No.1050042

幻想郷のジャハンナム 第二話「咲夜と京都の幻想入り」

ジャハンナム(地獄)の一部が幻想入りするお話。

2020-12-31 15:48:07 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:307   閲覧ユーザー数:307

ジャハンナムの重罪人を数多く苦しめた功績が讃えられて、幻想入りを果たした咲夜と京都。

ガギエルを交えた幻想郷の地に降り立った時の会話はこうである。

 

(堂々としているのがガギエル、丁寧な口調が京都、女言葉が咲夜である。)

 

「それで、どうすればいいのですか?」

 

「簡単な話、唯一な神がおられる事を伝えて、地獄がある事を知らしめるのだ。」

 

「簡単じゃないと思うけど、やってみるのも面白いわね。」

 

「聖書を使うのも手だ。」

 

「これは・・・・。」

 

聖書を二冊、それぞれ二人にガギエルが配る。

新旧一体の聖書である。

 

「これを使って、神様を伝えれば良い訳ね。」

 

「それと・・・・・これも使うが良い。」

 

コーランである。

コーランが二冊、二人に手渡された。

 

「ジャハンナムの存在をまず伝えて、唯一の神様がおられる事を宣教するのだ。ゲヘナの火と呼んでも良い。」

 

「私達は、無信仰者な訳だけれども、うまく伝えられるかしら?」

 

「きっとうまく運ぶはずだ。私が言うのだから、当然、うまくいく。」

 

「では、頑張って来ます。」

 

「また、地獄に落ちたくはないものね。」

 

「では、いたずらに広めるが良い、我が娘達。これは別に強制ではないのだ。自由意志を持て。」

 

「ふむう・・・・・・。」

 

「考えるのは容易いが、行動するのは、難しい。

我が娘達よ。さっさと行くが良い。

信念が折れぬ内に早く。」

 

会話が終わり、二人は、二人して、空を飛ぶ。

一人(咲夜)は博麗神社の方に、もう一人(京都)は妖怪の山の方に。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択