No.1165847

らんじゃたい

新人さん

日本書紀には595年(推古天皇2年)4月、淡路島に香木が漂着したという記録があり、これが日本初のお香とされているらしい。香木とは、一般的には白檀(びゃくだん)と沈香(じんこう)、それから沈香の上級品の伽羅(きゃら)の総称をいい、主に東南アジア産ジンチョウゲ科の樹木が 樹脂を長い年月をかけ凝結してできたものをいうらしい。歴史上 有名なランジャタイ(蘭奢待)という香木があるが、正式名称である正倉院宝物目録での名は 黄熟香(おうじゅくこう)といい、成分的には沈香/伽羅なのだそうだ。蘭奢待とは、文字の中に東大寺の名が隠れている雅名(「がめい」とは本名以外につける風雅な名の事で、芸名やペンネームなどとほぼ同じ意味)だそうで、現在でも その東大寺正倉院に保存されている。正倉院の宝物は天皇家の所有物であるため、国宝・重要文化財に指定されてはいないが、国宝級と言われているようだ。わがままな足利義政、織田信長、明治天皇は貴重な香木を切り取ってしまったので、その場所に付箋が付けられている。 お香という漢字を分解すると一、十、八、日と18日になり、日本初の香木が4月に流れついたことから4月18日をお香の日にしたそうだ。香文化の魅力を伝え、普及させるのを目的といているらしく 全国香物線香組合協議会が1992年に制定している。 しかし僕のような平民最下層の者は、固形石鹸の香りでも十分だし、不信心なので 焚いても蚊取り線香くらいだろうから、お香は生涯不用な物であった。

2025-04-18 15:02:58 投稿 / 1024×768ピクセル

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