No.115437

真恋姫無双 蓮華と小蓮の医のセージのお勉強

Thyleさん

今年最後の投稿です。

今回のお勉強講座ではアノ人が特別講師として出てきます。
しかし、そこにはヤツの呉を転覆させる深遠な謀略があった!!

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2009-12-31 01:32:50 投稿 / 全13ページ    総閲覧数:2367   閲覧ユーザー数:2235

 

 

 蓮華と小蓮の医のセージのお勉強講座

 

 

 

 

 

 

 

          <はじめに>

 

               今回は、ヤツが遠方から招聘した特別講師

               による医のセージについてお勉強します。

 

                

                  おまけ ショートストーリー

                   <雛里と華琳様のお話>

                             があります。

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<蓮華と小蓮の医のセージのお勉強講座>

 

 

 

 

 

蓮華「……と言うわけで、呉を取り巻く政敵で本編に出てきた『黒山賊』についての……」

謎の男「その話、チョットまった!!」

蓮華「誰?」

小蓮「オネーサマ、見て! あの屋根の上!!」

 

華佗「HaHaHa!! 

    天が呼ぶ、地が呼ぶ、病魔が呼ぶ!神医、華佗 推参!! トゥー!!(ごき!!)」

華佗「――――!?ッう、脹脛に激痛が!!」

 

    ゴロゴロ、ドッシ―――ン!!

 

小蓮「あ、足を滑らして屋根から落ちた」

華佗「……ゲホゲホ、これしきのことでオレの病魔への情熱は消せん!!」

蓮華「けど、貴方本当に大丈夫、涙目になっているけど……」

 

一刀「オオッ、俺が今回のお勉強で遠方から招聘した特別講師、華佗が来たか」

 

華佗「病魔(トモ)よ、

       呉の政治を侵す病魔(キサマ)を治す為、馳せ参じたぞ!! (無意味な気迫!!)」

 

一刀「強敵(トモ)よ、

       キサマ如き輩に呉に蔓延した我が病、治せるかなクックッ…(こちらも対抗!!)」

 

小蓮「うァ~ オネーサマ、いいの?カズトと華佗、なんか訳のわからないことで張り合っているよ」

蓮華「あー、ねえ一刀、何でこのウザぃ、もとい、病魔に狂信的情熱を持つ人を呼んだの?」

 

一刀「うむ、良くぞ聞いてくれた蓮華。俺はこの世界に来て医療の認識が低いことを痛感した(ガッシ!)」

蓮華「あ、うん(ちょっとドキドキ)」

一刀「そこで、小蓮の帝王学には上に立つ者として医療の現状を知る必要があると考え華佗を招いた」

 

小蓮「カズト、そこまで小蓮のことを……(じぃーん)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一刀「 さあ華佗よ!  お前の真の実力!!  俺に見せてくれ!!!  

 

                     

 

 

 

 

 

 

 

                   『実技付き保健体育』 

 

 

                                       を……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華「思春、殺れ」

思春「ハッ!!」

 

   ザク、ザク、グシャ

 

華佗「……えーと、孫権。流石にコレは、オレには治療出来ないが……」

蓮華「大丈夫よ、何時ものこと、って一刀の潰れた頭!? キャァ―! 思春!! 首を切り落としたら」

思春「ご安心ください蓮華様。ヤツはSS小説お家芸チート主人公設定です。それが証拠に……」

 

 

 

小蓮「オォォ、天の御愉快イ 北郷一刀ョ! 死ンデシマウト情ケナイ(ピカ――!!)」

一刀「あ――、思春は手加減無しだからな、死ぬかと思った。よいしょ」

 

 

蓮華「はわわぁ 小蓮、それは……」

小蓮「んぅ!? オネーサマ、復活の呪文は昔から王家の嗜みなのよ♪」

思春「さすが小蓮様。この甘寧、感服致しました」

蓮華「……もういい、疲れた。華佗あとは貴方がしなさい」

 

 

 

 

 

 

華佗「孫権から言われたのでこのオレ、華佗が特別講師として授業をする。

                                 なお保健体育はナシだ」

 

一刀「ぶぅーぶぅーチキンヤロー」

華佗「あとオレの病魔不敗伝説を語ったらきりがないので当時の医療というものを中心にする。

   知りたい人は宗教系で神仙、東洋医学系で神医として本に眉唾話が沢山あるから調べてくれ」

 

小蓮「ウチ(呉)には怪しげな華佗より現実的な張仲景がいるけど?」

一刀「張仲景?」

華佗「そう、史書や演義にはちょっとしか出ないが、ヤツこそオレの永遠のライバル医聖 張機だ」

 

蓮華「張機(字は仲景)は、 荊州の南陽郡出身(諸説あり)で献帝の時代に長沙太守

   をしていたの。その4年前の太守はウチのお母様だったから昔から孫家とは交流

   があったそうなの」

 

華佗「そう、張仲景は青年時代に同郷の張伯祖(身元不明)から医術を学び、民が流行

   り病で死亡したことから官僚としての道を捨て、医の道を歩んだスゴイ漢だ」

一刀「官僚から医者になるから凄い人だとわかるけど…そんなに騒ぐことなの?」

小蓮「ああ、カズトは現代の医者の地位と三国時代の医者の地位を誤解しているのね」

 

華佗「古代中国の医者の地位については、西周時代に『周礼・天官』という書物に記載がある。

   これには、宮廷内の医の序列では上位順から、『食医』『疾医』『瘍医』『獣医』の順

   となっている。最高位の医師は「食医」、すなわち王の食事の調理・管理を任されてい

   た料理人。食医に次ぐランクは「疾医」という今でいう漢方医師。次は「瘍医」で今の

   鍼灸医師。4番目のランクは「獣医」と分類されてる」

 

一刀「何で料理人が医者なんだ?」

蓮華「孔子が食(公衆衛生)に関して論語で記したり、食をバランスよく摂取することが長寿

   に役立つ考えられていたの。その為歴代の王の日々の食事を調理する『食医』は医者と

   して最上位とされていたの」

 

華佗「そして、大抵の医者は張仲景のように漢方医学専門と一つの分野に精通していることが多い」

小蓮「そうそう♪あと、医学知識の教育機関がないことと臨床例を公開する等の交流がないから

   その医家秘伝の鍼灸技術や漢方薬の調合があったの」

 

華佗「しかし、それでも当時の料理人や医者の社会的地位は低く、当時最高医と称されるオレで

   さえ有能な者を愛する曹操ですら『烏合の輩』と見下されていたぐらいだ。

   そして、地位が向上したのは文化革命以降の海外移民した人達のおかげらしい」

 

 

 

 

 

一刀「華佗って世界で最初に麻酔薬を使用した外科手術をしたんだろ?」

華佗「うっ、うむ。一応そうなっているが――」

蓮華「当時の医療技術はもっぱら漢方を煎じて作った『薬湯』が中心で、それを補うように

   鍼灸があったの。華佗は名医の部類らしいけど……(チラ)」

小蓮「『世界で』最初に麻酔薬を使った外科手術となると別なの……(チラ)」

 

華佗「うぅ~む(二人から目を逸らす)」

 

一刀「どういうこのなんだ?」

蓮華「うん、これには諸説あって原始的なアヘンによる麻酔はアラビアで創られたのが最初で

   それを胡人(中国に来たアラビア人の総称)が伝播したとか、またインドから大麻を用

   いた技法の伝播等で、経口投与、吸引、アルコール併用等で先史時代から薬草を使った

   麻酔があったのではないかとされているの」

小蓮「さらに、外科手術というけど三国時代では既に宦官が大量にいるの」

 

一刀「…確かに。宦官の外科手術も麻酔使わず下腹部・上股をきつく締め付け、局部を切り落

   とし尿道に栓をして2~3時間歩かせたあと横臥を許され、3日間飲食させず、3日目

   に血のような尿が噴水のように出れば成功だが、ならなければ悶絶しながら死亡すると

   いう話や腸に腫瘍を切開する手術の仕方があるぐらいだから」

小蓮「そうそう、腸の腫瘍なんかは、こう肛門にグサッと羊の膀胱を付けた竹を刺しで、

   ドバッと腸を脱腸させ……」

一刀「そうそう、こう蓮華のお尻に牛乳をドバッとして洗面器で……」

 

蓮華「(ゴホン!!)」

 

華佗「……ま、まあ、その話は置いといて、当時の医者の地位が低いことは理解しただろ。

   ここから呉に関すること、『赤壁の戦い』について話そう。

   余談だが日本にも本場の赤壁に似ているからという理由で兵庫県姫路市木場の瀬戸内海

   木場港から海岸沿いに『小赤壁』と言われる観光スポットがあるぞ」

 

小蓮「ハイハイ、曹操の100万の軍勢にカズトと小蓮の『愛の100万パワー』が勝つ話ね♪」

一刀「蓮華さん、オタクのお嬢さん、どのような教育をしているのでしょうか?(小姑口調)」

蓮華「…私に言われても、それより小蓮、これは私と一刀の『あぃ… か、華佗、早く話の続きを…」

 

 

 

 

 

 

華佗「おぉ―う!まず曹操軍100万と言う話だがこれは誇張で実際には曹操軍は約16万人

   対する劉備・孫権連合軍は約5万人だったという話がある。

   しかし、ここでは戦争の話は後日他の暇人講師が話すだろうから、医の観点から曹操軍

   が敗退した話をしよう」

 

小蓮「ヘェ!? 病気と言っても船酔いによるものじゃないの?」

 

華佗「ちが――う!! その程度の三叉神経の狂いで船酔いになったのなら気合で治せる! 

   しかし、それよりもっと深刻な病魔が蔓延り曹操軍は敗退を余儀なくされた」

蓮華「確か、演義では『長江の近くまで南下したところで、疫病が流行り……』とか言う話が

   あったりしたわね」

華佗「そう、この『疫病が流行』こそ、オレは軍事的に有利な曹操軍が敗退した要因と考えている」

 

一刀「この『疫病』というのは何なんだ?」

 

華佗「うむ。これには諸説あるがオレは併用説だと考えている。

      一つは死骸からの発生した伝染病説と、もう一つは寄生虫説だ」

 

蓮華「(思い出しイヤな顔)濡須戦では司馬朗が防疫を担当した記述が有るし、竹林の七賢

   なども病死してることや、ウチの話(呉書伝)では、江南の賊討伐の中で死体処理を

   した程普が病死しているものね」

 

華佗「そう。万単位で人間が集まり戦争をしているのだから、生きていればし尿・廃棄物が

   発生され、死ねば死骸が大量に発生する。この条件なら疫病を頻発させても不思議ではない。

   更に 現代の医学では死骸から発生する伝染病では、

               多い順から肺炎・ウイルス性肝炎・細菌性心外膜炎となっている」

 

小蓮「なんか、肺や胃腸にくる病気が多いね」

華佗「例えばウイルス性肝炎の一部では汚染された食べ物や水が感染経路で、食中毒と同じ

   症状がでる。その為嘔吐や下痢等が物凄く出たと考えられる。

   そして、一兵卒レベルでは公衆衛生の概念が希薄だからそれらの汚物がより病原菌を

   広め簡単に感染していったと推測される」

 

一刀「寄生虫説というのは?」

華佗「ああ、現在の考古医学の研究では、赤壁の戦いの当時、

   曹操軍に『住血吸虫による伝染病』が発生し、全軍にアッという間に蔓延したという

   指摘がある。アジア・中近東地域に分布して、人間が遊泳や水飲みなど水と接すると

   きに感染する。漁業や水田の耕作などの作業で水につかったときにも感染し得る場合

   がある。オレの武勇伝も殆どに寄生虫らしき病魔の話が多々ある」

 

蓮華「と言うことは地元である孔明や鳳雛はこのことを知っていた可能性があるわけね」

華佗「その可能性はある。

   そこで本編では書けないからここで恋姫流にそのシーンを再現してみた。

   なお、ココは不思議時空なので出てくる兵数の違いがある等色々あると思うがスルーしてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

                    

 

                   おまけ ショートストーリー

 

                  

 

                   <雛里と華琳様とのお話>

 

 

 

 

 

 

 

 

                        一刀・小蓮「バリバリ(煎餅を食べる音)」

 

 

 

 

 

 

 

 

         春秋時代に名将呉子胥が河北の戦車の陣形を模倣して水軍を組織して以来

        江南の地は河川や湖池が縦横かけめぐり、南方の諸民族を制圧する為には大

        規模な水軍の育成が重視されていた。そして、江南地域を中心に本格的な船

        隊の組織編制がなされていった。

 

         水上戦において、秦・前漢の時代最も得意とした戦法は強力な弩による一

        斉射撃であり、その戦術を行う為に多数の弩兵が乗り込める大型船が建造さ

        れ、それはあたかも水に浮かぶ城のような楼船と呼ばれる戦艦まで現れた。

 

 

        そして今、

         荊州の江陵を本拠地とした華琳は将兵三十万の軍団による大船団をもって

        長江を下るよう下命をくだした。

        一方で、揚州水軍を率いる冥琳は、十三万の水軍のうち十万を長江のさらに

        下流水域に分散させ、残り三万の水軍で陸口に布陣させていた。

 

        この冥琳の策は、水上戦に不慣れな魏軍に対して長江全体を罠とするという

        ものであったが、華琳がそれに気づくことも推測していた。

 

         そのため、華琳の謀士・權士といった参謀達からの献策で先行する三万の

        将兵を一時、鳥林にて陣を敷き、呉・漢軍の水軍がこちらより多い場合には

        陸上戦に切り替える案が採用された。

 

 

 

               「鳳雛先生、この陣を見ていかがかしら?」

 

 

         華琳は最近兵の間で起こったことに憂いでいたが、襄陽の名士である龐徳

        公の姪で遠く許都まで鳴り響いた知者鳳雛が華琳の元に来たことでいたくご

        満悦であった。

 

 

 

 

 

 

 

                雛里は眼下に広がる曹操の軍団を見た。

 

 

         陸地では何十にも敷かれた馬柵と壕により、軍馬による夜間の奇襲にも応

        戦できるようにされ、幾台に設けられた高見により陣の周辺は終始監視され

        ている。またその陣の外においては身を隠せるような植生や岩などを排除し

        て視界が広がるようにされていた。

 

         一方、水辺においては数百人の兵士が乗り込める動く城といった風情の楼

        船が何十艘も駐留しており、実戦で最も活躍する小回りのきく小型船である

        露橈(ろとう)が楼船を囲むかのように配置されている。更にその間には遠

        望を偵察する為に船に櫓が取り付けられた先登(せんとう)や敵船体に突撃

        する艨衝(もうしょう)と呼ばれるもの、船間を行き来する赤船が無尽蔵に

        往来していた。

 

 

         高台から陣を見ていることから水中は分からないが、この様子なら船足を

        とめる障害物となる牛や接岸し兵が水に降りたときに波に翻弄されたら刺さ

        るように設置された逆木もあるだろう。

 

 

           雛里が見た限り、この陣は水陸両用に対応した陣で隙が微塵もない。

           しかし、魏軍は長江の本当の恐ろしさ知らないでいる……

 

 

           雛里は手足が振るえ、早くこの場を逃げ出したい衝動に駆られていた。

 

 

            だが、朱里ちゃんから私がここで一世一代の大芝居をしなけらば、

               朱里ちゃんは孫権に切り殺されると朱里ちゃんに泣かれた。

 

 

 

 

 

 

 

                 雛里は帽子のつばを上げ、恐る恐る華琳を見た。

 

              華琳はどのような返答をするか期待した顔で雛里を見ていた。

 

              ヒッ―!! 雛里はすかさず帽子で顔を隠し、ボソボソと言った。

 

         「このような、完璧な陣に私の愚策の及ぼすところはございません。しかし……」

 

                      「しかし、何?」

 

 

           華琳自身、これほど完璧な陣地構築をしたとの自負があり、鳳雛は賞賛

          しか出さないと予想していた。しかし、雛里の返答は違った。華琳は少し

          怒気を含ませ雛里に問いただした。

 

 

               あわわっ、雛里は涙目になり恐怖で足がすくみ出した。

 

                 しかし、一方で曹操が食いついたと喜んだ。

 

 

               「この陣には良い医者が沢山いるのでしょうか?」

 

 

                 雛里の言葉に華琳は苦虫を噛んだ表情をした。

 

                    

 

                     「いるけど、それが何か?」

 

              

 

           「……ハイ、見回したところ兵に病の者が多くみられます。

                 皆嘔吐や下痢の症状が出ているでしょうか?

                    これは皆船酔いからくる症状です。

               中原の人達は船には不慣れで船酔いのため病を引き起こしたのです」

 

              華琳は幕僚から挙げられる稟議や兵達を視察して、最近華琳が憂い

             ていたことを鳳雛に指摘された。

 

           雛里の指摘は図星であったことから、華琳は内心の動揺を見せないように

           雛里に何か妙案はないかと質問をした。

            

 

                 雛里はここが山場とばかりに、まくし立てるように言った。

 

 

 

 

 

 

 

           「あわわっ、ま、まず船と船を鉄の環で繋ぎ、その上に板を敷き詰めます。

             そ、そうすればどんな波風にも船は揺るがず、その上を人は

             もちろん馬をも駆けさせることがで き病人を出すことも無くなります」

          

 

           華琳は妙案だわと言ってすぐに将軍達に伝えるべく雛里を残しこの場を去った。

 

           雛里は曹操やその近衛兵達が居なくなり安堵のタメ息を吐き、再度陣地を見た。

 

 

                     汚物等を河川に垂れ流す従軍者

               訓練でかいた汗を河川で流したり、水で口をすすぐ兵達

 

 

                   曹操には兵達の症状から船酔いと偽ったが、

              江北出身の医者にはこの風土病を診断することはできないだろう。

 

              

 

           この江南の地ではしてはならない暗黙の掟を彼らはしてしまった。

          この掟を破ったとき、母なる長江が静かに彼らに牙をむくことを知らないでいる。

 

         

 

         彼らはこれから重い病に罹り、それが瞬く間に広がっていく光景が雛里の脳裏

         に映し出されていた。この病により兵の士気は下がり、動員される兵数に比べ

         満足のいく戦果を魏軍は挙げることはできないことを雛里は確信した。

 

 

 

               「うん、あとは元直ちゃんを避難させれば終了だね」

 

         

 

             雛里はこれで目的がはたせたと足早に高台から降りていった。

 

 

(連環の計のエピソード)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華「……何で私が孔明を斬るの? かってに孔明がウチに来たんじゃない(怒!!)」

一刀「雛里の純情をも計算に入れるとは…これが孔明の罠か(冷や汗!!)」

小蓮「ぶーぶー、何か江南が人外魔境の危険地域みたいじゃない?(プンスカ!!)」

 

 

華佗「……なんか、関心が別の方向にズレているが……まあ、知謀の人といわれる曹操が

   鳳統の策略に簡単に引っかかるほど、将兵に疾病が蔓延していたことが窺え、敵ば

   かりではなく、疾病とも戦わなければならない曹操の苦悩が思われるようにしたお

   話だからな」

 

 

 

小蓮「けど、江南に住んでいる人達の生活どうしていたの?」

華佗「ああ、水質が良くない為生水の代わりに酒を飲むんだ。水滸伝の時代でもお椀に酒

   を注いで飲んでいたことからこの時代まで水質汚染の改善はされなかったと考えられる。

   余談だがお椀で酒を飲む風習は今もあり地元ではビールをコップではなくお椀で飲むそうだ」

 

一刀「だから雪蓮や祭は日頃から酒を飲み。呉はウワバミ集団になっていったのか~」

蓮華・小蓮「むっ、それはどうゆうことよ?それには私達の含まれるの?(怒気)」

一刀「(危機センサー感知)華佗!怒りん坊という病魔が発生した!逝け華佗!」

 

 

華佗「まて、そんな治療なんか…オイ!逃げると余計酷くなるぞ!

    まあ、いいか。

     良い子のみんな!オレの創った屠蘇散をたらふく飲んで寝正月にならないでくれよ!! 

 

                      それではHahahah……(キラン!!と輝く白い歯)」

 

  

 

 

              


 
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