No.1161963

未来の一般家庭の食事は高機能性糧食バーだ。コーヒー味、チョコレート味、抹茶味、チーズ味、サラダ味、カレー味、オレンジ味、チリソース味、いちご味、ピーナッツ味、胡麻豆腐味、

新人さん

2月12日はダーウィンが生まれた日だからダーウィンの日と呼ばれている。僕のガラパゴス携帯はもうじき消え失せる定めだが、 ダーウィンはガラパゴス諸島で進化の仕組みを発見をした。すごいと言われるのは、進歩と進化をはっきり区別して考えたからだと云われている。方向性選択を発見したのである。 方向性選択が働くと、生物は自動的に、たまたま環境に適応したものが増えていく。それを進化とよぶらしい。適応しないものは僕のガラ携のように滅んでゆく。生物もスマホも適応を何度も繰り返しながら、たまたま より環境に適合したものが残ってゆく。適さないものは、いくら進歩した機能を付与されても廃れてしまうのだ。進化とは進歩する必要などなく、目の前の環境にただ自動的に適応しただけで、進化は進歩ではないとダーウィンは考えたのだ。 僕は地球環境が大きく変わるとき 自動的に適応できる人がいるのだろうかと考える。 人類は適応するのではなく、自然の方を人に合わせようと操作してしまい、人に都合が良いように自然を進歩させてしまうのではないだろうか。それは進化に逆らっているような気がする。自然であれば、環境に適応出来ない個体は排除されていくから、人も環境に適応できなければ滅ぶだけだ。地球温暖化なのか、寒冷化なのかは知らないが、高気温に耐える哺乳類ランキングを見てみると、1位オリックス 2位ラクダ 3位ヒト だった。逆の低気温ならば、ヒトは衣類で調節できる。どうやらヒトの体の仕組みは、環境に適応するために これ以上進化する必要はなさそうだ。しかし、食物に適応していく必要には迫られるかもしれない。特に日本の自給率は低い上、主食の米もこの先どうなるか分からない。世界的に農産物も海産物も変化が激く安定した量は見込めない。これからの時代は もうグルメとか言ってられず、庶民は粗食に適応していくしかないような気がする。例えば、コアラやパンダは特定の葉っぱのみ食べるように進化している。いずれヒトの食品は工場で生産されるカロリーメイトのような消化しやすい高栄養食品のブロックばかりになり、胃は退化して小さくなるだろう。昭和のSF映画みたいに、ブロック食品をつくる為にはプロテインのようにアミノ酸を多用するのだろう。消化が早いアミノ酸はすぐに腸まで届いてしまうから、腸内の濃度が濃くなるらしい。だから腸内に水を集めて下痢しやすくなるので、それを調節するような体の進化が考えられる。アミノ酸が体内に大量に届くとその副産物の毒を処理する肝臓や腎臓にも負担がかかるから、胃が小さくなる代わりに、それらの臓器が強化される進化がありうる。噛む必要もそれほどいらないから、顎は小さくなるだろう。胃や腸もあまり使わないし、他の内臓の役割も変化して大きさも変わるかもしれない。その結果、内臓が進化すると、人の見た目が変化するかも知れないのだ。

2025-02-12 17:56:41 投稿 / 438×440ピクセル

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