救急車は白い。「道路運送車両の保安基準」で、消防車以外の緊急自動車は白色と決まっているからだそうだ。日本政府は 9/9 の日をこう決めている。 『厚生労働省と総務省消防庁は、救急業務及び救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に、毎年9月9日を「救急の日」、救急の日を含む1週間（日曜日から土曜日）を「救急医療週間」と定めています。昭和57年に始まり、毎年、日本全国で救急に関わる様々な取組みが実施されています。』ということだ。　しかし 人口は減っているくせに 救急患者が減ることはなく、平成16年以降の救急出動件数は 進む高齢化と 悪化する猛暑が加わり増加傾向となっている。令和6年（2024年）は過去最多を更新したし、きっと令和7年はさらに件数を更新するのだろう。令和6年（2024年）に救急車が出動した件数は全国で合計763万8,558件あったそうだ。1日平均出動件数が2万928件で、出動頻度は約4.1秒に1回となる。搬送人員は664万1,420人になったという。ご存じのように消防や警察の活動にはみんなの税金が使われている。税金を使って救急車の購入やメンテナンス、ガソリン代、救急車に載せる医療機器や物品の購入なども賄っているそうだ。救急車は1回の出動で約45,000円の費用がかかっているらしい。税金を安くしたいのなら、僕らも 安易に救急車を使わないようにすることが大事だと思う。世界には日本のような 救急車が無料の国は少ないらしく、アメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール（非救急の場合）、ドイツなどはみな有料らしい。日本国内も救急車の無駄遣いをしていたら そのうち有料になるだろう。