No.106880

真・恋姫無双異聞録 04

鴉丸さん

第4話です


狂骨たちの出会いを・・・

2009-11-13 23:15:42 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2870   閲覧ユーザー数:2498

 

 

―――Side 狂骨―――

 

 

「・・・ふむ ここは~・・・陳留のあたりかな?いや、でも・・・」

 

 

さて・・・鵺を追って呂刀が居る外史に来たんだが・・・迷いました♪・・・追い詰められてるな俺

 

 

「とりあえず、街を探すか」

 

 

さすがに、歩き回れば街のひとつくらい見つかるだろう そう思い俺は、とにかく歩き回った・・・さすがに町を見つけたときは疲れたよ

 

 

「オヤジ~酒お代わり~!」

 

 

まあ、しばらくは情報収集するか・・・っと酒が来た~♪ やっぱ、酒は「そういや、新しく陳留の太守になった曹操様ってのはどうなんだ?」お?華琳の噂・・・って、時間ずれてる?ということは・・・呂刀もまだ来てない?・・・ま、面白そうだからいいよね?どうせ、刑天も父親やってそうだし

 

 

「ふむ その曹操様ってのはどういう人間なんだ?」

 

 

せっかくだから、現時点での情報を集めておくか 

 

 

「ん?ああ、なんでも男であろうが女であろうが有能なら、貴族・平民を問わずに登用するらしいぞ」

 

 

「ま、ただ男の場合は結構厳しいらしいぞ?」

 

 

「ふ~ん」

 

 

ま、何でか知らんがこの世界は、男の立場とかが弱いからな・・・正史でなにかあったんか?

 

 

「今のところ有名な将は・・・誰だっけか?」

 

 

「あれだ 夏候惇将軍・夏候淵将軍の姉妹と、筍彧将軍・司馬懿将軍の二人、許緒将軍・典韋将軍の二人だ それと、楽進将軍・李典将軍・于禁将軍の三羽烏だっけ?」

 

 

ほう・・・美影たちは既に参入しているのか・・・というか、今は時期的に何?黄巾党は活動しているのか? どうやら、黄巾党が出始めた時かそれから少したった所に来てしまったようだな さらに、呉のほうに大剣を持った男が現れ、孫堅の配下についたらしい どうやら、あいつのほうが昔に転移してきたらしいな

 

 

「さて・・・どうなることか」

 

 

 

 

「バーニング・スマッシュ!」

 

 

今回はギャ〇ンの技を使って黄巾党を倒している俺です 俺の能力が「火」を操ることなので火系の技を使うライダーを探すと結構ある・・・やっぱ使いやすいのかね?

 

 

「狂骨殿!そちらに賊が行きました!」

 

 

「了解!喰らえ・・・ダイナマイトォ×100!」

 

 

そう叫んで懐からダイナマイトを取り出し、敵に投擲する・・・決して、いちいち相手にするのが面倒なわけではありませんよ?ちなみに、隣で氣弾を撃っているのは凪だ さっきまで居た街に黄巾党が攻めてきたので、このまま立ち去るのも夢見が悪そうなので迎撃に出たら凪が兵を引き連れて救援に来た なんでも、黄巾党の動きを警戒していたらこの街に向かっていることが予測できたので、凪が派遣されてきたらしい・・・ご苦労なことで

 

 

「お前で最後だ・・・シッ!」

 

 

最近使う機会が無かった童子切で、攻めてきた黄巾兵の頭らしい奴の首を切り落とし周りを見ると戦闘は既に終了していた まあまあな錬度だな さて、これからどうするか・・・鵺を探すのも大事だけど、またあいつらと過ごしたい・・・ああ真桜とステキ兵器作りたいな~

 

 

「あの・・・もしよろしければ、私たちと共に陳留まで来ていただけませんか?」

 

 

「ふむ・・・何故?」

 

 

まあ、行きますけど理由を一応ね?

 

 

「えっとですね 我らの主であるかり・・・曹操様の夢を叶えるために協力していただきたいのです それと、私に氣の扱い方を教えていただきたいのです」

 

 

「君は、結構扱えていると思うが?」

 

 

「いえ・・・狂骨殿に比べればまだまだです」

 

 

「ふう・・・分かった なら、お願いしようか」

 

 

と言っても、ここで分かれても多分また会うことになるだろうしな・・・『奴』の策略で

 

 

『・・・チッ』

 

 

・・・自重しろよ

 

 

 

 

「ご主人様ぁ~」

 

 

「・・・なあ、曹操よ 司馬懿だったか?どうしたんだこいつ」

 

 

あれから二、三日たって陳留に着き、華琳に謁見したんだがその場にいた奴らのうちこの世界の美影が俺を見た瞬間、こうなった

 

 

「さ、さあ?」

 

 

まあ華琳も・・・というか全員驚いているな 特に桂花が一番か?

 

 

「美影・・・あんた・・・」

 

 

「あ~司馬懿さん?「美影とお呼び下さい」・・・美影さん?「さん付けなど・・・呼び捨てで いえ、むしろ犬と―――」・・・」

 

 

ダレカタスケテー!

 

 

「「「「(プイ」」」」

 

 

全員目逸らした!というか、美影が「首輪」とか「調教」とか言い始めているのですが!?

 

 

「いい加減目を覚ましなさい!」

 

 

そろそろ危なくなってきた美影を桂花が首チョップで、正気(と言っても、あんまり変わらないが)に戻し謁見の続きとなったんだが・・・話を聞いて分かったことがあった というか、華琳がぶっちゃけた

 

 

「美影は・・・加虐趣味だったんだけど・・・」

 

 

ま、要するにSですね そういえば、SとMは紙一重と聞いた覚えが・・・

 

 

「あなたに対しては、被虐趣味といったところかしら?」

 

 

・・・助けてくれ

 

 

 

 

~数日後~

 

 

「それじゃ、これ頼むわよ?」

 

 

「了解した・・・それと、こっちの書状を検討しておいてくれ」

 

 

華琳に警備隊等の案件を提出してから自分の仕事をするために部屋を出る あれから、数日俺はいつの間にか魏の中枢に居たりする まあ、それなりに働いたからな 今では、兵器開発から兵の訓練まで口を出せるようになった ただ、美影が俺の直属の部下になったのはいい ただ・・・

 

 

「ご主人様・・・私に首輪を!」

 

 

と言って、チョーカーを持ってきたときはびびった 勢いに圧されつい付けてしまった・・・なんかやっちゃった感がありすぎるのですが まあ、暴走したら桂花が助けに来てくれるからいいけど

 

 

「さて、仕事も終わったし・・・何するかね」

 

 

仕事は早く終わらせるに限る 早く終わらせれば、その分好きなことをやれるからな~ そんなことを考えながら歩いていると、前のほうから春蘭と秋蘭がやってきた

 

 

「ん?狂骨か・・・どうした?」

 

 

「いや、仕事が終わったのでな 散歩さ」

 

 

話しかけてきた秋蘭に返答する 秋蘭とは結構いい感じで付き合っている 春蘭は、男であり華琳から信頼されている俺が少し気に入らないようだ ま、気持ちは分かるがね

 

 

「なら、手合わせ願う!」

 

 

―――とこんな感じで、しょっちゅう模擬戦を挑まれる そして―――

 

 

「あうあうあうあうあう」

 

 

―――俺にボロ負けして涙目になりながら、秋蘭に慰められると

 

 

「よしよし しっかりしろ姉者」

 

 

そして、秋蘭もまんざらでもない ま、仲いいならそれでいいけどね さて、次はどこに行くかね

 

 

 

 

そして、歩いていると中庭で季衣・流琉・桂花・美影の四人がお茶を飲みながら談笑していた

 

 

「よっ 何しているんだ?」

 

 

「あ!兄様!」

 

 

流琉と季衣は俺を兄としてみている まあ、こいつらに慕われるのは嬉しいからな そういえば、季衣たちはまだ幼いからな しっかりと育てないと・・・

 

 

~~狂骨に『称号:シスコン』が登録されました~~

 

 

「ん?今、何か不本意な称号がついたような」

 

 

「あんた何言ってんの?」

 

 

桂花とは、華琳が絡まなければいい関係を築けている ま、こいつが嫌っている男は『馬鹿・無能・変態』らしいからな 自惚れている訳でもないが『馬鹿・無能・変態』ではない・・・

 

 

「・・・ある意味変態よ」

 

 

「失礼なことを言うな・・・俺のどこが変態だ?」

 

 

「じゃあ!真桜と一緒に『くらすたー』とか『散弾砲』とかを作る奴のどこが変態じゃないの!?」

 

 

何を言うか 新兵器開発はロマンだろうに・・・真桜だって、ノリノリなんだぞ?

 

 

「それが変態なのよ・・・」

 

 

「桂花様・・・兄ちゃんと真桜様はそういう人なんだよ・・・」

 

 

「何かいろいろ含みのある言い方だな」

 

 

「ご主人様の作るものはすばらしいものばかりです・・・ご主人様に牙をむく愚か者を殺すのに」

 

 

・・・最近、美影がヤン化してきた気が・・・ん?どこか、南のほうで黒い気配が

 

 

 

 

「猛虎蹴撃!!」

 

 

「大振り・・・それに、氣の練りが甘い!」

 

 

「くっ!?」

 

 

桂花たちと分かれた後、沙和に海兵隊式の訓練マニュアルを渡した後、凪の特訓の時間になった

 

 

「凪 お前は筋は悪くないが、まだ甘いな まず、お前の氣は―――」

 

 

そんな感じで、いろいろ訓練をつけてやり特訓が終わった そして、いよいよ『時間』だ

 

 

「行くぞ!真桜!」

 

 

「いえっさー!」

 

 

さあ・・・ショータイム(マッドの時間)だ!

 

 

―――Side 華琳―――

 

 

「急ぎなさい!早く止めないとえらいことになるわ!」

 

 

そういって、春蘭たちに指示を飛ばしながら二人が居るであろう研究室に走る お願いだからあまり無茶(暴走)しないで欲しいわね 強力な武器が作られるのはいいけど、私たちに心労が来るのはどうもね

 

 

「「アハハハハハハハハハハ!!」」

 

 

・・・遅かったか 有能だし、男としてもすごいのは分かっているけど・・・

 

 

「・・・こればかりはどうもね」

 

 

 


 
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