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【獣機特警K-9ⅡG】自己顕示欲モンスターの自滅【交流】

Dr.Nさん

2023-04-29 09:38:54 投稿 / 全27ページ    総閲覧数:220   閲覧ユーザー数:204

<プロフィール>

ブッターでぇーすwwwww

日々起こったことを書いていくやでーwwwww

みんなー仲良くしたってやーwwwww

ミハエル、ミウ、テムナ、アード「あっ!! コイツだ(コイツや)ー!!」

ミウ「まさにこの豚男ね」

ミハエル「ああ、間違いねえ。どうやって見つけたんだこのアカウント?」

シャイオ「以前、コイツにスピード違反で切符を切ったことあるのよ」

ニュウ「日曜日に、この豚に相応しい反社カーでイキって周囲の車を怒鳴り散らしながら走ってたから、キッツイお灸をすえてやったのw そのあとすぐに見つかったわ」

4月16日(日) 12:44

 

(違反切符の写真)

速度違反の切符切られてもうたわ、クソッ!!!

あのブス婦警ども、いつかブッ○す!!!

ミウ「こわっ!」

ミハエル「おいおい、普通こんなのネットに上げるかぁ?」

アード「しかも、自分の名前や住所だけはちゃっかり隠してるし」

テムナ「なんやねんこのオッサン」

4月19日(水) 18:03

 

(焼肉屋の店内)

今日の晩飯もヘルシーなお野菜やでーwwwwウェーイwwwwwww

ミハエル「お野菜…だと…?」

ミウ「どう見ても山盛りの生肉じゃないの…」

テムナ「あー、これはあれや。デブの『ピザは野菜理論』や!」

ミハエル、ミウ、アード「納得」

4月23日(日) 14:50

 

(ショッピングセンターのイベント広場)

今日もイベントに来てまーすwwwwwウェーイwwwwwww

アード「イベントで自撮り…」

ミウ「これどう見てもキャラクターショーじゃないの、子供向けの」

テムナ「めっちゃ浮いとるがなこのオッサン。子供たち、みんな怯えとるわ」

ミハエル「そらこんな反社みたいな場違いな豚のオッサンが来たんじゃ無理もないぜ。何なんだよこの自己顕示欲モンスター…」

シャイオ「問題は次よ」

4月24日(月) 16:53

ミウ「これは今日ね」

みんな「いいね」よろしくやでーwwwwwウェーイwwwwwww

ミハエル、ミウ、テムナ、アード「あっ!!」

テムナ「この精算機はラミナコインパーキングのものや! てか、オッサン精算機の前でなにVサインなんかしとんねん」

ミハエル「犯行時刻が16時57分、限りなく怪しいな」

ミウ「確かにそうだけど、ラミナコインパーキングって市内に300か所ぐらいあるわよ。そことは限らないんじゃないの?」

ミハエル「うーん」

シャイオ「そう来ると思ったわ。後ろに写ってる建物をよく見て」

ラミナレンタカーL町店

ミハエル、ミウ、テムナ、アード「!!!」

アード「この位置関係だと、ラミナコインパーキングL町しかありえないよ!」

ニュウ「そういうこと」

ミウ「でも、これから精算機荒らしをしようという前に、わざわざ写真なんか撮ってアップするかしら?」

テムナ「分からへんでー。飲食店での迷惑行為を動画に撮ってアップする奴だっておるご時世やからな」

ミハエル「自己顕示欲の為せる技…か。悲しいねえ。シャイオ、ニュウ、切符を切ったってことは、コイツの名前や住所は分かるよな?」

シャイオ「当然!」

ニュウ「今から控え持ってくるわね」

ミハエル「善は急げだ、頼む!」

「反」の表札のかかった二階建ての家。

 

豚男「『今帰宅したやでーwwwwwwウェーイwwwwwwwww』っと。ほい、送信送信w」

 

ピンポーン。

 

豚男「誰や、人が気持ちよくスマホしてる時に!」

豚男「誰や! セールスやったら即警察呼ぶややで!」

 

ガチャ。

 

豚男がドアを開けると同時に、3人の警官がヌッと入り込んで来る。

 

豚男「け、警察やで!?」

 

そして、その警官たちを割って現れる、背の高いジャーマンシェパード型ロボットの男。

 

ミハエル「反 瀉豚さんですね? 私はこういう者です」

ラミナ警察署捜査課 ミハエル・アインリヒト

反「お、お前はあの時ぶつかった! てか刑事やったんかやで!」

ミハエル「その節はどうも。反さん、あなたあの時は大慌てでどこへ行こうとしておられたんですか?」

反「そ、それは;;;;」

4月24日(月) 16:53

 

みんな「いいね」よろしくやでーwwwwwウェーイwwwwwww

反「!!!」

ミハエル「この精算機の前に立っておられる方、これはあなたですね? 訊きたいことがございますので、ちょっと署までご同行を」

反「クソッやで!!」

 

ダッ!

 

警官A「あ、逃げた!!」

警官B「待てーっ!」

外。

 

警官C「しまった、パトカーが!」

 

ブローッ!! ギャ、ギャ、ギャーン!!

反に奪われたパトカーが猛スピードで発進する。

 

ミハエル「何やってんだよ! 残ったパトカーで俺一人で追う、お前らは署に応援を頼め!」

警官A、B、C「はいっ!」

夜の大通りを猛スピードで走り抜ける反のパトカー。

その後を、赤色灯を点けサイレンを鳴らしたミハエルのパトカーが追う。

 

反「ヘッヘッヘ、捕まってたまるかよやでw ワシの運転技術を舐めるなやでw」

ミハエル「クソッ、なんて逃げ足の早い豚だ! 無法運転、シャイオやニュウが言っていた通りだぜ! あっ!? 無茶だ! 赤信号だぞ!」

 

パパアァァァァァァーーッ!!

 

反「うわあっ!?」

 

ドォーーンッ!!

グシャグシャグシャグシャグヂャアァーーーーッ!!!!

 

反「ぎゃああーーーーーっ!!!!!」

 

ミハエル「なんてこった…」

数日後、ラミナ署。

 

ミハエル「青信号で走ってきた自動運転の大型トレーラーにパトカーごとすり潰されて反は即死。そのあと奴の家を捜索したら、バッグに無造作に詰め込まれた18枚の10クロウ札が見つかった。アードが言っていた記番号ABの7777777の紙幣もその中にあった。そして、荒された精算機の中に着いていた、ラミナコインパーキングの社員のものではない指紋は奴のものだった」

ミウ「決まりね」

テムナ「決まりやな」

 

アード『ミハエルさーん、署長がお呼びよー!』

 

ミウ「だってさ」

ミハエル「きっと今回の活躍に対する署長表彰の話だな。ムフフフフw」

テムナ「せやろか?」

ミウ「ねえ」

ミハエル「そうに決まってるってw 金一封でなんかおごってやっから、何が食べたいか考えときなw」

署長室。

 

エルザ「まずは今回の反の件ご苦労だったな」

ミハエル「なんてことねえよ姉さん」

エルザ「反の事故死も、あれは彼の信号無視によるもの。トレーラーや君の責任でなはい」

ミハエル「たりめえだろ」

エルザ「だがな、部下を3人も引き連れておいて、容疑者にいとも簡単に逃げられ、しかもパトカーまで奪われるとは。これはどう考えても弁護出来んな」

ミハエル「う…」

エルザ「よって、署長として、君に一週間の自宅謹慎を命ずる」

ミハエル「えーっ!? あ、あの」

エルザ「何だ?」

ミハエル「署長表彰とか金一封とかはないの?」

エルザ「そんなものがあるかーっ!!」

3日後、ミハエルのマンション。

 

ピンポーン。

 

ミハエル「ほぇ~い、どなたぁ~?」

ラウル『俺だよ。開けてくれミハエル』

 

ガチャ。

 

ミハエル「よぉ…」

ラウル「おいおい、何だよお前、その気の抜けたサイダーのような顔は」

ミハエル「うるせえ。ほっといてくれ」

ラウル「ネフティスさんは丁度地方巡業中らしいな。どうだ、飯はちゃんと食ってるか?」

ミハエル「非常用のカップラーメンを取り崩してるよ」

ラウル「そんなことだろうと思ったぜ。ほい、陣中見舞い持ってきてやったぞ」

ミハエル「お重?」

 

パカッ。

 

ミハエル「おおっ、これは何と豪華な!」

ラウル「これ食って元気を出してくれ」

ミハエル「さすがグレイスさんだな! お礼を言っといてくれ」

ラウル「いや、彼女じゃない」

ミハエル「じゃ、お前が作ったの?」

ラウル「いんや、もちろん俺でもない。手紙を預かってきた」

ミハエル「手紙」

ラウル「ああ。空んなった重箱はついでのときでいいから。じゃ!」

 

バタン!

 

ミハエル「お、おう。手紙、か。何だろう?」

 

パサッ。

ミハエル警部さんへ

 

いつもラミナ市を守る大変なお仕事お疲れ様です。

パパから警部が謹慎中だと聞きました。

でも、わたしはミハエル警部がやったことは何も間違ってないと思います。

これを食べて元気を出して、1日も早く職場復帰して下さい。

それから、またうちに遊びに来て下さい。

 

                             リュシー

ミハエル「グスン…リュシーちゃん…。チックショー、俺も娘が欲しくなってきたぜ!!」

 

 

=END=

 

 

 


 
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