No.117875

身も心も狼に 第11話:ルビナス覚醒

MiTiさん

お待たせ?しました!
ついに…ついにルビナスが!?

ではどうぞ!

2010-01-11 02:15:37 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:2877   閲覧ユーザー数:2656

[ ワーウルフ調査日誌⑥

 同士が散り散りになり、

 現在手元には数少ない研究サンプルが残っている。

 

 影響、副作用を調査した後に行う予定であったが、

 予定を早め過程を飛ばし、我々は実験を実行。

 

 結果、成功はしたが不完全であった。

 実験体はいくつかの状態を用意したが、

 いずれも不完全になってしまった。

 

 だが実験体ルビナスの精神魔法のサンプルの効果が効き、

 洗脳に関しては完璧であった。

 

 身体能力の実験を兼ねて、

 この実験体にルビナスの捜索及び捕獲を命令。

 ]

 

 

ルビナスが子供達と打ち解け、仲良くなってから数日後。

村ではあることが問題に挙がっていた。

 

「猛獣?」

 

「ああ、最近ルビナスは狩りに参加していなかったから知らないみたいだね。

 実はこの前の狩りのときに全員ケガしてね。

 それ以降狩りではケガ人が出ないって時が無いんだ」

 

「怪我は大丈夫だったの?」

 

「命に関わる怪我はなかったらしいわ」

 

「ほっ…」

 

マオの言葉を聞き一先ず安心する。が、

 

「でも、放っては置けないね」

 

「ああ。次の狩りのときはルビナスにも参加してもらいたいんだ」

 

「もちろん。村の人を…仲間を、家族を傷つけるなんて、許せない!」

 

「うん。狩りには僕たちも参加しよう」

 

「…危険じゃない?」

 

「それは分ってるわ。でも全く戦えないわけでも無いし。

 もしかしたら私達の頭が役に立つかもしれないからね」

 

学者である二人も狩には参加している。

その頭脳を活かして的確な指示を出し、

安全かつ効率的なカリが出来るのも、

この二人が司令塔を担ってくれるお陰だ。

 

そして、魔力戦闘もできる。

フォーベシイやネリネのような膨大な魔力を持っているのではなく、

セージのように体術に優れているわけでもないが、

自身の持つ魔力を最大限に利用し、

状況に応じて最適な行動が出来る技能を有しているのだ。

 

「わかった。まぁ危なくなったら私が守るからね」

 

「ああ。頼りにしているよ」

 

「それじゃ、明日に備えて準備しましょう」

 

その言葉に頷きあい、3人は準備を始める。

そんな中ルビナスは考える。

 

「(この辺の森に住む動物達は一通り見て来たはずだけど、

  狩りのチーム全員を傷つけられるような奴なんていなかったはず…

  別の森から来たのかな?)」

 

 

「皆、揃っているね」

 

翌日、森の入口付近には村長・ルビナス・ハリー・マオ含め20人ほど集まっていた。

 

「知っていると思うが、数日前から森で正体不明の猛獣が現れ、今日まで怪我人が出ない時はなかった。

 幸い全員命に関わるような怪我は無かったが、危険なことに変わりはない。

 そんな危険な存在を野放しにすることは出来ない。だから、今回で確実にしとめよう!」

 

「ハイ!」(全

 

「チームから得られた情報だと、標的はかなりの速さで移動して爪で攻撃してくる。

 曰くルビナス並の速さらしい。

 知恵も回るらしく、森の木々や地形を利用した動きで、こちらの反撃を許さなかった。

 そして、速過ぎて影しか捉えることが出来なかったが、どうやら人型らしい」

 

人型、これはかなり問題である。

普通どんな獣であれ行動は駆ける・伏せる・跳ぶとそこに攻撃動作、

大きな動作はこんな所だが、人型となれば行動項目がかなり増えてくる。

一番大きな要因は地形を利用されることだ。

体格などから隠れる場所が限られる獣と違い、能力によっては、

森の中なら木の裏、木の上…隠れられる場所はいくらでもある。

 

相手にするにはかなり苦戦するだろうが、

少なくとも多様な状況を予想し警戒し対処することは出来る。

皆がそう考える中、村長は告げる。

 

「じゃあ行こう。各自十分に注意するように。

 それから、ルビナス。何か気付いたらすぐ皆に報せて欲しい」

 

「うん、わかった」

 

そして、全員は森の中に入っていく。

 

 

「ここが、先日被害にあった場所だろう」

 

そこは森のかなり奥の方。木々が茂り、

日の光が余り入ってこない場所。

何かあったと一目でわかるほどに、

周囲は応戦で放たれた魔力弾と獣の爪痕で一杯だった。

 

「それでは、この周辺で探索しよう。

 お互い余りはなれ過ぎないように」

 

村長の支持で4,5人のチームを組んで全員が散会する中、

ルビナスは周囲にある二種類の爪痕を見る。

 

一つは長い五本の線が並んだもの。

かなり長いのに抉れ具合が衰えてない所を見ると、

相手がかなり力強いことが分る。

 

もう一つは丸い点が並んだもの。

根、幹、枝、至る所に付いている所を見ると、

移動の際これを利用しているのだろうと考えられる。

 

分析は出来たが、やはり記憶の中にこんな狩り法を行う獣はいない。ならば…

 

 

そう考えていると、こちらに近づく何かの気配を、ルビナスは感じ取る。

 

その方向を見てみると、かなり高い位置で木々の間を飛び移りながら移動する影を捉える。

やがて止まったかと思うと、今度は真下に向かって木を駆け下り始める。

その先には、周辺を警戒して、だが真上にはしていなくて、接近に気付いていない村長たちがいた。

 

「村長、上!!」

 

声を聞き、反射的に上を向くと、

高速で接近する黒い影を村長たちは見る。

慌てて障壁を張ろうとするが間に合うか微妙の所だった。

 

ルビナスは自分に出せる最速で影に向かって、村長たちに向かって走る。

 

張るのが少し遅れ、村長の肩に爪が僅かに食い込んだ所で障壁が張られ、

影の動きが一瞬止まる。

 

そこをルビナスが全体重を乗せた全速力のタックルで突き飛ばす。

飛ばされ空中に浮かされ身動きが取れずにいる影に、

ルビナスは更に飛びつき前足爪を肩と思しき所にたて、

そのまま後ろの木まで押し当てる。

 

そこでルビナス、村長、声を聞き慌てて集まった全員が…その姿を見て驚愕する。

 

 

全体的には人間だが、

太腿部分より下はズボンがその質量に耐えられずに破れるほどの大きさの獣の足、

左腕は人間のものであったが、右腕は肩から先が異様に太く丈夫で毛皮で覆われ、

指先にはナイフのように鋭く大きな爪があり、

その顔は人の面影を僅かに残してはいるが、獣が混ざった不自然なものだった。

 

目の前にいるアレはなんなのか?そう疑問に思う間も無く、

目の前の敵は動く。人間にはありえないほどの跳躍力を持って木の枝に飛び移り、

直後姿を隠す。

 

「皆、円陣を組むんだ!チームの内一人は中心に立ち上に周囲を向けるように!」

 

素早く状況を確認し、ハリーが指示を出す。

ルビナスは単体でいつでも動けるようにし、

他のものは指示通りの陣を組む。

 

アレの移動する音があらゆる方向から聞こえてくる。

そして、唐突にその音が止み…

 

一際高い音を立てながら猛スピードで一つの陣、ハリーが中心に立つ陣に向かってくる。

 

側面を注意していた一人がそれに気付き即座に障壁を張る。

張り終えた瞬間アレが衝突してきた。

突撃が止められるや否や、アレはその豪腕と爪を振るい衝撃を打ち砕こうとしてくる。

そうはさせまいとハリーのチームは全員で障壁を張り、

他のチームはアレを捉えようと動く。

 

それが、全員の注意がハリー達の前にいるアレに向けられていたのがまずかった。

 

ハリー達から一番離れた場所にいたルビナスは、

そこに駆けつけようとした所で、視界の上端、

ハリーの直上に黒い影を捉える。

眼前の敵に注意していたために誰もが現れた別の影に気付けずにいた。

 

「ハリー、上!!」

 

ルビナスは駆けながら叫ぶ。

それを聞いてハリーが上を見ると、もう一体が爪を振り下ろそうとしている所だった。

ハリーを助けようとルビナスは全力で駆ける。

 

「(間に合え!)」

 

それは叶い、爪が当たる瞬前、

ハリーを、一緒に障壁を張っていた人を巻き込みながら押し飛ばすことが出来た。

が、飛ばすことで出来たルビナスの一瞬の無防備をアレは逃がすことなく、

着地し振り向いた所を、横薙ぎに振られた豪腕に打たれ、

ルビナスは木に叩きつけられてしまった。

 

「ガッ!?」

 

「「ルビナス!!?」」

 

 

強打による痛みで硬直するルビナスにアレは豪腕を振りかぶる。

そうはさせまいとハリーとマオがアレ等に向け魔力弾を放ち、

他もをれに続く。が、それは難なく避けられ、

アレ等は縦横無尽に駆け跳び回り襲い掛かってくる。

 

他は円陣を組んでいたので複数人で対処できたが、

ハリーのチームは押し飛ばされたことで円陣が崩れていた。

 

体勢を立て直そうとするハリーにアレの一体が近付く。

障壁を張るも、アレは豪腕を振るってきて、ハリーを障壁ごと吹き飛ばす。

背中から木に叩きつけられ一瞬呼吸困難に陥るハリーに、

アレが飛び掛ってきて、押さえつけてくる。

 

「グゥウっ!?」

 

その人間の形をしながらも獣のような怪力に潰され、頭が真っ白になる。

 

アレは止めを刺そうと、今まで以上に力を込め、豪腕を引き絞る。

 

 

僅かに開いた瞼の間からその光景を見たルビナスは、

痛む身体を奮い立たせて、それを阻止せんと、ハリーを救おうと動く。

痛んだその身体で無理に出す速さでは間に合わない。

それでも諦めずに進む。

 

―もっと速く!―今の自分の速さでは相手に辛うじて付いていくしかできない

 

―もっと強く!―今の自分の力では相手を倒すには足りない

 

―もっと鋭く!―今の自分の感覚では相手が動き出してから出ないと気付けない

 

―私にもっと力を!―眼前ではアレの爪がハリーの身体に向けて進んでいる

 

―私はハリーを…マオを…皆を…守る!!―

 

 

アレの爪がハリーの身体に触れたその瞬間、

それまで距離があったアレの姿が目の前に来た。

目の前に来たアレを突き飛ばそうと前足を突き出す。

 

突き出された前足は…人型の拳であった。

 

その拳はアレの身体に食い込み、

骨が砕ける音を発しながら突き飛ばした。

突き飛ばされたアレは、その先にあった木に打ち付けられるだけにとまらず、

その身体をその太い木の幹にめり込ませ、身動きを取れなくした。

それを見てから、ルビナスは倒れているハリーに駆け寄る。

 

「ハリー、大丈夫!?」

 

見ると爪が触れた部分から僅かに血が流れていた。

だが、ハリーはそれを抑えようともせず、呆然とルビナスを見上げていた。

 

「ルビナス…なのか?」

 

「?一体何言ってるの?」

 

「だって…その姿…」

 

言われ、改めて自分の姿を確認して…驚愕する。

 

自分は狼の型ではなく人間の型になっていた。

 

上半身は鳩尾より上、首より下が全て毛皮で覆われ、

指は五本に、その先には第二間接程の長さの鋭い爪が伸び、

それ以外のところからは人間のような素肌が。

 

下半身は全体が毛皮で覆われた人間の足の形で、

こちらも五本の指に、太く鋭い爪がついている。

後腰からは太く大きな尻尾が生えている。

 

首から上に触れると、そこに毛皮は無く、

人間の素肌が、目が、鼻が、唇があり、

即頭上部には獣の耳が生え、

後ろに手を伸ばすと、膝まで届く長い髪があった。

 

 

その光景に全員が、マオたちに襲い掛かっていたアレまでもが動きを止め、

ルビナスを見ていた。

 

全員の視線を浴びながら、ルビナスは思い出す。

自分の産みの両親が人間の姿で、今の自分と同じ姿で自分を守ってくれたことを。

 

過去の記憶と自分に眠っていた本能が語る。

これが自分…ワーウルフであると。

 

 

驚愕による硬直は永遠ではなかった。

今のルビナスを危険と感じたもう一体が、

一番の危険因子を排除しようとルビナスに襲い掛かってくる。だが…

 

突き出される爪を、繰る出される足を、振り切られる豪腕を、ルビナスは余裕で避ける。

 

「(凄い…相手の動きが遅く見える…身体が早く動かせる…

  力が…湧き上がってくる!)」

 

それまで回避行動をとり、更に強化された自身の身体能力を実感したルビナスは、

突き出される拳を受け流し、勢いを殺すことが出来ず近づく敵に対し、

顔面に向けてカウンターパンチを繰り出す。

 

狙い違わず、ルビナスの拳は顔面に直撃し、

鼻の形を変えながら数メートルに及び吹き飛ばす。

 

木にめり込んだ一体と吹き飛ばした一体を見て全員が安心する中、

ルビナスだけは緊張を解かなかった。

 

ハリーとマオが近付いて来ようとするのを遮って注意を促す。

それは正しかった。

 

アレ等は飛び跳ねるように起き、二体同時でルビナスに襲い掛かってくる。

それを見て慌ててルビナスに近寄り助けようとするが、

 

「ダメ、近付かないで!私は大丈夫だから。

 それより、こいつ等を逃がさないで、いつでも捕まえられるようにして!」

 

それを聞き、ハリーとマオは全員にルビナス達を囲むように並ばせ結界を張る。

結界が完成したのを確認してからルビナス達を見る。

 

二体同時に相手にしながらもルビナスが劣勢に陥ることは無かった。

反撃する機会こそ余り得られずにいたが、

全ての攻撃を捌ききっているルビナスは傷を負うことも無く、

僅かながらも得られる反撃の機会で少しずつ相手にダメージを与える。

が、それでも、アレ等の勢いが衰えることは無かった。

 

 

ルビナスは体術、格闘術を持ってアレ等と対峙している。

だが、その術は誰かの指導の下で身につけたものではなく、

稟と一緒に観ていた映画等に出てきたアクションの見様見真似。

それでここまで出来るのだから、それはそれで凄いが…

 

とにかく、今のルビナスにはアレ等を戦闘不能にさせるだけの決定打が無かった。

どうしようかと悩みながら攻撃を捌く中、その機会が訪れた。

 

突き出された腕を掴み、もう片方の手で腕を折りながら投げようとするが、

折ろうとする腕が肘に到達する前に、もう一体が邪魔してきたので、

急遽中断し、再び二体と対峙する。

 

その時、先ほど折り投げようとした方に変化が見られた。

何故か掴んでいた方の腕の肘に力が入らずダラリとぶら下がった状態でいるのだ。

注視すると、肘の内側に切り傷のようなものがあった。

心当たりは一つしかなく、自分の手を見てみると、

予想通り、爪にはアレのものであろう血が付いていた。

 

「(……これなら!)」

 

それを見て、ルビナスは両手の握りこぶしを解き、

指をそろえて伸ばし手刀の構えを取る。

 

再び襲い来るアレ等に対し、受け流すことで一瞬無防備なる腕や足に、

指を揃え伸ばすことで完成した刃をもって斬る。

ルビナスが狙うのは、身体を動かす上で重要な腱の部分。

いかな生物であろうと、根となる部分が失われては動くことは出来ない。

 

一撃ごとに腕を、足を封じられ、四肢が動かせなくなった所で、

ルビナスは止めに肩や股の部分を斬り、ついには全身の動きを封じた。

 

自由を奪われたが、アレ等は敵意を振りまいたままだ。

ルビナスは一体を掴み上げ、もう片方の腕を引き絞りながら告げる。

 

「これは…村の皆を傷つけた分!」

 

繰り出される渾身のアッパーで数m上空に打ち上げられる。

それから、もう一体を掴み上げ無理やり立たせて、

 

「そして、ハリーとマオを…危険にさせた分!!」

 

それは何の型も無く、ただ自分の持つ全力を、全ての想いを込めた拳の一撃。

その一撃は顔の形を歪ませながら数mにわたって吹き飛ばした。

飛ばしたところに、打ち上げられた一体が落ちてくる。

アレ等はピクリとも動かず、完全に意識を手放していた。

 

 

終わりを告げるかのように、ルビナスは深く息を吸い、ゆっくりと吐き出す。

 

それを見て、ハリーとマオは結界を解く。

 

 

戦闘が終了してハリーとマオが近付いてくるのを感じながらルビナスは不安になった。

今の自分の姿、よく考えてみれば対峙していたアレ等がまともになった程度のもの。

今の自分を恐れはしないだろうか?

そんな不安を感じながら恐る恐る振り返った途端、二人が駆け寄って来た。

 

「ルビナス、大丈夫だった?怪我は無い!?」

 

「だ、大丈夫…」

 

「庇ってくれたとき叩きつけられたけど、痛くは無いかい!?」

 

「それも、もう大丈夫だけど…」

 

「「よかった…」」

 

二人一緒に抱きしめてくる。

 

「ハリー、マオ…私が怖くないの?」

 

「怖いって、なんで?」

 

「だって、この姿…私が倒したアレより少しましなくらいよ?それなのに…」

 

「何を言ってるの、ルビナス…」

 

「どんな姿になっても、ルビナスは僕たちの娘のルビナスだ。

 怖がる理由なんて何処にあるんだい?」

 

その証拠にと、二人は抱きしめる力を強くする。

その言葉を聞き、二人の温もりを感じ、

ルビナスは改めて、この二人が親であることに喜び、

二人の背に手を回し抱きしめる。

 

 

どれほどそうしていただろうか…

3人は離れ、ルビナスは村長たちと向き合う。

 

「これが…ワーウルフである私の姿です。

 村長、皆…改めてよろしく」

 

浮かべる笑みは力強く、優しく、明るかった。

その笑みを受け入れられないものはこの場には、この村にはいなかった。

 

「ああ、これからもよろしくルビナス。それにしても…

 狼だったルビナスがこんなに美人になってしまうなんてね」

 

「ええ、私の娘ながら誇らしいわ」

 

その後も口々に褒められ、ルビナスは顔を赤らめて恥ずかしがる。

その姿もまた彼女の魅力を引き立てる。

 

 

 

「さて…ルビナスのお陰で安全になったし、帰ろうか?」

 

「はい、後村長…アレについて気になるのでフォーベシイ様に連絡してくれますか?」

 

「ああ…アレが自然に生まれたはずが無い。

 誰かに造られたって言うのが一番可能性が高いね」

 

「私達も出来る限り調べます。とりあえず、縛って動けなくして…」

 

いいながら全員で縄を使い縛った上に、更に魔法により拘束した後、

全員は村へと足を進める。

 

アレのことも気になるが、ひとまず忘れることにし、

これから始まる新しい生活に心を躍らせていた。

 

 

第11話『ルビナス覚醒』いかがでしたでしょうか?

 

やっと…やっとここまで来れましたよ!?

 

自身の危機ではなく、大切な存在の危機によって覚醒した所は、

 

なんとも、稟と共に育ったルビナスらしいと言う所でしょう。

 

さて、獣人型になったルビナスの詳しい容姿ですが…

 

身長:稟と同、と女性にしては長身

プロポーション:撫子と瑠璃の中間

髪の色:白銀

髪型:基本まっすぐ、所々ではねワイルドっぽい感じです

瞳の色:スカイブルー

顔:まじこいの百代orきみあるの森羅を少々細くしたイメージです(知らない方はスイマセン)

 

こんな感じです。

 

 

さてさて、しつこくしぶとく生き残り暗躍する反魔王派…

 

覚醒したルビナス…

 

今後どうなっていくのでしょう…

 

次回『変わる日常』お楽しみに。


 
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