黒士長(こくしちょー)、黒士長!
将門、将門!
声が食い違う言葉で、二人は投げかける
ドアの前で呼びかける私と蛇土(イド)、だが…
まず……
~最終ページ=トーレ・イントーレについて~
「なんで、平将門?」
「すまぬ…、戦士って言ったら、「こいつ」しか思いつかんかった…」
私達はお堅い人に会いに来ていたのである
いわば、寛容的でない(不寛容(イントーレ)な)人、”鬼乳”と言う黒士長に会いに来た
私達?むしろ、寛容(トーレ)な人々ではないか
~寛容、不寛容、前からトーレ(寛容)、イントーレ(不寛容)、現実的な善悪、トーレ、善、イントーレ、悪~
黒士の長であるからこそ、(彼女は)お堅い人なのだが…
黒士と言うのは、そもそも、お屋敷のお仕事とは別系統である。黒士とメイドは別系統のお仕事なのであるから、((読者はまだ見ぬ)保家の)女主人とは無関係なのであるとも
…この、お堅い、お堅い、鬼乳と言う人物は、である
「お待ちなさい」と鬼乳の声がした
どの位待てばいいのだろうか?
~寛容指向(トーレ・ベクトル)、不寛容指向(イントーレ・ベクトル)、借用元:トビー・フォックス氏他、諸士(しょし)作「DELTARUNE」~
将門!はよ、将門!
「何なの、それは?」
「呪いを、「将門!」と言って、受ける感覚を楽しんでいるの?」
平将門は怨霊神で、呼びつけにすると、呪いを受けるらしい
(私はトーレ・ベクトルの人だから、呪いを受けても気にしない程、寛容なのー!)と言う声が聞こえたような……
「その「いるの?」の「?」って。なんか不安だったけど、そういう趣味なのね、分かった」
~リスペクト元:ゾロアスター教の「善悪二元論」~
~『トーレイントーレ(善悪)の黒メイドと白シスター(正式名称)』(Eye-el:作者)一・一(はじまり・はじまり)~
「よろしい、用意が出来た」
鬼乳は扉(ドア)を開けて、二人を入れるようにする(中はどうやら、「クーラー」と言う骨董品を持ち出して、涼しくしているようだ)
…扉(ドア)は防犯の分厚い奴だ
…何でも、頭のおくわにおくわしい鍵が壊れた黒士メイドがぶち破って、昔、お邪魔した事があった
そのような事があったと、ほお(一溟 魔王法(アルミ・マオウホウ(”マオウホウ”の四文字目と二文字目を取って、’ほ’’お’である。))・No.2の黒士メイドである)から聞いた事がある
……今はそんな事はないが、しでかして鬼乳にボコボコにされるのがお決まりだったようだ
……ほおは次章ぐらいに出るだろう
「お入りなさい」
「溟と蛇土。ここに参りましたわ」
鬼乳は、自分で扉(ドア)を開けていて、かなり重そうなのだが、目で、入れ。と指示する
私よりも、鬼乳は怪力なのだが、こうやって、余裕を見せる事により、格付けを確実にしているのだそうだ
…私は目で礼をして(目を伏せて)、入る
…入って、用意されていたイスに蛇土が真っ先に、私が促されて、座っていた
さっそく、鬼乳が語り始める
「今回の任務であるが、討伐依頼だ……!!」
「具体的には?」
「”偽性の「アヒルの騎士(ナイト)」、第二世界にいた「アヒルの騎士(ナイト)」の偽物が現れる”と言う依頼主からの情報である」
相変わらず、堅っ苦しい説明である
要するに、(この世界、第一世界、の右隣世界の、)第二世界の住民の一人である「アヒルの騎士(ナイト)」がいて、その偽物が出現するから、黒士メイドに倒せと言うのだろう…が
繋ぎ合わせてみると、そう言う事になる
蛇土は余所見(よそみ)をしている、後で、(内容を)私に聞こうと言うのだろう 難しい話なので、聞く気が失せたと言う事だ(断定)
「解りました。…依頼の確認ですが、「アヒルの騎士(ナイト)」の偽物の討伐と言う事でよろしいですかね?」
「よろしい」
…これにて、終了である
ほうほうの体で、鬼乳の部屋から出て、解散となった
「更なる情報を依頼主から聞くように…」と情報を渡された
依頼主は夕闇?はて、聞いた事がないような、あるような??
大きいおっぱいに黒ワイシャツ(紺のズボン)、黒目に黒髪のショートカット、大人びた顔立ちの鬼乳、それが彼女である
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トーレイントーレ(トーレ・イントーレ)は五.五話に転載
読み:黒冥土の溟(くろめいどのめい)と白姉の夕闇(しろしすたーのゆうやみ)
副題:黒士(こくし)メイドと精〇シスター
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