「……と言うお話で～す」

昔話、張勲と袁術との出会い

「七乃さんって……意外と黒かったのか……」

話を聞いていた北郷は少し唖然

「……っと言う物語でしたらどうですか～？」

さらに唖然

「嘘なの！？」

張勲は笑った

「どうして私が北郷さんに私の昔話を聞かせなといけないんですかぁ～」

すべてが物語、作り話

「さ～早く私達の荷物を持ってください～」

そういうと張勲は行ってしまった

「すべてが……嘘ねぇ……」

それはないと確信する北郷

もしもすべてが嘘なら二人は仲良しではないはず

「七乃～。今日も楽しく旅をするのじゃ！」

「は～い！　美羽様～」

まるで姉妹のような二人

北郷は『仲がいいなら別にいい』と思うのだった