No.1119124

【改装】貴方と再び乱戦を共に12

daltukannyaさん

少し遡りある二人が仲間になった経緯と
白湯の拠点です。

2023-04-23 23:05:42 投稿 / 全15ページ    総閲覧数:725   閲覧ユーザー数:680

時は遡る

 

一刀達が洛陽の復旧作業中の事

 

 

 

平原

 

雛里「あわわっ!・・・」

 

雛里は山陽に行く為に道中歩いていたが

 

賊に襲われ逃走中である

 

雛里「あわわわわっ!・・・・・・」

 

賊B「待ちやがれ!」

 

ガシッ

 

賊A「もう逃さねぇぜ!」

 

雛里「あわわっ!(朱里ちゃん・・・ご主人様・・・)」

 

ブォンッ

 

賊「ぐへっ」

 

バタンッ

 

???「おうおうっ!

いい大人がガキに盛ってんじゃねぇぞ!」

 

賊B「なんだおま・・・」

 

ブォンッ

 

バタッ

 

???「・・・おい!娘!」

 

雛里「はっはい!」

 

???「山陽はこっちで良かったよな」

 

雛里「はっはひっ!」

 

???「そうかそうか!じゃあな、気をつけな」

 

???が去ろうとした時

 

雛里「まっ待ってくだしゃっ!」

 

???「あん?」

 

雛里「わっわたしも山陽に行きたいでしゅっ!」

 

???「なら最初からそう言え、おら行くぞ」

 

そう言うと???は雛里を担いで走り出した

 

雛里「あわわ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山陽

 

 

城下

 

???と雛里は山陽に到着していた

 

???「へぇ・・・変わるもんだな」

 

雛里「山陽は酷く荒れてると言う噂でしたからね」

 

ぎゅるぅぅぅ・・・

 

雛里「あわわ・・・///」

 

???「はっはっ!まずは飯だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒家

 

雛里と???は酒家に来ていた

 

???「んぐっんぐっ・・・かぁぁぁ!

おい!足りねぇぞ!樽ごと持って来い!

金ならあっからよ!」

 

ドスッ

 

そこにはかなりの金が袋に入っていた。

 

雛里「あわわ・・・凄い・・・

いくら有るんだろう・・・」

 

テーブルには豪華な食事が出されていた

 

???「おうっ!食え食え!

それと好き嫌いするんじゃねぇぞ育たねぇぞ!」

 

雛里「はっはひっ!」

 

雛里は黙々と食べていた

 

そこへ

 

月音「うわ~凄い豪華だね~」

 

雛里が振り向くと・・・あの人の面影が写った

 

雛里「ご主人様!?」

 

月音「んにゃ?」

 

???「おうっ?」

 

雛里「・・・あっ!」

 

雛里は直ぐに現実に戻り済まなさそうに謝った

 

雛里「すいません!すいません!」

 

???「知り合いか?」

 

雛里「いえ・・・似てたもので・・・」

 

そして月音は何かに気付いたのか・・・

 

月音「ねぇねぇ・・・もしかしておっとう・・・

北郷一刀の知り合い?」

 

雛里はもしかしてと思い訪ねてみた

 

雛里「はい・・・もしかしてごしゅ・・・

北郷さんの娘さんですか?」

 

月音「そだよ~あっこれ貰うね」

 

月音は唐揚げを口に運んだ

 

???「そうかそうか!これは天運だな!

おい!小娘!オレは孫堅ってんだ!

お前の親父に会わせろ」

 

月音「んぐっ!」

 

月音は大物発言に思わず唐揚げを詰まらせた

 

雛里「あわわ!みっ水です!」

 

月音「ゴクゴクッ・・・マジ?」

 

孫堅「おおぅ!大マジだ」

 

そこへ

 

恋「・・・月音?」

 

恋がひょっこり顔を出した

 

雛里「あ・・・あ・・・れんじゃ~ん」

 

ギュッ

 

雛里は懐かしの人物に会って

 

安堵と嬉しさで泣きついた。

 

恋「・・・雛里?」

 

しばらくして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山陽

 

王座の間

 

王座の間には現在詠、恋、月音が揃っていた

 

詠「久しぶりね雛里」

 

雛里「お久しぶりです詠さん」

 

恋「・・・無事で良かった」

 

詠は雛里の服を見て少しボロボロだったのに気が付いた

 

詠「雛里、記憶あるのね?」

 

雛里「はい・・・だからご主人様にどうしても会いたくて

・・・凄く探しました」

 

詠「ごめんね雛里・・・アイツ今洛陽なの」

 

詠は申し訳無さそうに雛里に答えた

 

雛里「反董卓連合軍ですね?」

 

詠「ええそうよ」

 

そしてもう一人が発言する

 

孫堅「あのいけすかねぇデブか」

 

詠「貴方は?」

 

孫堅「オレか?孫堅だ」

 

詠「はいっ?」

 

詠は恋と月音の方を見た

 

二人「「コクッ」」

 

詠「いや、貴方は黄祖との戦いで死んだはずじゃ・・・」

 

孫堅「何処から話すか・・・まあ、かてぇこたぁ

良いんだよ!どうだ!オレを使ってみねぇか?」

 

詠「それは有り難いんだけど

・・・良いの?呉と戦うかもしれないのよ?」

 

孫堅「はんっ、オレは一度死んだ身だ!

敵が娘だろうと関係ねぇな・・・

それにオレにやられる様なら

消えちまった方が良いってもんだ」

 

詠は納得したのか頷いた

 

詠「ふふんっ良い覚悟ね、頼むわ」

 

炎蓮「それによぉ、オレの勘が此処に居れば

楽しくなるって言ってんだよ。

これからは炎蓮って呼べ・・・それとだ

おい!そこのお前!」

 

呑気にお茶を飲んでる月音を指差した

 

月音「ぶっ!はっはい」

 

炎蓮「オレと来い!死合うぞ!

おめぇつぇーだろ」

 

グイッ

 

月音「はっ?」

 

炎蓮「だからぁ!死合うんだ!」

 

月音「ちょっ!字が違う!」

 

炎蓮「後はお前らに任せる・・・

適当に振り分けといてくれ・・・

鍛錬場借んぞ!」

 

ズルズルズル・・・

 

月音「たすけて~~~~!」

 

詠「一回灸をそえて貰いなさい」ニヤニヤ

 

月音「ちょっ!」

 

恋「・・・b」

 

月音「いやいやいや!可笑しいでしょ!」

 

炎蓮「殺す事はしねぇから心配するな!

はっはっ!」

 

月音「いーーーーやーーーーー!」

 

そして月音は鍛錬場へ無理やり連れて行かれた・・・

 

だが良い勝負をしていたとか・・・

 

詠「それで雛里もうちの軍に入ってくれるのよね」

 

雛里「はいっ!」

 

詠「ならまずは服ね・・後で買いに行きましょう」

 

雛里「よろしくおねがいします」

 

こうして奇妙な組み合わせの二人が北郷軍に加入したのでった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王座の間

 

詠「皆集まったわね」

 

月音、恋、霞、華月、愛美が集まっていた

 

詠「それじゃ、新しい仲間を紹介するわね」

 

そして二人が入って来た

 

雛里「皆さんお久しぶりです・・・

龐統字は士元でしゅっ!」

 

霞「雛里!久しぶりやなぁ~」

 

雛里「はいっ」

 

華月「元気だったか?」

 

雛里「華月さんもお元気でしたか?」

 

華月「ああ、苦労したらしいな」

 

月音「へぇ~このおちびちゃんが龐統なのか~」

 

バコッ

 

愛美「アンタより頭が良いのよ、

それに私の妹分の悪口は許さないわよ」

 

雛里「まなびおねえじゃ~ん!」

 

ギュッ

 

雛里は愛美に抱きつき泣きじゃくっていた

 

愛美「雛里、良く頑張ったわね」

 

なでなでっ

 

雛里「ぐすんッゔん・・・ゔん・・・」

 

炎蓮「かっかっか!良いねぇ~うちの娘もこれ位

可愛げがありゃな~」

 

霞「それで・・・誰や?」

 

炎蓮「ん?おお・・・孫堅だ」

 

知ってる人以外『はいっ?』

 

華月「ちょっちょっと待て!

黄祖に討たれて死亡したと聞いたぞ」

 

霞「せや!なんで生きてんねん!」

 

炎蓮「あぁっ?オレが生きてたら悪いんか?」

 

霞「いや・・・そう言う訳やないけど・・・」

 

炎蓮「ならかてぇ事気にするな、まずはあ奴

に会ってからだ」

 

華月「あ奴?」

 

炎蓮「おうよ!オレも今朝思い出したんがな

奴に会えば全て分かるって勘が言ってんだよ」

 

詠「(もしかして記憶が?・・・

他の外史の記憶って事かもね)」

 

恋「・・・炎蓮は良い人」

 

炎蓮「おおっ!分かってんじゃねぇか」

 

パンッパンッパンッ

 

炎蓮は恋の肩を叩いた

 

炎蓮「と言う訳だよろしく頼むぞ」

 

霞「まさか孫家最強が仲間になるなんてな~

世も末やな」

 

華月「全くだ」

 

そして全員紹介をし・・・そこへ

 

美羽がやって来た

 

美羽「詠~出来たぞ・・・ぴぃっ!」

 

美羽は固まっていた

 

炎蓮「おお!袁術じゃねぇか!

元気だったか?」

 

炎蓮は美羽を抱っこした

 

美羽「わわわわわらわをこっころしにきたのか?」

ガタガタガタガタガタ・・・

 

炎蓮「あぁっ?・・・

おい詠何があったんだ?」

 

炎蓮は美羽の挙動に少し不満を覚えた

 

詠「まあ、知ってる範囲で良いわよね」

 

炎蓮「構わねぇ」

 

そして詠は知ってる事を話した

 

炎蓮「ほぉっ・・・雪蓮に何かされたのか

・・・まあ、オレには関係ねぇが・・・

悪かったな袁術」

 

美羽「ううっ・・・怖かったのじゃ~」

 

ギュッ

 

炎蓮「おうっ!好きなだけ甘えろ

オレは死んだ身だからな」

 

美羽「うわぁぁぁぁん!怖かったのじゃ!」

 

炎蓮「・・・オレはこいつとちぃっと散歩に行ってくるわ」

 

詠「ええ、これで何か買ってあげなさい」

 

詠は炎蓮に財布を渡した

 

そして炎蓮は美羽を連れて城下へ

 

詠「さて、切り替えて行くわよ・・・

雛里にはもう話したわね」

 

雛里「はい、無事洛陽を制圧し白湯様を

救出したとの事です」

 

霞「流石一刀やわ~」

 

華月「うむっ・・・だが・・・

キレただろうな・・・一刀」

 

霞「そら怒るやろ・・・あの洛陽の様、

あの董卓にもし白湯様が襲われてたら」

 

詠「そうね・・・アイツにとっても洛陽は第二の故郷

って言ってたからね」

 

月音「えっ?そうなん?」

 

雛里「はい・・・案の定白湯様は董卓に

襲われそうなってたと太史慈さんの

書簡に書いてありました。」

 

華月「それで無事なのか!」

 

霞「襲われそうになった言うとるやろ

無事っちゅう事や」

 

雛里「はい、ご主人様が董卓を討ったとの事です」

 

華月「ああ~・・・それだけ聞けば良い」

 

華月は何かを察したのか突っ込まない事に

 

詠「まあ、殆どは一刀達で片付けたみたいだけどね。

次は今後についてよ」

 

雛里「はい、詠奈さんの書簡での事ですが

先を見据えた作戦になります。」

 

霞「先を見据えた作戦?」

 

雛里「はい、【記憶持ち】

は知ってると思いますが

恐らく群雄の時代になります。

そこでこの先を見据えた作戦です。」

 

月音「どう言う事?」

 

愛美「私達軍師と向こうの軍師で考えた作戦よ。

此処には私達しかいません・・・

でも月音に話して良いのか・・・」

 

愛美は月音の口の軽さを警戒していた

 

詠「月音、他言無用よ・・・良いわね!」

 

ギロッ

 

月音「はっはいっ!」

 

詠「もし話が漏れたら・・・

アンタは炎蓮にしごいて貰うから」

 

月音「絶対話しません!本当に!

死にたくありません!」

 

詠「よろしい・・・良いわよ」

 

詠は愛美に視線を送り愛美もまた頷いた

 

愛美「では、三面作戦とは曹操包囲網です。

これは洛陽が落ち着き次第決行するつもりです。」

 

華月「だが理由も無しに攻められるのか?」

 

詠「その為の洛陽よ」

 

華月「・・・白湯様に勅を出して貰うのか」

 

詠「華雄なのに察しが良いわね」

 

華月「一言余計だ」

 

霞「なあ、三面作戦って三方向から攻めるっちゅう

作戦やろ?」

 

詠「そうよ、僕達には今南陽、下邳があるわ」

 

雛里「はいっ、下邳があるからこそ出来る作戦

です」

 

詠「その為に徐州を取ったのよ」

 

愛美「一番危険な芽を先に潰す・・・

これが私達・・・と言うより千登里の

発案です。」

 

詠「勿論私達も賛成よ」

 

霞「ああ~確かにな~前の外史?

では苦しめられたからな~」

 

華月「私も異論は無いな今だからこそ

出来る策だな」

 

月音「まあ、ゲームでも曹操強かったしな~」

 

 

 

 

 

霞「なあ、そう言えば千登里が居ないって事は」

 

詠「ええ、七乃と先に南陽に入って貰ったわ

そして僕と霞も洛陽に行くわよ」

 

霞「ホンマか!一刀に会える~」

 

愛美「はい、炎蓮さんが来てくれた今

こっちの戦力は大幅に上がりました。

これは一刀様からの書簡です・・・

霞さん以外は見ないで下さい」

 

愛美は霞に書簡を渡した

 

霞「・・・・・これはかなり

長い遠征になりそうやな」

 

霞は書簡を読んだ後愛美に渡した。

 

愛美「この書簡は風、私、雛里、一刀様しか知りせん、

この後燃やします。

そして私達は【何も】見ていません」

 

雛里「霞さんにはかなり重要な役目なので

準備は内密に」

 

霞「了解や」

 

詠「それと霞には術式の符を20枚程渡しておくわ

後で取りに来なさい、使い方も教えるから

・・・多分必要になるわ、知らないけど」

 

霞「分かったで」

 

詠「話を戻すわよ、一刀達洛陽組は潁川を取って貰う

つもりよ」

 

愛美「千登里達には汝南を取って貰って

洛陽組と合流、その後譙を落とします」

 

雛里「私達山陽組は陳留を落とし梁国を制圧

その後は沛国を落とします」

 

詠「これでもし譙が手間取ればそちらにも

早急に援軍が送れるし一石二鳥なのよね」

 

華月「一刀が居るなら手間が掛からないだろ」

 

月音「そうそう・・・曹操だけに」ププッ

 

 

 

 

詠「いえ、そうも言ってられないのよ」

 

霞「何かあったんか?」

 

愛美「劉福の仲間かは不明だけど

何仙姑と言う自称仙人が現れた

らしいのよ・・・

星が手も足も出なかったらしいわ」

 

華月「あの星がか!」

 

詠「心達が援軍に駆け付けたから

逃げたらしいわね・・・

謎の力を使うらしいとも」

 

華月「謎の力?」

 

月音「無視するな~」

 

ドゴッ

 

月音「ぐへっ」

 

愛美「黙ってて」

 

月音「はい・・・」

 

詠「だから不確定要素があるのよ」

 

華月「もし次も出て来るとすれば」

 

愛美「ええ、沛国か譙の可能性も考慮しなくちゃ

いけないのよ」

 

詠「そこも考慮した作戦になるわ、

この事は他言無用でお願いね」

 

そして時は戻る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

拠点 白湯

 

 

 

 

 

白湯の部屋

 

 

白湯は難しい顔で悩んでいた

 

一刀の役に立つにはどうすれば良いか

 

皆の役に立つにはどうしたら良いのか

 

白湯「んー・・・

(わたしには出来る事無いのかな)」

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

月下「失礼します、お茶をお持ちしました」

 

白湯「あっ月下・・・・・・」

 

月下はテーブルにお茶を置くと

 

白湯の険しい顔をしている事に気付いた

 

月下「白湯様?どうしたんですか?」

 

白湯は決意をしたかの様に聞いてみた

 

白湯「月下!わたしに弓を教えて欲しい!」

 

月下「ええっ!駄目ですよ!危ないですよ?」

 

白湯「わたしだって一刀の役に立ちたい!」

 

月下は白湯の覚悟に一度だけ弓を教える事に

 

月下「分かりました・・・

ですが一度でも危ないと感じたらやめさせます」

 

白湯「わかった!」

 

こうして鍛錬場に移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍛錬場(弓兵専用)

 

月下は小さい子供用の弓を持って来た

 

月下「白湯様、これを」

 

白湯「んー・・・もっとちゃんとした物!」

 

月下「えっ!・・・

駄目ですよ最初は自分に合った

獲物で練習しないと」

 

白湯は月下の言葉を聞いて渋々子供用の弓を持った

 

月下「まずは背筋を伸ばして下さい」

 

白湯「こう?」

 

白湯は背筋を伸ばした

 

月下「では、一度弓矢無しで弦を引っ張って

下さい」

 

白湯は弦を引っ張った

 

ググッ

 

月下「離して下さい」

 

ビーンッ

 

ドテッ

 

白湯は反動で尻もちをついてしまった

 

月下「やっぱり・・・白湯様には

弓を引ける足腰や腕力が足りません。

一朝一夕では出来ないんです」

 

白湯「うううっ・・・・・・」

 

月下「他に出来る事を探す方が良いですよ?」

 

白湯「うん・・・」

 

こうして白湯は鍛錬場を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城内廊下

 

白湯「うーん・・・」

 

白湯は悩んでいた・・・

 

弓が駄目なら他に何か出来ないか・・・

 

月音「およっ?」

 

前の方から招集で来ていた月音が歩いて来た

 

白湯「あっ月音・・・月音はもう直ぐ戻るんだよね」

 

月音「まあね、あっちを空にする訳にはいかないからね

・・・どうしたん?」

 

月音は不思議そうに訪ねた

 

白湯「月音・・・私に剣を教えて」

 

月音「はっ?」

 

月音は白湯の発言の爆弾発言にびっくりしていた

 

白湯「剣を教えて欲しい」

 

月音「無理無理、その細い身体じゃ危ないよ

それに白湯に何かあったらおっとうに

ぶっ殺されるよ・・・」

 

白湯「黙っておくからお願い」

 

月音「・・・まあ、素振り位なら」

 

月音こうして歩兵専用の鍛錬場へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍛錬場(剣専用)

 

月音は木刀を持って来た

 

月音「これを持ってみ」

 

月音は白湯に木刀を渡した

 

白湯「おっ重い・・・」

 

月音「剣や刀はそれ以上に重いよ。

木刀が持てないならそれが持てる

様に基礎をまずは鍛えないとね」

 

白湯「基礎?」

 

月音「それはもう・・・おっとうは

わたしにも容赦無いからな~娘だぞ」嘘泣き中

 

白湯「?」

 

月音「おっと、筋肉や体力を付けてから

って事」

 

白湯「わたしには無理なの?」

 

月音「無理では無いけど・・・時間は掛かるね」

 

白湯「そうなんだ・・・」

 

白湯はそのまま何処かに歩いて行った

 

月音「・・・わたし何か変な事言ったかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城内廊下

 

白湯は悩んでいた・・・

 

弓も駄目

 

剣も駄目

 

他に何か無いのか・・・

 

白湯「んー・・・」

 

パァーンッ

 

白湯「!」

 

白湯は音のした方を見ると

 

香風と愛美が何かをしていたのを見つけた。

 

白湯「んー・・・何してるのかな・・・」

 

白湯は香風の方へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭では香風と愛美が空歩の練習

 

スッ

 

スッ

 

パァーンッ

 

香風「う~ん・・・此処までか~」

 

スッ

 

スッ

 

スッ

 

スッ

 

スッ

 

パァーンッ

 

愛美「難しいわね・・・屋根の上までは行けるんだけどね」

 

香風「ね~」

 

愛美「来週には帰るんだから

何とか一刀様にもっとコツを

聞かないとね」

 

香風「だね~」

 

そこへ白湯がやって来た

 

白湯「何してるの?」

 

愛美「これは!献帝様!」

 

白湯「むー・・・白湯」

 

白湯は愛美にムクれながら怒った

 

愛美「はっはい!すいません・・・」

 

香風「ぱいた~ん・・・どうした?」

 

白湯「今やってたのわたしにも出来る?」

 

愛美「えっ・・・それは」

 

香風「やる~?」

 

白湯「やってみたい」

 

愛美「・・・分かりました」

 

愛美は気の事を白湯に説明した

 

 

 

愛美「と言う訳でやってみて下さい」

 

香風「がんば~」

 

白湯「うん・・・はっ!」

 

・・・・・・

 

白湯「あれ?」

 

愛美「じゃあ私が気を流すのでもう一度」

 

愛美は白湯の手を繋いだ

 

白湯「ん・・・えいっ!」

 

ぽわっ

 

すぅぅ・・・

 

白湯「あれ?」

 

愛美「白湯様、気を使うには

それなりの鍛錬は必要です」

 

白湯「すぐには無理なの?」

 

愛美「はい・・・」

 

白湯「んー・・・わかった」

 

白湯はその場から離れていった

 

香風「よかったの~?」

 

愛美「そうね・・・

でも、何であんな急に?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

備蓄庫

 

 

 

 

 

詠奈「それはあっちに持ってって」

 

詠奈は現在豪族や民達の献上品を整理していた

 

兵士「詠奈様これはどちらに?」

 

詠奈「それは乾燥物ね、それは前の方に置いといて

兵糧で使える様に」

 

兵士「はっ!」

 

そこへ白湯がやって来た

 

白湯「詠奈、わたしにも何か手伝えない?」

 

詠奈「白湯様!此処は危ないので向こうの方に」

 

白湯「手伝いたいもん!」

 

白湯はその場に有った槍を数本持った

 

白湯「んんっ・・・きゃっ」

 

詠奈「白湯様!」

 

ガラガラガラッ

 

積み上げられた槍が雪崩の様に崩れたが

 

詠奈が間一髪で白湯を助けた

 

詠奈「危なかった・・・」

 

白湯「ごめんなさい・・・」

 

たたたたたっ・・・

 

詠奈「白湯様・・・どうしたのかしら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

政務室

 

白湯は窓から一刀の仕事を見ていた

 

 

 

 

一刀「う~ん・・・

これはもっと具体的に案を

出してからって言っておいて。」

 

詠「分かったわ、次は近隣の賊だけど

各村に十字兵を駐留させたお陰で

被害が少なくなり賊も最近では

余り出ないそうよ」

 

一刀「ならこれからはこっちを取り入れるか」

 

詠「それが良いわね、ローテーションにして

成るべくその兵の出身村に駐留して貰う様に

するわ」

 

一刀「それでお願い」

 

白湯「(一刀忙しそう・・・)」

 

たたたたたっ

 

一刀「ん?」

 

詠「どうしたの?」

 

一刀「いや、何でも無い」

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

月「失礼します、お茶をお持ちしました」

 

一刀「おお~休憩するか」

 

詠「そうね」

 

一刀達は月の入れたお茶を飲みながら休憩をしていた時

 

コンコンッ

 

一刀「良いよ」

 

ガチャッ

 

月下「お父さん少し相談良いですか?」

 

一刀「うん?良いけど」

 

月下は白湯とあった出来事を話した

 

月「白湯様が?」

 

月下「そうなんです、お父さんの役に立ちたい

って言われて・・・」

 

詠「う~ん前の外史では畑を耕してたわよね?

兵糧不足の時は正直助かったわ」

 

一刀「だったな」

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

月音「おっとう居る?」

 

一刀「ああ、どうした?」

 

月音「ありゃ?北郷家揃い踏みだね」

 

そこにはいつの間にか恋と心も居た

 

一刀「いつの間に・・・」

 

恋「・・・白湯少し急ぎ過ぎ」

 

心「コクコクっ」

 

月音「だよね~、剣を教えてって言われた時

びっくりしたんだけど」

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

愛美「すいません、ちょっと良いですか?」

 

詠「・・・白湯の事ね?」

 

愛美「良く分かりましたね・・・

もしかして?」

 

一同が頷いた

 

更に

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

詠奈「あれ皆揃って・・・」

 

一同『あー』

 

しばらくして・・・

 

詠「白湯様も何やってるのよ

物事なんて一朝一夕じゃ出来ないのよ

仕事の邪魔をしてるだけじゃない」

 

月「詠ちゃん、

ちょっと言い方きついんじゃない?」

 

詠「何か有ってからじゃ遅いのよ

お互いにね・・・言う時はしっかり

言ってあげないと・・・アンタ達もね!」

 

一同『はい・・・』

 

月音「ふむ・・・おっ

(ビビッと来たぞ)」

 

詠奈「・・・アンタ何か変な事

考えてないわよね?」

 

月音「でぇじょうぶだぁ~」

 

詠奈「・・・

(アンタがそんな事言う時は

何か企んでるのよ)」

 

月「それでどうしますか?」

 

一刀「俺が一度話してみるよ・・・

なあ詠・・・頼みがあるんだけど・・・」

 

一刀は詠にある事を頼み

 

こうして全員一致で一刀に説得して貰う事に

 

 

 

 

 

城内廊下

 

白湯「んー・・・」

 

白湯は悩んでいた・・・

 

自分には何も出来ない・・・

 

でも何かやりたい・・・

 

白湯は悶々とした気持ちで歩いていた

 

月音「見つけた~」

 

見つけてはいけない人物が

 

見つけてしまった

 

白湯「月音・・・」

 

月音「まあ、取り敢えず私の部屋に来なよ」

 

白湯「・・・うん」

 

白湯は何か掴めるかもしれないと思い

 

付いて行く事に

 

 

 

 

 

 

月音の部屋

 

月音「取り敢えずゲーム持って来てるから

遊ぼうZ(ゼット)!」

 

白湯「うっうん・・・」

 

月音はP○Pを白湯に渡した

 

月音はやり方を教え、モンハンをプレイしていた

 

しばらくして・・・

 

月音「白湯さぁ、おっとうの役に立ちたいんだよね?」

 

白湯「・・・うん」

 

月音「いい考えが有るんだけどやってみる?」

 

白湯「一刀の役に立てる?」

 

月音「勿論喜ぶだろうね

素材は完璧なんだし」

 

白湯「素材?」

 

月音「そそ、剥ぎ取るべ」

 

白湯「えっあ・・・うん」

 

こうして二人はモンハンを夜まで遊んだとか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白湯の部屋

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

一刀「白湯居るか?」

 

白湯「一刀・・・」

 

一刀は白湯の横に座った

 

一刀「皆から聞いたぞ、俺の役に立ちたい

んだって」

 

白湯「一刀忙しそうだし・・・

役に立ちたい!」

 

一刀「凄く嬉しい・・・

だけどさ俺は白湯が伸び伸び過ごしてくれる

事が一番好きなんだ。」

 

白湯「それでも役に立ちたいもん!」

 

一刀「記憶は持ってるんだよね?」

 

白湯「うん・・・」

 

一刀「あの時は野菜を作ってたよね?

それじゃ駄目なの?」

 

白湯「だって・・・畑じゃ一刀の役に立てないもん」

 

一刀「俺はさ、疲れた後に白湯の育てた野菜を

食べて凄く元気な気持ちになってたよ?」

 

白湯「本当?」

 

一刀「ああ、白湯が育てた野菜の優しい気持ちが

凄く伝わって疲れが直ぐに吹っ飛んだよ。

俺はそれが嬉しかった」

 

白湯「うん・・・」

 

一刀「俺はもう一度白湯の野菜を食べたい。

もう一度やってみないか?」

 

白湯は少し考え答えを出した

 

白湯「うん・・・もう一度やってみる」

 

一刀「よし!なら早速来週からだ!」

 

白湯「うん!がんばるもん!」

 

一刀「じゃあ、俺は戻るな」

 

ギュッ

 

白湯は一刀の服を引っ張った

 

一刀「白湯?」

 

白湯「あのね一刀・・・」

 

パサッ

 

白湯は服を脱ぎ始めた

 

一刀「ちょっ!白湯!」

 

そこにはスクール水着を着た白湯が居た

 

月音とゲームの後から着ていたであろう

 

スクール水着は少女特有の甘い香りが

 

一刀の鼻に突き刺さる。

 

白湯「少し臭う?」

 

一刀「いや・・・凄く興奮した」

 

白湯は一刀のズボンを見たら・・・

 

白湯「あ・・・」

 

一刀「取り敢えず、誰に吹き込まれたかは

分かってる・・・白湯は俺で良いの?」

 

白湯「一刀じゃなきゃ嫌だもん」

 

一刀「・・・分かった、白湯の気持ち

素直に受け取るよ・・・おいで」

 

白湯「一刀の好きな様にして・・・」

 

 

 

その後は言うまでもない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

開拓予定の農地

 

 

現在開拓するはずの農地に来ていた

 

そこには一刀、詠、月、月音、愛美、詠奈、月下

心、恋、香風、十字兵200 北郷兵3000が居た

 

月音「ああ~帰るはずが・・・何故こんな事に」

 

愛美「アンタの自業自得よ」

 

詠「集められたのはこれだけね」

 

月音「十分でしょ」

 

白湯「凄い・・・」

 

一刀「白湯、俺達に指示をくれ

好きなだけこき使って良いぞ」

 

白湯「うん!」

 

こうして白湯の農地開拓が始まった。

 

 

 

 

 

拠点終了

 


 
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