No.1170430

【黒冥土の溟と白姉の夕闇第一章】 第二話:白シスターになった頃(パート一:第一話~第三話(全四パート:全十二話))

eye-elさん

読み:黒冥土の溟(くろめいどのめい)と白姉の夕闇(しろしすたーのゆうやみ)

副題:黒士(こくし)メイドと精〇シスター

祝100Hits!!!

続きを表示

2025-07-11 18:44:35 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:141   閲覧ユーザー数:141

「いつも、ああなんですか?」

 

 私には別の闇シスターに会う機会があったのだ

…話してみて、大丈夫そうだったので、白シスターについて聞いて、たずねた

 

「そうよ?ああなの」

 

「知っています?いつからああなのかは??…ええと、闇シスターはアンチ・クリストなんでしたっけ? アンチ・クリストA(女)さん、分かりますか?」

 

「暗闇よ」

 

「暗闇さん、どうでしょうか?」

 

 暗闇と言う闇シスターが語り始める

 

「溟(メイ)ちゃん、彼女は教団に入って来てから、知り合って、最初の方はまともだったのよ、ただ、彼女は”視える”と言い出して、ね…」

 

「”視える”っていうのは霊かなにかですか?」

 

「ああ…これは常識ではなかったわね…」と言って、暗闇が補足する

「……霊っていうのは二種類あってね、キリスト教の病気系のものと、私達反キリスト教の理知系のものと、二つあるのね?」

 

「……つまり、知的とか理的(?)な何かが見える、と?」

 

「まあ、有り体に言えば、彼女は心が読めるのね…『思考は”読本”化する』…(思考を読んだ上で、)彼女が好意的な場合はほほえましく笑う事、嫌悪的な場合は貫くように人を凝視する事なのね」

 

「そう言えば、”フフッ”とか”ホホッ”とか笑っていたような……」

 

「アッハハッ!!(狂気じみた声で笑ってみせる、暗闇)

 ……きっとそれはあなたが無害な事を思っていたから、好意的だったのね」

 

「……」

 

 確かに、あの時は、「ちょっとなんか好き…かも…」とか思っていたかも

 

「まあ、彼女は何か悪意があって読んでいるわけではなくて、あなたが奥深そうだから、気になった程度だろうと思うわ」

 

「確かにそんな感じですね」

 

 私は思い出しながらそう感想する

 

「…要するに、積極的に心を、あの子が読むという事は、あなたは気にかけられているという事……、かけてくれたなら、あなたは平和な人みたいね?」

 

 はあ 残念ながら、私は怪力女(見た目は非力な女だが)として知られている、その私が平和?…全く考えた事なかったわ

 

「あなたの”存在”を認めたというような事、言っていたわ、”黒メイドちゃん”?」

 

 ”彼女”は「”あの”微笑」を見せる 暗闇のイメージとは大分違う笑顔で、まるっきり、白シスター本人だった

 

(現実に思考を戻す)

 まあ、それは良かったという事なのだろうか?

 …いや、おそらく、そうなのだろう!

 

「ありがとうございました 色々、勉強になりました」

 

 もちろん、いい意味で、だ

 礼を述べて、頭を下げ、礼節を尽くし、帰ろうとする

 

「よろしくね、溟ちゃん」

「よろしく願います」

 

暗闇はお母さんタイプだった

〇外典

「詳しく教えてください」

「そうね……」

 

12.5年前(私が6歳):私が黒士メイドに幼い時分なった頃

 

4.5年前(私が14歳):白シスター(夕闇)が白くなり始めた頃(アンチ・クリスト教団入団当時)

 

3.5年前(私が15歳):白シスターが”見える”と言い出した頃(心を読み出した当時)

3年前(私が15歳):白シスターが人に「精〇」と言って試みるようになった頃(白シスターが人を疑い出した当時)

 

+-0(私が18歳):白シスターと私が出会った時(物語始動当時)

 

3日後(現在):白シスターがなぜ白シスターになったか、暗闇に聞いている

 

 

 

私は彼女を”白シスター”と、他の白シスターを”闇シスター”(暗闇など)と(タイトルなどでは”精〇シスター”と)呼んでいる

 

 

 

(アンチ・クリスト)の自覚者ニイチェの死、(BC1900年)をBAC1年(として、このキリスト教の終わりから数えて、250年(アンチ・クリストの体得者アイイルの死から50年))BAC251年:

私が生まれる

 

257年:

黒士メイドになる

 

265年:

白シスター、アンチ・クリスト教団に入団

 

266年:

白シスターの目に他人の心が見え出す

 

266年と半年:

人の心を試みるように、白シスターは振る舞い出す(本来、人の心を試みるのは、アンチ・クリストの神、※1「現実の神の使徒」から見た神の役目である)

 

269年と半年:

私と白シスターが出会う

 

 暗闇は赤茶のショートカットの髪に、白シスター程、全面ではないが、白を主染(しゅせん)とした、―――所々に肌色が使われている闇シスターの正装―――そのシスター服、白シスターは派手でかわいいボタン(鎖骨が交差するよりも下にある前で留める小麦色、の)やリボン(両腕の手首部分の水色、の、白シスターのシスター服に袖はないので、肌に直接巻く形である)が目立つが、こちらは落ち着いた逆十字

 

 白シスターは※2特徴的なベールを被っていないが(白シスターの本来、ベールがあるべき所をないようで、それと加えて敬語は、「礼儀正しい不良シスター」と言った所だった)、暗闇はシスター服に、特徴的なあの(二次元特有の意味ない)ベールを被っている

 

 …こちらも妙齢ではあるが、女性らしさはどちらかと言えば、母性の方向だった

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択