サっちゃん『ええ話や』
キーやん『でも此処も違うようですね』
キーやん『お願いします。今度こそ』
サっちゃん『ホンマええかげんにしてほしいわ』
ラル「タダたん急いで!“ノイズ”が逃げちゃうよ!」
忠緒「だって、あの格好恥ずかしいよ」
ラル「そんなこと言ってる場合じゃないだろ。住宅街に入られたらどんな被害が出るか」
忠緒「だって~///」
『オコジョの姿をした使い魔ラルは母親の妹「横島小百合」(叔母と呼ぶと命が砕かれる)から魔法少女の力を受け継いだ「横島忠緒」と共に世界の調和を乱そうとする存在“ノイズ”を倒す為に日夜闘い続けているのだ。』
忠緒「誰に説明してるんだよ」
ラル「お約束ってヤツだよタダたん」
忠緒「タダたんって言うなーー!」
ラル「でも真面目な話、被害が出てからじゃ遅いよ」
忠緒「わかったよ」
ラル「それでこそタダたんだ。さあ、“意味在る言葉”を」
忠緒「やればいいんだろ、やれば!『昼と夜とを紡ぐ朱(あか)』」
そう唱えると忠緒の服は光になって上の部分から徐々に消えていく。
ラル「うほーー♪」
忠緒「こらーー!見るなーー!!///」
ラル「そんな!タダたんは僕に死ねって言うのかい?」
忠緒「死ね!!#」
ラル「駄目だよタダたん。男の娘がそんな乱暴な言葉を使っちゃ♪」
忠緒「何時か絶対死なす!!」
そうこう言ってると忠緒の服は全部消えて今度は足の方から魔法少女のコスチュームに変わっていく。
白スクみたいなボディースーツにメイド風味の入ったセーラー服、ミニスカートにハイソックスの絶対領域、長い黒髪は右側8と左側2のアンバランスなツインテール(だが、それがいい)靴は膝まであるブーツ、魔法少女タダオキュートの誕生である。
ラル「今日の変身も堪能させていただきました」
忠緒「うう~~///」
その顔は真っ赤に染まり、目尻には涙か浮かんでいた。
キーやん『ぐはあっ!!』(鼻血)
サっちゃん『ぶはぁっ!!』(鼻血)
サっちゃん『乱ひゃん』(鼻に栓をしている)
乱「何だ?」
キーやん『楽ひいれふか?』(同じく)
乱「すっごく♪」
終わるぞ
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刮目せよ!!
これが某所で言っていた黒歴史だ!!