No.1095255

ある七月の昼下がり

きっと僕は忘れないだろう。あの夏、あの場所であったことを。

高く高く伸び上がる積乱雲に、草の匂い。時折吹く風に雲が千切れて旅に出る。どこからかキラキラと光る水滴が舞ってきて、別の世界のような遠い夏の空を演じる様は、さながら夢の中の光景のようで。

ある七月の昼下がり、眠りから覚めた僕を迎えたのは、君だった。

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2022-06-17 20:34:42 投稿 / 1024×1521ピクセル

 
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