No.1100758

【獣機特警K-9IIG】何見てヨシって言ってたんだろな【交流】

古淵工機さん

気を付けよう!現場猫案件!
■出演
ミウ:https://www.tinami.com/view/610063
テムナ:https://www.tinami.com/view/610065

2022-08-22 22:19:49 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:406   閲覧ユーザー数:395

ラミナ市某所。

とある橋梁の建築現場で転落事故が発生。

資材を運ぶトラックが仮設橋を踏み抜きそのまま河川敷に落下したのである。

「……で、どうしてこんなコトになっちゃってるんですか」

現場検証に当たっているのはラミナ警察署生活警備課のミウ・カワグチとテムナ・ツルハシである。

 

「本当……どうしてなんですかね……」

現場監督と思しき猫型ファンガーの男性が答える。すかさずテムナがツッコミを入れた。

「いやそれ聞きたいのはウチらなんですよ。質問を質問で返さんでもろて」

さらにミウが質問をする。

「トラックの過積載とかそういうアレじゃないんです?」

「いや、トラックは規定通りの積載量を守らせていますし」

「せやったらなんで規定通りに積んでて落ちるんですか!」

などとそんなことを言っていた時のことである。

「ミウさん!テムナさん!ちょっとこれ見てくださいよ!」

ミウやテムナと一緒に現場検証に当たっていた、ウサギ型ロボットの警官が呼びつける。

 

「これは……」

「なんだかわかりませんがアングルかなんかですかね」

 

ミウは現場監督と作業員の方に向き直る

「ちょっと」

「はい」

「コレは何ですか」

「梁ですね」

「梁?」

「そうです、梁として使うアングルです」

「まさかとは思いますけど……そのアングルの取り付けに不備は?」

すると現場監督と作業員たちはは何かを思い出した。

「そういえばいつもより安い資材が手に入ったのでそれで止めてましたね」

「安い資材?」

「はい、いつも使ってるのより板厚が薄いやつなんですけど」

「手で持って曲げてみても曲がらないし行けるんじゃないかと思って」

「でも一応心配だったから監督に相談したんですよ」

「で、私が見たんですけどこれくらい硬いならいけるんじゃないかと思ってゴーサイン出しました」

「…………それ耐荷重いくつでした?」

「「「あっ………」」」

 

なんということだ!現場作業員も現場監督もコストばかりを気にして安全性を軽視していた!!

ミウは現場作業員たちに一言。

「何を見て『ヨシ!』って言ったんですか!?」

 

おしまいおしまいああおしまい。


 
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