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No.1172235
新人さん
1914(大正3)年8月15日に、パナマ共和国を挟んで太平洋とカリブ海を結ぶパナマ運河が開通したそうだ。全長82キロメートル、最小幅91メートル、最大幅200メートル、深さは一番浅い場所で12.5メートルだという。 スエズ運河を拓いたフェルディナン・ド・レセップス(フランスの外交官、実業家)が1879年にパナマ運河会社を発足させ、1880年に着工したが、難工事とマラリアが蔓延したことが原因で会社は倒産したそうだ。建設工事を引き継いだアメリカ合衆国が 1914年に開通させた後、長らくはアメリカが管理していたが、1968年にクーデターで成立したパナマ政権が 米国に運河の返還を要求したので、1999年12月31日に パナマへ完全返還している。 運河を通過する利用国は、現在多い順に 米国、中国、チリ、日本、コロンビアらしい。南米大陸の山の下に細長くへばりつくチリは、パナマ運河が無ければ、カリブ海やヨーロッパへは容易く出られない。通行料は、通過する船舶のサイズや種類や時期によって大きく変わるようだが、一般的に大型コンテナ船の場合は数百万ドル(数億円)に達することもあるらしい。一時期は温暖化のせいか、渇水でパナマ運河が危うい時期もあったが、今は持ち直して パナマ運河の売上は2024年度(23年10月〜24年9月)は前年度比増の2.7%で過去最高となっている。2024年度財務結果によると、総収益は7634億5738万円で2023年度より27億5408万円増加したそうだ。パナマ運河の存在は、パナマ共和国の経済に大きな影響を与えており、通行料収入が主要な収入源となっているという。もし、パナマ運河がなければ、パナマの財政は危険なことになり、船舶は北極の近くのホーン岬を迂回して危険なことになる。その距離は平均で約8,000 海里(14,800km)にもなり、日数は大幅に増加して10 日から20 日ほどかかるという。 大型のコンテナ船が普通に運航すると、1日当たり約1400万円の燃料費がかかると言われているから、パナマ運河の通行料が高くても通行するしか無いのだ。パナマ運河が強欲な中国に狙われたのも、金の亡者トランプ大統領がパナマ運河を欲しがるのもわかる。トランプ氏がごねたからか知らないが、現在 中国企業はパナマ運河の運営権を米企業などが参加する共同事業体に売却するかの協議を進めているそうだ。 もし温暖化が進み北極の氷が減ると、通年で「北極海航路」が使えるようになるから、パナマ運河の巡回路に使える。そしてパナマ運河の水が不足して運河の方が使用出来なくなるかも知れない。温暖化をかえりみず「掘って掘って掘りまくれ」と言ったり「グリーンランドを売ってくれ!」とトランプ大統領が騒いでいたのも、北極海航路を使う構想があったからかも知れない。ロシアと中国が親しくする意味も関係してくるだろう。”スエズ運河”が止まれば北極海航路を使い、ロシアが儲かるが、地球温暖化で ”パナマ運河”が失われたらどの国が儲かるのだろうか? 中国か米国か?それとも日本か?
2025-08-15 15:34:14 投稿 / 978×734ピクセル
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1914(大正3)年8月15日に、パナマ共和国を挟んで太平洋とカリブ海を結ぶパナマ運河が開通したそうだ。全長82キロメートル、最小幅91メートル、最大幅200メートル、深さは一番浅い場所で12.5メートルだという。 スエズ運河を拓いたフェルディナン・ド・レセップス(フランスの外交官、実業家)が1879年にパナマ運河会社を発足させ、1880年に着工したが、難工事とマラリアが蔓延したことが原因で会社は倒産したそうだ。建設工事を引き継いだアメリカ合衆国が 1914年に開通させた後、長らくはアメリカが管理していたが、1968年にクーデターで成立したパナマ政権が 米国に運河の返還を要求したので、1999年12月31日に パナマへ完全返還している。 運河を通過する利用国は、現在多い順に 米国、中国、チリ、日本、コロンビアらしい。南米大陸の山の下に細長くへばりつくチリは、パナマ運河が無ければ、カリブ海やヨーロッパへは容易く出られない。通行料は、通過する船舶のサイズや種類や時期によって大きく変わるようだが、一般的に大型コンテナ船の場合は数百万ドル(数億円)に達することもあるらしい。一時期は温暖化のせいか、渇水でパナマ運河が危うい時期もあったが、今は持ち直して パナマ運河の売上は2024年度(23年10月〜24年9月)は前年度比増の2.7%で過去最高となっている。2024年度財務結果によると、総収益は7634億5738万円で2023年度より27億5408万円増加したそうだ。パナマ運河の存在は、パナマ共和国の経済に大きな影響を与えており、通行料収入が主要な収入源となっているという。もし、パナマ運河がなければ、パナマの財政は危険なことになり、船舶は北極の近くのホーン岬を迂回して危険なことになる。その距離は平均で約8,000 海里(14,800km)にもなり、日数は大幅に増加して10 日から20 日ほどかかるという。 大型のコンテナ船が普通に運航すると、1日当たり約1400万円の燃料費がかかると言われているから、パナマ運河の通行料が高くても通行するしか無いのだ。パナマ運河が強欲な中国に狙われたのも、金の亡者トランプ大統領がパナマ運河を欲しがるのもわかる。トランプ氏がごねたからか知らないが、現在 中国企業はパナマ運河の運営権を米企業などが参加する共同事業体に売却するかの協議を進めているそうだ。 もし温暖化が進み北極の氷が減ると、通年で「北極海航路」が使えるようになるから、パナマ運河の巡回路に使える。そしてパナマ運河の水が不足して運河の方が使用出来なくなるかも知れない。温暖化をかえりみず「掘って掘って掘りまくれ」と言ったり「グリーンランドを売ってくれ!」とトランプ大統領が騒いでいたのも、北極海航路を使う構想があったからかも知れない。ロシアと中国が親しくする意味も関係してくるだろう。”スエズ運河”が止まれば北極海航路を使い、ロシアが儲かるが、地球温暖化で ”パナマ運河”が失われたらどの国が儲かるのだろうか? 中国か米国か?それとも日本か?