No.1119663

【改装】貴方と再び乱戦を共に14

daltukannyaさん

遅くなりましたが魏最終編になります。
次回から他勢力が何をしてたのか、拠点、、日常編、五胡編になります。
五胡編は霞、風、雛里、凪、真桜、沙和、一刀+αになります。
時は洛陽復旧中まで遡ります。

2023-05-02 03:11:52 投稿 / 全24ページ    総閲覧数:648   閲覧ユーザー数:610

 

時は遡り

 

一刀達が潁川攻略中・・・南陽組は・・・

 

汝南、汝陰を早急に落とし譙へと進軍していた

 

星「あっさりしていたな」

 

千登里「ええ・・・不吉な位にね」

 

鶸「私も何かありそうな感じはしてます」

 

蒲公英「でも心の勘では何も無いって事だったよね」

 

心「ん」

 

千登里「考えられるのは汝南を捨て

譙で雌雄を決っしようと言う所でしょうか。

・・・ですが、相手は管理者です

警戒はしておきましょう」

 

蒼「でも~やっぱり怪しいよね~」

 

七乃「あれですよね~嵐の前の静けさ!」

 

一同『・・・・・・』

 

鶸「不吉な事言わないで下さい!」

 

こうして警戒しつつ譙へと到着したのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

ブンッ

 

劉福「進捗状況はどうじゃ?」

 

白装束A「現在肯定管理者共の結界も弱まり、

徐々に解除されつつあります」

 

劉福「ふむ・・・」

 

劉福は手から炎を出した

 

劉福「確かに・・・力が戻りつつあるな」

 

ブンッ

 

徐進「劉福様、北郷軍が譙に進軍して来ております」

 

劉福「・・・魏は捨ててもお釣りは来るか。

北郷軍の戦力を削る為に逆包囲網を仕掛ける。

後はお前の判断に委ねる」

 

徐進「はっ!」

 

ブンッ

 

劉福「蜀にも動いて貰う必要があるか」

 

ブンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北郷軍本陣

 

 

千登里「やはりこちらに戦力を集めてましたね」

 

星「威、何、夏、荀、徐、藍・・・か」

 

鶸「藍・・・ですか、聞いた事無いですね」

 

千登里「・・・管理者でしょうね」

 

星「だろうな」

 

蒲公英「でも劉福っての居ないね」

 

蒼「だね~沛国かな?」

 

千登里「(確か呉に入ったはず・・・

いえ、今は考えるのはやめましょう)」

 

星「だがこのメンツではかなり厳しいな」

 

鶸「ですが此処を越えれば

曹操には戦力が無いって事ですよね?」

 

千登里「そうなりますね」

 

そこへ

 

兵士A「申し上げます!詠様達がご到着なされました!」

 

千登里「来ましたか!」

 

こうして洛陽組、南陽組が合流した。

 

しばらくして・・・

 

詠「遅くなったわね千登里」

 

千登里「お待ちしておりました」

 

翠「お前達!」

 

鶸「姉さん!ご無事で良かった・・・」

 

蒲公英「ねぇねぇ翠姉様、北郷さんは?」

 

蒼「そう言えば居ないね」

 

翠「ご主人様は野暮用でどっかに消えちまったよ

まあ、今のご主人様なら何かやってても驚かないけどな」

 

蒲公英「ご主人様?」

 

翠「そうか・・・お前らは覚えてないんだな

・・・詳しくはこの戦が終わってから教える

よ」

 

鶸「分かりました、それよりあの人

曹操さんですよね?」

 

蒼「そうだよね~何で此処に居るの~?」

 

そこへ詠奈と星がやって来た

 

そして詠奈は現状を説明をした

 

鶸「にわかには信じられませんね・・・」

 

詠奈「事実よ」

 

星「鶸よ現にありえない事は起きてるだろ?

それより翠、久しいな」

 

翠「ああ~、お前もこっちに居たんだな。

・・・だけどさ何で桃香がお母様を?」

 

星「ふむっ、すまんな私には蜀に居た記憶は

無いんだ・・・居たらしいとは聞いたが」

 

翠「どう言う事だ?」

 

星「私が知っているのは馬騰殿と

我が主が一騎討ち、意気投合し

涼州は北郷軍の傘下に加わった

事と左慈、于吉と戦ったあの記憶

だけだ」

 

(前外史は後々投降します)

 

翠「ああ~その時の記憶か~

あたしの記憶は蜀にご主人様と

桃香様が居た時と後は星と一緒だな。」

 

蒼「なら私達にも記憶があるって事

かな?」

 

蒲公英「多分ね~」

 

鶸「そう言えば姉さんはどうやって

記憶が戻ったんですか?」

 

翠「ああ、ご主人様の剣を触った時

だな」

 

蒼「ならわたしも触らせて貰えば

良いんだね」

 

星「それは良いが軍議に行くぞ」

 

翠「ああっ」

 

こうして翠達は軍議へと赴いた

 

 

 

 

 

 

北郷軍 大天幕

 

詠「集まったわね、軍議を始めるわよ」

 

千登里「時間がありませんので

予め準備しておいた編成で行きます。

・・・詠奈」

 

詠奈「ええ、では発表するわ

 

 

総大将 華琳

 

軍師 千登里

 

 

左翼 左慈、詠奈、蒼

 

右翼 詠、秋蘭、翠

 

本陣防衛兼前衛 心 救護班 七乃

 

前衛 星、鶸、蒲公英

 

以上よ」

 

翠「へぇ~あたし達が別々って事は」

 

詠「そう言う事よ、

この部隊は突撃をメインにした部隊よ」

 

千登里「騎馬隊で敵陣を撹乱し

城壁に張り付いて下さい」

 

華琳「なる程ね、バランスが良いわね」

 

千登里「ええ、騎馬隊で陣を崩し、一騎討ちで

敵武将を足止めし、攻城兵器の道を作って

下さい」

 

詠奈「それと皆も一度見てると思うけど

あれを使うわよ・・・やっぱり出し惜しみ

はしないわ・・・誰か!あれを!」

 

詠奈兵「はっ!」

 

兵士はある物を持って来た

 

バサッ

 

そこには大砲があった

 

華琳「何?これ」

 

詠「これは大砲・・・まあ僕達の時代の武器

ね」

 

左慈「相手は管理者だ、

ならばこちらもどんな手を使ってでも倒す」

 

詠奈「はいっ、後は使ってからのお楽しみですね」

 

千登里「その為に両翼に詠、詠奈を配置しました。

騎馬隊は門が開き次第なだれ込んで下さい。

その後、心には前衛に出て大砲隊の指揮をして貰います」

 

心「ん!」

 

翠「お前達、初動と締めはあたし達に掛かってんだ

気を抜くなよ」

 

蒲公英「は~い」

 

蒼「は~い♥」

 

鶸「はい!」

 

華琳「それより私が総大将で良いのかしら?

新参者よ?」

 

千登里「一刀様が認めたお方です、

一刀様の期待を裏切らぬように」

 

華琳「でも此処に居る皆は納得したの?」

 

翠「まあ、華琳ならな・・・」

 

星「うむ、お主なら大丈夫だろ」

 

詠「そう言う事よ、アンタの道は僕達が

開くから一刀をがっかりさせないでよね」

 

華琳「・・・分かったわ、貴方達の命!

預からせて貰うわ」

 

一同『おうっ!(ん)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城壁

 

ブンッ

 

徐進「状況はどうですか?」

 

何仙姑「もう直ぐ攻めて来るわね・・・

そんな匂いがするわ」

 

徐進「劉福様からですが包囲網が完成した

との事です・・・成るべく時間を伸ばし

その後は呉に行きます」

 

何仙姑「へぇ~・・・ならそのタイミングで本陣を強襲

するわ・・・良いわよね藍」

 

藍「ええ任せるわ、それと夏侯惇、荀彧だけど

二人は恐らく・・・」

 

何仙姑「戻ってるでしょうね、

【華琳】って言うトリガーが居るんだから」

 

徐進「ええ、逃したのが誤算でしたね・・・

ではこちらは後始末でもしておきましょう」

 

何仙姑「そうねぇ、邪魔されるのも厄介だしね」

 

威瑠亜「・・・・・・」

 

藍「取り敢えず前線に出してるわ。

徐進、後は頼んだわよ・・・

行きましょう何仙姑、威瑠亜」

 

何仙姑「ええ行きましょう藍采和、威瑠亜」

 

威瑠亜「・・・分かった」

 

徐進「ご武運を」

 

 

 

 

 

 

譙平地

 

春蘭「なあ桂花、本当にやるのか?」

 

桂花「ええ、隙きを見て寝返るわよ。

と言うか何であんな髭が華琳様の王座に!」

 

春蘭「うむっ!その通りだ!」

 

桂花「後は栄華が上手くやってくれるわ」

 

そこへ

 

ブンッ

 

何仙姑「さて、準備は良い二人共」

 

春蘭「ああ!」

 

何仙姑「そう・・・」

 

ザシュッ

 

春蘭「かはっ」

 

バタッ

 

春蘭は何仙姑に刺されその場で倒れた

 

桂花「春蘭!」

 

何仙姑「貴方達の計画はバレバレなのよ・・・

じゃあ、また会いましょう・・・桂花ちゃん♥」

 

桂花「クッ(華琳様を頼むわよ・・・一刀)」

 

ブォンッ

 

ザシュッ

 

バタッ

 

桂花もまた何仙姑に斬られ・・・その場で倒れた

 

何仙姑「どれだけ稼げるかな~

さて、時間稼ぎと行きましょうか」

 

藍「そうね、あの娘が来るのが早いか・・・

それとも貴方達が滅ぶのが早いか・・・

楽しみねぇ・・・

それにしてもその魔剣使ったのね・・・」

 

何仙姑「こっちでは力の補充が出来ないからね

此奴等にも役に立って貰わないと」

 

藍「貴方も結構陰険よね」

 

何仙姑「褒め言葉よ・・・始めましょうか」

 

藍「ええ」

 

威瑠亜「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

北郷本陣

 

千登里「では華琳、出陣しますよ」

 

華琳「ええ!

北郷の兵達よ!

北王の名代として!

此処に号令を発する!

献帝様を脅かし!

その犯罪人を匿う魏を滅ぼせ!

北王に仇す国を滅ぼせ!

奴らに見せてやれ!

天の力の強さを!

全軍!突撃せよ!」

 

 

 

北郷軍『おおおおおおおおおおおおおっ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右翼

 

ザシュザシュザシュザシュッ

 

翠「どけどけ!この錦馬超の騎馬隊を止めてみろ!

 

お前達!止まるな!かき乱してやれ!」

 

騎馬隊『おおおおおおおおっ!』

 

ザシュザシュザシュザシュッ

 

詠「騎馬隊の後ろに続くわよ!」

 

詠は騎馬隊の後ろに付き城壁を目指した

 

秋蘭「翠!」

 

翠「!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

藍「止めてあげたよ?」

 

翠「・・・あんたが管理者か」

 

藍「ちょっと違うな~」

 

秋蘭「なる程・・・自称仙人と言う奴か」

 

藍「自称じゃないんだけどね~」

 

秋蘭「お前も弓を使うのか」

 

藍「そうだよ、私はこの世界には無い技術

・・・魔法を使うから覚悟してね♥」

 

秋蘭「翠!詠!先に行け!」

 

詠「分かったわ!翠!」

 

翠「おう!」

 

ドドドドドドドドドドドッ・・・

 

 

 

 

シュッ

 

カキンッ

 

秋蘭は藍の放った弓矢を撃ち落とした

 

そして翠と詠は城壁へ

 

藍「やるね~・・・楽しくなりそう♥」

 

秋蘭「私は楽しくないがな」

 

シュシュシュシュシュッ

 

シュシュシュシュシュッ

 

カキンカキンカキンカキンカキンッ

 

 

 

 

 

 

左翼

 

蒼「はぁぁぁぁっ!」

 

ザシュザシュッ

 

魏兵「ぐはっ」

 

バタッ

 

蒼「このまま突撃~!」

 

騎馬隊『おおおおおおおおおおっ!』

 

左慈「止まれ!」

 

蒼「えっ?」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

威瑠亜「・・・・・・」

 

左慈「威瑠亜か・・・」

 

威瑠亜「・・・行きな

・・・左慈アンタは私とやって貰うよ」

 

左慈「・・・行け」

 

蒼「分かった!詠奈!」

 

詠奈「ええ!行くわよ!」

 

ドドドドドドドドドドドッ・・・

 

 

 

 

左慈「・・・何故通した?」

 

威瑠亜「どちらにしろ負けるからだよ魏は」

 

左慈「ならば言葉は無用だな・・・

はぁぁぁぁぁっ!」

 

威瑠亜「来い!はぁぁぁぁっ!」

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

因縁の二人が激突する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城内壁

 

徐進「ふむ・・・そろそろですか・・・

頂きますよ、女陰、陳、梁を・・・操!」

 

しーーーーんっ

 

徐進「操!」

 

しーーーーんっ

 

徐進「何故だ!」

 

それもそのはず・・・

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り

 

汝陰

 

 

 

 

城内

 

ブォンッ

 

白装束「!」

 

バタッ

 

恋「・・・まだ居る」

 

たたたたたたっ

 

 

 

 

 

 

ブォンブォンッ

 

バタッバタッ

 

恋「お前で最後」

 

白装束「!」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

恋「・・・行く」

 

たたたたたたたたっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城壁

 

炎蓮「おらぁ!」

 

ブォンッ

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

白装束「!」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

炎蓮「オレの勘も捨てたもんじゃねぇな」

 

たたたたたたたたっ

 

 

 

 

 

 

王座の間

 

炎蓮「おめぇで終いだな!」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

炎蓮「フンッ姑息な手を使いよって・・・

さて、そろそろ助けに行ってやっか」

 

 

 

 

 

 

 

王座の間

 

愛美「直ぐに白装束を

探して殺しなさい!

それと変な符も見つけ次第

剥がしなさい!」

 

十字兵「はっ!」

 

愛美「月音、美羽、華侖は

直ぐに沛国へ!

美羽今の貴方なら出来るわね?」

 

美羽「うむ!任せるのじゃ!」

 

月音「恋おっかぁ達は何処行ったのかな?」

 

愛美「あの二人は・・・正直分からないから

信じましょう」

 

月音「OK!」

 

愛美「十字兵の一人は下邳に居る太史慈達に

伝令よ!沛国を攻めなさいと!」

 

十字兵「はっ!」

 

愛美「華月はそのまま白装束を

探しなさい!柳琳も悪いけど手伝って」

 

柳琳「はいっ」

 

華月「私達は庭に向かうぞ!」

 

華雄兵達『おおおおおおっ!』

 

柳琳「では城壁を隈無く探します!」

 

北郷兵達『おおおおおおっ!』

 

 

 

 

 

 

前衛

 

星「せいせいせいせいっ!」

 

シュシュシュシュッ

 

ザシュッ

 

バタッ

 

蒲公英「はぁぁぁっ!」

 

ブォンブォンッ

 

バタッバタッ

 

魏兵「もらった!」

 

ブォンッ

 

魏兵「かはっ」

 

バタッ

 

鶸「蒲公英油断しないで!」

 

蒲公英「分かってる!」

 

そこへ

 

何仙姑「いや~また会ったね、趙雲」

 

星「・・・その様だな」

 

何仙姑「そうだ!これプレゼント」

 

ブンッ

 

バタッバタッ

 

そこには血だらけの春蘭と桂花が倒れていた

 

星「!」

 

蒲公英「酷い・・・」

 

鶸直ぐに二人の安否を確認した

 

鶸「まだ微かに息はあります!」

 

星「ならば十字兵に救護天幕まで運ばせよ!」

 

鶸「蒲公英!貴方も一緒に!」

 

蒲公英「分かった!」

 

こうして十字兵と蒲公英は後方へ下がって行った

 

星「鶸はそのまま攻城へ向かえ」

 

鶸「はいっ!騎馬隊行くよ!」

 

ドドドドドドドドドッ

 

 

 

 

何仙姑「ありゃりゃ、行っちゃったか~」

 

星「では始めるか」

 

何仙姑「良いわよ」

 

 

 

 

 

 

救護天幕

 

七乃「そちらの方は軽傷なので自分でしてくださいね~」

 

たたたたたたっ

 

蒲公英「七乃!この二人を!」

 

七乃「これはかなりヤバいですね~

この治癒符を使いますね~

そこに寝かせて下さ~い」

 

蒲公英は直ぐに二人を寝かせた

 

七乃「癒~」

 

パンッ

 

七乃が手を叩くと不思議な光が二人を包んだ

 

ぽわぁーーーーーんっ

 

蒲公英「おおっ!すごっ!」

 

二人の傷が徐々に塞がって行く

 

蒲公英「此処は七乃に任せるね」

 

七乃「はいはい~」

 

蒲公英は直様本陣へ

 

 

 

 

 

 

 

 

北郷軍本陣

 

華琳「・・・・・・」

 

そこへ兵士が慌てて入って来た

 

兵士「失礼します!

馬岱様が前方から戻られました!

負傷者2名、夏侯惇と荀彧と見られます!」

 

華琳「何ですって!?」

 

そこへ蒲公英が入って来た

 

蒲公英「わたしから話すよ」

 

蒲公英は華琳にありのままを話した

 

千登里「なりふり構わずですか・・・

管理者は北郷軍の戦力になりうる者を使って捨てる

・・・そう言う事ですか」

 

華琳「二人は無事なの?」

 

蒲公英「微かに息はあるから何とかね

後は七乃達に任せるしか無いよ」

 

華琳「そう・・・」

 

蒲公英「それと第一陣を突破して第二陣で

何仙姑と星姉様が戦ってる」

 

千登里「気持ちは分かりますが抑えなさい」

 

華琳「分かってるわ・・・心!」

 

心「ん!・・・行く」

 

華琳「蒲公英はこのまま救護班の防衛を!」

 

蒲公英「分かった!」

 

華琳「千登里!本隊も前に出る!」

 

千登里「はっ」

 

こうしてVS魏との最終局面を迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

 

右翼

 

 

 

秋蘭「・・・・・」

 

藍「・・・・・・」

 

二人は静かに睨み合っていた

 

藍「炎崇!」

 

矢が炎になり秋蘭に向かっていく

 

シーーュッ

 

スッ

 

藍「雷襲!」

 

ビリッ

 

スッ

 

秋蘭「クッ!」

 

秋蘭は紙一重で避けているが

 

服も破れ傷だらけになっていた

 

秋蘭「(やはり一筋縄ではいかんか・・・

使うしか無い)」

 

藍「どうしたの?逃げるだけ?」

 

秋蘭「はっ!(1)」

 

シュシュシュシュッ

 

カキンカキンカキンッ

 

藍「無理だって」

 

秋蘭「どうかな・・・はっ!(2)」

 

シュシュシュッ

 

カキンカキンカキンッ

 

藍「今度はこっちから行くよ!氷結!」

 

シュッ

 

カチンッ

 

秋蘭は避けたが氷の矢からは逃げられず

 

足を凍らされた

 

秋蘭「っち」

 

藍「終わりだね」

 

秋蘭「ああ・・・終いだ」

 

秋蘭は黒い弓矢を出した

 

藍「何?それ?」

 

秋蘭「直ぐに分かる・・・はっ!」

 

シュッ

 

藍「何処を狙ってるの?」

 

秋蘭は藍の足元に刺さっている矢に放つと

 

ドドドドドドーーーンッ!

 

地面の刺さった矢が爆発していった

 

藍「かはっ」

 

バタッ

 

煙が晴れそこには・・・

 

全身血だらけで焦げた藍が倒れていた

 

藍「な・・・ぜ・・・」

 

秋蘭「私が何も対策をして無いとでも?

于吉に作って貰った特製の爆薬だ

予め矢に数十本誘爆する符を混ぜ込んでいる。

一刀風に言うと誘爆矢って言った所か」

 

 

 

 

 

 

 

回想

 

洛陽

 

 

秋蘭の部屋

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

于吉「失礼しますね」

 

秋蘭「于吉か、どうした?」

 

于吉「これから戦うのは【管理者】です

貴方の弓の技術なら使いこなせると

思ってこれを作っておきました」

 

于吉は黒い弓矢と謎の矢を渡した

 

秋蘭「これは?」

 

于吉「誘爆符を練り込んだ弓矢です

これを成るべく相手の周りに撒く様に

放って下さい。

そしてこの黒い矢は砂鉄を混ぜ込んだ火薬矢です

どの矢でも良いので爆符の矢に

この黒い矢を当てて下さい」

 

秋蘭「ふむっ・・・ありがたく使わせて貰おう」

 

于吉「ただし同じ相手には一度しか通用しません

分かりますよね?」

 

秋蘭「ああ・・・注意しておく」

 

 

 

回想終了

 

 

 

 

 

秋蘭「さて、捕らえさせて・・・」

 

藍「わ・・・るい・・・け・・・ど!」

 

ブンッ

 

秋蘭「逃したか・・・

我らも攻城へ向かうぞ!」

 

北郷兵達『おおおおおおおおっ!』

 

 

 

 

 

 

左翼

 

カキンカキンカキンッ

 

威瑠亜「・・・!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

左慈「はぁぁぁっ!」

 

ブォンブォンッ

 

スッスッ

 

左慈はある事に気づき質問をした

 

左慈「・・・何を悩んでいる」

 

威瑠亜「はぁ?あたしが悩んでる?

馬鹿馬鹿しい」

 

左慈「今のお前には闘志が無い

・・・見込み違いだったか」

 

威瑠亜「何だとッ!」

 

左慈「・・・一つだけ忠告してやる、

・・・お前はもう俺には勝てない」

 

威瑠亜「舐めんなぁ!」

 

ブォンッ

 

左慈「フンッ!」

 

パリーンッ

 

威瑠亜の獲物が粉々に砕け散った

 

左慈「はぁぁぁぁぁっ!」

 

ドゴーーーーーーーンッ

 

そして左慈の一撃が威瑠亜の顔に入った

 

威瑠亜「かはっ」

 

バタッ

 

左慈「今度こそ捕らえさせて貰う

・・・縛!」

 

シュルシュルシュルッ

 

威瑠亜に紐が巻き付けられた

 

左慈「・・・俺はこいつの見張りをする

お前達は攻城に参加してこい」

 

左慈隊「はっ!」

 

兵達は城の方へ

 

左慈「まあ、終わってると思うがな」

 

 

 

 

 

 

 

 

前衛

 

星「はぁぁぁぁっ!」

 

ブォン

 

カキンッ

 

ブォン

 

カキンッ

 

何仙姑「怒ってるね~敵だったのに何で?

逆に感謝して欲しいな~戦力を削って

あげたんだから」

 

星「ほぉ、所詮能力が無いと何も出来ない

自称仙人が?これは感謝する」

 

何仙姑「何?挑発?」

 

星「フッ・・・分からんのなら

このまま黙っておくか」

 

兵士達がある一点を見ていた

 

そして何仙姑は胸元を見ると胸の部分と

 

下の部分が破れていた

 

何仙姑「キャッ!」

 

星「気づかなかったのか?」ニヤニヤ

 

何仙姑は女の部分はあったのか

 

座り込んでしまい胸と下を直様隠した

 

星「はっはっはっ!露出プレイとは・・・

とんだ変態が居たもんだ」ニヤニヤ

 

何仙姑「っち!

(威瑠亜ちゃんと藍の気が少ないわね)」

 

星「どうした?逃げないのか?

そうか、これが主が言ってたマゾって奴か」ニヤニヤ

 

何仙姑「この借りは必ず返してやるから!」

 

ブンッ

 

星「フッ、お断りだ・・・

 

では我らも攻城戦に参加する!」

 

天竜隊『おおおおおおおっ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城壁外

 

詠「張り付いたわ!大砲隊!撃ちなさい!」

 

ドーーーーーンッ

 

ドーーーーーンッ

 

詠奈「こちらも撃ちなさい!」

 

ドーーーーーンッ

 

ドーーーーーンッ

 

バゴーーーーーーンッ!

 

 

そして砲弾が門に直撃し門が破壊された

 

翠「制圧するぞ!続け!」

 

鶸「私達も続きます!」

 

蒼「蒼達もいっけー!」

 

騎馬隊『おおおおおおおおおっ!』

 

 

こうして譙の戦いは終わりを告げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下邳方面

 

 

城壁外

 

 

下邳では大砲隊と共に

 

沛国へ攻め入っていた

 

梨晏「そらそらそら!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

バタッ

 

魏兵「うわっ!」

 

梨晏「逃さないよ」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

 

 

 

香風「うて~」

 

ドーーーーーン

 

ドーーーーーン

 

ドーーーーーン

 

ドーーーーーンッ

 

バゴーーーーーーンッ!

 

香風「門壊れた~すご~」

 

梨晏「香風、このまま制圧しちゃうわよ」

 

香風「おお~」

 

 

 

 

 

 

 

沛国

 

王座の間

 

曹操「クソッ!何なんだ!

あの兵器は!」

 

曹洪「曹操様!もうもちませんわ!

あれに張り付かれたらおしまいですわよ!」

 

曹操「わかっておる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沛国 下邳側城壁前

 

北郷兵「申し上げます!

梁側から月音様達が!

南陽側から詠様達が譙を制圧!

城壁に到着したとの事です!」

 

梨晏「タイミングバッチリだったね」

 

香風「ね~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沛国

 

王座の間

 

魏兵A「申し上げます!譙が・・・

陥落しました!」

 

曹操「何っ!」

 

徐進「(もはや此処までですか・・・)」

 

曹操「ぐぬぬっ!」

 

そして更に

 

魏兵B「失礼します!梁国方面から

月音、曹、袁の旗が!」

 

曹操「なっ!話が違うでは無いか!」

 

曹操は徐進に対し怒りをあらわにした

 

徐進「仕方ないですね・・・では二人共」

 

徐進が合図すると季衣と流琉が現れた

 

徐進「やりなさい」

 

季衣「コクッ」

 

曹操「なっ?!裏切るのか!

やっやめろ!許褚!」

 

ブォンッ

 

グチャッ

 

 

 

 

徐進「それでは・・・行きましょうか」

 

二人「「コクッ」」

 

ブンッ

 

 

 

 

 

しばらくして・・・

 

たたたたたっ

 

栄華「間に合わなかった・・・」

 

そこには二人の姿は無く・・・

 

あの偽物であろう遺体だけが残っていた

 

栄華「・・・白旗を上げなさい」

 

魏兵「・・・はっ!」

 

こうして沛国は陥落し魏と言う国は滅んだのであった。

 

 

 

 


 
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