No.1122256

【獣機特警K-9ⅡG】汝の真の姿を見よ! シャイオとニュウ、ブチキレる!!【交流】

Dr.Nさん

2023-06-01 18:32:08 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:216   閲覧ユーザー数:200

ラミナ署、昼休み。

警察官と言えども女子、休憩室でお菓子を食べながらの女子(ばな)に余念がない。

 

シャイオ「自分の真の姿を教えてくれる占い?」

ニュウ「なにそれ?」

ミウ「例えばあたしってネコ型のファンガーじゃん」

シャイオ「うん」

ミウ「でも、真の姿はそれとは違うんじゃないか? 実はネコじゃないんじゃないか? それをスバリ言い当ててくれる占いなのよ」

テムナ「最近街に出来た占いハウスでな、ウチらもこの前行ってきたんや」

ニュウ「へえー。で、結果はどうだったの?」

ミウ「あたしはネコ。かわいくてちょっと気まぐれで無邪気なネコなんだって!」

シャイオ「そのまんまじゃん」

ミウ「てへw」

ニュウ「ということは、テムナは犬?」

テムナ「フッフッフ、よくぞ聞いてくれました。うちはウサギなw」

シャイオ「ウサギ!?」

ニュウ「ウサギなの?」

テムナ「ああw 臆病でいつもどこかビクビクしてる、繊細なウサギちゃんなんやてw」

シャイオ、ニュウ「「ダウト!」」

テムナ「こら、ハモんなそこ!」

ミウ「ねー、ダウトでしょーw」

テムナ「お前もやかましいわ!」

夜7時。

 

シャイオ「じゃ、二人ともお先!」

ニュウ「お疲れ様でしたー」

ミウ、テムナ「「お疲れー!」」

シャイオ「ねえ、昼休みにミウたちが言っていた自分の真の姿を教えてくれる占い、今から行ってみない?」

ニュウ「いいわね! 行きましょ!」

占いハウスにやって来たシャイオとニュウ。

 

シャイオ「割と空いてるわね」

ニュウ「うん。もっと混んでると思ったけど、あたしたち以外は先客が二人だけね」

 

占い師『次の方どうぞー』

 

占い師の声に、二名の先客が隣の部屋に消えていったあとで。

 

シャイオ「フフッ、あの豚のおじさんたちも占いだってw」

ニュウ「ま、いいんじゃない? 男が占いしてもらって悪いってことは別に無いんだし」

 

 

 

 

 

 

兄豚『なんやお前ー!!』

弟豚『もう一度言ってみろー!! ウィ~ヒック!』

占い師『ひぃーっ!!』

 

シャイオ、ニュウ「!!」

シャイオ「行きましょ!」

ニュウ「うん!」

バッ!

 

二人が踏み込むと、カピパラ型ファンガーの女性占い師が豚どもに胸ぐらを掴まれていた。

 

シャイオ「コラー、やめなさーい!」

兄豚「なんや姉ちゃん!」

弟豚「怪我したくなかったら引っ込んでな、ウィ~ヒック!」

ニュウ「あたしたちは警察です!」

シャイオ「この手帳が見えませんか!」

ニュウ「これ以上狼藉を繰り返すと逮捕するわよ!」

兄豚「チッ、分かったわ」

 

二人の豚男は占い師を下に降ろした。

 

シャイオ「よろしい。私たちも本当は逮捕とかしたくないんですよ」

ニュウ「そ。穏便に済ますことが出来ればそれでいいんです。それで、何があったんですか?」

占い師「はい。この二人に占いの結果を伝えたら、急に怒り出しまして…」

兄豚「ああ! こいつがあまりにも失礼なことを言うもんでな!」

弟豚「そうそう! ウィ~ヒック!」

シャイオ「まあまあ、二人ともたかが占いじゃないの」

ニュウ「そうそう。当たるも八卦、当たらぬも八卦」

シャイオ「で、この方たちにはどんな占い結果を?」

占い師「お二人とも真の姿も豚だと伝えたら急にキレだしまして…」

シャイオ「は?」

ニュウ「豚の真の姿が豚、どこも間違ってないと思うけど」

兄豚「そんなことないわ! ワシはかわいいキツネちゃんのはずやのに!」

弟豚「俺はかわいいネコちゃんのはずなのに! ウィ~ヒック!」

シャイオ「キツネ…」

ニュウ「ネコ…」

シャイオ、ニュウ(ブチブチブチィッ!!)

シャイオ「キツネなめんなこの豚ァーーー!!」

ニュウ「ネコなめんなこの豚ァーーー!!」

シャイオ、ニュウ「「鏡見ろやこの豚どもがあーーーーーー!!!!!」」

 

ダーン!ダーン!ダーン!ダーン!ダーン!!

 

兄豚、弟豚「「うわあーっ!!」」

 

・・・・・・

翌日、署長室。

 

エルザ「まずは豚兄弟の逮捕ご苦労だった。実は、あのゴロツキ豚どもに関する通報や相談が複数件警察に寄せられててな、ずっと追っていたのだ」

シャイオ「あ、言われてみれば確かに」

ニュウ「すっかり忘れてたわ。だったら、無意識のうちに、街のゴミ掃除をしていたということになりますね」

シャイオ「あたしたち偉い!」

ニュウ「うんうん!」

エルザ「だがな」

シャイオ「はい?」

ニュウ「何か問題でもありましたか?」

エルザ「大アリだ! 狭い室内のしかも超至近距離で.44マグナム弾をブッ放す奴があるかー!!」

シャイオ「えー。いいじゃないですか別にー」

ニュウ「ねえ」

エルザ「あれはなあ、大型の野生の獣を倒す時とかに使うもんだぞ!」

シャイオ「豚という獣じゃないですか、デブい大型の害獣w」

ニュウ「そうそう、何も間違ってませんよw」

エルザ「…(あちゃー頭痛いのポーズ)。とにかく、二人とも1ヶ月の自宅謹慎な。以上!」

シャイオ&ニュウ「「えー」」('A`)('A`)

 

 

=END=

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択